2024年09月24日、ALLDOCUBEはSnapdragon 6 Gen1を搭載した8.4インチタブレット「iPlay60 mini Turbo」の日本語製品ページを公開しました。
国内では10月15日に発売します。
スペック
■ iPlay60 mini Turbo | |
CPU | Snapdragon 6 Gen1 |
---|---|
メモリ | 8GB(+8GB) LPDDR5-6400 |
ストレージ | 128GB UFS3.1 |
画面 | 8.4インチ IPS WUXGA |
インターフェース | USB Type-C(3.1)×1 microSD |
カメラ | 前:500万画素 後:1300万画素 |
wi-fi | Wi-fi 5+BT5.0 |
4G/5G | 非対応 |
バッテリー | 5,500mAh 18W PD/QC充電 |
サイズ | 202.7×126×7.9mm |
重さ | 323g |
特徴
「iPlay60 mini Turbo」は海外では「掌玩mini 2」の名称で8月21日に先行販売されています。
「掌玩mini 2」は「iPlay 70 mini Pro」となるのではと予想されていましたが、「iPlay60」シリーズでの登場となりました。
「iPlay60」シリーズには同じ8.4インチの「iPlay 60 Mini Pro」があり、違いは以下の通り。
iPlay 60 Mini turbo | iPlay 60 Mini Pro | |
---|---|---|
メーカー | Alldocube | |
UI | ALLDOCUBE OS Lite (Android 14ベース) | ALLDOCUBE OS3.0 (Android 14ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 6 Gen1 Cortex A78×4@2.2GHz Cortex A55×4@1.8GHz | MediaTek Helio G99 Cortex-A76×2@2.2GHz Cortex-A55×6@2.0GHz |
GPU | Qualcomm Adreno 710 | Mali G57 MC2 |
RAM | 8GB(+8GB) LPDDR5-6400 | 8GB(+8GB) |
ストレージ | 128GB UFS3.1 | 128GB UFS2.2 |
外部メモリー | microSDXC (~1TB) | microSDXC (~512GB) |
モニター | 8.4インチ WUXGA(1920×1200) 350nits、10点マルチタッチ | |
Widewine L1 | 対応(+Netflix) | |
スピーカー | デュアルBOXスピーカー | |
カメラ | リア:1300万画素 AF フロント:500万画素 | |
SIM | 非対応(WiFiモデルのみ) | Dual SIM 4G LTE |
Wi-Fi | Wi-fi 5 | |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
センサー | ジャイロスコープ 重力センサー 光センサー モーター | |
GPS | 非搭載 | GPS/Beidou/Glonass/Galileo |
コネクタ | USB 3.1 Type-C (OTG) | USB Type-C (OTG) |
外部映像出力 | 対応 | 未対応 |
サイズ | 126×202.7×7.9mm | |
重さ | 323g | 310g |
バッテリー | 5,500mAh | 6,050mAh |
SoC
「iPlay60 mini Turbo」のSoCはSnapdragon 6 Gen1。
これまでもSnapdragon 680やSnapdragon 685を搭載した安価なタブレットはありましたが、命名規則変更後の世代を搭載したタブレットはハイエンド機種が中心でした(海外だと同じSnapdragon 6 Gen1搭載の「HONOR Pad 9」などがあります)。
Snapdragon 6 Gen1は4nmプロセスでの製造で、 4コアのCortex A78と4コアのCortex A55の計8コア、GPUはAdreno 710を搭載します。
Helio G99は6nmプロセスなので、消費電力面でも有利ですね。
その性能はAnTuTu(ver10)の総合スコアでHellio G99の3割増し。グラフィックは2割増し。
性能向上以上に、格安系タブレットがついにAnTuTu 50万点を超えるというのはインパクトが大きいですね。
メモリとストレージ
「iPlay60 mini Turbo」のメモリは8GB LPDDR5-6400。OSの機能を利用した仮想メモリは8GBです。
ストレージは128GB UFS3.1。
UFS2.2の「iPlay60 Pad Pro」がリード512MB/s、ライト181MB/s。
UFS3.1のXiaomi「Pad 5」がリード1,443MB/s、ライト528MB/s。
SSDでも同じ規格で速度差があるように、必ずしもこの速度が出るわけではありませんが、少なくともリード1,000MB/sは超えてきそうです。
その他
無線LANはWi-fi 5(802.11ac)対応。Bluetoothはv5.0です。
SoCやストレージに対してこの部分だけ進歩がないように感じますが、実用上は特に問題ない範囲なので、コストを抑えたのでしょう。
また、「iPlay60 mini Turbo」は4G/5Gも非対応でGPSも非搭載。
大きな変更として、「iPlay60 mini Turbo」はUSBがこれまでのUSB2.0(480Mbps)からUSB3.1 Gen1(5Gbps)となりました。
データ転送速度が速くなっただけではなく、映像出力(DP出力)にも対応したため、例えばモバイルディスプレイや「Xreal Air」などにつないで表示させることもできるようになりました。
OSはAndroid 14ベースのALLDOCUBE OS Lite。「iPlay 60 Mini Pro」のALLDOCUBE OS 3.0とは少し異なるようですが、違いについての詳細は不明です。
外観
インターフェースとパッケージ内容です。
スピーカーは横持ち時の左右に位置していますが、高さが少し異なっています。まぁ、実際に聞く分には差を感じることはないでしょう。
充電器は5V/2A(=10W)ですが、「iPlay60 mini Turbo」自体は18Wの充電に対応しています。
…できれば33Wくらいは対応してほしかったなぁ(「iPlay60 Pad Pro」は33W対応)と思わなくもないですが、価格に跳ね返ってくるから厳しかったんでしょうかね。
ケースも改良が加えられています。
公式製品ページではコントローラも掲載されていますが、記事執筆時点では海外含めて販売されてはいないようです。
まとめ
「iPlay60 mini Turbo」の定価は44,999円。実売価格は32,999~33,999円程度となります。
発売記念として、10月15・16日はクーポンで23,999円で販売されます(500台限定)。
「iPlay60 mini Pro」の時は楽天が先行販売でしたが、今回はAmazon・楽天同時発売とのこと。
Helio G99の時代が長くて、そろそろ次が出てくるころとは思っていたので、Snapdragon 6 Gen1搭載タブレットが出てきたこと自体は予想の範囲内です。
予想外だったのは、10~11インチクラスではなく、8.4インチで登場したこと。
逆に言えばそれだけ8.4インチタブレットの人気が高いと言えるわけで。
スマホでなじみのあるSnapdragon搭載ということで、さらに人気に拍車がかかるのではないでしょうか。
関連リンク
iPlay 60 mini Turbo:ALLDOCUBE
コメント