2026年6月24日、One-Netbook社はクラウドファンディングサイトのINDIEGOGOで、Intel Arc G3 Extremeを搭載した8.8インチゲーミングUMPC「OneXPlayer 3」のファンディングを開始しました。
スペック

| ■ OneXPlayer 3 | |
| CPU | Intel Arc G3 Extreme |
|---|---|
| メモリ | 32GB LPDDR5x-8533 24GB LPDDR5x-7467 |
| ストレージ | 512GB/1TB Gen4 SSD |
| 画面 | 8.8インチ有機EL WUXGA/144Hz |
| インターフェース | USB Type-C(USB4)×2 USB3.2 Gen2×1 miniSSD microSDXC オーディオジャック |
| Wi-fi | Wi-fi 6E+BT5.2 |
| バッテリー | 85WHr(着脱可) |
| サイズ | 313×138×22mm |
| 重さ | 779g/939g |
特徴
「OneXPlayer 3」はOne-Netbook社のUMPCの本流であるナンバリング機となります。
OneXFlyおよび派生は除くOneXPlayerの歴史をざっくり紐解くと…
OneXPlayer :2021年、8.4インチ、Core i7-1195G7など
OneXPlayer Mini:2022年、7インチ、Core i7-1195G7
OneXPlayer 2:2023年、8.4インチ、Core i7-1370P/Ryzen 7 6800U
OneXPlayer X1:2024年、10.95インチ、Core Ultra 7 155H
OneXPlayer X1 mini:2024年、8.8インチ、Ryzen 7 8840U
OneXPlayer G1:2025年、8.8インチ、Ryzen AI 9 HX370
OneXPlayer Super X:2025年、14インチ、Ryzen AI Max+ 395
OneXPlayer Super V:2026年、14インチ、Core Ultra X7 358H
OneXPlayer X2:2026年予定、10.95インチ、Intel Arc G3 Extreme
OneXPlayer X2 Mini:2026年予定、8.8インチ、Intel Arc G3 Extreme、バッテリ着脱式
OneXPlayer X2 Mini Pro:2026年、8.8インチ、Ryzen AI Max+ 388、バッテリ着脱式
OneXPlayer 3:本機、8.8インチ、Intel Arc G3 Extreme
5年くらいの歴史でずいぶん作っていますね。ProやAirなども入れると、更にラインナップは増えます。
このうち、コントローラー非分離なのが初代の「OneXPlayer」と「OneXPlayer Mini」、クラムシェルなのが「OneXPlayer G1」です。
正統なナンバリング機は2023年以来で、同じIntel Arc G3 Extreme搭載機は6月15日に「OneXPlayer 3」に加えて「OneXPlayer X2」と「OneXPlayer X2 mini」、それにコントローラ一体型で8インチの「ONEXFLY Apex Air」の4機種が同時発表されています。
先日にはRyzen AI Max+ 388搭載の「OneXPlayer X2 Mini Pro」を紹介しています。

