久しぶりの2.5K!Headwolf「FPad6」はHelio G99搭載の8.4インチタブレット

タブレット

2024年11月10日、HeadwolfはHelio G99を搭載した2.5Kタブレット「FPad6」を楽天で先行発売します。

2025年1月7日:実機レビューを公開しました。

【レビュー】HEADWOLF FPad6:現代スペックで復活した8.4インチ2.5Kタブレット
2024年11月10日、HeadwolfはHelio G99を搭載した2.5Kタブレット「FPad6」を発売し、がじぇっとりっぷでも記事にしました。久しぶりのまともな2.5Kタブレットということで注目していたのですが、試用する機会を得たので
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スペック

■ Headwolf FPad6
CPU Helio G99
メモリ 8GB LPDDR4X
ストレージ 128GB UFS2.1
画面 8.4インチ IPS WQXGA
インターフェース USB Type-C(2.0)×1
microSD
オーディオジャック
カメラ 前:800万画素
後:1600万画素
wi-fi 802.11ac+BT5.0
4G/5G 4G対応
B1/2/3/4/5/7/8/18/
19/20/26/28AB/66/
38/39/40/41
バッテリー 6,500mAh
サイズ 203.7×125.8×8.5mm
重さ 385g

特徴

「FPad6」は冒頭に書いた通り2.5K(2560×1600)解像度の、2万円前後で買える格安タブレットです。
2.5Kが流行っていたのは2018~2019年頃。Helio X20とかX27とかが主流の時代です。

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その後は8インチクラスそのものが下火となり、8インチクラスのブームが復活したのは2023年のALLDOCUBE「iPlay50 Mini」がきっかけとなります。

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ただ、復活したはいいものの、解像度はWUXGA(1920×1200)に後退。唯一2.5Kだったのがユアユー「P30」ですが、筐体は厚めだわ、やたらプチフリが発生するわで、個人的には使い物にならないという判定でした。
なので、「FPad6」は実質的に5年ぶりのまともな格安2.5Kタブレットになるのでは?という期待があったり

なお、グローバルだと2022年から8.8インチ2.5KなLenovo「Legion Y700」シリーズ(国内ではNEC「LAVIE Tab T9」として販売)が発売されていますが、国内価格が8万オーバーのハイエンド機なので、格安タブレットからは除外して考えています。

SoC

「FPad6」のSoCはHelio G99
格安タブレットの中での上位モデルではお馴染みのSoCで、2コアのARM Cortex-A76(2.0GHz)と6コアのCorex-A55(2.0GHz)の8コアCPUに、グラフィックはMali-G57 MC2。
製造はTSMC N6、6nmプロセスです。

CPU AnTuTu 10 (総合)
Snapdragon 8+ Gen1 1336839
Apple A14 Boinic 1185436
Snapdragon 888 908074
Apple A13 Boinic 889260
Snapdragon 870 822951
Snapdragon 865 762668
Snapdragon 860 748600
Apple A12 Boinic 662257
Snapdragon 855 603846
Snapdragon 7 Gen1 584312
Snapdragon 6 Gen1 547399
Dimensity 900 511291
Snapdragon 4 Gen2 427408
Helio G99 416037
MT8188(Fire Max 11) 400934
Dimensity 700 388288
Snapdragon 685 346691
MT8186A(Fire 10 HD) 315268
Snapdragon 680 310236
UNISOC T606 267365
UNISOC T618 262720
GPU AnTuTu 10 (GPU)
Snapdragon 8+ Gen1 484673
Apple A14 Boinic 395362
Snapdragon 888 288952
Apple A13 Boinic 338734
Snapdragon 870 217420
Snapdragon 865 194445
Snapdragon 860 257712
Apple A12 Boinic 157230
Snapdragon 855 137111
Snapdragon 7 Gen1 171072
Snapdragon 6 Gen1 94636
Dimensity 900 100692
Snapdragon 4 Gen2 48864
Helio G99 79883
MT8188(Fire Max 11) 61898
Dimensity 700 74397
Snapdragon 685 42979
MT8186A(Fire 10 HD) 38420
Snapdragon 680 39370
UNISOC T606 28416
UNISOC T618 43285

AnTuTu 10のスコアは総合40~41万点、グラフィックは8万点弱
ハイエンドのSnapdragon 8 Gen3などが総合200万点を叩き出す現在では、エントリーハイ~ミドルロークラスとなります。

最近になってちょっと上のSnapdragon 6 Gen1を搭載するタブレットが登場しましたが、2023年から今日に至るまで、格安系上位はいまだにHelio G99の独占状態です。

メモリとストレージ

メモリは8GB LPDDR4X。拡張(仮想)メモリは8GB。
拡張メモリはストレージの一部をメモリとして使う機能であり、速度はメモリの数分の1になります。
メモリが足りなくてアプリが落ちるとか極端に遅くなるという場合を除き、オフにしても問題ありません(大体は8GBで事足ります)。

ストレージは128GB UFS2.1…ほんとに2.1?主流の2.2じゃなくて?
経験的なところで言うと、「HPad 5」(128GB UFS2.2)がリード475MB/s、ライト171MB/sだったので、同程度になるんじゃないかなと。

2024年11月13日追記:メーカーに確認したところ、UFS2.1で合っているとのことでした。

その他

無線LANはWi-fi 6(802.11ax)。Bluetoothはv5.2。

バッテリーは6,500mAhで、最大充電速度は不明。
付属の電源アダプタは5V/2A(=10W)ですが、ここ最近のタブレットを見ると、最大18W対応じゃないかなぁと。

外観

本体とインターフェース。
フロントカメラの位置からも、縦向きが正位置で、画面下部にデュアルスピーカーという配置になります。
横向き時は音が偏りますね。

上下ベゼルがやや太く見えますが、サイズ感は他の8.4インチタブレットとほぼ同じです。

前述の通り、画面は8.4インチWQXGA(2560×1600)。画面占有率は84.6%、輝度は最大500nits。かなり明るめのパネルを使っていますね。
Widevine L1でNetflix認証も取得しているようです。

4G/LTEとGPSに対応、ジャイロを内蔵しているため、車載ナビとしても活用可能。

まとめ

「FPad6」の定価は27,999円。楽天先行販売では19,999円となります。
他の8.4インチ/G99搭載タブレットと変わらない価格ですね。

8.4インチ2.5Kは高解像度な分ゲームでの負荷が高めですが、それ以外ではとにかく画面が綺麗です。
特に読書などは解像度の差が露骨に出るのでわかりやすいかもしれません。
画面は小さいものの輝度が高いので、動画サービスもコントラストがはっきり出るでしょう。

同じ値段なら2.5Kを選ばない理由はないので…他メーカーが出してくるまでは一人勝ちになりそうな気配。

関連リンク

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