単体完結では最高レベル。 Minisforum「M2 PRO-358H」はCore Ultra X7 358Hに10GbEも付いて25万円台のミニPC

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2026年8月20日、ミニPCメーカーのMinisforumはCore Ultra X7 358Hを搭載したミニPC「M2 PRO-358H」を発売しました。

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スペック

■ M2 PRO-358H
CPU Core Ultra X7 358H
メモリ 32GB LPDDR5X-7467
ストレージ 1TB Gen4 SSD
インターフェース USB Type-C(USB4)×3
USB 3.2 Gen2×2
USB 2.0×1
HDMI 2.1
DisplayPort 1.4
10GbE 有線LAN
2.5GbE 有線LAN
SDXCカードリーダー
オーディオジャック
Wi-fi Wi-fi 7+BT6.0
電源 内蔵135W
サイズ 195×195×47.5mm
重さ 1.39kg

特徴

ミニPCは大きくNucから発展した10~12cm角のものと、「ThinkCentre Tiny」シリーズに代表される、20cm角程度のやや大柄なものに別れます。
「M2 PRO-358H」は後者にあたります。

筐体が大きい分ハイエンド寄りの構成になることが多く、がじぇっとりっぷでも同サイズのミニPCとして「AI X1 Pro 470」をレビューしています。

【実機レビュー】 MINISFORUM AI X1 Pro 470:高性能なのに超静音、価格以外文句なしのハイエンドミニPC
MINISFORUM「AI X1 Pro 470」は、2026年1月に発表されたばかりのRyzen AI 9 HX 470を採用した、ハイエンドクラスのミニCPUです。おそらく、実販売という点では一番乗りです。「MS-S1 Max」に搭載さ

CPU・GPU

「M2 PRO-358H」のCPUは、Core Ultra シリーズ3(コードネーム:Panther Lake)からCore Ultra X7 358Hを搭載。

シリーズ2のいいとこどり。「Core Ultra シリーズ3」は3種類のパッケージで展開
2026年1月5日、CES2026の基調講演内で、IntelはCore Ultra シリーズ3 プロセッサー、コードネーム「Panther Lake」を発表しました。と言っても技術概要については2025年10月頃から小出しにしており、当日は

Panther Lakeは8コア+4Xe、16コア+4Xe、16コア+12Xe(いずれも最大値)の3種類のパッケージに分かれますが、Core Ultra X7 358Hは16コア+12Xeとなります。

CPU PassMark (CPU)
Ryzen AI Max+ 395 63064
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 62366
Ryzen 9 7950X3D (120W) 62309
Ryzen AI Max+ 395 61916
Core Ultra 7 265K (125~250W) 58720
Core i9-13900K (125~253W) 58301
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 58251
Ryzen 9 5950X (105W) 45329
Core i9-13900HX(14C/20T) 42159
Ryzen 7 9800X3D (120W) 39975
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 39583
Core i7-14700HX(20C/28T) 36913
Ryzen AI 9 HX 370(12C/24T) 35097
Ryzen 7 7800X3D (120W) 34287
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 34106
Core Ultra 7 366H(16C/16T) 34028
Core Ultra X7 358H(16C/16T) 33657
Ryzen AI 9 465(10C/20T) 33370
Core Ultra 9 285H(16C/16T) 32892
Ryzen 7 8700G(8C/16T) 31660
Core Ultra 7 255H(16C/16T) 30708
Ryzen 7 7840HS(8C/16T) 28482
Core i7-13700H(14C/20T) 28458
M5 10core 27604
Core Ultra 5 125H(14C/18T) 26390
Ryzen Z2 Extreme(8C/16T) 26237
Ryzen AI 7 450(8C/16T) 26108
Core i9-13900H(14C/20T) 25894
Ryzen 9 6900HX(8C/16T) 25796
Core i7-12700H(14C/20T) 25260
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 24651
Core Ultra 7 155H(16C/22T) 24643
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 24542
Core i9-12900H(14C/20T) 24226
M4(10C/10T) 23699
Core i7-13620H(10C16T) 23260
Ryzen 7 8840U(8C/16T) 23436
Ryzen 7 6800H(8C/16T) 22871
Core 7 240H(10C/16T) 22750
Core i9-11980HK(8C/16T) 22218
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 22061
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 21420
Core Ultra 7 355 20543
Core Ultra 7 258V(8C/8T) 18962
Core Ultra 5 225U(12C/14T) 18337
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 18132
Core 7 360(6C/6T) 15572
Core 3 305(6C/6T) 15439
Ryzen 5 7530U(6C/12T) 15236
Core 7 350(6C/6T) 15052
Core 7 150U(10C/12T) 15015
Ryzen 5 5625U(6C/12T) 14631
M1(8C/8T) 14133
Core i7-1355U(10C/12T) 14056
Core i7-1255U(10C/12T) 13072
Core 3 304(6C/6T) 11654
Core i7-11370H(4C/8T) 11547
Core i7-1165G7(4C/8T) 9830
Core i3-N305(8C/8T) 9408
Intel N100(4C/4T) 6122
Ryzen 5 3500U(4C/8T) 5940
CPU TimeSpy
RTX 5060 (8GB) 13713
RTX 3070 (8GB) 13641
RTX 4060 Ti (8/16GB) 13467
RTX 5060 laptop(8GB) 12015
RTX 3080 laptop 12002
Radeon 8060S 11815
RTX 3060 Ti (8GB) 11707
RTX 3070 Ti laptop 11340
RX 7600 XT (16GB) 11203
RTX 4060 (8GB) 10620
RTX 5050 laptop (8GB) 9441
RTX 3060 (12GB) 8749
RTX 4050 laptop (6GB) 8211
Core Ultra X9 388H(B390) 6971
Intel Arc G3 Extreme(B390) 6717
Core Ultra X7 358H(B390) 6420
RTX 3050 6228
GTX 1660 desktop 5444
GTX 1060 desktop 4203
Core Ultra 9 288V(Arc) 4039
Core Ultra 7 258V(Arc) 3892
Core Ultra 9 285H(Arc) 3891
Ryzen AI 9 HX 470(890M) 3811
GTX 1650 desktop 3565
Core Ultra 5 228V(Arc) 3522
Core Ultra 5 225H(Arc) 3451
Core Ultra 9 185H(Arc) 3432
Core Ultra 9 386H 3429
Core Ultra 7 155H(Arc) 3413
Radeon 890M 3373
Core Ultra 7 355(4Xe3) 3198
Core Ultra 5 125H(Arc) 3088
Core Ultra 5 325 2958
GTX 1650 Max-Q 2932
Core Ultra 7 356H 2898
Ryzen Z1 Extreme 2836
Radeon 780M 2785
Radeon 680M 2339
Core i7-13700H(Xe) 1757
Core 5 320(2×Xe3) 1435
Ryzen 7 5800H(Vega 8) 1374
Core i7-1165G7(Xe 96EU) 1358
Core i7-13620H(UHD 64EU) 1280
Ryzen 7 7730U(Vega 8) 1168
Core i5-1135G7(Xe 80EU) 1096
Core i3-1315U(UHD 13th) 1069
Core i5-13420H(UHD 48EU) 952
Intel N100(UHD 12th) 321
Ryzen 5 3500U 273

