2021年11月17日、DELLは法人・個人事業主向け(普通に個人で買えます)のIntel第11世代Core CPU((コードネーム:Tiger Lake)を搭載した14インチノート「Vostro 3400」および15インチノート「Vostro 3500」を発売いたしました。
「Vostro」は以前にがじぇっとりっぷでレビューしたことがあります。




しかし、あまりにもPVが低くてショックだったので、チェックの頻度を減らしていたのですが久しぶりに見たところ、「Vostro 3500」に何だかやたらと安いモデルがありましたので、紹介しておきます。
スペック

■Vostro 3400 | |
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
---|---|
メモリ | 8GB DDR4-2666 |
ストレージ | 256 NVMe SSD |
画面 | 14.0インチ WVA FHD |
インターフェース | USB3.2 Gen1×2 USB2.0×1 HDMI 1.4 SDXC 有線LAN オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ac+BT4.2 |
サイズ | 328.7×239.5×19.0mm |
重さ | 1.59kg |

■Vostro 3500 | |
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 Celeron 6305 |
---|---|
メモリ | 4~8GB DDR4-2666 |
ストレージ | 256~512GB NVMe SSD 1TB HDD |
画面 | 15.6インチ TN HD/WVA FHD |
インターフェース | USB3.2 Gen1×2 USB2.0×1 HDMI 1.4 SDXC 有線LAN オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ac+BT4.2 |
サイズ | 363.96×249.0×19.0mm |
重さ | 1.78kg |


特徴
DELLの「Vostro」はコンシューマ向けの「Inspiron」と同様に3000、5000、7000、の3シリーズにグレードが分かれています。
「Vostro 3400/3500」は一番下のエントリー向けという位置づけです。
法人向けということからラインナップはかなり偏っていて、14インチの「Vostro 3400」がCore i3とCore i5が各1モデルずつの計2モデルなのに対し、15.6インチの「Vostro 3500」はCeleronからCore i7まで36モデルも用意されています(即納モデル含む)。
CPUは先の説明の通り、「Vostro 3400」がCore i5-1135G7またはCore i3-1115G4、「Vostro 3500」はCore i7-1165G7、Core i5-1135G7、Core i3-1115G4、Celeron 6405となります。
Celeron 6405はTiger Lake世代のCeleronで2コア2スレッド、Intelの仕様を見る限りだとグラフィックに関してはCore i3-1115G4と同じUHD 11thとなるようです。
ターボ・ブースト、ハイパースレッディング、一部の命令拡張に非対応な辺りが、Core i3-1115G4との違いです。
メモリは4GBまたは8GBのDDR4-2666(「Vostro 3500」は8GB)で、内部的には2スロットとなっています。
ストレージは1TB HDDまたは256~512GBのM.2 SSD(「Vostro 3500」は256GB SSD)です。
最近はどのメーカーも余計なパーツは省く傾向にあるようで、M.2 SSDモデルに2.5インチ用のSATAコネクタが用意されているかは微妙なところです。
逆に、HDDモデルにはM.2スロットは付いていると思うので、デュアルストレージを狙うならHDDモデルを買った方が確実でしょう。
見えない部分では、1時間以内にバッテリーを0%から最大80%まで充電するExpressCharge、セキュリティチップのTPM 2.0などが標準となっています。
▲フロントから見るとベゼルは太めです。
ディスプレイは「Vostro 3400」はIPS相当のWVA(Wide View Angle、広視野角)パネルで解像度はFHD(1920×1080)ですが、「Vostro 3500」はTNパネルでHD(1366×768)解像度のものとWVA FHDが混在しています。DELLには解像度でのフィルタリングがないので、いちいち確認する必要があります。
仕様ではどちらも輝度220nits、コントラスト比400:1、色域はNTSC比45%とあるので、グレードはかなり低いようです。
WEBカメラは一般的なHD(720p)対応で、マイクはモノラルのようです。
ちなみにカラーは”アセントブラック”と”デューン(白みの強いクリーム色)”の2色があり、カスタマイズモデルで選択できます。
1. 3-in-1 SDメディア カードリーダー
2. USB 2.0
3. ウェッジ型ロックスロット
4. 電源入力
5. HDMI 1.4
6. イーサネット RJ-45
7. USB 3.2 Gen 1 Type-A
8. USB 3.2 Gen 1 Type-A
9. ヘッドセット ジャック.
インターフェースはUSB Type-C端子はありません。3つあるUSBのうち右側はUSB2.0です。
これはほぼマウス用と考えた方が良く、マウスを置く右側には他に邪魔になる端子がありません。。
▲キーボードの画像はなく、トップ画像が一番わかりやすいです。
キーピッチは18.7mmと、一般的な19mmよりわずかに狭くなっています。
▲サービスマニュアルからの抜粋で、メインボードです。
メモリが2スロットに、Wi-fiも交換可能、右下にはM.2スロットが用意されています。
左下の左から2番目の黒いケーブルがSATAケーブルですが、M.2 SSDモデルにこのケーブルが付属しているかは分かりません。
まとめ
「Vostro 3400/3500」の価格について、ラインナップの少ない「Vostro 3400」の場合は2月15日までの8000円オフクーポン込みで、50,980円(税込56,078円)からとあまり安くはないですが、Core i3/8GB RAM/256GB SSDにIPS相当のWVAパネルのFHD解像度なので、実はそこまで高くなかったりします。
ほぼ同じ構成でTNパネルなLenovo「IdeaPad Slim 350i」が税込46,904円なので、液晶パネルのアップグレードでプラス9,000円はありかなしかという話ですね。
コンシューマ向けの「Inspiron」には14インチとCore i3の組み合わせは2-in-1スタイルの「New Inspiron 14 5000 (5406) 2-in-1」(59,984円~)しかなく、何気にDELLでは数少ない、14インチ×Core i3の選択肢だったりします。
一方で15.6インチの「Vostro 3500」は、最安値はCeleron/4GB RAM/256GB SSD/TN HDで33,980円(税込37,378円)ですが、Celeronは1モデルしかなく、Core i3からが本番です。
そのCore i3モデルにはCore i3/4GB RAM/1TB HDD/TN HDという最低限の組み合わせながら、38,980円(税込42,878円)という格安のモデルがあったりします。
割引がえげつないですね。
また法人向けなので、安くても割とサポートが厚い点もポイントですね。
かなり用途は絞られてしまいますが、メモリは少なくとも32GB(16GB×2)、もしかすると64GB(32GB×2)はいけますし、デュアルストレージも可能、そして「IdeaPad Slim 350i」にはない有線LANがあるので、監視系とかマインクラフトサーバーとか、常時画面を見る必要はないけど接続の安定性が必要な用途には良さそうです。
関連リンク


コメント
Vostroさんはお値段考えたらアリなんだけど・・
昔運が悪かったことがあって個人的にはなんとなく・・・
(※個人の感想です)
昔職場で5-6台ほどまとめ買いしたら半数に初期不良が(キートップが壊れてたりUSB(RJ45だったかも)が壊れてたり)
検品するより初期不良で交換したほうがコスパいいという判断なのかもしれないですけど
(※個人の感想です)