2025年4月23日、スマホ・タブレットメーカーのBlackviewは、13インチタブレット「MEGA 8」を発売しました。
ちなみに日本は先行発売となるようで、グローバルでの発売は5月12日です。
スペック

■ MEGA 8 | |
CPU | UNISOC T620 |
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メモリ | 12GB(+拡張24GB) |
ストレージ | 256/512GB UFS |
画面 | 13インチ IPS WUXGA/90Hz |
インターフェース | USB Type-C(2.0)×1 microSD オーディオジャック |
カメラ | 前:1300万画素 後:5000万+200万画素 |
wi-fi | Wi-fi 5+BT5.0 |
4G/5G | 4G対応 B1/B3/B7/B8/B19/B20/B28A/B28B B38/B40/B41 |
バッテリー | 11,000mAh 最大18W充電 |
サイズ | 302×197.5×7.85mm |
重さ | 736g |
特徴
「MEGA 8」はBlackviewのタブレット史上最大となる、13インチのタブレットです。
これまでの「MEGA」シリーズは11.5インチの「MEGA 1」、12インチの「MEGA 2」があり、「MEGA 8」はシリーズ3製品目となります。
OSはAndroid 15ベースのDokeOS_P4.1。
Doke AIと名付けたAI機能群が特徴で、DeepSeek R1、ChatGPT-4o mini、Gemini AI 2.0に対応した「Hi Doki」、画像・映像のAI加工ができる「DK VidGen」、サウンド生成の「DK Soundle」などが用意されています。
SoC
「MEGA 8」のSoC(System on Chip)はUNISOC T620。
12nm製造プロセスで、CPUは2コアのCortex-A75と6コアのCortex-A55、グラフィックはMali-G57(1コア)。
ざっくり言うと、UNISOC T616の高クロック版です。
SoCの性能はAnTuTu総合36万点台と、T600シリーズの中では高スコアです。
と言ってもエントリークラスの域は出ないので、ゲーミングとかクリエイティブ用途には向きません。
ちなみにAIに結構力を入れているタブレットですが、UNISOC T620はNPUを持たず、AI系はクラウド処理が基本となるようです。
メモリとストレージ
メモリは12GB LPDDR4x(スペック表に規格は掲載されていないものの、T620はそもそもLPDDR4xのみの対応)。+24GBの拡張メモリに対応しています。
メモリが大容量なのはいいことですが…SoCがボトルネックになるんじゃないかなぁ…8GBにして価格を抑えた方が良かったのでは?
ストレージは256GBまたは512GB。現在販売されているモデルは256GBです。
これもT620の仕様上、UFS2.1かUFS2.2となります。
その他
無線LANはWi-fi 5(802.11ac)、Bluetoothはv5.0。
ワイヤレスイヤホンはSBCとAACのみで、LDACやapt-Xといったハイレゾ規格には非対応です。
バッテリーは11,000mAhと大容量。
ただし充電は18Wまでなので、満充電には結構時間がかかりそうです。
外観
「MEGA 8」のディスプレイは13インチWUXGA(1920×1200)。
14インチのTECLAST「T70」よりは一回り小さいものの、TECLAST「T65 Max」と同じ画面サイズで、タブレットとしては十分大型です。


1677万色表示(8bit入力)でリフレッシュレートは90Hz、輝度は420nits、タッチサンプリングレートは144hz。Widevine L1で、NetflixもHD対応です。
画面占有率は81.5%と、大型ディスプレイの割にはやや低め。
ただこれは画面回りを黒く縁取ることで、動画視聴時の没入感を高める効果を狙っているのかなぁと。
また、低ブルーライトでTÜV認証を取得しています。
インターフェース。
microSD/SIMのコンボスロットに、説明書きがありませんが、オーディオジャックもあります。
スピーカーは横持ち時左右のクアッドスピーカーで、2016(20×16mm)ボックススピーカーが使われています。
タブレットとしては珍しくカメラに気合が入っていて、背面カメラは5000万画素のSONY IMX362センサー。
ところでIMX362って1220万画素のはずですが…?
パッケージ。
本体に加えてスタイラスペン(というかタッチペン)、スタンドにもなる手帳型カバーなどが付属します。
まとめ
「MEGA 8」の価格は46,900円。記事執筆現在はクーポン込みで34,900円です。
大型タブレットの割には、かなり手ごろな価格です。
同じ13インチのTECLAST「T65 Max」に比べるとちょっとだけ高いものの、メモリが12GBと多く、ディスプレイも90Hz、さらに3年保証なので価格差分以上の付加価値はあると考えていいでしょう。
SoCの性能についてはもう一声!と言いたいところですが、コンテンツ消費メインであれば、UNISOC T620でも何とかなります。
ゲームがしたければiPadとかGalaxy Tab Ultraを選ぶべきでしょう。
13インチオーバーの低価格タブレットは実質TECLASTの独壇場だったので、メーカーの選択肢が増えることは歓迎です。
これを機にAlldocubeやHeadwolfなども大画面タブレット市場に参戦しないかなぁ…
関連リンク
製品ページ:Blackview
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