CPU・GPU

「OneXPlayer 3」のCPUは、Intel Arc G-Series世代となるIntel Arc G3 Extremeを搭載。
Intel Arc G3 ExtremeはIntel初となる携帯ゲームPC(ハンドヘルドPC)専用のCPUです。CES 2026ではなく、Computex 2026直前の2026年5月29日に正式発表されました。
G3なのは、初代Arcを搭載したCore Ultra シリーズ1(初代Xeを搭載)、2代目がCore Ultra シリーズ2(Lunar LakeでXe2搭載)となるため。
初代、2代目はともにMSI「Claw」シリーズで採用されました。
Intel Arc G-SeriesはPanther Lake世代をベースに18Aプロセスで製造されていて、下位のIntel Arc G3と上位のIntel Arc G3 Extremeの2種類がラインナップされています。
Arc G3とArc G3 Extremeはどちらも14コア(2P8E4LPE)で、グラフィックが10Xeコアか12Xeコアの違いとなります。
12XeはCore Ultra X7 358H/Core Ultra X9 388Hと同じで、GPU名も同じArc B390となります。
Core Ultra X7 358H/Core Ultra X9 388Hは16コア(4P8E4LPE)なので、比べるとPコアを4コア→2コアに削っています。
これは、ゲームプレイではEコアをメインとしたマルチスレッド処理の方がパフォーマンスに影響するので、あえてPコアを削っているとのこと。
他にもディスプレイ出力が3から2に減っていたり、Thunderbolt4が最大4ポートから最大2ポートに減っていたりと、電力効率を上げるために必要以上となる機能をオフにしています。
※PassMarkと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています
CPU性能は同じ14コアなCore Ultra 5 235Hと同等の、PassMarkほぼ3.0万点。普段使いでそうそう困ることのない性能です。
グラフィック性能は同じArc B390を内蔵するCore Ultra X7 358H/Core Ultra X9 388Hと同等レベルです。
メモリとストレージ
メモリは24GB LPDDR5X-7467または32GB LPDDR5X-8533。オンボードで、増設・換装はできません。
最近はゲーミングは16GBでも不足で、24GBからって感じになっていますね。

ストレージは512GBまたは1TBのGen4 SSD。
内部的にもシングルM.2 SSDですが、代わりにMini SSDに対応します。
その他
無線LANはWi-Fi 6E(802.11ax)に対応。チップ(Wi-fiカード)は不明、Bluetoothはv5.2に対応します。
有線LANは非対応。
バッテリーは85WHr。
一般的な内蔵タイプで、その代わり本体重量が939g(着脱コントローラ込み)とやや重くなっています。
動画再生では18時間動作とされています。
外観

インターフェース。
コントローラが着脱式でスピーカーを組み込めないので、スピーカーが底面になっています。
基本的なインターフェースは上辺に集められていて、底面はmicroSDやMini SSDといった抜き差し頻度の低いものになっています。
画面は8.8インチWUXGA(1920×1200)。
有機ELで、リフレッシュレートは最大144Hz、色域は100% DCI-P3、輝度は最大1100nitsと、十分なスペックを持っています。
「OneXPlayer X2 Mini Pro」はピーク700nitsなので、もっと明るいパネルですね。

コントローラーは着脱可能。
バッテリー内蔵(1,100mAh)のコネクタを使うことで、独立したコントローラーになります。

背面には組み込みスタンドを内蔵しています。
オプションのキーボードと組み合わせればミニノートのように使うこともできます。

冷却はシングルファン。
回転数は最大4200RPMで、風量は最大6.87CFM。
まとめ
「OneXPlayer 3」の価格は以下の通り。
24GB+512GB:10,968香港ドル (約22.7万円)
24GB+1TB:11,752香港ドル (約24.3万円)
32GB+2TB:13,320香港ドル (約27.5万円)
キーボード:352香港ドル (約7,300円)
コントローラコネクタ:227香港ドル (約4,700円)
最近の相場から考えても、こんなものかなと。
今後登場予定で同じArc G3 Extremeを搭載する「Claw 8 EX AI+」(32GB/1TB)は1799ドル(約29万円)の予想なので、ちょっとだけ安いくらいですね。
20万円台から後半くらいの価格ですが、Core Ultra 7 258V/32GB/1TBの「Claw 8 AI+」が21万円弱なので、性能差を考えればコスパは良くなっているくらいです。
性能だけ見ればRyzen AI Max+ 395/388搭載機の方がはるかに高いのですが、その分価格も非常に高額。
価格バランスが良いArc G3 Extreme搭載機は、2026年のトレンドになりそうです。
問題は、UMPC買うようなゲーマーの大半は、Ryzen 7 7840U/Z1 Extreme機が10万円台前半の時に買っていると思うので、ここから2倍の金を出して買い替える人がどれだけいるだろうかって点ですね。
7840U比でグラフィック性能が2.4倍なので、買い替える価値はないわけではないのですが、7840Uでもプレイできないってわけじゃないからなぁ…




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