2025年2月7日、LenovoはCore Ultra 200Vシリーズ(コードネーム:Lunar Lake)を搭載した2-in-1ノート「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10(14型 Intel)」を発売しました。
スペック

■ Yoga 7i 2-in-1 Gen 10 | |
CPU | Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 228V |
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メモリ | 32GB LPDDR5X-8533 |
ストレージ | 512GB Gen4 SSD |
画面 | 14.0インチ 有機EL 2.8K |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×2 USB3.2 Gen 1×1 HDMI 1.4b microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 7+BT5.4 |
バッテリー | 70WHr |
サイズ | 317×228×15.95mm |
重さ | 1.38kg |

特徴
「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」は、 Core Ultra 7 155H/Core Ultra 5 125Hを搭載した「Yoga 7i 2-in-1 Gen 9」の後継機にあたります。
LenovoにおけるYogaブランドは、以前は2-in-1スタイルノートを指していましたが、現在はIdeaPadの上位ブランドという扱いになっています。
YogaとIdeaPadの分かりやすい違いは筐体品質とUSB4/Thunderbolt4の有無(一部例外あり)ですね。
CPU
「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」のCPUはLunar Lake世代のCore Ultra 7 258VまたはCore Ultra 5 228V。
ハイパースレッディング廃止、オンダイメモリ、Xe2アーキテクチャのグラフィック、CoPilot+に対応したNPUなど、新要素が満載のCPUです。

カスタマイズでメモリ16GBのCore Ultra 7 256V/Core Ultra 5 226Vが選択できますが、購入後の増設ができないことを考えれば、選択肢にしない方がいいでしょう。
※GeekBenchと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています
Lunar Lakeは8コア8スレッド(4P4E)なので、CPU性能は控えめ。Core Ultra 5 125Hにも及びません(一応、シングルスレッドスコアは伸びています)。
まぁ、GeekBenchで10,000を超えていたら普段使いでは十分な性能と言えますが。
一方でグラフィックはアーキテクチャを刷新し、GTX 1650を超えるスコアを叩き出しています。
メモリとストレージ
メモリは32GBのLPDDR5x-8533。CPUオンダイなので換装不可。
ストレージは512B M.2 SSD。2242サイズでTLC NANDのGen4 SSDとされています。
その他
無線LANはWi-fi 7(802.11be)対応。Bluetoothはv5.4**。現時点における最新規格です。
有線LANは非対応。
バッテリーは4セルの70WHr。
動作時間は動画再生時が約14.3時間、アイドル時が約17.2時間(JEITA3.0)。充電は約2時間。
外観
本体です。2-in-1らしく、10点マルチタッチとLenovo Yoga Penに対応しています。
ディスプレイは14インチ2.8K(2880×1800)の有機ELディスプレイ。リフレッシュレートは120Hz。
最大輝度1,100nitsで、DisplayHDR True Black 1000認証済み。
DisplayHDR True Black 1000といえば「IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)」も認証を取得していましたね。

ちなみに14インチはDisplayHDR True Black 500だった「IdeaPad Slim 5 Gen 10」と違い、「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」は14インチと16インチ、どちらもDisplayHDR True Black 1000を取得しています。
天板はリサイクルアルミ+シリコンヴィーガンレザー。
ヴィーガンレザーが使われているのは14インチモデルのみです。
Lenovoでは「Yoga 6 Gen 8」でファブリック素材の天板という前例がありますが、ヴィーガンレザーはもっとスタイリッシュというか、ロゴがなかったらHPのノートって言われても信じていたかも(誉め言葉)。
2.Thunderbolt4 ポート
3.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
4.USB3.2 Gen 1
6.microSDメディアカードリーダー
7.電源ボタン
インターフェースはThunderbolt4を中心とした、シンプルな構成。
電源を兼ねるTB4が両サイドにあるので、ケーブルの取り回しで困ることも少ないでしょう。
また、HDMIとTB4×2、本体のディスプレイを合わせたクアッドディスプレイに対応しています。
スピーカーは、クアッドスピーカー(2W+2Wウーファー、2W+2Wツイーター)構成。
底面左右にもスピーカー口があります。
画像は16インチモデルのものですが、内部はこんな感じ。
まとめ
「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」の価格はCore Ultra 5 228Vモデル(固定スペック)が206,470円、Core Ultra 7 258Vモデル(カスタマイズのベースモデル)が226,600円から。
20万オーバーですが、高級車のような内容を考えれば高いとは言えません。強いていうなら、ストレージは標準1TBでも良かったのでは?ってくらいです。
さらに上位に「Yoga 9」シリーズがありますが、大型のヒンジスピーカーとか、(14インチなのに)4Kディスプレイとか、何とか高額要素をひねり出した感があって、個人的には「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」で完成しているんじゃないかなぁと。
ちなみに記事執筆時点では前世代の「Yoga 7i 2-in-1 Gen 9 (14型 Intel)」は併売中。144,870円からとお手頃価格です。
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