2024年7月9日、ALLDOCUBEはHelio G99を搭載した12.1インチタブレット「iPlay60 Pad Pro」を発売しました。
スペック
![](https://gadgetrip.jp/wp-content/uploads/2024/07/20240730_alldocube_iplay60_pad_pro_spec.jpg)
■ iPlay60 Pad Pro | |
CPU | Helio G99 |
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メモリ | 8GB(+拡張12GB) |
ストレージ | 128GB UFS |
画面 | 12.1インチ IPS WQXGA |
インターフェース | USB Type-C(2.0)×1 microSD |
カメラ | 前:800万画素 後:1600万画素 |
wi-fi | Wi-fi 5+BT5.2 |
4G/5G | 4G対応 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28A/28B/66 TDD:B34/38/39/40/41 |
バッテリー | 10,000mAh 33W急速充電 |
サイズ | 278×180×7.4mm |
重さ | 587g |
特徴
「iPlay60 Pad Pro」は「iPlay」シリーズ初の12.1インチという大型モデルです。
「iPlay60」シリーズは「iPlay50」シリーズに機能を追加(スタイラスペン対応やシングルスピーカー→デュアル化など)する形でうまく進化させていましたが、8.4インチ、10~11インチサイズに12.1インチを追加することでサイズの幅も広げてきました。
実のところ、11インチの「iPlay60」がUNISOC T606だったので、Helio G99を搭載する「iPlay60 Pro」が登場すると予想していたのですが、サイズアップしてくることは予想できませんでした。
SoC
「iPlay60 Pad Pro」のSoCは前述の通りHelio G99。
2コアのARM Cortex-A76(2.0GHz)と6コアのCorex-A55(2.0GHz)の8コアCPUに、グラフィックはMali-G57 MC2。
製造はTSMC N6、6nmプロセスです。
参考 MediaTek Helio G99:MediaTek
総合スコアはUNISOC T606の1.8倍、グラフィックは4倍です。
最上位のSnapdragon Gen3やDimensity 9300がAnTuTu v10で200万点オーバーを叩き出しており、全体の位置づけではエントリーハイ~ミドルロークラスとなります。
AnTuTuスコアが30~40万点前後っていまだにHelio G99くらいしかちょうどいいものがなく、2023年から今日に至るまで、格安系上位はいまだにHelio G99の独占状態です。
メモリとストレージ
メモリは8GB+拡張12GB。
「iPlay60」が4GB(+拡張8GB)しかなかったので、8GBは安心ですね。
ストレージは128GB UFS。UFSバージョンの記載はありませんが、2.1か2.2と思われます。
その他
無線LANはWi-fi 5+Bluetooth5.2。
GPSはGPS/Beidou/Galileo/Glonassに対応。
バッテリーは10,000mAhで33W急速充電に対応しました(ただし付属の充電器は20W)。
格安系タブレットの多くは18Wか20W程度、一部のやや高め(3万円前後)のモデルが33W対応という状況なので、これを機に33W急速充電モデルの低価格化が進むかもしれません。
OSはAndroid 14ベースのALLDOCUBE OS 3.0。
PCモードやデバイス関連携、顔認証対応、マジックジェスチャーの追加など、カスタマイズが施されています。
外観
本体です。
キーボードは別売りとなり、スタイラスペンは非対応。この辺りは「iPlay60」の完全上位ではなく、うまく棲み分けをさせているのでしょう。
スピーカーは左右のクアッドスピーカーです。
ディスプレイは12.1インチ2560×1600。
リフレッシュレートは90Hzで、輝度は最小450cd/㎡、平均500cd/㎡、最大550cd/㎡。
Widevine L1にNetflix認証済みなので、クアッドスピーカーと合わせて動画視聴にはかなりよさそうです。
各部名称とパッケージ内容。
イヤホンジャックはなく、Type-Cに統合されています。
なお、Type-CがUSB2.0か3.0かの記載が見当たらないのですが、USB3.0以上ならアピールしていると思うので、USB2.0でしょう。
背面はこんな感じ。
底部にキーボード用のPOGOピンが用意されています。
別売りのキーボード(+スタンド付きケース)はマグネット接続。
タブレットに合わせて幅が285mmあるので、キーピッチはおそらく17~18mmはあるでしょう。
英語配列しかないのは惜しいところですが、日本語表示付きのキーボードカバーが付属します。
スタンド付きケースは四隅が強化されています。
まとめ
「iPlay60 Pad Pro」の価格は定価43,999円。記事執筆現在は32,999円にクーポンで25,999円となっています。
キーボードは同時購入で50%オフの6,499円。
ちなみに楽天でも同額なので、楽天の方がポイント分お得です。
12インチクラスではかなり安いうえ、2.5K解像度にリフレッシュレート90Hzとか33W急速充電とかを考えると、断トツに安いといってもいいでしょう。
スタイラスペンが非対応なのは残念ですが、動画視聴用タブレットとしては高い完成度ですし、キーボードも余裕のあるサイズで、多少の書き物程度なら耐えられます。
…個人的には縦置き方向にもPOGOピンが欲しかったところですが、それはさすがに求めすぎでしょう。
縦置きして使いたければ、Bluetoothキーボードを使えばいいだけの話ですし。
デュアルスピーカーとなった8.4インチ、スタイラス対応の11インチ、90Hz/2.5Kな12.1インチとラインナップの幅を広げた「iPlay60」シリーズ。
…これ来年の「iPlay70」に進化の余地が残ってないんじゃなかろうか…
ちなみに海外ではメモリ12GB(+拡張12GB)+ストレージ256GB、リアカメラがトリプルカメラ(200万画素マクロ+800万画素広角+1600万画素メイン)というモデルがありますが…日本に来るかなぁ…
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