【実機レビュー】 GEEKOM A7 R5-7545U:そこそこ性能で静音省電力、バランスに優れたミニPC

レビュー

GEEKOM製品について、当ブログでは先日Ryzen 7 8745HSを搭載した「A8 R7-8745HS」をレビューしています。

【実機レビュー】 GEEKOM A8 R7-8745HS:2年経っても現役スペックなミニPC
GEEKOM製品について、当ブログでは過去にRyzen 9 7940HSを搭載した「A7 R9-7940HS」をレビューしています。レビューしたのが2年前ということもあり、現在のGEEKOMでは「A7 R9-7940HS」は終売。というか、

「A8 R7-8745HS」は2年前の製品ながらPassMarkのCPUスコアは3万(16GB×2時)と、現在でも通用するハイスペックミニPCでした。
ただ昨年末からのメモリ・ストレージ高騰のあおりを受け、2026エディションでは32GB+2TBから16GB+1TBにダウングレード、それでもなお13万円前後とちょっと割高感のある製品となってしまいました。

そこに登場したのが、CPUをワンランク落とし、2026年基準のPC相場でも実売10万円を切る「A7 R5-7545U」です。

当レビューはメーカーより機材提供を受けたものですが、内容自由で書かせてもらっています。
当ブログの方針として、悪い点も包み隠さず書いていきます。
機材を提供いただいたGEEKOM様には、この場をお借りして御礼申し上げます。
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GEEKOM A7 R5-7545U

CPU Ryzen 5 7545U
メモリ 16GB DDR5-4800
ストレージ 500GB NVMe Gen4 SSD
インターフェース USB Type-C(USB4)×1
USB Type-C(Gen2)×1
USB3.2 Gen2×3
USB2.0×1
HDMI 2.0×2
2.5GbE 有線LAN
SDXC
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 6E+BT5.2
サイズ 112.4×112.4×37mm
重さ 450g

GoodPoint
Ryzen 5でも十分なパフォーマンス
性能・消費電力・静音性のバランスがいい
ミドルクラスながらUSB4あり
3年保証

BadPoint
SSDがシングルスロット

GEEKOM A7 ミニPC Ryzen 5 7545U搭載|強力冷却でサクサク快適
GEEKOM A7は、AMD Ryzen 5 7545U搭載の2026新登場ミニPC。AMD Radeon 740Mのグラフィックス性能で、人気のオンラインゲームも快適。USB 3.2やType-Cなど計6つのインターフェースを備え、多彩な

パッケージ

内容物
・本体
・電源アダプタ
・HDMIケーブル
・マニュアル
・サンクスカード

「A7 R5-7545U」のインターフェース

■前面
・USB 3.2 Gen2 ×2
・オーディオジャック
・電源ボタン

■左面
・SDXCカードリーダー

■背面
・電源ジャック
・HDMI ×2
・USB4
・2.5GbE 有線LAN
・USB 3.2 Gen2 ×1
・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1
・USB 2.0 ×1

「A7 R5-7545U」は「A8 R7-8745HS」のCPU違いとなるため、インターフェースは「A8 R7-8745HS」と同じ。
製品的にはミドルクラスになるのにUSB4を備えています

「A7 R5-7545U」の内部

内部はメモリが2スロット、M.2 SSD(2280)×1スロット。
レビューサンプルは16GB×1を搭載。

昨年末に始まったメモリ価格高騰のあおりを受けて、GEEKOM製品は”PRO”シリーズや”Max”シリーズの一部など、上位モデルが32GB、それ以外が16GBとなっています。

「A7 R5-7545U」のパフォーマンス

「A7 R5-7545U」の搭載CPUはRyzen 5 7545U。Ryzen 7000シリーズの中では後発の製品で、CPUはZen4×2+Zen4c×4の6コア12スレッド

Zen4cというのは、元はデータセンターサーバー用CPUであるEPYC向けの高密度コアで、ダイ面積の半分以上を占めるL3キャッシュがZen4の半分に減らされています。
構成もZen4とは少し変更されていますが、性能的にはZen4とほぼ変わらない程度です。

グラフィックはRDNA3×4CUのAMD Radeon 740M。NPUは非搭載。
Ryzen 7 8745HSが12CUなので、グラフィックコアが1/3しかなく、相応の性能低下が見込まれます。

