2025年4月10日、ALLDOCUBEはSnapdragon 7+ Gen 3を搭載した「iPlay 70 mini Ultra」を発売します。
スペック

■ iPlay 70 mini Ultra | |
CPU | Snapdragon 7+ Gen 3 |
---|---|
メモリ | 12GB LPDDR5X-8533 |
ストレージ | 256GB UFS3.1 |
画面 | 8.8インチ IPS WQXGA |
インターフェース | USB Type-C(Gen1)×1 microSD オーディオジャック |
カメラ | 前:500万画素 後:1③00万画素 |
wi-fi | Wi-fi 6+BT5.4 |
4G/5G | 4G対応 B1/B3/B7/B8/B19/B20 |
バッテリー | 7,300mAh |
サイズ | 208.2×129.6×7.9mm |
重さ | 335g |
特徴
ALLDOCUBEは「iPlay50 mini」以来、8インチクラスに力を入れてきましたが、ついにハイエンドモデルが登場しました。
これまでLenovo「Legion Tab」(グローバルではLegion Y700)の独壇場であった、高性能8インチクラスタブレットに登場した、第2の選択肢です。
SoC
「iPlay 70 mini Ultra」のSoCはSnapdragon 7+ Gen 3。
1コアのCortex-X4、4コアのCortex-A720、3コアのCortex-A55の計8コアに、グラフィックはAdreno 732、Qualcomm Hexagon NPUも搭載します。
Snapdragon 8 Gen 2と同じ1/4/3構成で、アーキテクチャ的にはSnapdragon 8 Gen 3(X4/A720/A520)に近いという、新旧の合わせ技みたいなミドルハイクラスのSoCです。
ミドルハイクラスと言っても、AnTuTuスコアは総合140万点。
Snapdragon 8シリーズに比べるとグラフィック性能がやや大人しいものの、総合では普通にハイエンドクラスです。
8インチ台タブレットでは、Snapdragon 8 Gen3を搭載する「Legion Tab(Y700)」に次ぐ性能となります。
この下はDimensity 7050を搭載したHEADWOLF「FPad7」か、Snapdragon 6 Gen1を搭載した「iPlay60 mini Turbo」なので、「Legion Tab(Y700)」の独壇場だったということがよく分かりますね。


メモリとストレージ
「iPlay 70 mini Ultra」のメモリは12GB LPDDR5-8533。
拡張メモリ(ストレージの一部を疑似メモリとして使う。ストレージの速度になるので動作は遅くなる)は最大8GBで、合計20GBまでできます。
まぁ、12GBあれば動かないアプリはそうないでしょうし、オフにした方が動作も安定しそうです。
ストレージは256GB UFS 3.1。
速度は最大でリード2.0GB/s、ライト1,8GB/sくらいのようなので、ファイルサイズの大きなゲームでも比較的短いロード時間で済みそうです。
また、microSDにも対応しています。
「Legion Tab(Y700)」は3代目からmicroSD非対応となったので、これはアドバンテージですね。
その他
無線LANはWi-Fi 6(802.11ax)、Bluetoothはv5.4。
トライバンドのWi-Fi 6Eでないのがちょっと惜しいですね。
4G/5G LTEには非対応の、Wi-fi専用機です。
バッテリーは7,300mAh。
「Legion Tab」が6,550mAhなので、かなりの大容量と言えます。
充電は最大20W。もともとWi-fi専用機で、外に持ち出すことはあまりない(=使っていない時間は充電している)という前提なので、速度があまり早くなくてももんだいになることは少ないでしょう。
変わった機能として、最大6WのOTG逆充電に対応。
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどを充電するのに使えます。
OSはALLDOCUBE OS 3.0L。Android 14をベースとしたカスタマイズOSです。
といっても「ゲーミングモード」が追加されるとか、スピーカーに合わせたイコライザーアプリがプリインストールされているとかで、徹底的なカスタマイズとまではいかない程度のようです。
外観
本体の6面図。
スピーカーは横持ち時にステレオをなる位置で、赤い電源ボタンがワンポイント。
Type-CはUSB3.1 Gen1(5Gbps)で、映像出力に対応しています。
「Legion Tab(Y700)」は2代目から縦位置と横位置のデュアルType-Cとなっていますが、さすがにそのような特殊設計はされていません。
ディスプレイは「Legion Tab(Y700)」と同じ、8.8インチWQXGA(2560×1600)。リフレッシュレートは144Hzで輝度は最大500nits。色域は97% NTSCとされています。
ただし、可変リフレッシュレートには非対応。
気合が入っているのが、冷却構造。
ベイパーチャンバー構造のヒートシンクと、裏表に張ったグラフェンシートで効率的に熱放出を行うようになっています。
まとめ
「iPlay 70 mini Ultra」の価格は49,999円。発売記念価格として数量限定で37,999円(楽天とAmazonで販売)となります。楽天がセール中なので、楽天の方がおすすめ。
定価でも安めですが、発売記念価格はとんでもなく安いです。
ちなみに「Legion Tab」は79,860円と、価格もハイエンド寄り。
おそらく今年後半には後継となるSnapdragon 8 Elite搭載モデルが出るでしょうが、価格が10万円を超えても不思議ではありません。
そんな「Legion Tab」は別として、手軽に買える8インチ台ハイエンドタブレットとして、「iPlay 70 mini Ultra」は大人気となることが約束されたタブレットと言えるでしょう。
発売開始は4月10日0時。ALLDOCUBEがどれだけクーポンを用意しているかは分かりませんが、瞬殺されてもおかしくないので、欲しいなと思った方は即買い推奨です。
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