2026年4月14日、LenovoはSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載した13インチタブレット「LEGION Tab (8.8”、5)」を発売しました。
中国では3月18日に発表・発売だったので、一か月弱遅れでの登場です。
スペック

| ■ LEGION Tab (8.8”、5) | |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
|---|---|
| メモリ | 12GB LPDDR5T |
| ストレージ | 256GB UFS4.1 Pro |
| 画面 | 8.8インチ 3040×1904 |
| インターフェース | USB Type-C(Gen2)×1 USB Type-C(2.0)×1 microSD |
| wi-fi | Wi-fi 7+BT6.0 |
| 4G/5G | 非対応 |
| OS | Android 16 |
| カメラ | リア:5000万画素 フロント:800万画素 |
| バッテリー | 9,000mAh 68W充電 |
| サイズ | 206.5×128.5×7.6mm |
| 重さ | 約360g |
特徴
「LEGION Tab (8.8”、5)」は2025年1月に発売された「Legion Tab (8.8”, 3)」の後継機となります。

Lenovoは中国市場において、2022年3月にSnapdragon 870を搭載した「Legion Y700」を発売。これが初代です。
歴代をざっくり並べると以下で、「LEGION Tab (8.8”、5)」は5とあるように5代目となります。日付は中国での発売日です。
Legion Y700(初代):2022年3月、Snapdragon 870、国内未発売
Legion Y700(2023):2023年7月、Snapdragon 8+ Gen1、デュアル端子に。NECから発売
Legion Y700(2025):2024年10月、Snapdragon 8 Gen 3、「Legion Tab (8.8”, 3)」として発売
Legion Y700 Gen4:2025年5月、Snapdragon 8 Elite、国内未発売
Legion Y700 Gen5:2026年3月、Snapdragon 8 Elite Gen 5、この記事で紹介
ちなみに「Legion Y700(2023)」の国内版である「LAVIE Tab T9 T0995/HAS」は7か月遅れの2024年2月発売、「Legion Tab (8.8”, 3)」は3か月遅れの2025年1月発売。
そして今回の「LEGION Tab (8.8”、5)」はついに一か月遅れまで短縮されました。来年は世界同時発売かな…?
CPU
「LEGION Tab (8.8”、5)」のSoCはSnapdragon 8 Elite Gen 5(Qualcomm 8850P)。
2025年9月に発表された、記事執筆時点で最新最強のSoCで、メジャーなところだと「Xiaomi 17 Ultra」が搭載しています。
タブレットだと「OPPO Pad 5 Pro」と「HONOR MagicPad 3 Pro」がありますが、どちらも国内未発表なので、タブレットでは現状「LEGION Tab (8.8”、5)」が国内唯一となります。
アーキテクチャは先代Snapdragon 8 Eliteと同様、2+6構成とシンプル。グラフィックはAdreno 840。製造プロセスはTSMCの3nm(N3P)。
プライムコアは第3世代のOrion-Lを2コア(4.6GHz)、パフォーマンスコアは第3世代のOrion-Lを6コア(3.62GHz)となっています。

Orion-LとOrion-Mはアーキテクチャレベルで別物です。
NPUはかなりの強化がなされ、8スカラー+6ベクタ+1テンサーから12スカラー+8ベクタ+1テンサーに増強、先代比で37%の性能向上だそう。
また、カメラ回りが18bit ISPから20bit ISPに強化されています。