PassMark3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています

CPU性能は、ゲーミングで人気の高いRyzen 7 7800X3Dに近いスコア。ミニPC/ノート向けのモバイルCPUとしては十分すぎる性能です。

グラフィック性能は、CPU内蔵グラフィックながらRTX 3050を超えています。

メモリとストレージ

「M2 PRO-358H」のメモリは32GBのLPDDR5X-7467。オンボードメモリなので換装・増設はできません。
なぜオンボードなのかというと、そもそも16コア+12Xeのパッケージがサポートするのは意外なことにLPDDRオンリーで、SO-DIMMに非対応なんですね。

ただ増設ができない以上、64GBモデルもラインナップにあってもよかったんじゃないかなぁと。
高価になりすぎるとの判断でなしになったのかもしれませんが。

ストレージは1TBのGen4 SSD
内部的には3スロットで、Gen4 x4が2スロット、Gen4 x1が1スロットとなっています。
とはいえCPUのPCIeは12レーン(Gen5 x4+Gen4 x8)であり、おそらくSSDにはGen5レーンが使われていると思うので、ファーストスロットはGen5 SSDが動く気がします。

※Minisforumでは「MS-02 Ultra」で、仕様上はGen4なのに実際はGen5 SSDが動いた前例があります。

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その他

無線LANはWi-Fi 7(802.11be)。チップ(Wi-fiカード)は不明ですが、Bluetoothがv6.0なので、現在の最新となるIntel Wi-Fi 7 BE211の可能性もあります。
BE211であればPanther LakeからサポートしたWi-Fi 7 R2に対応しています。

有線LANは10GbE+2.5GbE
チップは10GbEがRealtek RT8127、2.5GbEがI226-LMです。

電源は筐体内に内蔵していて、出力は19V/7.1A(=134.9W)。

外観

本体とインターフェース。何気にUSB4が3ポートもあります
「AI X1 Pro 470」では背面がOCuLink+USB4だったわけですが、PCIeレーンが足りないため、このようになったものと思われます。

筐体の大部分は使い回しなので、インターフェース配置やボタン類は「AI X1 Pro 470」と共通です。
ちなみにAC-INの右横の縦スリットが電源ユニットの排気になります。

冷却イメージ。実際は底面吸気・背面排気です。
画像での吸気部分にあるのはスピーカーユニットと思われます。

まとめ

「M2 PRO-358H」の価格は251,999円
ちょうどいい比較対象がないのですが(GMKtec「EVO-T2」は64GBモデルのみで約33万円)、Core Ultra X7 358H搭載製品としては比較的割安です。

ローカルLLMもそこそこに動くようで、MINISFORUMによるテストでは、gpt-oss-20bモデルは36.24 tok/s、Gemma 4 26B-A4Bモデルは32.3 tok/sとのこと。
とはいえ32GBでローカルLLMは結構きついので、ローカルAIに言及するのであればやっぱり64GBモデルを用意してほしかったですね。

ゲーミングノートではdGPUを併用することでグラフィックの強いPCとしますが、ミニPCでdGPUは「AtomMan G7 Pro」や「AtomMan G1 PRO」など一回り大きくなってしまいます。

トリプルSSDに対応し、CPUもグラフィックも強めで、拡張性も十分。ついでに10GbEも内蔵。
OCuLinkで外付けGPUを接続して…みたいな使い方であれば「AI X1 Pro 470」になりますが、単体完結であれば「M2 PRO-358H」の方が使い勝手がいいでしょう。

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