【実機レビュー】ACEMAGIC K1-7530U:型番そのままにリニューアルした、そこそこスペックのミニPC

レビュー

がじぇっとりっぷでは1年前にRyzen 5 7430Uを搭載したACEMAGIC「K1」をレビューしました。

【実機レビュー】ACEMAGIC K1:3万円台から買えるのに、Zen3でそこそこ使えるミニPC
ACEMAGIC「K1」はここ最近で搭載ミニPCが増えている、Ryzen 5 7430Uを採用した比較的安価なミニPCです。2~3万円の激安ミニPCはCeleron N5095からIntel N100にかけて爆発的に売れ、今も日々新たな機種

発売から1年、その「K1」がリニューアルしたので、改めてレビューです。
CPUがRyzen 5 7430UからRyzen 5 7530Uに更新され、最大動作周波数が4.3GHzから4.5Ghzに向上しています。
また、ベースクロックが2.3GHzから2.0GHzに引き下げられたため、無負荷(アイドル)時の消費電力低下も期待できます。

当レビューはメーカーより機材提供を受けたものですが、内容自由で書かせてもらっています。
当ブログの方針として、悪い点も包み隠さず書いていきます。
また、機材を提供いただいたACEMAGIC様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
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ACEMAGIC K1

CPU Ryzen 5 7530U
メモリ 16GB LPDDR4-3200
ストレージ 512GB M.2 SATA SSD
インターフェース USB Type-C(Gen2)×1
USB3.2 Gen2×2
USB3.2 Gen1×4
HDMI 2.0
DisplayPort 1.4b
1GbE 有線LAN×1
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 6+BT5.2
電源 65W (19V / 3.42A)
サイズ 128.2×128.2×41mm

GoodPoint
✔ 日常用途には必要十分な性能
✔ 合計7ポートのUSB
✔ 高い静音性

BadPoint
✖ メモリがオンボードで換装・増設不可
✖ トータル性能は前モデルから横ばい

パッケージ

内容物
・本体
・電源アダプタ
・電源ケーブル
・VESAマウンタ
・VESAねじ
・HDMIケーブル
・マニュアル

「K1-7530U」のインターフェース

■フロント
・USB3.2 Gen2(Type-C)
・USB3.2 Gen2×2
・オーディオジャック
・電源ボタン
■リア
・HDMI 2.0
・電源ジャック
・DisplayPort 1.4b
・1GbE 有線LAN
・USB3.2 Gen1×4

「K1-7530U」の内部

内部はSO-DIMMメモリがあったスペースは空っぽで、M.2 SSD(2280)×2スロット、M.2スロットの下にWi-fiカードがあります。
M.2 SSD(2280)×2はどちらも2280サイズですが、片方はSATAオンリーです。

「K1-7430U」はSO-DIMM×2だったので、単なるCPUの置き換えではなくボードから新規設計なんですね。

「K1-7530U」のパフォーマンス

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Ryzen 5 7530U
グラフィック AMD Vega 7
メモリ 8GB×2 LPDDR4-3200
ストレージ 512GB M.2 SATA SSD

ストレージ

ストレージは名無しのSATA 512GB。
実物で確認したところ、Derlar FSN6というものでした。
一応公式HPはあるものの、当該製品は掲載されていません。

Derlar International- Your Storage solution provider

実測値はリード518MB/s、ライト441MB/s。
「K1-7430U」に搭載されていたRayson RS512GSSD310がリード551MB/s、ライト472MB/sだったので、やや遅くなっています。

