【実機レビュー】GEEKOM A5-7730U:信頼性に重きを置いた、静音低消費電力な常時稼働向きミニPC

レビュー

がじぇっとりっぷでは3年前にRyzen 7 5800Hを搭載したACEMAGIC「A5-5800H」をレビューしました。

【レビュー】 GEEKOM A5:予想以上のパフォーマンスを見せたローズゴールドカラーのミニPC
GEEKOM「A5」はRyzen 7 5800Hを搭載した、GEEKOM 20周年記念モデルのミニPCです。機材を提供いただいたGEEKOM様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。当レビューはメーカーより機材提供を受けたものですが、内容自

当時はGEEKOM 20周年記念としての桜色モデルでしたが、評判が良かったのか現在に至るまで定期的に後継機が登場しています。

今回レビューするのはRyzen 7 7730Uを搭載した2027年モデルの「A5-7730U」。
ちょっと(というか結構)古いCPUですが、そもそも現在の「A5」自体がメインPCではなくサブPC、あるいは業務用PCの位置を狙った製品となっているので、業務用でかつ値段を抑えようとしたらこうなった、くらいにとらえればいいでしょう。

当レビューはメーカーより機材提供を受けたものですが、内容自由で書かせてもらっています。
当ブログの方針として、悪い点も包み隠さず書いていきます。
また、機材を提供いただいたGEEKOM様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
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GEEKOM A5-7730U

CPU Ryzen 7 7730U
メモリ 16GB DDR4-3200
ストレージ 256/512GB M.2 SSD
インターフェース USB Type-C(Gen2)×2
USB3.2 Gen2×3
USB2.0×1
HDMI 2.0×2
2.5GbE 有線LAN
SDXCカードリーダー
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 6+BT5.4
電源 65W (19V / 3.42A)
サイズ 117×112×49mm

GoodPoint
✔ 24/365動作を前提とした構成
✔ トリプルストレージが可能
✔ 3年保証

BadPoint
✖ CPUアーキテクチャが古い
✖ M.2 SSDがGen3接続になる
✖ M.2 2280 SSDは1枚のみ

レビュー公開にあたり、GEEKOM様よりクーポンをいただきました!

割引コ一ド:GTA52027NP
割引率: 12%オフ
有効期間:11月20日まで

パッケージ

内容物
・本体
・電源アダプタ
・電源ケーブル
・VESAマウンタ
・VESAねじ
・HDMIケーブル
・マニュアル

「A5-7730U」のインターフェース

■フロント
・USB3.2 Gen2(Type-A)×2
・オーディオジャック
・電源ボタン

■サイド
・SDカードリーダー

■リア
・電源ジャック
・USB3.2 Gen2(Type-C)×2
・USB3.2 Gen2(Type-A)×1
・USB2.0 ×1
・HDMI 2.0×2
・DisplayPort 1.4b
・2.5GbE 有線LAN

「A5-7730U」の内部

メモリは2スロットとも埋まっていて8GB×2のデュアルチャネルを構成しています。
DDR5だと1枚当たりの容量は16GB以上が主流になってしまいました(そのため最近は16GB×1構成が増えている)が、DDR4世代はまだまだ8GBも残っているようです。

ストレージはM.2 SSDが2280(SATA/NVMe両対応)+2242(SATA)の2スロット。底面蓋の裏側(フラットケーブルの延びた先)に2.5インチSATAがあり、トリプルストレージに対応します。

「A5-7730U」のパフォーマンス

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Ryzen 7 7730U
グラフィック AMD Vega 8
メモリ 8GB×2 DDR4-3200
ストレージ 512GB M.2 SATA SSD

ストレージ

ストレージはKINGSTON OM8TAP4512K1-A00。
QLC NANDを採用した、リード最大5,900MB/s、ライト最大3,700MB/sの産業向けSSDです。
ただ、Ryzen 7 7730UはCPUの仕様的にGen3までの対応となるので、接続はGen3 x4となっています。ちょっともったいない気もしますが、産業向けSSDの選択肢の狭さや、コスト的なメリット(Gen4に対応する上位機種の分とまとめて発注できる)があるのでしょう。

Just a moment...