また、本来の性能を確認するために、デュアルチャネルが有効となる32GB(16GB×2)でも計測しています。
なお、16GB×1はもともと入っていたDDR5-4800、32GB(16GB×2)はDDR5-5600となるので、メモリ速度差の影響も多少出ています。

総合

CPU PassMark11 (CPU)
Ryzen 9 9950X3D (170W) 701594739
Core Ultra 9 285K (125~250W) 674265092
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 630644348
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 623664956
Core Ultra 7 265K (125~250W) 587324926
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 582514205
Core i7-14700K (125~253W) 521694462
Ryzen 7 9800X3D (120W) 399714426
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 395834372
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 341063984
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 310063942
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/32GB) 303583875
Core Ultra 7 255H(16C/16T) 286364398
Core i7-13700H(14C/20T) 284583979
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/16GB) 277663838
Core Ultra 5 225H(14C/14T) 269004238
Core i9-13900H(14C/20T) 258943720
Ryzen 9 6900HX(8C/16T) 257963570
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 246513861
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 245423354
Core i9-12900H(14C/20T) 242263640
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 229023788
Core 7 240H(10C/16T) 227503860
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 220613169
Ryzen 5 7545U(6C/12T/32GB) 216923756
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 214203347
Ryzen 5 7545U(6C/12T/16GB) 204393758
Core 7 240H(10C/16T) 192813804
Core i5-1340P(12C/16T) 185053730
Core Ultra 5 225U(12C/14T) 184763722
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 181323053
Intel N100(4C/4T) 61222088

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9)と新バージョン(v11)の両方を掲載。比較はv11で行っています。

16GB×1と16GB×2では、マルチスレッドスコアにメモリ速度差の影響らしき差が出ています。シングルスレッドスコアは同等です。
6コアながら、8コアのRyzen 7 5800HやRyzen 7 6800Uと並ぶくらいのスコア(しかもシングルスレッドスコアは圧倒!)が出ているのは、素晴らしいですね。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 6004319
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 5803340
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 5368312
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 3584320
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 2928251
Core i7-13700H(14C/20T) 2613288
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 2512288
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/16GB) 2419274
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/32GB) 2400271
Z1 Extreme(8C/16T) 2193277
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 2162243
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 2071270
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 2017265
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 1865233
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 1624236
Ryzen 5 7545U(6C/12T/16GB) 1607273
Ryzen 5 7545U(6C/12T/32GB) 1534276
Ryzen 7 5700U(8C/16T) 1468190
Core i5-1135G7(4C8T) 628160
Core i5-8250U(4C/8T) 547144
Intel N100(4C/4T) 386152

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 389592042
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 371902284
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 322981940
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 238752075
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 192411743
Core i7-13700H(14C/20T) 169431925
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 161261820
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/32GB) 156911739
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/16GB) 154091734
Z1 Extreme(8C/16T) 140711770
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 128781704
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 128601490
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 128151719
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 105931500
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 103881432
Ryzen 5 7545U(6C/12T/32GB) 101271741
Ryzen 5 7545U(6C/12T/16GB) 100871680
Ryzen 7 5700U(8C/16T) 88221262
Core i5-1135G7(4C8T) 40391279
Core i5-8250U(4C/8T) 3035906
Intel N100(4C/4T) 2481923

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPUのレンダリングパフォーマンスを調べるCINEBENCHでは、シングルチャネル(16GB×1)とデュアルチャネル(16GB×2)の結果はほぼ同じ。
メモリ速度差による差も見られません(DDR5-4800とDDR5-5600では速度16%差)。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 9456
GTX 1650 laptop 9264
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 8695
Ryzen 9 7940HS(16GB×4) 8589
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 7928
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 7621
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 7158
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 6950
GTX 1050 6210
Core i9-12900H(16GB×2) 5749
Core i7-13700H(16GB×2) 5617
Ryzen AI 9 HX 470(32GB×1) 5263
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 5109
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 5075
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 4401
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 3350
Ryzen 5 7545U(16GB×1) 3174
Core i3-1220P(3GB×8) 2805
Intel N100(16GB×1) 1191

