2025年4月25日、LenovoはCore Ultraシリーズ2を搭載した14インチノート「ThinkPad E14 Gen 7 IAL(14型 Intel)」および16インチノート「ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)」を発売しました。
スペック

■ ThinkPad E14 Gen 7/E16 Gen 3 | |
CPU | Core Ultra 7 255H Core Ultra 5 225H Core Ultra 7 265U Core Ultra 5 235U Core Ultra 5 225U |
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メモリ | 8~32GB DDR5-5600 |
ストレージ | 256GB~1TB Gen4 SSD |
画面 | 14.0/16.0インチ IPS WUXGA/2.5K/2.8K |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB3.2 Gen2x2×1 USB3.2 Gen2×1 USB3.2 Gen1×1 HDMI 1GbE 有線LAN オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 6/6E+BT5.3 |
バッテリー | 48/64WHr |
サイズ | 313×220.3×19.7mm(E14) 356×249×21.05mm(E16) |
重さ | 1.34kg(E14) 1.63kg(E16) |


特徴
「ThinkPad E14/E16」は、記事執筆時点で4モデルが併売されています。
E14 Gen 5/E16 Gen 1:第13世代
E14 Gen 6/E16 Gen 2:Core Ultraシリーズ1
E14 Gen 7(IRL)/E16 Gen 3(IRL):Core シリーズ2(Raptor Lake)
E14 Gen 7(IAL)/E16 Gen 3(IAL):Core Ultraシリーズ2(Arrow Lake)
今回紹介しているのは一番下、Arrow Lakeを搭載する「E14 Gen 7(IAL)/E16 Gen 3(IAL)」です。
Arrow Lake搭載機としては他に「ThinkBook 14/16 Gen 8」もあります。

CPU
「E14 Gen 7(IAL)/E16 Gen 3(IAL)」のCPUは、Core Ultraシリーズ2(Arrow Lake)からCore Ultra 7 255H、Core Ultra 5 225H、Core Ultra 7 265U、Core Ultra 5 235U、Core Ultra 5 225Uの5種類が選択可能。
このうちCore Ultra 7 265U、Core Ultra 5 235UがvPro対応です。

200Hシリーズと200UシリーズはCPUコア数、グラフィックコア数ともに異なっています。
Core Ultra 7 255H:16C16T(6P8E2LPE)、8Xeコア、TDP28W
Core Ultra 5 225H:14C14T(4P8E2LPE)、7Xeコア、TDP28W
Core Ultra 7 265U:12C14T(2P8E2LPE)、4Xeコア、TDP15W
Core Ultra 5 235U:12C14T(2P8E2LPE)、4Xeコア、TDP15W
Core Ultra 5 225U:12C14T(2P8E2LPE)、4Xeコア、TDP15W
Core Ultra 7 255HがCPU・GPUともにかなり優秀です。
Core Ultra 5 225Hもコア数差を考えたらこんなものかなぁといったところですね。
UシリーズはPコアが2コアしかないため、CPUスコアはかなり差を開けられていますが、普段使いであれば十分なスコアです。
グラフィック性能はスコアが見当たりませんでしたが、Xeコア数の差から考えて、Core Ultra 7 255Hの半分~6割程度のスコアになると思われます。
メモリとストレージ
メモリは8GBから32GBのDDR5-5600。
SO-DIMMが2スロットです。
ストレージは256GBから1TBのGen4 SSD。2242サイズで、TLC NANDです。
内部的には2242+2280のデュアルSSDに対応しています。
その他
無線LANはWi-fi 6またはWi-fi 6E。
Realtek 8852BE、Intel AX203、Intel AX211から選択できます。
カメラは720p、500万画素、1080p+IRの3種類から選択可能。
指紋センサーも搭載の有無を選べます。
バッテリーは標準で3セル48WHr。大容量タイプとして4セル64WHrを選択可能。
この辺りのカスタマイズは、ThinkPadならではですね。
外観
E14の正面です。
キーボードはおなじみの赤ポチのついたThinkPadキーボード、左右にはスピーカーがあります。
矢印キーが半段下がり、独立したPgUp/PgDnキーがあるのも特徴。
ディスプレイは3種類から選択します。
・1920×1200 IPS、300nits、60Hz、45% NTSC、光沢なし、タッチ非対応
・1920×1200 IPS、300nits、60Hz、45% NTSC、光沢なし、タッチ対応
・2880×1800 IPS、400nits、120Hz、100% sRGB、光沢なし、タッチ非対応
E16の正面。
テンキーが入るため、キーボードは本体幅ギリギリです。
ディスプレイは3種類から選択します。
・1920×1200 IPS、300nits、60Hz、45% NTSC、光沢なし、タッチ非対応
・1920×1200 IPS、300nits、60Hz、45% NTSC、光沢なし、タッチ対応
・2560×1600 IPS、400nits、120Hz、100% sRGB、光沢なし、タッチ非対応
2.1GbE RJ-45
3.ケーブルロックスロット
4.HDMI
6.Thunderbolt 4
7.Powered USB 3.2 Gen 2
8.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
インターフェースはType-Cが2ポートにType-Aが2ポート。
USB3.2 Gen 2×2(20Gbps)という珍しい規格にも対応しています。というか、地味に全部規格が違うという。
ヒンジは180度開きます。
まとめ
「E14 Gen 7(IAL)」の価格は107,976円から、「E16 Gen 3(IAL)」は108,614円からです。
パワーのあるCore Ultra 7 255Hに変更すると136,048円からです。まぁメモリが8GBなので、のちのち換装・増設必須ですが。
ThinkPadの名を冠しながら、価格的には「ThinkBook 14/16 Gen 8」とほぼ同じ。
安価なモデルではありますが、カスタマイズ要素もしっかりしているので、ThinkPadファンも納得の出来と言えそうです。
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