ある意味最新? Lenovo「ThinkBook 14 Gen 8(14型 Intel)」は、7万円台から購入できるThunderbolt4搭載ノート

PC

2025年1月、LenovoはIntel Core 200H世代のCPUを搭載した14インチノート「ThinkBook 14 Gen 8(14型 Intel)」を発売しました。

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スペック

■ ThinkBook 14 Gen 8(14型 Intel)
CPU Core 7 240H
Core 5 210H
Core 3 100U
メモリ 8~16GB DDR5-5200
ストレージ 256~512GB NVMe SSD
画面 14.0インチ IPS WUXGA
インターフェース USB Type-C(TB4)×1
USB Type-C(Gen2)×1
USB3.2 Gen1×2
HDMI
1GbE 有線LAN
SDXC
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 6E+BT5.③
バッテリー 45/60WHr
サイズ 313.5×224.0×17.5mm
重さ 1.36kg

特徴

ThinkBookとは、ビジネス向けのThinkPadとコンシューマ向けのIdeaPadの中間に位置するブランドで、見た目はIdeaPadに近いものの、IdeaPadよりはカスタマイズ項目が多く、インターフェースもIdeaPadよりワンランク上の構成だったり、有線LANを搭載していたりします。

「ThinkBook 14 Gen 8(14型 Intel)」は「ThinkBook 14 Gen 7(14型 Intel)」の後継機に当たります。

現状最安?Lenovo「ThinkBook 14 Gen 7(Intel)」は10万円台からのCore Ultra搭載ノート
2024年2月27日、LenovoはCore Ultra Series 1を搭載した14インチノート「ThinkBook 14 Gen 7」を発売しました。スペック■ ThinkBook 14 Gen 7CPUCore Ultra 7 15

「Gen 7」はCore Ultra Series 1(Meteor Lake)だったのに対し、「Gen 8」はひとつ前、第14世代と同じRaptor Lake Refresh世代のCPUを搭載します。
「IdeaPad Slim 5i Gen 10 (14型 Intel)」でもそうでしたが、PC相場の上昇に伴い、調達価格の安い旧世代品を使う動きが増えているように思います。

10万円以下のOLEDノート。Lenovo「IdeaPad Slim 5i Gen 10 (14型 Intel)」は、CPUは第13世代だけどメモリがついに換装可能に
2024年12月3日、LenovoはIntel第13世代Core CPUを搭載した14インチノート「IdeaPad Slim 5i Gen 10 (14型 Intel)」を発売しました。スペック■ IdeaPad Slim 5i Gen 1

CPU

「IdeaPad Slim 5i Gen 10」のCPUはCore processor (シリーズ2) (コードネーム:Raptor Lake Refresh)からCore 7 240H、Core 5 210H、Core processor (シリーズ1) (コードネーム:Raptor Lake Refresh)からCore 3 100Uを搭載します。

Core 3 100Uは2024年1月にCore 7 150UやCore 5 120Uとともに発表。Core 7 240H、Core 5 210Hは2025年1月6日に発表されたばかりのCPUです。

Intelは現行世代をCore Ultraシリーズ、前世代をCoreシリーズとするスタイルを取っています。
ただどうもデスクトップ基準なようで、前世代はCore Ultra Series1(Meteor Lake)ではなく、第14世代(Raptor Lake Refresh)が割り当てられました。
なので、旧世代なのに最新という、変なことになっています。

コア数や構成などから見るに、Core 7 240HはCore i7-13620Hの、Core 5 210HはCore i5-13420Hのリフレッシュ版に相当するようです。

Raptor Lake世代なのでグラフィックアーキテクチャはIntel Xe…ですが、Core 7 240H/Core i7-13620H、Core 5 210H/Core i5-13420HはEU数の少ないUHD Graphics(それぞれ64EU、48EU)となっています