実測値はリード3,735MB/s、ライト3,195MB/s。
Gen3接続の限界まで出ています。

総合

CPU PassMark11 (CPU)
Ryzen 9 9950X3D (170W) 701594739
Core Ultra 9 285K (125~250W) 674265092
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 630644348
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 623664956
Core Ultra 7 265K (125~250W) 587324926
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 582514205
Core i7-14700K (125~253W) 521694462
Ryzen 7 9800X3D (120W) 399714426
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 395834372
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 341063984
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 310063942
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/32GB) 303583875
Core Ultra 7 255H(16C/16T) 286364398
Core i7-13700H(14C/20T) 284583979
Ryzen 7 8745HS(8C/16T/16GB) 277663838
Core Ultra 5 225H(14C/14T) 269004238
Core i9-13900H(14C/20T) 258943720
Ryzen 9 6900HX(8C/16T) 257963570
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 246513861
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 245423354
Core i9-12900H(14C/20T) 242263640
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 229023788
Core 7 240H(10C/16T) 227503860
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 220613169
Ryzen 5 7545U(6C/12T) 216923756
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 214203347
Ryzen 7 7730U(8C/16T) 202163195
Ryzen 5 PRO 6650H(6C/12T) 196333361
Core 7 240H(10C/16T) 192813804
Ryzen 7 7730U(8C/16T) 186823260
Core i5-1340P(12C/16T) 185053730
Core Ultra 5 225U(12C/14T) 184763722
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 181323053
Ryzen 5 7530U(8C/16T) 168523177
Core i3-1220P(10C/12T) 165523525
Ryzen 5 7430U(8C/16T) 164083063
Ryzen 5 5500U(8C/16T) 148872534
Core i7-1135G7(4C/8T) 121173376
Core i5-1235U(10C/12T) 120333469
Intel N100(4C/4T) 61222088
Ryzen 5 3500U(4C/8T) 59402142

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9)と新バージョン(v11)の両方を掲載。比較はv11で行っています。

Ryzen 7 7730UはZen3アーキテクチャ(コードネーム:Barcelo-R)。
Ryzen 7 7730U自体は2023年に発表されたCPUですが、アーキテクチャのベースは2022年に発表されたRyzen 7 5825U(コードネーム:Barcelo)、さらにさかのぼると2021年1月に発表されたRyzen 7 5800Uが大元となります。

ここ数年のCPUは日常用途ではオーバースペックの領域(おおむねスコア15000もあれば普通に使える)に入っていて、ワットパフォーマンスや体感に影響しやすいシングルスレッド性能を向上させつつも、AI向けNPUの開発に重点を置いています。
そのため、実用上では5年以上前が起源となるCPUでもなんとか戦える状況です。

さらに「A5-7730U」はGen4 SSD(接続はGen3 x4)を採用しているため、アプリのロード時間などが短く、体感的にも問題なく使えます。

グラフ上では以前にレビューした「A5」のRyzen 7 5800Hに届かないスコアとなっていますが、Ryzen 7 5800HはTDP 45W、Ryzen 7 7730UはTDP 15Wと消費電力に大きな差があり、「A5-7730U」はワットパフォーマンスが大幅に向上しています。
また、同じRyzen 7 7730U同士の比較だとほかの機種よりも低いスコアだったのですが、これはPL1、PL2を低めに制限するチューニングが入っているためです(詳細は後述)。
それでいてシングルスレッドスコアは変わらないので、体感的には差を感じにくくなっています。

CPUのPL1/PL2を抑える(=低消費電力)とCPU温度が上がりにくくなり、長寿命化につながります。また温度が低ければCPUファンの速度も抑えられ、静穏化に寄与します。必要な性能があるのであれば、メリットの大きいチューニングです。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Core Ultra 9 185H 2928251
Core i7-13700H 2613278
Ryzen 9 7940HS 2521288
Ryzen 9 6900HX 2238249
Ryzen 9 5900HX 2162243
Ryzen 5 7640HS 2071270
Ryzen 7 7840U 2017265
Core i9-12900H 2005248
Ryzen 7 5800H 1865233
Ryzen 7 7730U 1634233
Ryzen 7 6800U 1624236
Core i5-11400H 1524221
Ryzen 7 5700U 1468190
Core i3-1220P 1346214
Ryzen 7 7730U 1377221
Ryzen 5 7530U 1334235
Ryzen 5 7430U 1285219
Ryzen 5 5500U 1231177
Core i5-1235U 1113223
Core i7-11390H 948232
Core i7-1165G7 859227
Core i5-1135G7 628160
Intel N100 386152