NVMe SSDほど早くないことが、この後のベンチマークに影響しています。

総合

CPU PassMark11 (CPU)
Ryzen 9 9950X3D (170W) 701594739
Core Ultra 9 285K (125~250W) 674265092
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 630644348
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 623664956
Core Ultra 7 265K (125~250W) 587324926
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 582514205
Core i7-14700K (125~253W) 521694462
Ryzen 7 9800X3D (120W) 399714426
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 395834372
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 341063984
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 310063942
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/32GB) 303583875
Core Ultra 7 255H(16C/16T) 286364398
Core i7-13700H(14C/20T) 284583979
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/16GB) 277663838
Core Ultra 5 225H(14C/14T) 269004238
Core i9-13900H(14C/20T) 258943720
Ryzen 9 6900HX(8C/16T) 257963570
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 246513861
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 245423354
Core i9-12900H(14C/20T) 242263640
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 229023788
Core 7 240H(10C/16T) 227503860
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 220613169
Ryzen 5 7545U(6C/12T) 216923756
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 214203347
Ryzen 5 PRO 6650H(6C/12T) 196333361
Core 7 240H(10C/16T) 192813804
Core i5-1340P(12C/16T) 185053730
Core Ultra 5 225U(12C/14T) 184763722
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 181323053
Ryzen 5 7530U(8C/16T) 168523177
Core i3-1220P(10C/12T) 165523525
Ryzen 5 7430U(8C/16T) 164083063
Ryzen 5 5500U(8C/16T) 148872534
Core i7-1135G7(4C/8T) 121173376
Core i5-1235U(10C/12T) 120333469
Intel N100(4C/4T) 61222088
Ryzen 5 3500U(4C/8T) 59402142

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9)と新バージョン(v11)の両方を掲載。比較はv11で行っています。

Ryzen 5 7530UはZen3アーキテクチャなので、Zen2のRyzen 5 5500UとZen4のRyzen 5 7545Uの間、Ryzen 5 7430Uよりちょっと上という位置に収まっています。
同じZen3アーキテクチャのRyzen 7 5825Uとは、シングルスレッド性能はやや上、マルチスレッド性能はコア数の差(6コア対8コア)が出ています。

Intel N100比だとマルチスレッドが2.75倍、シングルスレッドが1.5倍なので、中負荷・高負荷の作業では操作感にかなりの差が出ます。

ブラウジングや動画視聴などの低負荷の軽作業向けなIntel N100と違い、オフィス作業や軽い画像編集など中負荷の日常用途にも十分な性能を持っていますが、ストレージがSATA接続のため、アプリを開く際はワンテンポ待たされる感じです。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Core Ultra 9 185H 2928251
Core i7-13700H 2613278
Ryzen 9 7940HS 2521288
Ryzen 9 6900HX 2238249
Ryzen 9 5900HX 2162243
Ryzen 5 7640HS 2071270
Ryzen 7 7840U 2017265
Core i9-12900H 2005248
Ryzen 7 6800U 1624236
Core i5-11400H 1524221
Ryzen 7 5700U 1468190
Core i3-1220P 1346214
Ryzen 5 7430U 1334235
Ryzen 5 7430U 1285219
Ryzen 5 5500U 1231177
Core i5-1235U 1113223
Core i7-11390H 948232
Core i7-1165G7 859227
Core i5-1135G7 628160
Intel N100 386152

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Core Ultra 9 185H 192411743
Core i7-13700H 169431925
Ryzen 9 7940HS 161261820
Ryzen 9 6900HX 135961599
Core i9-12900H 131541730
Ryzen 5 7640HS 128781704
Ryzen 9 5900HX 128601490
Ryzen 7 7840U 128151719
Ryzen 7 6800U 105931500
Core i5-11400H 99791474
Core i3-1220P 89641543
Ryzen 7 5700U 88221262
Ryzen 5 7530U 79501458
Ryzen 5 7430U 75841380
Core i5-1235U 75111568
Ryzen 5 5500U 72901186
Core i7-11390H 58561516
Core i7-1165G7 54451522
Core i5-1135G7 40391279
Intel N100 2481923

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPUのレンダリングパフォーマンスを調べるCINEBENCHでは、Ryzen 5 7430Uとの差は最大動作周波数の差(約5%)にほぼ等しい結果に。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
GTX 1650 9264
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 8589
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 7928
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 7621
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 7158
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 6950
GTX 1050 6210
Core i9-12900H(16GB×2) 5749
Core i7-13700H(16GB×2) 5617
Core i7-11370H 4937
Ryzen 7 5700U(16GB×2) 4155
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 3930
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 3606
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 3350
Core i3-1220P(3GB×8) 2805
Intel N100(16GB×1) 1191