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 3811
GTX 1650 laptop 3495
Ryzen 9 7940HS(16GB×4) 2942
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2811
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2686
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2592
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2548
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2352
Ryzen AI 9 HX 470(32GB×1) 2042
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 2001
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 1727
GTX 1050 1725
Core i7-13700H(16GB×2) 1689
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 1673
Core i9-12900H(16GB×2) 1613
Ryzen 5 7545U(4GB×4) 1580
Core i7-11370H 1542
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Core i5-1135G7(8GB×2) 1188
Ryzen 5 7545U(16GB×1) 1103
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 1078
Core i3-1220P(3GB×8) 854
Intel N100(16GB×1) 326

予想通り、グラフィック性能はかなり低め
Ryzen系はシングルチャネルとデュアルチャネルで大きくグラフィック性能が変わるのですが、デュアルチャネルでもRyzen 7 8745HSのシングルチャネルにわずかながら及びません。

とはいえデュアルチャネルのスコア同士の比較でみると、Radeon 780Mの1/3のコア数で6割程度の性能を出しているので、実は結構優秀な結果と言えます。

ストレージ

ストレージはKINGSTON SNV3S500G
「A8 R7-8745HS」ではGEEKOMと同じ企業グループに属する兄弟ブランドのWODPOSIT製でしたが、「A7 R5-7845U」では大手の製品となりました。

3D QLC NANDを採用したエントリークラスの製品で、公式スペックでは、リード5,000MB/s、ライト3,000MB/sとされています。

参考 NV3 PCIe 4.0 NVMe SSD:KINGSTON

実測値はリード5,461MB/s、ライト3,298MB/sで、スペック表以上の速度が出ています。

外観

パッケージ

外箱は「A8 R7-8745HS」と全く同じ。

裏面にはリサイクルに関するマーク。

左上のラベルのアップ。ここでようやく区別がつきます。
技適番号は「A8 R7-8745HS」と同じ。もっと言えば過去にレビューした「A7 R9-7940HS」とも同じ番号です。

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 (217-230869):総務省

パッケージ全体。

付属品

電源アダプタは「A8 R7-8745HS」と同じ、hyleton製のミッキープラグな120Wアダプタ。
hyletonは2012年設立の、AC/DC電源特化のメーカーです。

マニュアルとサンクスカード。

文章自体は自然な日本語なのですが、2026年になっても中華フォントはそのままでした。 修正されなかったのか…
「放置すると世界的にこれが”正しい日本語の漢字”と思われるようになる」という意見を見てからは、指摘することにしています。

HDMIケーブル、VESAマウンタとネジ類。

筐体

前後インターフェース。
背面のType-CはUSB4+USB3.2 Gen2です。

左側にSDカードスロット。

ラベルは底面にありました。

内部構造

ゴム足は爪が付いていて、両面テープの粘着力がなくなっても落ちないようになっています。
ここに手間をかけているメーカーはほとんどなく、地味ながら好ポイントです。

蓋を開けたところ。
アルミ筐体(=電波が通らない)ということもあって、アンテナは底蓋に張り付けられています
うっかりするとアンテナが抜けるので注意。

底面プレートを開けたところ。
底面側にファンがないので、底面プレートがSSDの放熱板を兼ねています。

底面プレートは電源ボタン回りだけゴムで保護されています。

再掲となりますが内部全体。

SSDの下にWi-fiカードが置かれています。
中央スペースは2242サイズのSSDが置けますが、スロットが物理的に実装されていないため、デュアルSSDができないようになっています。
この仕様も「A7 R9-7940HS」と同じです。

Wi-fiカードはAzurewave製のAW-XB591NF
中身はMediaTek MT7922です。

なお、アンテナが抜けると保護版が邪魔で挿し直すのが大変です(実体験)。

メモリはTWSC製のDDR5-4800でした。
TWSCは2008年設立のShenzhen Techwinsemi Technology Co., Ltd.のブランドです。

参考 公式サイト:TWSC

比較

「A8 R7-8745HS」と「A7 R9-7940HS」と合わせて並べてみました。
HDMIのラベル以外、見た目もインターフェースも全く同じなので、外観での区別は困難です。

