2025年4月23日、安価なイヤホンを手掛けるEarFun Technologyから、イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン「EarFun Clip 2」が発売されました。
名前からも分かるように、「EarFun Clip 2」はイヤーカフ型の2代目です(初代は2025年7月発売)。
初代からBluetooth6.0およびLDACに対応していますが、ドライバー部の形状変更、ドライバー径は10.8mmから12mmに大型化、独自の低音増強技術「BassSurge」の導入など、多くの変更が加えられています。
EarFun Clip 2

| Bluetoothバージョン | v6.0 |
|---|---|
| チップ | Bluetrum BT8972F |
| 対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
| ドライバー径 | 12mm |
| バッテリー容量 | 60mAh(本体) 490mAh(ケース) |
| バッテリー駆動時間 | 約11/6時間(本体) 約40/22時間(ケース込) LDAC Off/On時 |
| 充電時間 | 約1時間(本体) 約2時間(ケース) |
| 急速充電 | 10分充電で2時間再生 |
| 充電端子 | USB Type-C(ケース) |
| 防水&防塵規格 | IP55 |
| 重量 | 約5.5g(片耳) 約49,6g(ケース込) |
GoodPoint
✔ イヤーカフ型ながらしっかりした低音
✔ サウンド体験が変わるサラウンド機能
✔ 物理ボタン
✔ 最大24か月の保証
BadPoint
✖ aptX系は非対応
✖ フィッティングがややシビア
クーポンコード:EFCLIPNPR
有効期間:2026年6月30日(火)23:59 まで
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クーポン適用後:7,493円(税込)
EarFunについて
EarFunは2018年10月に設立した、深圳市丽耳科技有限公司(Shenzhen EarFun Technology Co., Ltd.)のブランドです。
日本市場には2019年頃に進出、公式サイトの特商法に基づく表記ではEarfun Technology (HK) Limitedとなっていて香港を拠点とする企業のように見えますが、上記の通り中国の深圳を本拠地としています。
パッケージ

・充電ケース
・充電ケーブル(約50cm)
・ユーザーマニュアル
ユーザーガイドはWebでも提供されています
操作について
| 設定 | ||
|---|---|---|
| 電源オン・オフ | ケース開け閉め | |
| ペアリングモード | ケースボタン3秒長押し | |
| 音楽 | ||
| 再生/停止 | 左右ボタン2回タップ | |
| 次の曲 | 右ボタン3回タップ | |
| 前の曲 | 左ボタン3回タップ | |
| 音量アップ | 右ボタン1回タップ | |
| 音量ダウン | 左ボタン1回タップ | |
| 通話 | ||
| 応答/終了 | 左右ボタン2回押し | |
| 着信拒否 | 左右ボタン2秒タップ | |
| マルチ応答 | 左右ボタン3回タップ | |
| 機能 | ||
| 音声アシスタント | 左右ボタン2秒長押し | |
| ゲームモード | アプリ操作 | |
| リセット | ケースボタン8秒長押し | |
| マルチペアリング | ケースボタン3秒長押し | |
操作としては特に不自然な点はありません。
物理ボタンなので誤操作もなく、操作感は非常に良好です。
使ってみた
接続について

接続は特に問題なし。
Google Fast Pairに対応しているので、蓋を開けた時点でポップアップが表示されて、「さぁ接続しろ」と言わんばかりにアピールしてきます。

対応コーデックはSBCとAAC、LDAC。

LDACは消費電力の都合上、マルチポイント接続(デュアルデバイス接続)とは排他関係となります。
アプリについて

「Clip 2」はEarFunアプリで管理できます。ユーザー登録必須かと思いきや、ログイン画面で「キャンセル」を選ぶと、ユーザー登録せずとも利用できます。
ボタンの名前を「ログインせずに利用する」とかに変更した方がいいのでは?と思うわけですが、以前より変更はありません。
なお、デバイス登録で延長保証(18か月から24か月に延長)は、アプリではなく公式サイトのサポートページからの登録です。

メイン画面。

操作のカスタマイズ。
操作ごとに選択できる内容が異なっています。

イコライザ。
プリセットだけで30種類あります。

前述の通り、LDACとマルチポイント接続は排他関係。

音声ガイダンスは日本語が設定できます。

発売直後ということもあってか、レビュー期間中に2回もアップデートがありました。
かけ心地
がじぇっとりっぷはカナル型のイヤホンが苦手で(すぐに耳が痛くなる)、もっぱらオープンイヤー型を使用しています。
耳にかけるフック型は、形状によっては耳に付け根が痛くなることがあり、最近では痛みの出ないイヤーカフ型の方が利用頻度が高くなっています。
「Clip 2」は、がじぇっとりっぷが一番好んで使うイヤーカフ型。
なので、安心して使っていたわけですが…なんだか耳が痛いぞ?
原因を考えたところ、「Clip 2」のスピーカー部は扁平型。いままで使ってきたものは球形で、この形状の差が影響していそう。
クリップの向きを変えると、痛みが軽減。

