2020年12月8日、HPはIntel第11世代Core CPU(コードネーム:Tiger Lake)を搭載する個人向けプレミアムノートPC「Spectre」「ENVY」等7機種を発売いたしました。
この記事ではその中でもがじぇっとりっぷが最も惹かれた「Spectre x360 14」を紹介いたします。
記事の最後に、直販キャンペーンよりお得に買う方法(楽天)を掲載しています。
スペック
■Spectre x360 14 | |
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
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メモリ | 8/16GB LPDDR4x-3733 |
ストレージ | 256GB~1TB NVMe SSD |
画面 | 13.5インチ IPS WUXGA+/有機EL 3K2K |
USB | Type-C(TB4)×2、3.0×1 |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 298×220×17mm |
重さ | 1.36kg |
ラインナップ
構成 | スペック | 価格(税別) |
---|---|---|
ベーシック | Core i5/8GB RAM/256GB/Home | 148,280円 |
ベーシック+ | Core i5/8GB RAM/512GB/Home | 153,780円 |
スタンダード | Core i7/16GB RAM/512GB/Home | 165,800円 |
パフォーマンス | Core i7/16GB RAM/1TB/Pro | 175,800円 |
パフォーマンス+ | Core i7/16GB RAM/1TB/3K2K/Pro | 185,800円 |
特徴
「Spectre x360 14」はシリーズ初となる画面アスペクト比が3:2となる、13.5インチディスプレイを搭載した、プレミアム2-in-1ノートです。
旧機種と比較すると、幅は13.3インチモデルより狭く、、高さは15インチモデルより低い程度です。
フットプリントは290×220mmのはずですが、だいぶ正方形に見えますね。
ディスプレイはモデルによって2種類あり、1920×1280 IPSディスプレイ(プライバシーモード(HP Sure View Reflect / Gen4) 対応)か、3000×2000 有機ELディスプレイ(400nits、アンチリフレクションコーティング仕様、ブルーライトカット)の、どちらかとなります。
13.5インチ3K2Kは「Surface Book」と同じで、267ppiという緻密さですが、これはだいたい8インチ フルHD(275ppi)と同じくらいの細かさです。
…タブレット並みの解像度をノートPCの距離で見るのはちょっと目が疲れるかもしれませんね。
キャリブレーション済みとありますが、WUXGA+モデルのみなのか、3K2Kモデルもなのかは不明です(ブルーライトカットしてキャリブレーションできるものなのでしょうか?)。
CPUはIntel第11世代Tiger Lakeで、Core i5-1135G7またはCore i7-1165G7です。
メモリは8GBまたは16GBです。LPDDR4x-3733とあるので、オンボードですね。あとからの増設はできません。
ストレージは256GB~1TB、最エントリーモデル以外にはOptaneメモリー H10(32GB)も搭載されます。
…これってつまりはデュアルストレージもできるってことですよね?
そのほか、WI-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応、センサー類は2-in-1らしく加速度センサー、デジタルコンパス、ジャイロセンサーを内蔵しています。
そしてディスプレイに次ぐ大きなポイントが、キーボードです。
タイトルにも入れているように、ついに“右一列”がなくなりました。個人的にHPのキーボードはこれが不満だったんですよね。
ユーザーの声を反映し、今回は日本の製品チームがゼロから提案して作り上げたとのこと。
なお、英語キーボードは変わらず”右一列”スタイルのようです。やっぱりグローバルスタンダードは”右一列”なんですかね…
あと地味ですが、矢印キーのところにPgUp/PgDn(ページアップ/ページダウン)があるのもポイントです。
これはThinkPadと同じスタイルですが、一度使い始めると、この位置にPgUp/PgDnがないのがすごく不便に感じるようになります。
電源ボタンがDeleteキーの左側に来て誤打鍵を減らせる工夫がされていますが、欲を言えばスピーカーグリルの右端(Deleteの上)にあった方がより効果的だったんじゃないかなぁと。まぁ金型が大きく変わるので厳しいでしょうが。
キーボードの軸(?)はサステナビリティ(持続可能性)に配慮した有機素材が使われています。
セキュリティ面もかなり考慮されています。
ファンクションキーでカメラ・マイクを切ったり、プライバシースクリーンを起動させてりできます。
テレワーク事故(カメラ・マイクの切り忘れ)やモバイルワーク中の覗き見などが増えているので、ある意味新しい生活スタイルに合わせた仕様と言えます。
2. 内蔵デュアルマイク
3. 13.5インチディスプレイ
4. Bang & Olufsen クアッドスピーカー
5. バックライトキーボード
6. クリックパッド
8. 電源ボタン
9. SuperSpeed USB Type-A 10Gbps
10. microSDカードスロット
11. Thunderbolt 4 with USB4×2
12. オーディオ・コンボポート
左右のインターフェースはシンプルです。
スピーカーはキーボード上部と底面左右のクアッドスピーカーです。
HP独特の、斜め方向にType-C端子も健在です。
斜め方向って、ノートを2台並べるときに干渉しにくくていいんですよね。あと、右にあってもマウスの操作範囲に干渉しません。
「Spectre x360 14」のカラーは2色で、それぞれアッシュブラックとポセイドンブルーという色名です。ゴールド/シルバー要素が消えました。よく確認せずに注文したら後悔しそう。
「Spectre x360 14」は2-in-1で、WUXGA+/3K2Kどちらのディスプレイもタッチ操作に対応しており、アクティブペン(Type-C充電方式)が同梱されています。
ペン規格はMPP 2.0(Microsoft Pen Protocol、静電誘導方式)で、筆圧は4096段階、スキャンレートは266Hz、傾き検知もあるので、書き心地次第では普通にイラスト描きに使えそうですね。
まとめ
「Spectre x360 14」は3:2ディスプレイや新キーボードなど、単なるバージョンアップにとどまらない新要素が盛り込まれた、意欲的な機種です。
「Spectre」「ENVY」は同時に7機種発売されたのですが、オンライン発表会でも「Spectre x360 14」は特に力を入れて説明がありましたし、HP本家一押しとも言えます。
正直なところ、割と本気で欲しいと思う一台ですね。
(おまけ)楽天だともっと安い?
なんか楽天でも特集ページが組まれていますね。
【楽天市場】おウチ時間をより楽しくする究極パソコン HP Spectre x360 14
取り扱いはCore i7モデルのみですが、セールなどでポイントの付き方次第では実質価格が本家以下になったりもするようです。
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