画像を使いまわしても気付かれないのでは…?と思いながら作業していたのは内緒です。

システム

起動前

UEFIは旧BIOSスタイル。

CPU・メモリ・ストレージの簡易情報。

モードは3種類。
今回はデフォルト(ノーマルモード)のままとしました。

恒例のバックアップ。
使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは38.76GBでした。

システム情報

セットアップは最初からローカルアカウントを作成できるモードになっていました。

デスクトップ。
余計なものはありません。

ライセンスはRETAIL。OEMではなくRETAILなのは珍しいですが、正規ライセンスですね。

HWiNFO。

CPUはTDPが28W、PL1が35W(5秒)、PL2が40W。最大ジャンクション温度は90°です。

ゲームベンチマーク

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Ryzen 5 7545U
グラフィック AMD Radeon 740M (4CU)
メモリ 16GB×1/16GB×2
ストレージ 500GB Gen4 SSD

比較対象

[中量級] Street Fighter 6

2023年6月に発売し、全世界で670万本(2026年3月時点)を売り上げたストリートファイター6。
シングルチャネル(16GB×1)では、設定を最低(LOWEST/HD)まで下げても30FPSちょいが限界。
デュアルチャネル(16GB×2)では、”LOWEST/HD”なら60FPSで動作

プレイできるかできないかで言えば、ギリギリできそうにないといったところでしょうか。

[中量級] FF XIV 黄金の遺産

設定 メモリ スコア FPS 評価
1920×1080
最高品質
16GB×1 1535 9.96 fps 設定変更
16GB×2 2666 18.46 fps 設定変更
1920×1080
高品質
16GB×1 3073 20.94 fps 設定変更
16GB×2 5530 38.34 fps 普通
1920×1080
標準
16GB×1 3263 22.00 fps 設定変更
16GB×2 5809 39.95 fps 普通
1280×720
高品質
16GB×1 4195 29.65 fps 普通
16GB×2 6936 49.77 fps やや快適
1280×720
標準
16GB×1 4385 31.06 fps 普通
16GB×2 7622 54.43 fps やや快適
FF XIV 黄金の遺産
RTX 3060 14530 / 非常に快適
Ryzen AI Max+ 395 13627 / とても快適
RTX 3060 laptop 11182 / 非常に快適
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 4418 / 普通
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 3987 / 設定変更
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 3910 / 設定変更
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 3838 / 設定変更
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 3801 / 設定変更
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 3765 / 設定変更
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 3522 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2941 / 設定変更
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 2768 / 設定変更
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 2666 / 設定変更
Core i7-13700H(16GB×2) 2516 / 設定変更
Core i9-12900H(16GB×2) 2447 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 2031 / 設定変更
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1977 / 設定変更
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1873 / 設定変更
Ryzen 5 7545U(16GB×1) 1535 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 1428 / 設定変更
Intel Intel N100(16GB×1) 700 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

中量級タイトルでは、サーマルスロットリングによって「A8 R7-8745HS」のスコアが伸び悩んでいたので、見かけ上はRyzen 5 7545Uのスコアが高く見えます。
実際は、Radeon 780Mの実力はRyzen 9 7940HSのスコアの方が本来の結果なので、やっぱり6割程度ですね。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 メモリ スコア 評価
1920×1080 高品質 16GB×1 1135 動作困難
16GB×2 1858 動作困難
1920×1080 標準品質 16GB×1 1569 動作困難
16GB×2 2497 重い
1920×1080 軽量品質 16GB×1 2044 動作困難
16GB×2 3304 普通
1280×720 標準品質 16GB×1 2739 やや重い
16GB×2 4300 普通
1280×720 軽量品質 16GB×1 3425 普通
16GB×2 5500 やや快適
FF XV
RTX 3060 9480 / とても快適
Ryzen AI Max+ 395 9427 / とても快適
RTX 3060 laptop 7685 / 快適
GTX 1060 laptop 4241 / 普通
RTX 1650 laptop 3891 / 普通
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 3164 / 普通
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2959 / やや重い
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2898 / やや快適
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 2733 / やや重い
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 2615 / やや重い
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2518 / やや重い
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2539 / やや重い
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2420 / 重い
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2382 / 動作困難
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 1858 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 1647 / 動作困難
Core i7-13700H(16GB×2) 1676 / 動作困難
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1384 / 動作困難
Ryzen 5 7545U(16GB×1) 1535 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 951 / 動作困難
Intel Intel N100(16GB×1) 458 / 動作困難