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
GTX 1650 3495
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2942
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2811
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2592
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2548
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2352
GTX 1050 1725
Core i7-13700H(16GB×2) 1689
Core i9-12900H(16GB×2) 1613
Core i7-11370H 1542
Ryzen 7 5700U(16GB×2) 1312
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1200
Core i5-1135G7(8GB×2) 1188
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 1121
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 1078
Core i3-1220P(3GB×8) 854
Intel N100(16GB×1) 326

一方でグラフィック性能はRyzen 5 7430Uより劣る結果に。これはちょっと意外。
原因を探ると、メモリの速度ではないかという結論に。

「K1-7430U」はSO-DIMMを採用。SO-DIMMはおおむね片面4チップ(両面もあるが最近は片面が主流)なので4並列で読み書きできます。

一方で「K1-7530U」は16GB LPDDR4-3200で、ボード上のチップはわずか2つ(画像は後で掲載)。
デュアルチャネルではありますが、並列性がありません。

Passmarkのメモリスコアも「K1-7530U」の方が低くなっていますし、おそらくこの差が響いているものと思われます。

外観

パッケージ

外箱は前モデルから変化なし。

裏側にはざっくり仕様と認証回り。技適番号は「220-JP8702」となっています。
前モデルからQRコードが追加され、メモリに24GBの項目を追加、技適番号の位置も変わっています。

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(220-JP8702)

LGAI Technological Center, S.A.というスペインの認証局との相互認証となっていました。

再掲ですがパッケージ全体。

付属品

マニュアルは多言語冊子。

前モデルと全く同じ内容で、マニュアルの日本語にいわゆる中華フォントが使われている点も同じ。
「放置すると世界的にこれが”正しい日本語の漢字”と思われるようになる」という意見を見てからは、指摘することにしています。
また、文言の一部が日本語としておかしくなっています。

VESAマウンタとマウント用ネジ、HDMIケーブル。

電源アダプタ。
プラグは3ピンのミッキータイプ。

出力は19V/3.42A(=64.98W)。
電源アダプタ自体は前モデル「K1-7430U」と同じものです。

筐体

本体。

インターフェースは前後のみ。
最近はLANポートを注意書きでふさいでおくのがデフォルトになっていますね。
背面下部は排気口ではなく、吸気口です。

左右は排気口が大きく開いています。

底面には丸い吸気口。

ラベルのアップ。

内部構造

内部にアクセスするにはゴム足の下のネジを外します。
前モデルは丸ネジ(鍋ねじ)でしたが、平皿ねじに変更されていました。

開けたところ。
背面インターフェースと一体化した蓋は、前モデルから変わりません。
電源ケーブルは底面蓋側に繋がっています。

ボードの反対側。蓋を留めるねじと、ボードをケースに固定するネジが兼用なので、簡単にひっくり返せます。
ねじだって積もればそれなりの金額ですし、合理的にコストを削減しています。

ストレージはPCIe/SATA+SATAの2スロット構成。
ストレージの項目でも書きましたが、Derlar「FSN6」というSSDを内蔵していました。

ファンの内側にねじ。

ファンを外したところ。CPUと、2つのメモリチップがありました。
あと地味ですが、VRMも冷やせるようになっていますね。

CPUのIDは「100-000000943」で、ちゃんとRyzen 5 7530U。

参考 Ryzen™ 5 7530U:AMD

メモリは2チップなので、1枚あたり8GBですね。
前述したように、チップ数が少ないので読み書きの並列性が低くなります。代わりにチップ数を抑えることでコストは削減できるのですが…

Wi-fi/BTアンテナはガワの全面側に張り付けられています。

システム

起動前

UEFIはAMIのBIOSタイプ。
Product UUIDが…UUID…?えぇ…

設定可能項目は少なめ。

メモリは8GB×2のデュアルチャネルとなっていました。

恒例のバックアップ。
使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは36.8GBでした。

システム情報

セットアップは最初からローカルアカウントを作成できるモードになっていました。

ライセンスはOEM_DM。正規ライセンスですね。

前モデルではボリュームライセンス(VL)だったという報告も見かけます。
さすがに同じ失敗はないと思いますが、万が一ボリュームライセンスだった場合はサポートに連絡すればOEMキーを送ってもらえます。