SoC内部ではこんな感じの配置になっているとのこと。
左がSnapdragon 8 Elite、右がSnapdragon 8 Elite Gen 5です。
参考 高通骁龙8 Elite Gen 5前瞻上手:手机新旗舰平台来啦!:YouTube
参考 Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform:Qualcomm
スコアは実機とAnTuTuランキング(AnTuTu v11)を使用しています。
SoCの性能は、AnTuTu(v11)が総合390万点。機種によっては400万点を超えることもあります。AnTuTu(v10)だと330万点くらいになります。
グラフィックは140万点オーバー。
「Legion Tab (8.8”, 3)」のSnapdragon 8 Gen 3が、AnTuTu(v11)が総合240万点、グラフィックが80万点くらいだったので、CPU、グラフィックともに1.6倍以上の性能アップですね。
メモリとストレージ
メモリは12GBのLPDDR5T-10667。
ストレージは256GB UFS4.1 Pro。
他メディアでのレビューではリード3.0GB/s、ライト1.4GB/s程度。瞬間最大だとリード4.4GB/s、ライト1.7GB/sくらいまで出るようです。
microSDは2TBまで対応。
その他
無線LANはWi-Fi 7(802.11ax)。Bluetoothは6.0。
BT6.0対応は同時発表の「Idea Tab Pro Gen 2」と並んでLenovoのタブレットで初ですね(Wi-fi 7は「Yoga Tab/Yoga Tab Plus」で対応)。

バッテリーは9,000mAhで、充電速度は最大68W。
「Legion Tab (8.8”, 3)」が6,550mAh、国内未発売の先代「Legion Y700 Gen4」が7,600mAhなので、かなり容量が増えています。
後述しますが、ディスプレイの解像度が上がったことが、バッテリー容量を大幅に増やした要因の一つでしょう。
なお、重さは350g→340g→360gと変化。20gの重量増で1,400mAhのバッテリー増は、許容範囲ではあります。
OSはAndroid 16ベースのZUXOS 2.0。
「Idea Tab Pro Gen 2」と違ってアップデート保証に関する記載がありませんが(記事執筆時点ではアップデート一覧表も更新されていない)、おそらくは1回ないし2回のOSアップデートと、4年間のセキュリティアップデート提供になるでしょう。
参考 Android アップグレードマトリクス:Lenovoサポート
外観

本体。
カメラを画面内ではなくベゼル部に配置した、ゲーミング特化スタイルは初代から継続。

画面は8.8インチで解像度は3K(3040×1904)、408PPI。
初代から3代目まで続いた8.8インチ2.5K(2560×1600)を止めて、国内未発売の4代目から新解像度となりました。
しかし…中途半端な解像度だなぁ…
リフレッシュレートは165Hz、最大輝度は600nits/800nits(HBMモード)。色域は99% DCI-P3。
初代:2.5K/120Hz/500nits
2代目:2.5K/144Hz/500nits
3代目:2.5K/165Hz/500nits(ピーク900nits)
4代目:3K/165Hz/600nits
5代目:3K/165Hz/600nits(800nits/HBM)

2.電源ボタン
3.microSDカードスロット
5.USB3.2 Gen2
インターフェースは2代目以降から共通のType-C×2。
横向き時底辺がUSB3.2 Gen2(10Gbps)、縦置き時底辺がUSB2.0となります。USB3.2 Gen2は映像出力(DP-OUT)も可能。

冷却。ヴェイパー・チャンバーの表面積を大幅に増やしています。
まとめ
「Legion Tab (8.8”, 5)」の価格は119,680円。ついに10万円の大台を超えてきました。
AliExpressだと9万円台から販売されています。
記事執筆時点では「Legion Tab (8.8”, 3)」が併売中で、79,860円。
値段は1.5倍で性能は1.6倍超といったところですね。
ただどうも「Legion Tab (8.8”, 5)」はベンチマークループでのスコア低下率が大きいそうで。
海外(というか先行発売された中国の一部)では、5代目より性能低下率が低く、価格も安い4代目でいいのでは?という声も見られます。
まぁ低下しても
AnTuTuランキングのTOPを取れたので、ピーク性能(と発熱)を抑えた実用向けファームウェアが出るのでは?という予測もありますし、ゲームでは必ずしも常時最大負荷がかかり続けるわけではないので、実プレイ時は普通に安定しているとの声もあります。
価格が価格だけに手放しでおすすめはしづらいですが、8インチクラスではライバル不在の最強性能ですし、数年後も確実にハイエンドの地位にとどまっているスペックなので、長く使うことを前提に考えれば十分にありと言えます。
関連リンク



コメント