2026年4月10日ころ、LenovoはCore Ultra シリーズ3を採用したミニPC「Yoga Mini 01IPH11」を発売しました。
スペック

| ■ Yoga Mini 01IPH11 | |
| CPU | Core Ultra X7 358H Core Ultra 5 325 |
|---|---|
| メモリ | 32/16GB LPDDR5x-8533 |
| ストレージ | 512B Gen4 SSD |
| インターフェース | USB Type-C(TB4)×2 USB Type-C(Gen2)×2 USB3.2 Gen2×1 HDMI 2.1 2.5GbE 有線LAN オーディオジャック |
| Wi-fi | Wi-fi 7+BT5.4 |
| 電源アダプタ | 100W |
| サイズ | 130×130×48.6mm |
| 重さ | 0.6kg |
特徴
Lenovoはこれまで、「ThinkCentre Tiny」シリーズや「IdeaCentre Mini」シリーズなど、平べったい正方形型のミニPCを販売していました。
データは古いものの、これらのいくつかは過去にがじぇっとりっぷでもレビューしています。


「Yoga Mini 01IPH11」は初の「Yoga」ブランドにおけるミニPCで、円柱形筐体とデザインも凝ったものとなっています。
CPU・GPU
「Yoga Mini」のCPUは、Panther Lake世代となるCore Ultra 5 325を搭載。
カスタマイズではCore Ultra X7 358Hに変更することもできます。

Core Ultra 5 325は8コア8スレッド(4P4LPE)で、Lunar Lake(Core Ultra 200V)由来の構造を取っています。
グラフィックはXe3アーキテクチャを4コア。
47TOPSのNPUを持ち、Copilot+ PCの要件(40TOPS以上のNPU、16GB以上のメモリ、256GB以上のストレージ)をクリアしています。
Core Ultra X7 358Hは16コア16スレッド(4P8E4LPE)、グラフィックXe3×12コアで、モバイル向けCPUの中でも上位のグラフィック性能を誇ります。
また、50TOPSのNPUを内蔵し、GPU計算だと122TOPSに達します。
※PassMarkと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています
CPU性能は、Core Ultra 5 325でPassMarkスコア20000ちょい。Lunar Lake世代から少し向上しています。
グラフィック性能はLunar Lakeより少し下がっています。
一方でCore Ultra X7 358Hはデスクトップ向けのRyzen 7 9800X3Dに匹敵するCPU性能、デスクトップ向けのGeForce RTX 3050を上回るグラフィックスコアを叩き出しています。
単体でエントリークラスのゲーミングノート並みは、なかなかに驚異的です。
メモリとストレージ
「Yoga Mini」のメモリは16GBまたは32GBのLPDDR5x-8533。
CPUとの組み合わせが固定で、Core Ultra 5 325選択時は16GB、Core Ultra X7 358Hでは32GBとなります。
ストレージは512GBのGen4 SSD。QLC NANDであることが明記されています。
内部的にはシングルスロットなので、換装はできても増設はできません。
その他
無線LANはWi-Fi 7(802.11be)に対応。Bluetoothはv5.4です。ハードウェア的にはBT6.0にも対応しているので、いずれソフトウェアアップデートで対応するかも。
有線LANは2.5GbEが1ポート。
ちょっと変わっているのが、Wi-fiがデフォルトでは160MHz(最大2,880Mbps)で、カスタマイズで320MHz(最大5,760Mps)対応に変更できること。
320MHzはルーター側も対応している必要があり、現状ではフルに活かせるユーザーは多くありません。
全体向けにはコストを抑えながら、コアユーザー向けオプションも用意するのは「Yoga」らしいなぁと。
さらに、「Wi-Fiセンシング」なる技術にも対応。
Wi-Fiセンシングは802.11bfとして規格化された技術で、電波の揺らぎによって人間や動物の行動を検知するという謎技術。
カメラや赤外線センサーと違って死角が少ないのが特徴。
近くに人がいるかの判断ができるので、離れると自動スクリーンオフ&ロック、近付くと復帰ということが自動で行えます。
電源アダプターは100W USB PD。
外観

本体はころんと音が聞こえそうな円柱形。
側面に指紋認証内蔵の電源ボタンがあります。
本体に開いている穴はマイクです。

2.USB 10Gbps (USB PD/ DP Alt Mode)
3.HDMI 2.1
4.USB 10Gbps (DP Alt Mode)
6.Thunderbolt4
7.Thunderbolt4
8.オーディオジャック
インターフェースは背面と左側面。
必要なものは用意しつつ、あまりごちゃごちゃさせない辺りはApple「Mac Mini」を彷彿とさせますね。
Thunderbolt4が2ポートあり、USB3.2 Gen2のType-Cポートまで活用すれば最大4画面表示に対応します。

天面にタッチセンサーがあるっぽいのですが、詳細は不明。
ジェスチャー操作ができ、底面のライティング操作やスマホ・タブレット間とのファイル共有などができるようです。

底面は円形の吸気口と排気口。
吸排気がともに底面にあるのは「Mac Mini M4」と同じ構造です。

スタンド部にライトが仕込まれています。

画像が小さいのですが、内部イメージ。ボードは2枚に分かれているようです。
ファンの左に2Wのシングルスピーカーが見えますね。
まとめ
「Yoga Mini 01IPH11」の価格はCore Ultra 5 325+16GBメモリで199,870円、Core Ultra X7 358H+32GBメモリで297,770円。
もともとがお高めの「Yoga」ブランドであることに加え、昨今のメモリ高騰のあおりを受けて、なかなかのお値段となっています。
しばらくすればいつものように割引されるかなぁと思っていて、予想通りGW前に159,896円という値段を付けていましたが、記事執筆時点では定価に戻っていました。
…Lenovoで定価に戻ることってあるんだ…
見た目にも面白いし、内容的にも中華系ミニPCにはない機能が盛り込まれていて、「Yoga」ブランドを冠するコンシューマ向けハイエンドらしいものに仕上がっています。
セール頻度は分かりませんが、安くなっている時に見かけたら狙ってみるのもいいかもしれません。
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コメント
>予想通りGW前に159,896円という値段を付けていましたが、記事執筆時点では定価に戻っていました。
買っておけばよかった……か…?