最大24コア! Intelの第13世代Core CPU「Raptor Lake」は劇的変化はないけど順当にパワーアップ
2023年1月4日、IntelはCES 2023にて第13世代Core CPU、コードネーム「Raptor Lake」を発表いたしました。第12世代の時と同様、デスクトップ向けは2022年9月に一部(デスクトップ向け「K」モデル)が発表され
CPU PassMark 11(Multi)
Core i9-14900HX(24C/32T) 45859
Core i9-13900HX(14C/20T) 44672
Core i7-14650HX(16C/24T) 39536
Core i7-14700HX(20C/28T) 37808
Ryzen AI 9 HX 370(12C/24T) 35279
Ryzen 7 7745HX(8C/16T) 32911
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 29426
Core i9-13900H(14C/20T) 29399
Ryzen 7 7840HS(8C/16T) 28902
Ryzen 7 8845HS(8C/16T) 28412
Core i9-12900H(14C/20T) 28344
Core i7-13700H(14C/20T) 27600
Core i7-12700H(14C/20T) 26850
Core Ultra 7 155H(16C/22T) 24962
Core i7-13620H(10C/16T) 24747
Ryzen 7 7735HS(8C/16T) 24279
Ryzen 7 6800H(8C/16T) 23593
Core i9-11980HK(8C/16T) 22894
Core i5-13500H(12C/16T) 22840
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 22635
Core Ultra 5 125H(14C/18T) 22091
M1 Pro(10C/10T) 21793
M2 Pro(10C/10T) 21541
Core i5-12500H(12C/16T) 21437
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 21110
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 20644
Core Ultra 7 258V(8C/8T) 19539
Core i5-1340P(12C/16T) 19524
Core i7-1360P(12C/16T) 19176
Core Ultra 5 226V(8C/8T) 18922
Ryzen 7 7730U(8C/16T) 18833
Ryzen 7 4800H(8C/16T) 18610
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 18423
Core i5-13420H(8C/12T) 18324
Core i5-12450H(8C/12T) 17382
Core i5-1240P(12C/16T) 17300
Core i7-1260P(12C/16T) 17219
Ryzen 5 6600U(6C/12T) 16846
Core i5-1335U(10C/12T) 16606
Ryzen 5 7530U(6C/12T) 16419
Core 5 120U(10C/12T) 16274
Core 7 150U(10C/12T) 15743
Core i7-1355U(10C/12T) 15328
Ryzen 5 5625U(6C/12T) 15029
Core 3 100U(6C/8T) 14381
Core i7-1255U(10C/12T) 13784
Core i5-1235U(10C/12T) 13569
Core i3-1315U(6C/8T) 12715
Core i7-11370H(4C/8T) 11729
Ryzen 3 7330U(4C/8T) 11162
Core i3-1215U(6C/8T) 10889
Core i7-1165G7(4C/8T) 10327
Core i5-1135G7(4C/8T) 9867
GPU TimeSpy(Graphics)
RTX 3070 laptop 10213
RTX 4060 laptop 10426
Radeon RX 7600M XT 8667
RTX 3060 laptop 8324
RTX 4050 laptop 8209
Radeon RX 6600M 8036
RTX 3050 laptop 4878
Core Ultra 7 258V 3925
RTX 2050 laptop 3873
Core Ultra 5 226V 3540
AMD 890M(HX 370) 3485
GTX 1060 Max-Q 3415
VR Readyの壁
Core Ultra 7 155H 3428
Core Ultra 5 125H 3116
GTX 1650 Max-Q 2933
AMD 780M(7840HS) 2871
AMD 780M(7840U) 2670
AMD 760M(7640HS) 2453
GeForce MX550 2380
AMD 680M(6800U) 2332
GTX 1050 Max-Q 2214
GeForce MX450(30.5W) 2124
Core i7-13700H 1756
Core i7-13620H 1756
Core i7-1360P 1603
AMD 660M(6600U) 1487
Core i5-13500H 1466
Core 7 150U 1444
Core i7-1355U 1433
Core i7-1165G7 1365
Core i5-1340P 1383
Ryzen 7 5800U 1224
Ryzen 5 5625U 1186
Core 3-100U 1101
Core i3-1315U 1101
Core i5-1135G7 1100
Core i3-1115G4 757
Intel N100 321
Intel N95 306

Core 7 240H、Core 5 210Hは登場したばかりでデータがないので、Core i7-13620H、Core i5-13420Hで代用。実際は数%程度性能向上があると思われます。

Core 3 100Uは、PassMarkスコアが14000オーバーと地味に強め
グラフィックはさすがに低いものの、第13世代以前のCPUと比べればちょっと低い程度の範囲です。

メモリとストレージ

メモリは8GB DDR5-5200または16GB(16GB×1) DDR5-5600。SO-DIMM 2スロットで換装可能
カスタマイズで最大32GBにできます。

ストレージは256GBまたは512GBのM.2 SSD。256GBはTLC NAND、512GBはQLC NANDとされています。
内部的にはデュアルGen4 SSDスロット(2280+2280)となっています。

その他

無線LANはWi-fi 6E(802.11ax)対応。Bluetoothはv5.3。
有線LANは1GbE。

バッテリーは3セルの45WHr。カスタマイズで60WHrに変更できます。
動作時間はおそらく60WHrで動画再生時で約7.8時間、アイドル時で約15.5時間(JEITA3.0)。

充電は約2時間で、45WHrが30分で50%、60WHrが1時間で80%の急速充電に対応しています。

外観

正面です。
ディスプレイは14.0インチWUXGA(1920×1200)
IPSパネルでノングレア、ただし色域は45% NTSCと狭く、輝度も300nitsと暗めです。

1.USB Type-C 3.2 Gen 2
2.USB 3.2 Gen 1
3.HDMI 2.1
4.USB4 (Thunderbolt™ 4 対応)
5.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
6.4-in-1メディアカードリーダー
7.USB 3.2 Gen 1
8.RJ-45
9.ケーブルロックスロット

インターフェースにはThunderbolt4が1ポート。Type-Cは2ポートあるので、電源とTB4の併用が可能です。
なお、映像出力はUSB Type-C 3.2 Gen 2がDP1.4、TB4がDP2.1となります。
カードリーダーはフルサイズのSDXC。有線LANは1GbEです。

キーボード。
ThinkBookのキーボードはIdeaPad風ですが、クラシックThinkPadと同じように矢印キーが半段下がっていて、独立したPgUP/PgDnキーが用意されています。

ヒンジは180度オープン。

天面はThinkBook共通のツートンカラー。

底面はIdeaPadと同じような吸気口の開け方です。
手前左右にスピーカーホールがありますね。

まとめ

「ThinkBook 14 Gen 8(14型 Intel)」の価格は78,485円から。
Core 3 100U/8GB/256GBの構成での価格ですが、前述したようにCore 3 100Uでも処理能力は結構高め。メモリを16GBにすると84,425円なので、ヘヴィーに使い込むのでなければこれで十分です。
カスタマイズでCore 5 210H/16GBに変更すると99,770円。ここまでが10万円以下の構成です。

ThinkBookはIdeaPadより半ランク上で、ThinkPadよりも安価なため、最近は人気が出ています。
2024年のランキングでは「ThinkBook 14 Gen 6 (AMD)」が3位に入りました。

「ThinkBook 14 Gen 8(14型 Intel)」もCPUがRaptor Lake Refreshに後退したものの、その分価格が安くなっています。
ここ最近は選択肢のなかった10万円以下のThunderbolt4搭載機ということで、それなりに人気が出そうです。

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コメント

  1. 匿名 より:

    本記事中のスペックのところ、USB Type-C(TB4)×2と誤植あります!

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