1920×1080(高品質)での比較

重量級タイトルのFF XVでもFF XIVと同じような結果に。
デュアルチャネル・最低品質で”やや快適”になったのはちょっと驚きでしたが、到底プレイに耐えないでしょう。

やはり4CUというグラフィックコアの少なさゆえ、ゲーミングには向かないCPUと言えます。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 2.8~6.2W
画面オフ時 1.1~5.3W
スリープ時 1.1~5.2W
CINEBENCH(S) 24.5-29.4W
CINEBENCH(M) 57.5W / 52.5W
FF14ベンチ時 43.0-57.4W
最大 62.0W

「A7 R5-7545U」の消費電力は瞬間最大で62.0W
これは元がTDP28WのCPUであること、6コアCPUであること、グラフィックが4CUで電力消費が少ないことが要因として考えられます。

これなら電源アダプタも120Wではなく90Wで済みそうですが、一括調達を考えると120Wの方が都合が良かったのでしょう。

騒音

状況 音量
電源オフ 34.7 dB
アイドル 34.7 dB
FF14 39.7 dB
最大 39.9 dB
最大(背面) 40.7 dB
最大(側面) 41.5 dB

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

※騒音は30cmの距離で測定

「A7 R5-7545U」は側面に大きく吸気口が開いていることから、側面の騒音が最大となっています。
騒音変化は2段階くらい。ある程度負荷のかかっている状況だと音が一定なので意識から外れやすく、集中していると気になりません

また、絶対値としても大きくないので、なおさら意識に上りにくいです。

温度

「A7 R5-7545U」の最大ジャンクション温度は90℃、HTC温度制限は115.5℃、サーマルトリップ制限は125℃。

温度はHWMonitorとHWiNFOで測定。

最大温度は89.5度と、最大ジャンクション温度に届いていないため、サーマルスロットリングは発生していません
最大温度も一瞬で、ファンが回り始めると5秒程度で70度台前半まで落ち、10秒もすると70度を切って67~69度くらいで安定します。

まとめ

「A7 R5-7545U」の価格は99,900円。ギリギリ少額減価償却資産として、購入年度に一括で経費処理できる価格です。

性能的にはミドルクラスではありますが、日常的な利用において不足するほどではありません。
本来の性能を発揮するにはメモリを足してデュアルチャネルにした方がいいですが、そもそもグラフィック性能重視なら素直に「A8 R7-8745HS」などの内蔵グラフィック性能が強いモデルを買うべきでしょう。
「A7 R5-7545U」はあくまで、グラフィックは表示できればいい程度で、事務処理やOffice、ブラウジングなどCPU処理メインのミニPCであると理解して使う必要があります。

性能はそこそこですが、高負荷をかけてもサーマルスロットリングは発生せず、最大性能を維持したままでも比較的静音、消費電力も比較的低めと、バランスの取れた常時運用向きな構成
ここ最近のトレンド的に、OpenClawなどの常時稼働エージェントを動かすのにも向いていそうですね。

