【レビュー】 EXTEDRG H1:立体首振りで部屋ごと暖めるセラミックヒーター

レビュー

もうすぐ冬になるわけですが、この時期から売れ始めるのが暖房器具。
がじぇっとりっぷもこれまで電気カーペット、電気ブラケット、電気スリッパ、電気パネルとあれこれ試しています。

ただなぜかこれまで試していなかったのが、セラミックヒーター。
というわけで、今年はセラミックヒーターです。

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EXTEDRG H1

GoodPoint
2秒であったかい
省スペース
立体首振り

BadPoint
騒音が結構大きい
消費電力が結構大きい

使ってみた

操作体系は4つのボタンで行います。左から順に以下の通り。

タイマー 短押し 押すたびに2/4/6/8時間切り替え
長押し タイマーオフ
首振り 短押し 推すたびに 左右/停止/上下/停止 切り替え
長押し 立体首振り オン/オフ
モード 短押し 強/弱/ECO 切り替え
長押し ECO時長押しで温度設定
電源 短押し 電源オンオフ
長押し チャイルドロック/解除

うまく機能がまとまっています。

リモコンだと8ボタンになりますが、基本は同じです。
なお、リモコンで立体首振りをする場合は、”上下”と”左右”の同時押しとなります。

立体首振りは、イメージが付きにくいと思うので、動画に。
騒音が結構出ているのが分かります。

速暖がすごい

謳い文句通り、電源を付けると2秒で温風が出てきます。
この速さが多分セラミックヒーターの一番のメリットですね。

サーマルカメラで見るとこんな風になります。
電源オンからほんの数秒で温度が上がり、20秒後には70度、90秒後には100度に達しています。

ヒーターの前に置いたティッシュボックスが温まる様子も分かります。

がじぇっとりっぷは最終的に机の下に設置しましたが、電源を入れて20秒もすれば机の下の空間がほわっとあったかくなります。

騒音について

前方30㎝地点での騒音値は以下の通り

モード 音量
52.5dB
53.1dB
騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

強モードと弱モードは0.6dB差ですが、体感的には8割くらいになります。
音量は結構あるものの、やや低めの一定の音なので、少し集中すればノイズとして意識に上りにくくなります。

消費電力

モード 消費電力
待機状態 0.5W
791W
1243W
強+首振り 1251W

定格消費電力1200Wの仕様通り、強モードでは1200W強を消費します。
単純計算で1時間当たり1.2KWhなわけで、1時間当たり約31.8円(東京電力 従量電灯B、第2段階料金を基準)の計算となります。

8時間で254円、8時間×30日で7,626円なので、常時使用というよりは、帰宅直後の冷えた部屋を速やかに温めるとか、他の暖房器具が暖かくなるまでのつなぎとして使うのがよさそうです。

外観

外箱は20cm四方で高さは45cm程度。量販店にでも並んでいそうな感じですが、OEM前提なのかメーカー名がありません。

本体。ディスカウントショップに並んでいても違和感はありません。

前後。
電源スイッチは斜め後ろについています。

角度の範囲です。
上下の可動範囲は上45度、下10度で、これだけ動けば十分って感じです。
なお、左右の可動範囲は120度(60度+60度)です。

背面にはフィルターがセットされています。

見づらいですがファンはエアコンと同じ、筒状のシロッコファンです。

背面上部は持ち手になっています。
重心が真下になるので安定して持ち運べます。

強いて言うなら、持ち運び時に電源コードがぶらぶらするので、電源コードをひっかけるフックとかあったらよかったかも。

電源コードはかなり太め。
1200Wという大電力に十分耐えられそうです。

製品ラベルは底面に貼られていました。

同梱物です。

説明書は総日本語で、中華フォントではありません。
チェックは甘いようでところどころに助詞の脱字や直訳感のある日本語が登場しますが、これまで見てきた中華製品の説明書の中でもしっかりしたものとなっていました。

リモコンは単4電池×2。
電池は付属しません。

まとめ

「EXTEDRG H1」は定格1200Wの、セラミックヒーターとしては標準的な製品ですが、立体首振りによって室内を効率的に温めるという点では従来の製品より優れています。

高消費電力による電気料金は馬鹿にならないものの、他の暖房器具と併用することでカバーできます。
あるいは設定温度を低めにして、間欠動作させるのもいいでしょう。

省スペースなので机の下に置いても邪魔にならないし、リモコン操作できるので、操作の手間を気にせず机の奥の方に設置できます。

手持ちの暖房器具電気スリッパはコードがちぎれ、電気パネルはいまいち(50Wで空間を温めるのは無理)と、ここ数年はハズレでしたが、今年は暖かく過ごせそうです。

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