【レビュー】 CHUWI「Hi9 Pro」を壊しちゃったので供養のレビュー

がじぇっとりっぷは2019年7月にCHUWIの8.4インチタブレット「Hi9 Pro」を購入していました。
「Nexus 7」に代わる日常用のタブレットとして購入したのですが、1年前の機種だし、人気機種なので日本語レビューも大量にあるしで、レビューにはあまり乗り気ではありませんでした。

乗り気ではなかったのですが、先日画面を割ってしまって操作不能に陥ってしまったので、供養がてらレビューを書くことにしました。

スポンサーリンク

CHUWI Hi9 Pro

GoodPoint
高精細なディスプレイ
モノラルだけど意外と聞けるスピーカー
USBがType-C

BadPoint
タッチパネルがぎこちない
片手で持つにはちょっとつらい
上部端子は慣れない

スペック

メーカー Hi9 Pro
名称 CHUWI
発売日 2018/08
定価 24,000円
実売価格 17,500円
価格条件
217.4mm
奥行き 128.9mm
高さ 7.9mm
重量 340g
CPU Mediatek X27(MT6797X)
(2.3GHz A72 x 2 + 1.4GHz A53 x4 + 1.4GHz A53 x 4)
メモリ 3GB
メモリ規格 LPDDR3
グラフィック Mali T880-MP4
ストレージ 32GB eMMC
画面 8.4インチ
解像度 2560×1600
ベゼル幅
USB type-c 1(2.0)
USB PD
wi-fi 802.11 ac
Bluetooth 4.1
カードリーダー microSD
Webカメラ 500万画素(フロント)
800万画素(リア)
オーディオジャック
スピーカー モノラル
バッテリー 5000mAh
ACアダプタ 5V / 2A(Type-C)
その他特徴 microSIM
GPS:A-GPS,GLONASS

外観

パッケージは本体と電源アダプタ、保証書に試験報告書、英語・中国語(簡体/繁体)で書かれた説明書、microSD/SIMスロット用のピンが入っていました。

試験報告書にはUSB 5000回抜差し、70℃16時間放置後の動作、1.2mからの落下など、10項目が記載されていました。

箱の中ではポリウレタンのクッションに包まれています。
箱は横を開けるタイプだったのですが、クッションを出そうと傾けたら先にタブレット本体がスポッと飛び出してきて焦りました。
これ、そのまま本体を落とした人も居るんじゃなかろうか…

側面は電源ボタンとボリュームボタンです。
本体は全体が黒いので、電源ボタンの赤はかなり強いアクセントになっています。

天面にはmicroSD/SIMスロット、オーディオジャック、USB2.0(Type-C)が並んでいます。

「Hi9 Pro」はモバイル通信に対応しており、対応周波数は以下のようになっています。

2G:B2/B3/B5/B8
3G:B1/B2/B5/B8
4G:B1/B2/B3/B5/B7/B8/B20/B40

日本ではすでに4Gのみですが、キャリアが対応している帯域は以下です。

DoCoMo:B1/B3(B19非対応)
au:B1(B18非対応)
Softbank:B1/B3/B8

プラチナバンドに対応しているのはSoftbankだけですね。

ディスプレイ面には保護フィルムが貼ってあります。
この下にももう一枚フィルムが貼っていました。

背面にはロゴと各種マークがあります。
技適マークも付いているのですが、技適番号が入っていないんですよね…

システム

「Hi9 Pro」の中身はほぼ素のAndroidです。
独自アプリっぽいものは「ワイヤレスアップデート」と「FMラジオ」、「SIM Toolkit」くらいでしょうか、

Androidバージョンは8.0.0です。
「Hi9 Pro」はCPUが途中で変更されており、初期はHelio X20、後期はHelio X23なのですが、がじぇっとりっぷが買ったものはHelio X27でした。
コア構成やGPUは同じで、動作クロックが違っているだけの姉妹品なので大きな違いはないのですが、ちょっと得した気分です。

実際にはクロックを抑えて、Helio X23相当として動作させているようです。

本来スペック:2.6GHz A72 x 2 + 2.0GHz A53 x4 + 1.6GHz A53 x 4
搭載スペック:2.3GHz A72 x 2 + 1.4GHz A53 x4 + 1.4GHz A53 x 4

ベンチマーク

ベンチマークは「Nexus 7(2013」およびRK3399を搭載する「NanoPC-T4」を比較対象としました。

モデル Hi9 Pro NanoPC-T4 Nexus 7
SoC Helio X27 RK3399 APQ8064
メモリ 3GB LPDDR3 4GB LPDDR3 2GB
Antutu 100135 101008 46822
Geekbench(single) 1795 1119 671
Geekbench(multi) 4355 1845 1741
3DMark
Ice Storm Unlimited
13914 9474 10838
3DMark
Sling Shot
1019 874
PCMark(work) 4994 2194
PCMark(work2.0) 4252
CPU Prime 37896 12567

全体的に、RK3399より優秀な結果となっています。特にマルチコアでは10コアを活かして高いスコアが出ています。
Antutuのスコアが振るわないのはUXのスコアが低かったからです。

操作してみて

「Hi9 Pro」の幅は128.9mmで、「Nexus 7」(幅114mm)と15mmも差はありません。
しかし実際に持ってみると、この15mmは結構な差で、「Nexus 7」では親指と中指で持てたのが、「Hi9 Pro」では親指と薬指でギリギリで、手をめいいっぱいに広げたらなんとか片手で持てるくらいの状態でした。

