2024年7月9日、Amazonは2.83インチのLCDを内蔵した新型スマートスピーカー「Echo Spot (2024)」を発売しました。
スペック
■ Echo Spot (2024) | |
CPU | MT8519 |
---|---|
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB eMMC |
画面 | 2.83インチ 320×240 |
インターフェース | ボタン×3 マイク×2 |
wi-fi | Wi-fi 5 |
オーディオ | 1.73インチ |
サイズ | 113×103×111mm |
重さ | 405g |
特徴
「Echo Spot (2024)」は2018年の初代以来、6年ぶりに登場した2代目の「Echo Spot」となります。
初代「Echo Spot」はこんな感じ。
おおよそのデザインは共通しているものの、ディスプレイは円形で、上部にはカメラ、スピーカーは底面を向いています。
見た目的には初代のほうがかっこいいのですが、アプリ(Echoではスキルと呼ぶ)が円形表示に対応する必要があり。
ライバルとなりそうな「Echo Pop」「Echo Show 5」も含めて比較するとこんな感じです。
Echo Spot 2024 | Echo Spot 2018 | Echo Pop | Echo Show 5 | |
---|---|---|---|---|
画面 | 2.83インチ 320×240 | 2.5インチ 480×480(円形) | なし | 5.5インチ 960×480 |
スピーカー | 1.73インチ | 1.4インチ+0.8インチ | 1.95インチ | 1.75インチ |
サイズ | 113×103×111mm | 104×97×91mm | 99×83×91mm | 147×82×91mm |
カメラ | なし | あり | なし | 2MP |
コンボジャック | なし | あり | なし | なし |
ざっくり言っちゃうと、「Echo Show 5を持ってたら買う必要はなさそう」って感じです。
スピーカーは前面の下半分に内蔵。
底面を向いていた初代と比べると、音質という点では(正面から聞く分には)大幅な向上が見込めます。
ドライバー径は「Echo Dot (第5世代)」と同じ1.73インチ(44mm)。同じ正面スピーカーな「Echo Pop」の1.95インチ(49.5mm)より一回り小さく、音楽視聴をメインにするなら「Echo Pop」のほうが音質はいいでしょう(まぁわずかな差ですし、そもそも音質を気にするならまっとうなBluetoothスピーカーを接続するべきでしょう)。
とはいえ個人的には小型でもディスプレイがあるのは便利で、スピーカーのサイズ差を超えるメリットがあると考えます。
画面に表示できるのは時計(アラーム機能含む)のほか、曲名表示、タッチ操作、スケジュール、タイマーなど。
タイマーの残り時間が視覚化されるのはいいですね。
カラーは、オーシャンブルー、グレーシャーホワイト、ブラック」の3色。
一時期ニュースにもなったプライバシー問題(従業員がAlexaとユーザーの会話を、ユーザー情報と紐づいた状態で聞ける状態にあった)にも配慮。
これはEchoシリーズ全般の話でもありますが、マイクのオンオフや録音された会話の削除などのプライバシー保護機能が追加されています。以下はその一例です。
「アレクサ、プライバシー設定を確認して」で現在どう設定されているかを確認
「アレクサ、今言ったことを削除して」で、直近10分間の音声録音を削除
「アレクサ、今まで言ったことを全部削除して」で、音声録音がすべて削除
残念なのは、ステレオ化できるのは「Echo Spot (2024)」同士のみということ。画面二つもいる?
「Echo Pop」や「Echo Dot」とステレオ化出来たら文句なしだったし、買い増しの動機にもなったんですけどね…
参考 ステレオペア対応のEcho端末:Amazon
まとめ
「Echo Spot (2024)」の価格は11,480円。7月17日までは48%オフの5,980円です。
プライムデーに合わせての登場とはいえ、出だしから飛ばしてますね。
・Echo Pop:5,980円 → 2,480円
・Echo Show 5:12,980円 → 6,980円
「Echo Show 5」とは1,000円差…
がじぇっとりっぷは現在「Echo Pop」をデスク上の隙間に置いていますが、流し聞きしている最中に曲名が分からない(聞けば教えてくれるけど、曲は止まる)のが結構なストレスでした。
「Echo Show 5」に変えるかなぁとも考えていましたが、「Echo Pop」に比べて1.5倍くらい場所をとることと、スピーカーが正面を向いているか斜め後ろを向いているかは結構大きく、なかなか踏ん切りがついていませんでした。
そんなところに登場した、正面スピーカーでディスプレイ付きの「Echo Spot (2024)」。
がじぇっとりっぷと同じ悩みを抱えている人には福音かもしれませんが、価格がなぁ…「Echo Pop」と「Echo Show 5」の中間くらいなら分かりやすかったのですが…。
コメント