OSはWindows 11 Pro 25H2。

HWiNFO

CPUはTDPが28W、PL1が28W、PL2が35W。最大ジャンクション温度は100度です。

ゲームベンチマーク

[中量級] Street Fighter 6

2023年6月に発売し、全世界で460万本(2025年3月時点)を売り上げたストリートファイター6。
思ったより動作し、”LOW/FHD”だと30FPS弱、”LOWEST/HD”だと60FPSで動作。
さすがにプレイは難しそうです。

FF XIV 黄金の遺産

設定 スコア FPS 評価
1920×1080 最高品質 1636 10.81 fps 設定変更
1920×1080 高品質 3407 23.51 fps 普通
1920×1080 標準 3685 25.12 fps 普通
1280×720 高品質 5370 38.82 fps やや快適
1280×720 標準 5612 40.48 fps 快適
FF XIV 黄金の遺産
RTX 3060 14530 / 非常に快適
Ryzen AI Max+ 395 13627 / とても快適
RTX 3060 laptop 11182 / 非常に快適
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 4418 / 普通
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 3987 / 設定変更
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 3910 / 設定変更
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 3838 / 設定変更
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 3801 / 設定変更
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 3765 / 設定変更
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 3522 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2941 / 設定変更
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 2768 / 設定変更
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 2666 / 設定変更
Core i7-13700H(16GB×2) 2516 / 設定変更
Core i9-12900H(16GB×2) 2447 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 2031 / 設定変更
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1977 / 設定変更
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1873 / 設定変更
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 1636 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 1428 / 設定変更
Intel Intel N100(16GB×1) 700 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

中量級タイトルでは、Ryzen 5 7430Uより1割ほど低い結果に。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
1920×1080 高品質 1090 動作困難
1920×1080 標準品質 1616 動作困難
1920×1080 軽量品質 2102 重い
1280×720 標準品質 2713 やや重い
1280×720 軽量品質 3383 普通
FF XV
RTX 3060 9480 / とても快適
Ryzen AI Max+ 395 9427 / とても快適
RTX 3060 laptop 7685 / 快適
GTX 1060 laptop 4241 / 普通
RTX 1650 laptop 3891 / 普通
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 3164 / 普通
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2959 / やや重い
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2898 / やや快適
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 2733 / やや重い
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 2615 / やや重い
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2518 / やや重い
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2539 / やや重い
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2420 / 重い
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2382 / 動作困難
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 1858 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 1647 / 動作困難
Core i7-13700H(16GB×2) 1676 / 動作困難
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1384 / 動作困難
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1286 / 設定変更
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 1090 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 951 / 動作困難
Intel Intel N100(16GB×1) 458 / 動作困難

1920×1080(高品質)での比較

重量級タイトルだとRyzen 5 7430Uとの差は広がって、15%差に。
重いタイトルほどデータのやり取りが多く、ボトルネックとなっているメモリの影響が大きく出ているものと思われます。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

本機 Ryzen 5 7430U(参考)
アイドル時 4.3~4.9W 5.1~5.5W
画面オフ時 4.2~4.8W 4.3~4.8W
スリープ時 1.6~1.9W 0.8~0.98W
CINEBENCH(S) 22.2-29.5W 26.5W
CINEBENCH(M) 44.3W / 37.5W 45.4W / 36.7W
FF14 36.4-43.8W –
最大 47.7W / 38.9W 45.4W

最大消費電力はCINEBENCH+FF14ベンチでCPUとGPUの両方に負荷をかけ、瞬間最大で47.7W。とはいえその後すぐに39W弱で横ばいとなりました。
FF14ベンチマーク時はおおむね38W前後で推移し、タイミングによっては40Wも越えました。何気にCPU+GPUの両方に負荷をかけるのと同等の消費電力です。