当然ながら長時間片手で保持しようとすると手が疲れてしまいます。
大型2.5Kディスプレイ目当てに購入したのに、しょっぱなからめげそうで、8インチで2.5Kディスプレイなタブレットが出たら速攻乗り換える!と誓いながら使用していました。

ただこれは手に持って使う時の話で、寝転んで使う分には手のひらに乗せて、指は後ろで支えていればいいだけなので手が疲れることもなかったので、もっぱらごろ寝タブレットとして使っていました。

ディスプレイ

JDI製のディスプレイはとにかく綺麗です。多分家にあるディスプレイの中で一番綺麗です。
写真用の光沢紙に印刷された、高画質な写真を見ている感じと言えばイメージできるでしょうか。
高画質の写真画像を表示してみた時は、路面の濡れた感じとか暗がりの陰とか、その鮮やかな表示に「おお〜」と唸ってしまいました。

ディスプレイサイズは181×113mmで、これは実はコミック(176×113mm)とほぼ同じサイズです。
なので、漫画を読むにはすごく読みやすく、ルビなどもしっかり読めます。
背景の細かな書き込みも潰れずにしっかり見れるので(Nexu 7だと潰れることもあった)、この点は重宝しました。

一方で、高精細ゆえの弊害もありました。
がじぇっとりっぷは時々動画も見ていたのですが、細かい所まで表示されるので、ノイズが目立ちます。
等倍ならいいのでしょうが、2.5K動画なんてそうそう無いわけで、FHDの拡大か、4Kの圧縮になるわけです。

特にテレビの録画を見るときが顕著です。がじぇっとりっぷは6倍で録画しているので、もとの時点で文字の周りなどにノイズが結構出ています。それがFHDから2.5Kへの中途半端な拡大(1.33倍)でより目立つようになりました。

音質

「Hi9 Pro」のスピーカーはモノラルです。
見た目もすごく小さいし、背面側にあるので期待していなかったのですが、思っていたよりも聞ける音でした。

もちろんオーディオシステムなどに比べればしょぼいので映画などは迫力に欠けますが、バラエティなどテレビの録画を見る程度であれば十分に使えます。

タッチパネル

「Hi9 Pro」で一番困ったのが、タッチパネルです。
標準で付いていたフィルムのままで使っていましたが、これがまた滑りが悪くてスワイプなどがすんなりいきません。

さらにタッチの反応も悪くて、スワイプとかスクロールが思った通りにいかないことも度々…
フィルムを変えればまた違ったのかもしれませんが、ここだけは不満でした。

インターフェース

「Hi9 Pro」のインターフェースはUSB2.0 Type-C、オーディオジャック、microSD/SIMスロットです。
これらは全部、タブレットの上辺に存在しています。

これまでスマホにしろタブレットにしろ、充電端子といえば下辺にあったので、上辺というのは戸惑いました。
なにせ、上に挿しても結局は垂れ下がるわけで、逆に取り回しが不便でした。

「Hi9 Pro」にはまた、FMラジオアプリがインストールされており、オーディオジャックに挿したイヤホンをアンテナとして視聴することができます。
まぁ、radicoなどを入れておけば済む話ですが、ネットワークがない環境でもラジオが聞けるというのは、災害時などを考慮すればアリですね。

内部センサーとしてはGPSがA-GPSとGLONASSを内蔵しています。
家庭内で使用する分には無用のセンサーですが、大画面カーナビなどにするにはいいかもしれません。

そして破損へ

前述の通り、がじぇっとりっぷは「Hi9 Pro」をもっぱらごろ寝タブレットとして使用していました。
そのため、テーブルの上ではなく床上に転がしておくこともしばしばあり…

結果、見事に踏み割りました。
自業自得だけに文句も言えません。

割れたのは上部のタスクバーよりちょっとしたくらいまでだったのですが、タッチパネルが死にました。左の1/5くらいしか反応しません。
さらに、どこかが常時タッチされている状態になったようで、触れていなくても勝手に画面が切り替わったり、変なところがタップされたり…
マウスを繋げばまだ使えるかと目論みましたが、上記症状によってあえなく撃沈です。
勝手にアプリが起動するのでなかなかホーム画面で落ち着かず、上の画像も撮るのが大変でした。

流石にこれは使い物にならないと判断し、使用を諦めることになりました。
購入してわずか5ヶ月の、短い命でした…

まとめ

「Hi9 Pro」は国内でも販売されていますが、がじぇっとりっぷはちょうどクーポンセールを行っていた中国のbanggoodで購入しました。クーポン込みで購入金額は12,358円でした。
すでに終売に向かっているのか、最近ではセールに出てくることも少なく、今ではこれほど安く販売されることもありません。

「Hi9 Pro」はがじぇっとりっぷの手にはやや大きいものでしたが、その点とタッチパネルの反応を除けば素晴らしいタブレットでした。
1万円ちょっとでこのクオリティというのは、正直驚きで、値段の割には完成度が高かったです。

個人的には8インチで2.5K以上のディスプレイを搭載したタブレットが出てくれれば最高なのですが、今のところ発売されていません。
おそらくは次も8.4インチタブレットを購入することになるでしょう。

関連リンク


CHUWI Hi9 Pro

CHUWI Hi9 Pro – 8.4インチ 長時間使用できるタブレット:CHUWI