dnabookが2020年1月に発売したスリムデスクトップ「dynaDesk DT100/P」に対し、NTT-Xにて半額に近い会員割引クーポンが発行されています。
さらに同じNTT系列のひかりTVショッピングでは、ポイント20倍という形で、実質価格がNTT-Xより安く設定されています。
dynaDesk DT100/P:ひかりTVショッピング
dynaDesk DT100/P:NTT-X
スペック

CPU | Core i7-8700 Core i5-8500 COre i3-8100 Celeron G4900 |
---|---|
メモリ | 8GB DDR4(2スロット) |
ストレージ | 500GB HDD or 256GB M.2 SSD |
USB | 3.1 Gen2×2 3.0×4、2.0×2 |
映像出力 | HDMI、DinsplayPort、VGA |
有線LAN | 1GbE |
wi-fi | 802.11ac、BT4.2 |
電源 | 180W |
サイズ | 100×290×270mm |
モデル
※クーポン価格はNTT-Xのものです。
CPU | メモリ | HDD | Office | 価格 | クーポン価格 |
---|---|---|---|---|---|
Core i7-8700 | 8GB | 500GB (HDD) | H&B 2019 | 125,799円 | 69,800円 |
× | 98,799円 | 49,800円 | |||
Core i5-8500 | 256GB (SSD) | H&B 2019 | 115,799円 | – | |
× | 88,799円 | 44,800円 | |||
500GB (HDD) | H&B 2019 | 105,799円 | 62,800円 | ||
× | 78,799円 | 39,800円 | |||
Core i3-8100 | 256GB (SSD) | H&B 2019 | 99,799円 | – | |
× | 72,799円 | 36,800円 | |||
500GB (HDD) | H&B 2019 | 89,799円 | 51,800円 | ||
× | 62,799円 | 34,800円 | |||
Celeron G4900 | 500GB (HDD) | × | 46,799円 | 23,800円 |
特徴
「dynaDesk DT100/P」は比較的コンパクトな、国内メーカー産のデスクトップです。
▲サイズは100×290×270mmと、文字通りデスクトップ(机の上)に置けるサイズです。
「dynaDesk DT100/P」は今までがじぇっとりっぷでは取り上げてこなかったというか、ぶっちゃけ今回セールを見つけるまで存在も知りませんでした。
法人向けなのであまり大きく取り上げられてもおらず、検索してみたら「dynabook P55」など法人向け機種発表の一部に含まれて記事にはされていましたが、タイトルにモデル名が出てくることもないくらい、小さな扱いを受けていました。
そんな「dynaDesk DT100/P」ですが、CPUは第8世代のCeleronおよびCore i3/i5/i7と、やや古いものとなっています。
とはいっても国内メーカーの法人向け機種は、最新のCPUよりも動作実績のあるCPUを選ぶことが多く、いまだに第7世代を搭載したモデルがラインナップされていたりもします。
CPU | コア数 | スレッド数 | 動作周波数 | ブースト | Pasmark |
---|---|---|---|---|---|
Core i7-8700 | 6コア | 12スレッド | 3.2GHz | 4.6GHz | 13164 |
(参考)Core i5-10500 | 6コア | 12スレッド | 3.1GHz | 4.5GHz | 13125 |
Core i5-8500 | 6コア | 6スレッド | 3.0GHz | 4.1GHz | 9468 |
(参考)Core i5-9500 | 6コア | 6スレッド | 3.0GHz | 4.4GHz | 9175 |
Core i3-8100 | 4コア | 4スレッド | 3.6GHz | – | 6206 |
(参考)Core i5-7500 | 4コア | 4スレッド | 3.4GHz | 3.8GHz | 6165 |
Celeron G4900 | 2コア | 2スレッド | 3.1GHz | – | 2378 |
上位のCore i5/i7は6コアで性能面も十分です。
大量のRAW画像の現像とか、CADをグリグリ動かすとかでもない限り、性能が足りなくなるということはないと思います。
特にCore i3-8100は第7世代Core i5よりもスコアが高くなっており、コストパフォーマンスは悪くないと言えるでしょう。
チップセットはIntel B360です。
Intel 300シリーズの中では中の下の位置づけで、PCIeのレーン数が12、RAIDやvProに非対応といった制限があります。
まぁ、B360より上はフルサイズのデスクトップ向けと言えるので、「dynaDesk DT100/P」ではB360でも十分です。
メモリは全モデル8GBです。DDR4-2400で2スロットなので、増設も可能です。
メーカー仕様上は最大16GBとなっていますが、CPUの仕様上はCeleronとCore i3が最大64GB、Core i5/i7は最大128GBです。
スロット数の制限があるので最大値は難しいにしても、32GB(16GB×2)はたぶん行けると思います。
ストレージは3.5インチです。
マニュアルを見てもM.2 SSDとは書かれていないのですが、仕様に「256GB SSD(PCIe対応)」とあるので、M.2 SSDと思われます。
❷電源スイッチ
❸SDカードスロット
❺USB 3.0コネクタ
❻USB 3.0コネクタ(電源OFF時/スリープ時の給電機能に対応)
❼USB 3.1 Gen 2コネクタ×2
❾LINE IN端子
❿HDMI®出力端子
⓫DisplayPort
⓬アナログRGBコネクタ
⓭USB 2.0コネクタ×2
⓯電源コネクタ
⓰無線通信アンテナ*
⓱セキュリティロック・スロット
⓲LANコネクタ
⓳PCI Express×1スロット
⓴PCI Express×16スロット
インターフェースは充実しています。
2020年モデルだけあって、USB 3.1 Gen 2も用意されています。
⑱と⑲の間のネジを一つ外すだけで内部にアクセスできるようになっています。
DELLやLenovoなど外資系では当たり前のようになっている仕組みですが、国内メーカーも同等レベルまで来たと思うと、ちょっと感慨深いですね。
映像出力はHDMI、DisplayPort、VGAを搭載しており、トリプルディスプレイも可能です。
Wi-fiはIEEE 802.11ac(Wi-fi 5)ですが、下記の内部イメージを見る限りではM.2 2230カードのようです。
CPU的にも対応しているので、将来的にIEEE 802.11ax(Wi-fi 6)へ換装することもできるでしょう。
A. PCIe x1
B. PCIe x16
C. 電源ユニット
D. メモリスロット
E. 内蔵バッテリー
イラストですが内部構造です。
内部は狭いので、PCIeボードは長さ155mm以下、幅64.41mm以下、厚さ14.48mm以下という制限が付きます。
右の端に半分隠れるように、縦方向にM.2 SSDが描かれています。
2280サイズの場合はボードからちょっとはみ出るみたいですね。
▲3.5インチストレージベイです。
裏側には光学ドライブがあり、分解時にはロックを外して引き抜きます。
まとめ
「dynaDesk DT100/P」は確認した範囲ではまともに記事にされていませんが、DELLやLenovoのスリムデスクトップとも戦えるだけのポテンシャルを秘めています。
特に今回のセールではCore i7モデルでも5万円切り、Core i5モデルは4万円切り、Core i3モデルは3.5万円切りと、国内メーカー産とは思えない価格になっています。
OSもWindows 10 Proですし、キーボードとマウス(どちらも有線)もついてきますし、普通にお得だと思います。
関連リンク
dynaDesk DT100/P:ひかりTVショッピング
dynaDesk DT100/P:NTT-X
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