新世代オールAMD! MSI「Delta 15」はRadeon RX 6700M搭載!

PC

2021年10月7日、MSIは初のRadeon RX 6700M搭載ゲーミングノート「Delta 15, AMD Advantage Edition (Delta-15-A5EFK-030JP)」を発表、予約を開始いたしました。

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スペック

■Delta-15-A5EFK-030JP
CPURyzen 9 5900HX
GPURadeon RX 6700M(10GB)
メモリ16GB DDR4-3200
ストレージ512GB NVMe SSD
画面15.6インチ IPS FHD(240Hz)
インターフェースUSB Type-C(Gen2)×2
USB 3.0×2
HDMI
オーディオジャック
wi-fi802.11ax+BT5.2
サイズ357×247×19mm
重さ1.9kg

特徴

MSIは継続的にオールAMDなゲーミングノートを発売しており、がじぇっとりっぷでもたびたび取り上げています。

国内でオールAMD! MSI「Bravo 15」「Bravo 17」はRadeon RX 5300M/5500M搭載
オールAMD! MSI「Alpha 15」はRyzen+最新Radeonなゲーミングノート

Alpha、Bravoと来たので次はCharleyかと思いきや、一つ飛ばしてDeltaがきました。
記事にし忘れたのかと思って調べても出てこなかったので、やっぱり飛ばされたようです。

CPUとGPU

「Delta 15」はオールAMDなのでCPUはRyzen、GPUはRadeonを搭載しています。

CPUは現行の中では最上位となるRyzen 9 5900HX、GPUにはRadeon RX 6000シリーズのミドルクラス、Radeon RX 6700Mを搭載します。

オールAMDの利点は、AMD SmartShift Technologyが使えることでしょう。
AMD SmartShift TechnologyはCPUとGPUの間の電力バランスを図る技術で、CPUは抑えてGPUに電力多めになんてことができ、これによってパフォーマンスの最大化を図ることができます。

CPUPassMark(Multi)
Ryzen 9 5900HX(8C/16T)23758
Ryzen 7 5800H(8C/16T)22803
Core i7-11800H(8C/16T)21532
Ryzen 7 5800U(8C/16T)19821
Ryzen 7 4800H(8C/16T)19228
Ryzen 5 5600H(6C/12T)18408
Core i9-10980HK(8C/16T)17320
Ryzen 7 5700U(8C/16T)16153
Ryzen 5 5600U(6C/12T)15998
Core i9-9980HK(8C/16T)15630
Ryzen 5 4600H(6C/12T)15064
Ryzen 7 4700U(8C/8T)13980
Ryzen 5 5500U(6C/12T)13518
Core i7-11730H(4C/8T)12901
Core i7-1165G7(4C/8T)11612
Core i7-9750H(6C/12T)11321
Ryzen 5 4500U(6C/6T)11238
Core i5-11300H(4C/8T)11095
Core i5-1135G7(4C/8T)9902
Core i7-1065G7(4C/8T)8992
Ryzen 7 3750H(4C/8T)8471
Ryzen 5 3550H(4C/8T)8152
Ryzen 3 4300U(4C/4T)7891
Core i5-8300H(4C/8T)7575
Ryzen 7 3700U(4C/8T)7425
Core i7-10510U(4C/8T)7098
Ryzen 5 3500U(4C/8T)7141
CPUFireStrike(Graphics)
Radeon RX 6800M33833
RTX 3080 Mobile28209
Radeon RX 6700M27062
RTX 3070 Mobile26596
Radeon RX 6600M22829
RTX 3060 Mobile20246
Radeon RX 5600M18336
RTX 2070 Max-Q17966
RTX 2060 Max-Q15234
GTX 1660Ti Max-Q13268
RTX 3050 Mobile12903
Radeon RX 5500M12488
GTX 1060 Max-Q10768
VR Readyの壁
GTX 1650 Max-Q7756
GeForce MX450(25W)7500
GTX 1050 Max-Q7288
Core i7-1165G74843
GeForce MX3503982
Core i5-1135G73967
Ryzen 7 4700U3105
Core i3-1115G43070
Core i7-1065G72715
Ryzen 7 3700U2514
Core i5-1035G11461

Radeon RX 6700Mのスコアは3DMark公式にはまだ出ていませんが、リーク情報によると27,062だそう。
比較すると、GeForce RTX 3070とRTX 3080の中間くらいの性能となるようです。

出展 https://twitter.com/_rogame/status/1409961499733417988

ただし、Windows 11ではRadeon系は性能が落ちるという報道もありますし、ゲームタイトルによっても相性があるので必ずしもRTX 3070以上の性能が発揮されるわけではありません。

メモリとストレージ

ハイエンドっぽい雰囲気を醸しておきながら、意外なことにメモリは16GB(8GB×2)、メモリ規格はDDR4-3200です。
そして、最大64GBまで増設可能となっています。

ストレージは512GB M.2 NVMe SSD。こちらも規格不明ですがPCIe Gen3と思われます。
2.5インチベイがあるかやデュアルストレージができるかなどは不明です。

その他

高性能GPUと組み合わせるのは高性能ディスプレイということで、「Delta 15」のディスプレイは15.6インチFHD、240Hzとなっています。240Hzパネルは他社も含めてなかなか見ないですね。
15.6インチはゲーミングとしてはやや狭いので、解像度をFHDにとどめてリフレッシュレートに振るのは悪くない選択だと思います。

Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)に対応。

ハイパフォーマンスながら大容量82WHr(4セル、5,280mAh)のバッテリーを搭載することで、最大12時間の駆動時間を確保しています。

さらにこれだけ詰め込んで厚さは19mm、重さは1.9kgとモバイル性を持たせています。

外観

フロントです。
割とフラットな印象で、ゲーミング感はあまり強くありません。

キーボードは…残念!”右一列”があります。
国内販売モデルは日本語配列とのこと。画像を見れば分かりますが、エンターキー周りとスペースキー左右が変則的になりそうです。

バックライトはシングルゾーンのRGBです。

インターフェースは左右に集中。
排気口などもあってスペースの都合から、マウスを置く右側にもUSBやHDMIが配置されています。

背面と天板。
天板はすっきりしていて、いつも真ん中にあるMSIロゴも隅の方でこじんまりとしています。

最近はこういった、ゲーミングノート特有のゴテゴテ感をなくしたゲーミングノートが増えている印象です。

また背面にはインターフェースは一切なし。
これならもう少し排気口を大きく取ってもいいんじゃないかなぁ…

ちなみに冷却は6本のヒートパイプで構成された「Cooler Boost 5」です。
ヒートパイプの厚みをより薄くすることで、放熱性を高めているのだとか。

底面の吸気口は大きく取られています。
…Chromeマークっぽいという感想はみんなの心の中にとどめておきましょう。

まとめ

「Delta 15」は現在予約受付中で発売は10月14日、価格は税抜198,000円(税込217,800円)です。
記事執筆時点では公式ストア、Amazon、PCワンズで取り扱っています。

価格的には、DELL「ALIENWARE M15 R4」と同程度(Core i7-10870H+GeForce RTX 3070+144Hzで223,667円(17%オフクーポン適用時))なので、コスパは悪くはなさそうです。

まぁ、LenovoにCore i7-10800H+GeForce RTX 3070+165Hzで180,189円っていうやたらと安い「Legion 560i」があるので、AMDだから安い!と言い切れないのがアレですが。

とまれ、AMDファンにとっては待望のオールAMDノートです。
そのうち安価なRX 6600Mモデルが…出るといいなぁ…

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