Ryzen 5 7430Uに比べてベース周波数が低いため、アイドル時消費電力はやや低めになっていますね。

スリープ時が1.6~1.9Wと高めですが、シャットダウン後も1.6~1.8W、電源ジャックを抜いて1.3~1.4Wだったので、電源アダプタが結構消費していたようです。
前モデル「K1-7430U」も同じ電源アダプタだったはずなのに数字が違うのは個体差でしょうか。

ちなみに平均30Wで30日/24時間稼働させた場合で、電気料金は約670円(1kWh=31円で計算)となります。
後述しますが騒音も少ないので、常時稼働マシンとしてはランニングコストも安めで優秀です。

騒音

状況 音量
電源オフ 34.6dB
アイドル 34.8dB
FF14ベンチ 36.5dB
最大 41.1dB
最大(背面) 41.6dB
最大(側面) 39.0dB

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

騒音については、フルロード時でもそこまでうるさくなく、軽い負荷では耳を近づけないと聞こえない程度。
音自体も高周波成分が少なく、サーとかシャーとかいう感じの音。遠くの掃除機とか、窓を閉めた状態での雨音とか、あまり気にならないタイプの音です。

温度

HWiNFOのデータより、「K1」の最大ジャンクション温度は100℃、HTC温度制限は115.5℃、サーマルトリップ制限は125℃と、かなり高めに設定されています。

温度はHWMonitorとHWiNFOで測定。
どちらも最大83.8℃となりました。Ryzen 5 7430Uでは最大84.9度でしたが、誤差の範囲でしょう。

消費電力もきっちり35W(PL1で設定された数値)まで出してこの温度なので、サーマルスロットリングも発生せず、非常に安定していると言えます。

まとめ

「ACEMAGIC K1-7530U」は、CPU性能は前モデルの「K1-7430U」よりもやや上で、特にシングルスレッド性能が1割ほど向上しています。
一方でメモリ周りが遅く、グラフィック性能に大きく影響を与えています。

とはいえ、もともとが十全にゲームができるようなスペックでもないので、実際のところは体感で感じ取れるかどうかは怪しいくらいの差です。

「K1-7530U」の価格(記事執筆時点の実売価格)は、59,998円。
昨今のメモリ・ストレージ高騰のあおりを受けた結果ではありますが、前モデルと比べるとだいぶ値上がりしています。

記事執筆時点のAmazonでは前モデル(K1-7430U)がまだ販売されていて、16GB+512GBモデルが56,998円、32GB+512GBモデルが66,498円。

新モデルをレビューしておいてアレですが、性能面ではほぼ変わらないのでメモリ換装のできる旧モデルを選んだ方がのちのち増設もできますし、何なら最初からメモリ32GBモデルを買うべきでしょう。
メモリに関しては2028年まで値下がりする要素がない(むしろ値上がる可能性の方が高い)ので、最初から大容量メモリで買った方がいいです。

