まだまだ大きくなるよ!TECLAST「T70」は14インチのHelio G99搭載タブレット

タブレット

2024年11月26日、TECLASTはHelio G99を搭載した14インチタブレット「T70」を発売しました。

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スペック

■ TECLAST T70
CPU Helio G99
メモリ 8GB(+仮想12GB)
ストレージ 256GB UFS2.2
画面 14インチ IPS WUXGA
インターフェース USB Type-C×1
SIM/microSD
オーディオジャック
カメラ 前:800万画素
後:1300万画素
wi-fi Wi-fi 5+BT5.2
4G/5G 4G対応
FDD:B1/B3/B5/B7/B8/B20
TD:B34/B38/B39/B40/B41
バッテリー 10,000mAh
サイズ 325×214×8.6mm
重さ 960g

特徴

14インチクラスのタブレットというのは実はTECLASTが初めてというわけではなく、MESWAOというメーカーが発売していますし、何ならさらに大型の15.6インチがアイリスオーヤマから発売されていたりします。

しかしながらアイリスオーヤマは価格の割に性能が低く、MESWAOの場合はWidevineに言及がなくて動画サービスのHD画質再生が怪しく、そこそこ高いという問題があります。
そんなわけで大画面だけどこれを選ぶのはなぁ…ってところに登場したのが、「T70」なわけです。

SoC

「T70」のSoCはHelio G99

格安タブレットの中での上位モデルではお馴染みのSoCで、2コアのARM Cortex-A76(2.0GHz)と6コアのCorex-A55(2.0GHz)の8コアCPUに、グラフィックはMali-G57 MC2。
製造はTSMC N6、6nmプロセスです。

CPU AnTuTu 10 (総合)
Snapdragon 8+ Gen1 1336839
Apple A14 Boinic 1185436
Snapdragon 888 908074
Apple A13 Boinic 889260
Snapdragon 870 822951
Snapdragon 865 762668
Snapdragon 860 748600
Apple A12 Boinic 662257
Snapdragon 855 603846
Snapdragon 7 Gen1 584312
Snapdragon 6 Gen1 547399
Dimensity 900 511291
Snapdragon 4 Gen2 427408
Helio G99 416037
MT8188(Fire Max 11) 400934
Dimensity 700 388288
Snapdragon 685 346691
MT8186A(Fire 10 HD) 315268
Snapdragon 680 310236
UNISOC T606 267365
UNISOC T618 262720
GPU AnTuTu 10 (GPU)
Snapdragon 8+ Gen1 484673
Apple A14 Boinic 395362
Snapdragon 888 288952
Apple A13 Boinic 338734
Snapdragon 870 217420
Snapdragon 865 194445
Snapdragon 860 257712
Apple A12 Boinic 157230
Snapdragon 855 137111
Snapdragon 7 Gen1 171072
Snapdragon 6 Gen1 94636
Dimensity 900 100692
Snapdragon 4 Gen2 48864
Helio G99 79883
MT8188(Fire Max 11) 61898
Dimensity 700 74397
Snapdragon 685 42979
MT8186A(Fire 10 HD) 38420
Snapdragon 680 39370
UNISOC T606 28416
UNISOC T618 43285

AnTuTu 10のスコアは総合40~41万点、グラフィック8万点弱**。
ハイエンドのSnapdragon 8 Gen3などが総合200万点を叩き出す現在では、エントリーハイ~ミドルロークラスとなります。

最近になってちょっと上のSnapdragon 6 Gen1を搭載するタブレットが登場しましたが、2023年から今日に至るまで、格安系上位はいまだにHelio G99の独占状態です。
そろそろ次の世代に移りそうな空気は出始めていますが、本格的に移行するのは2025年からかなぁ…

メモリとストレージ

「T70」のメモリは8GB。拡張(仮想)メモリは12GB。
拡張メモリはストレージの一部をメモリとして使う機能であり、速度はメモリの数分の1になります。
メモリが足りなくてアプリが落ちるとか極端に遅くなるという場合を除き、オフにしても問題ありません(大体は8GBで事足ります)。

ストレージは256GB UFS2.2
経験的なところで言うと、「HPad 5」(128GB UFS2.2)がリード475MB/s、ライト171MB/sだったので、同程度になるんじゃないかなと。

その他

無線LANはWi-fi 5(802.11ac)、Bluetoothはv5.2です。
4G/LTE対応で、対応バンドはFDD-LTE:B1/B3/B5/B7/B8/B20、TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41。
合わせて4大衛星測位システム(GPS/GLONASS/BDS/GALILEO)にも対応しています。

バッテリーは10,000mAh
充電は最大18W充電に対応。33W以上が標準になる日はまだ遠そうです。

外観

本体です。
手が小さく見えますが、本体のフットプリントが(ベゼル幅を含めたら)14インチノートより大きいくらいと考えると…やっぱりちょっと手が小さすぎません?

14インチディスプレイは10.1インチと比べると面積比で+92%、11インチ比でも+62%となります。

Widevine L1+Netflix認証済み
14インチという動画視聴に向いたサイズなので、これは必須ですね。

カメラは、タブレットとしては珍しいデュアルカメラ…に見えますが、片方はAIサブカメラとされています。
メインカメラはOmniVision製の1300万画素センサーを使用。フロントカメラは800万画素で、こちらもOmniVision製。

スピーカーはクアッドスピーカー。
さらに絶滅危惧種となりつつあるオーディオジャックも内蔵しています。

まとめ

「T70」の価格は46,900円。記事執筆時点ではクーポン込みで39,900円です。

画面がでかくなっただけで中身は格安タブレットと変わらないのに、10インチ台や11インチ台のタブレットに比べればかなり値段が上がるわけですが、これまでは4万円台どころか5万円オーバーだったことを考えると、これでもかなり安くなりました。
主流ではないので数が出ず、量産効果が薄いこと、またWi-fiモデルではなく4G/LTEモデルである点も、コスト増の要因ですね。

とはいえここまで大きくなればビデオ会議などでも相手の顔が見やすいですし、動画サービスは言わずもがな。
競合製品が強豪と言えるほどの競争力を持ち合わせていない以上、他メーカーから有力製品が出てくるまでは、14インチクラスは「T70」の独壇場となりそうです。

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