左が耳の痛かった付け方。右が痛みの出なかった付け方。
コントロールボックスが耳たぶの裏に触れるか触れないかくらいまで下げるとちょうどよかったです。
うまくフィッティングした状態であれば5時間つけっぱなしでも平気でした。
形状的な難はありましたが、スピーカー部を覆う超ソフト液状シリコンの肌触りはとてもよく、その点は優れています。
音質について

「Clip 2」は12mm径のチタンコーティングダイナミックドライバーを採用しています。
サイズ的にはカナル型イヤホンの最大サイズと同程度です。
音質は、思った以上に(いい意味で)普通。
オープンイヤー型は構造的な弱点として低音が弱くなる傾向があり、「Clip 2」もその例に漏れません。
とはいえ、スピーカー部が扁平形状で肌との接触面積が大きいためか、比較的マシな「弱い」です。
これをイコライザで低音を強調すると、低音増強技術「BassSurge」の効果か、バランスが一気に改善して、違和感のない音となります。
中音や高音はわずかにやわらかめ。
ピアノやギターの音が耳に刺さらない程度に角が丸くなっています。
また、カナル型と違って密閉空間を作らないので余韻が短め。この点はオープンイヤー型全般に共通するのでマイナスではないものの、余韻がもたらす高音の抜け感という点ではカナル型に一歩劣ります。
個人的に高評価なのが、シアターモード。
シアターモードはLDAC不可・イコライザー不可の代わりにサラウンド効果を得られるモードです。
「Clip 2」はEarFun独自のSpatial Stage 3Dサウンド技術なるものを搭載し、いい感じのサラウンド感を感じることができます。
頭の中心にいたボーカルが、耳のすぐ外から聞こえてくるようになります。ASMR(耳かき系を除く)を再生するとやばいです。
ただし、一種の加工となるので音に少しざらつきが出ます。
公式HPでも「映画やドラマ視聴時により臨場感あふれるサウンド体験」と記載している通り、純粋な音楽体験にはやや不向きです。
音場の広いライブやパーティーサウンドであれば全然ありです。
あくまでもレビュー者の個人的感想である点にご注意ください。
また、長時間にわたる大音量での視聴は聴覚障害を引き起こす可能性があります。
外観

外箱は過去のレビューと同じく、ブランドカラーの黄色を上下側面にあしらっています。
「Air Pro 4i」同様、以前はホログラムだった製品名称が黒になり、読みやすくなっています。

裏面。
シリアルナンバーと技適番号は底面に移動しました。
技適番号は220-J10698でした。
参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(220-J10698):総務省

ケースの保護シートに装着の仕方のイラストが。
この保護シートを活用している例は初めて見たかも。

再掲ですが、パッケージ全体。
同梱品


マニュアルは冊子タイプで、多言語対応。日本語ページは一部に中華フォントが残っています。

ケーブル。
ケースと本体

ケースは楕円型でつるりとしています。
とっさに手に取ったらつるんといってしまいそうですが、意外と指に吸い付く感触があります。
それでいて指紋の残らない表面加工がなされています。
底面には充電用のType-Cポートとリセットボタン。

蓋を開けたところ。
イヤーカフ型は左右共通の場合が多いのですが、「Clip 2」は左右の区別をつけています。


蓋の内側には認証情報。

本体。スピーカー開口部が独特な位置についています。

スピーカーのハウジングは休憩ではなく扁平型。

装着時はちょうどスピーカーが耳の穴の奥を向くようになっています。
音がストレートに入ってくるので聞きやすさが増したほか、余計なところでの反射が減って音漏れが軽減するという効果もあります。

操作は物理ボタン。
ちなみに物理ボタンには、タッチでは反応しない手袋でも操作できるというメリットもあります。

装着時はボタンが上に来ます。


マイクはコントローラ部とスピーカー部に一基ずつ、左右合わせて4マイク構成となっています。

重さは本体が11.4g(片耳当たり5.7g)、ケース込みで49.4g。仕様(5.5g/49.6g)より本体がちょっと重いですが、許容範囲です。
まとめ
「Clip 2」の価格は9,990円。セール時は7,990円となることも。
フィッティングはうまくする必要があるものの、イヤーカフ型の割に違和感のない音を出しますし、物理ボタンは誤操作ストレスもなく、総じて使い勝手のいいイヤホンと言えます。
価格的にはエントリークラスの一段上ですが、LDAC対応とかワイヤレス充電対応ケース、サラウンド効果のシアターモードなど、内容的にもワンランク上になっているので、妥当な価格です。
イヤーカフ型は気になるけど、格安イヤホンでハズレは引きたくないなぁという人や、雑に使ったり失くしても泣かなくて済む範囲で、気にならない音質の製品が欲しいという人にはお勧めです。
クーポンコード:EFCLIPNPR
有効期間:2026年6月30日(火)23:59 まで
割引内容:Amazon公式ストア&EarFun公式サイトで25%OFF
クーポン適用後:7,493円(税込)



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