関連リンク

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー ACEMAGIC ACEMAGIC
モデル名 K1-7530U K1-7430U
CPU Ryzen 5 7530U Ryzen 5 7430U
GPU Vega Vega
メモリ 8GB×2
LPDDR4-3200
16GB×2
DDR4-3200
ストレージ 512GB SATA 512GB SATA
PassMark 9 Total 4300.1 4552.1
CPU Single 3182 2916
CPU Multi 17145.9 16783.8
2D 901 857.6
3D 2565.9 2796.6
Memory 1655 1983.8
Disk 3561.7 3922.7
PassMark 11 Total 2312.9 2569.4
CPU Single 3177 3063
CPU Multi 16853 16408.6
2D 710.1 724.7
3D 2234 2485.2
Memory 2185.7 2593
Disk 3295.1 3712
3DMark TimeSpy 1272 1361
Graphics 1121 1200
CPU 5459 5700
FireStrike 3290 3445
Graphics 3606 3930
Phisics 18045 17223
Combined 1142 1103
NightRaid 13969 14447
Grapihics 14991 15860
CPU 10077 9603
WildLife 6917 6834
Graphics 41.42 fps 40.93 fps
SteelNomad 173 207
Graphics 1.73 fps 2.08 fps
SteelNomadLight 1083 1121
Graphics 8.03 fps 8.31 fps
CINEBENCH R15 OpenGL 95.51 fps 99.73 fps
CPU(M) 1334 cb 1285 cb
CPU(S) 235 cb 219 cb
CINEBENCH R20 CPU(M) 3158 pts 2943 pts
CPU(S) 569 pts 530 pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 7950 pts 7584 pts
CPU(S) 1458 pts 1380 pts
CINEBENCH 2024 CPU(M) 464 pts 460 pts
CPU(S) 84 pts 82 pts
CINEBENCH 2026 GPU –
CPU(M) 1895 pts
CPU(S Core) 404 pts
CPU(S Thread) 335 pts
CrystalMark Mark 582568 544887
ALU 239584 225968
FPU 119643 113157
MEM 135248 119000
HDD 40509 42084
GDI 20429 20060
D2D 7122 6888
OGL 20033 17730
CrystalMark Retro All 11178 11501
CPU-Single 10416 9871
CPU-Multi 67291 63969
2D-text 9012 8968
2D-square 13955 13269
2D-circle 13040 12380
2D-image 12344 12112
3D-scene1 29560 32786
3D-scene2 15496 15955
3D-scene1-CPU 6561 7381
3D-scene2-CPU 4612 4612
CrystalMark Retro2 All 11048 11572
CPU-Single 10423 9863
CPU-Multi 67403 63780
2D-text 8776 8942
2D-square 13883 13144
2D-circle 13174 12212
2D-image 12292 12244
3D-scene1 100 100
3D-scene2 100 100
3D-scene1-CPU 28665 31887
3D-scene2-CPU 14635 15463
GeekBench5 Single 1425 1442
Multi 6397 6580
OpenCL 13643 13079
OpenCL(dGPU) – –
GeekBench6 Single 1954 1924
Multi 7033 7374
OpenCL 13905 12864
OpenCL(dGPU) – –
GeekBench7 Single 1871
Multi 7507
OpenCL 11092
OpenCL(dGPU) –
PCMark ALL 5883 5473
Essensial 8147 9247
Productivity 12139 8604
DigitalContent 5588 5593
VR Mark 1633 1918
DQ(DX9) 1920・最高 7973
とても快適
10439
すごく快適
1280・標準 14358
すごく快適
16759
すごく快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 2560
設定変更
17.28 fps
3154
設定変更
21.57 fps
1920・高 3615
設定変更
24.73 fps
4307
普通
29.69 fps
1920・標準 4730
普通
32.82 fps
5821
普通
40.40 fps
1280・高 6363
やや快適
45.20 fps
7395
やや快適
52.38 fps
1280・標準 7539
やや快適
54.45 fps
9070
快適
65.36 fps
FF XIV(DX11)
黄金の遺産
1920・最高 1636
設定変更
10.81 fps
1873
設定変更
12.44 fps
1920・高 3407
設定変更
23.51 fps
3994
設定変更
27.56 fps
1920・標準 3685
設定変更
25.12 fps
4303
普通
29.36 fps
1280・高 5370
普通
38.82 fps
6233
やや快適
44.23 fps
1280・標準 5612
普通
40.48 fps
6662
やや快適
46.99 fps
FF XV(DX11) 1920・高 1090
動作困難
1286
動作困難
1920・標準 1616
動作困難
1751
動作困難
1920・軽量 2102
重い
2328
重い
1280・標準 2713
やや重い
2957
やや重い
1280・軽量 3383
普通
3733
普通
StreetFighter6
Fifgting Ground
Highest
High
Normal 15.47 fps 19.47 fps
Low 29.56 fps 29.96 fps
Lowest 59.67 fps 59.80 fps
ブラウザ BaseMark 1669 1593
jetstream2 327.45 304.379
MotionMark 2447.86 2226.6
Octane 77648 76658
Octane Multi 441369 598553
SpeedMeter2 404 371
SpeedMeter3 25.4 23
WebXPRT4 302 258
WebXPRT5 87

ベンチマーク結果画像

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