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付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー GEEKOM
モデル名 A7-7545U
CPU Ryzen 5 7545U
GPU AMD 740M
メモリ 16GB×2
DDR5-5600
16GB×1
DDR5-4800
ストレージ 500GB Gen4
PassMark 9 Total 6422.7 5436.7
CPU Single 3756 3758
CPU Multi 21692.1 20439.6
2D 1014 974
3D 4144.8 2679.2
Memory 2408.3 1863
Disk 29765 29945.9
PassMark 11 Total 5146.6 3735.6
CPU Single 3845 3874
CPU Multi 20546.7 20067.8
2D 751.2 739.6
3D 3635.8 2346.1
Memory 3201.8 2326.1
Disk 31928.5 32160.8
3DMark TimeSpy 1886 1257
Graphics 1673 1103
CPU 6822 6136
FireStrike 4716 2896
Graphics 5075 3174
Phisics 18785 18321
Combined 1777 993
NightRaid 19890 13779
Grapihics 23173 14395
CPU 11034 11090
WildLife 11121 7187
Graphics 66.59 fps 43.04 fps
SteelNomad 319 187
Graphics 3.19 fps 1.88 fps
SteelNomadLight 1569 1097
Graphics 11.63 fps 8.13 fps
CINEBENCH R15 OpenGL 171.64 fps 117.37 fps
CPU(M) 1534 cb 1607 cb
CPU(S) 276 cb 273 cb
CINEBENCH R20 CPU(M) 4008 pts 3979 pts
CPU(S) 676 pts 669 pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 10127 pts 10087 pts
CPU(S) 1741 pts 1680 pts
CINEBENCH 2024 CPU(M) 577 pts
CPU(S) 103 pts
CINEBENCH 2026 GPU 2882 pts 2414 pts
CPU(M) 2339 pts 2275 pts
CPU(S Core) 559 pts 550 pts
CPU(S Thread) 420 pts 308 pts
CrystalMark Mark 988027 907010
ALU 267099 269379
FPU 133202 134348
MEM 163363 105819
HDD 88927 87910
GDI 17718 17317
D2D 5254 5441
OGL 312464 286796
CrystalMark Retro All 21807 20494
CPU-Single 13291 13325
CPU-Multi 82576 83213
2D-text 5699 5350
2D-square 14553 14752
2D-circle 10599 10582
2D-image 15858 14932
3D-scene1 56309 54178
3D-scene2 72477 49584
3D-scene1-CPU 14762 14762
3D-scene2-CPU 21870 16402
CrystalMark Retro2 All 21537 20219
CPU-Single 13346 13289
CPU-Multi 81266 82553
2D-text 5617 5339
2D-square 14444 13808
2D-circle 10579 10959
2D-image 15479 14297
3D-scene1 100 100
3D-scene2 100 100
3D-scene1-CPU 58730 50975
3D-scene2-CPU 68853 47149
GeekBench5 Single 1846 1780
Multi 8182 7078
OpenCL 19851 16285
OpenCL(dGPU)
GeekBench6 Single 2539 2488
Multi 9913 7887
OpenCL 13884 12746
OpenCL(dGPU)
PCMark ALL 6529 6321
Essensial 8621 8561
Productivity 13535 13253
DigitalContent 6472 6043
VR Mark 2370 1278
DQ(DX9) 1920・最高 8396
とても快適
6427
快適
1280・標準 9272
とても快適
8396
とても快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 4205
普通
29.04 fps
2439
設定変更
16.44 fps
1920・高 5510
普通
37.76 fps
3235
設定変更
22.03 fps
1920・標準 6571
やや快適
44.96 fps
4081
普通
28.21 fps
1280・高 9584
快適
67.96 fps
5686
普通
40.07 fps
1280・標準 11029
とても快適
78.81 fps
6666
やや快適
47.60 fps
FF XIV(DX11)
黄金の遺産
1920・最高 2666
設定変更
18.46 fps
1535
設定変更
9.96 fps
1920・高 5530
普通
38.34 fps
3073
設定変更
20.94 fps
1920・標準 5809
普通
39.95 fps
3263
設定変更
22.00 fps
1280・高 6936
やや快適
49.77 fps
4195
普通
29.65 fps
1280・標準 7622
やや快適
54.43 fps
4385
普通
31.06 fps
FF XV(DX11) 1920・高 1858
動作困難
1135
動作困難
1920・標準 2497
重い
1569
動作困難
1920・軽量 3304
普通
2044
動作困難
1280・標準 4300
普通
2739
やや重い
1280・軽量 5500
やや快適
3425
普通
StreetFighter6
Fifgting Ground
Highest 20.28 fps 13.12 fps
High 20.72 fps 15.34 fps
Normal 22.56 fps 15.78 fps
Low 30.08 fps 29.34 fps
Lowest 59.91 fps 33.56 fps
ブラウザ BaseMark 1511 1708
jetstream2 416.695 406.018
MotionMark 2577.07 2418.38
Octane 101535 97110
Octane Multi 635417 692135
SpeedMeter2 473 437
SpeedMeter3 28.3 26
WebXPRT4 344 325
WebXPRT5 102 101

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