2021年1月22日、翔泳社は全国のITエンジニアが選んだ“おすすめ書籍”の投票を集計し、投票数が多かった上位10冊ずつを「技術書・ビジネス書各ベスト10」として発表しました。
過去の対象は以下。



『ITエンジニア本大賞』はITエンジニアのみなさんに読んでほしい技術書・ビジネス書を選ぶ、翔泳社主催のイベントです。
2014年からスタートし、今回が8回目の開催となります。
元々は『ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞』という名前でしたが、前回より通称であった『ITエンジニア本大賞』へ変更しています。
ITエンジニア本大賞2021 技術書部門ベスト10
技術書部門では2020年の『ドラゴンクエストXを支える技術』のようなキャッチーなタイトルはなくなり、入門書が増えています。
実務とシステム運用は『Engineers in VOYAGE』くらいですね。
『マスタリングTCP/IP 入門編』は2017年ベスト10の第5版から第6版に、『ゼロから作るDeep Learning』は2017年の第1弾、2019年の第2弾に続く第3弾、『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』は2014・2015年ベスト10の増補版となります。
一方でIoT関連は姿を消しました。
『Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築』(日経BP)
『Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち』(ラムダノート)
『オブジェクト指向UIデザイン――使いやすいソフトウェアの原理』(技術評論社)
『Clean Agile 基本に立ち戻れ』(KADOKAWA)
『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発』(翔泳社)
『図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)
『ゼロから作るDeep Learning 3――フレームワーク編』(オライリー・ジャパン)
『ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本』(翔泳社)
『マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)』(オーム社)
『問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造』(講談社)
ITエンジニア本大賞2021 ビジネス書部門ベスト10
ビジネス書部門では2020年から引き続き『思考法図鑑』がベスト10入りしています。シリーズの『ビジネスフレームワーク図鑑』を合わせて読むといいでしょう。
『シン・ニホン』は2019年ベスト10の『イシューからはじめよ』作者の新刊です。
個人的には現役エンジニアの頃にちらほらと話を聞いていた『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』が気になりますね。
この手の「プロジェクトX」的なものはSUICA開発の『ペンギンが空を飛んだ日』もおすすめです。
『アフターデジタル2 UXと自由』(日経BP)
『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』(ダイヤモンド社)
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み【自己診断ID付き】』(日経BP)
『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』(SBクリエイティブ)
『行動を変えるデザイン――心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する』(オライリー・ジャパン)
『思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60』(翔泳社)
『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』(NewsPicksパブリッシング)
『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)
『なんでも図解 絵心ゼロでもできる! 爆速アウトプット術』(ダイヤモンド社)
『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」』(日経BP)
まとめ
今回発表されたのはベスト10であり、この中での順位はまだ決まっていません。
大賞は、2月18日(木)にオンライン開催されるデブサミ2021(Developers Summit 2021)内で行うプレゼン大会にて決まります。
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