5万円切りスタート。 Lenovo「ThinkCentre M60e Tiny」はIceLakeなコンパクトデスクトップ

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2021年2月9日、LenovoはIntel第10世代Coreプロセッサ(コードネーム:Ice Lake)を搭載したコンパクトデスクトップ「ThinkCentre M60e Tiny」を発表いたしました。

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スペック

■ThinkCentre M60e Tiny
CPUCore i5-1035G1
Core i3-1005G1
メモリ8GB DDR4-3200
ストレージ256GB NVMe SSD
インターフェースUSB Type-C(Gen1)×1
USB 3.2 Gen2×1
USB 3.2 Gen1×2
USB 2.0×2
HDMI
オーディオジャック
wi-fi802.11ac+BT5.1
サイズ182.9×179×36.5mm
重さ1.15kg
詳細スペックを見る
メーカーLenovo
型番ThinkCentre M60e Tiny
発売日2020/10
価格49,940円〜(税込)
182.9mm
奥行き179mm
高さ36.5mm
容量1.195L
OSWindows 10 Home
Windows 10 Pro
CPUCore i5-1035G1
Core i3-1005G1
CPU世代Ice Lake
グラフィックチップIntel UHD
TDP15W
チップセット
メモリ8GB DDR4-2666
メモリスロット2
メモリ最大32GB
ストレージ256GB M.2 SSD
SATAポート数1
M.2Key-M(2280,NVMe)
Key-E(2230)
mSATA
USB2.0(内部)
USB2.0(外部)Rear x 2
USB3.0(内部)
USB3.0(外部)Front x 1(Gen2)
Rear x 2(Gen1)
USB type-CFront x 1(Gen1)
SDカード
LANRear 1GbE x 1
Wi-fi802.11ac(2×2)
Bluetooth5.1
D-Sub
DVI
HDMIRear x 1
4K対応(HDMI)
DisplayPortRear x 1
4K対応(DP)
シリアルポート
S/PDIF
オーディオジャックFront x 1
サウンドチップRealtek
光学ドライブ
PCI-Eスロット
eSATA
赤外線
Optaneメモリ対応
最大消費電力
電源65W
ノイズレベル
VESA
付属品USBキーボード
USBマウス
スタンド
その他

特徴

「ThinkCentre M60e Tiny」はRyzen搭載の「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」(記事執筆現在は販売休止中)と同じと思われる筐体を用いたコンパクトデスクトップです。

激安PCの後継機。Lenovo「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」はついに8コアの世界へ

言ってしまえば「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」のIntel版ですね。
Intel系はデスクトップCPUをベースとした「M90q Tiny」「M70q Tiny」が発売されており、「M60e Tiny」は一番下のクラスという位置づけとなります。3機種の差は以下の表の通り。

M90qM70qM60e
CPUCore i5-10400T
Core i3-10100T
Celeron G5900T
Core i5-10400T
Core i3-10100T
Core i5-1035G1
Core i3-1005G1
ストレージM.2 2280× 2
2.5inch × 1
M.2 2280× 1
2.5inch × 1
vPro対応非対応
PCIe3.0 x8スロット非対応

「M90q Tiny」のPCIeスロットはグラフィックカードなどに使えるのですが、現状では無用の長物状態です。なので「M90q Tiny」の一番のメリットはトリプルストレージ可能という点になるでしょう。

「M60e Tiny」の搭載CPUはIceLake世代のCore i5-1035G1またはCore i3-1005G1
前世代とは言え計算処理能力は十分ですが、グラフィックは”G1″のため、そこまで期待はできません。

Core i3-1005G1搭載機については以前にレビューしていますので、実際の性能は下記記事を参考にしてください。

【レビュー】 Lenovo IdeaPad S145(Intel):下位モデルでも普段使いには十分な性能でした

メモリは全モデル8GB DDR4-2666です。ここ最近のLenovoは最安モデルでも8GBを搭載するようになったので、その点はありがたいですね。
メモリは2スロットで仕様上の最大は32GB(16GB×2)です。

ストレージはこれも全モデル256GB SSDです。
空き2.5インチベイがあるので、デュアルストレージが可能です。

Wi-fiはIntel Wireless-AC 9560なので802.11ac(Wi-fi 5)です。
デフォルトでWi-fi搭載なので、「ThinkCentre Tiny」シリーズで後から困りがちなWi-fiアンテナが必ず付いてくるというのは、地味に評価ポイントだったりします。
Wi-fiカードは換装すればいいだけですが、アンテナはそうはいきませんからね…

▲全体像です。

見た目的には「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」と全く同じです。

■正面
1. コンボジャック
2. USB 3.2 Gen2
3. USB 3.2 Gen1 Type-C
4. 電源ボタン
5. セキュリティスロット
■背面
6. 電源コネクタ
7. DisplayPort
8. USB3.2 Gen1
9. HDMI
10. USB 2.0 Gen1
11. USB 3.2 Gen1
12. イーサネット・コネクター(RJ-45)

Ice LakeはThunderbolt3をサポートしていますが、「ThinkCentre M60e Tiny」には搭載されていません。

性能面ではデスクトップCPUな「M90q Tiny」「M70q Tiny」に劣る分、そういった方向にメリットを出したらよかったんじゃないかなぁと思わなくもありませんが、事務が主用途となるであろう「ThinkCentre M60e Tiny」には無理に搭載する必要はないとも言えます。

せめてカスタマイズオプションで用意されていたら面白かったのですが…

なお、画像がありませんが、USBフルサイズ・スリムキーボードとUSB光学マウス、フロアスタンドが同梱されます。

まとめ

「ThinkCentre M60e Tiny」はざっくりCore i3モデルとCore i5モデル、ここにWindowsがHomeかProか、Ofiiceの有無でそれぞれ4パターン、全8モデルの展開となっています。

記事執筆時点ではWindows 10 Home/OfficeなしでCore i3-1005G1モデルが税込・送料込で49,940円、Core i5-1035G1モデルが同59,950円となっています。

カスタマイズモデルがないので格安購入はできませんが、割とお手ごろな値段です。

なお、「M70q Tiny」はCore i3-10100Tモデルが4GB RAM/500GB HDD/Wi-fiなしで60,060円から、「M90q Tiny」は同70,950円からなので、目的用途に合わせて選択するといいでしょう。

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