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Core Ultra 9 185H 192411743
Core i7-13700H 169431925
Ryzen 9 7940HS 161261820
Ryzen 9 6900HX 135961599
Core i9-12900H 131541730
Ryzen 5 7640HS 128781704
Ryzen 9 5900HX 128601490
Ryzen 7 7840U 128151719
Ryzen 7 6800U 105931500
Ryzen 7 5800H 103881432
Core i5-11400H 99791474
Ryzen 7 7730U 97491463
Core i3-1220P 89641543
Ryzen 7 5700U 88221262
Ryzen 7 7730U 85261453
Ryzen 5 7530U 79501458
Ryzen 5 7430U 75841380
Core i5-1235U 75111568
Ryzen 5 5500U 72901186
Core i7-11390H 58561516
Core i7-1165G7 54451522
Core i5-1135G7 40391279
Intel N100 2481923

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPUのレンダリングパフォーマンスを調べるCINEBENCHでも同様の傾向。
マルチスレッド性能は控えめですが、シングルスレッド性能は特に落ち込んではいません。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
GTX 1650 9264
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 8589
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 7928
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 7621
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 7158
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 6950
GTX 1050 6210
Core i9-12900H(16GB×2) 5749
Core i7-13700H(16GB×2) 5617
Core i7-11370H 4937
Ryzen 7 5800H(16GB×2) 4648
Ryzen 7 7730U(16GB×2) 4327
Ryzen 7 5700U(16GB×2) 4155
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 3930
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Ryzen 7 7730U(8GB×2) 3716
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 3606
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 3350
Core i3-1220P(3GB×8) 2805
Intel N100(16GB×1) 1191

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
GTX 1650 3495
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2942
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2811
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2592
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2548
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2352
GTX 1050 1725
Core i7-13700H(16GB×2) 1689
Core i9-12900H(16GB×2) 1613
Core i7-11370H 1542
Ryzen 7 5800H(16GB×2) 1461
Ryzen 7 7730U(16GB×2) 1363
Ryzen 7 5700U(16GB×2) 1312
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1200
Core i5-1135G7(8GB×2) 1188
Ryzen 7 7730U(16GB×2) 1158
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 1121
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 1078
Core i3-1220P(3GB×8) 854
Intel N100(16GB×1) 326

グラフィック性能はCPU性能以上に抑制の影響を受けています。

AIに使ってみる

「A5-7730U」は、日常のブラウジングやOffice系アプリを使う程度なら十分にこなせますが、逆に言えばそれ以上の、ゲーミングだとか重い作業に対しては性能が足りません。
そこで使い道としてちょうどいいのが、ChatGPTを始めとしたAI用PCとしてしまうことです。

今回はChatGPTにて検証。ChatGPTはチャットモード(ChatGPT)とコーディングモード(Codex)があり、2026年7月にデスクトップアプリが統合されました。

レビュー用アカウントなので、作業はすべて無料プラン(GPT5.6/6-Luna)で行っています。
なお、GPT6-LunaよりGPT5.6-Lunaの方が賢いというか、うまく要望を拾ってくれる傾向にあるため、作業は主にGPT5.6-Lunaで行いました。

定期タスク

よくある使い方の一つが、記事要約でタイパ向上。
ちょっとひねって海外の記事を対象に、翻訳&要約としてみました。

これを定期タスク化します。

翌日確認すると、勝手にタスクをこなしていました。
今回はネット記事の要約ですが、後述するようにPC内のアプリの操作もできるので、定型作業の類はだいたいタスク化できると思います。

コーディング

Codex(コーディングモード)に切り替えて、付箋アプリを作ってもらいます。

さくっと完成しましたが、できあがったのはブラウザ上で動作するアプリ。

これをデスクトップアプリ化してもらいます。

(中身はブラウザエンジン動作ですが)独立したアプリになりました。

開発環境を構築する

ちょっと複雑な作業として、Webアプリ開発環境を構築します。

Codexがブラウザを開いてファイルをダウンロードしている図。

Computer Useという機能を使ってCodexがPCの操作まで行うので、PCにはAIに触ってほしくないデータをなるべく置かず、できればAI専用PCにしてしまうのが無難です。

権限の関係で、人間が操作する場面も多々ありましたが…

なんとかインストール完了。
VITEというウェブ開発環境ソフトウェアがインストールされました。

さらにセットアップは続き…

サンプルアプリ(タスク管理アプリ)が立ち上がりました。

途中途中で人による操作が挟まるのが煩わしいので、指示したら後は勝手にやってほしいと指示。これは権限の関係(というかアプリの最新バージョンで必要な設定が見当たらなくなった)で失敗。
ですがCodexが回避手段を模索した結果、WSL内のCodex経由ではなく、WSL2の外からファイル書き換えという方法になりました。

ファイル(フォルダ)位置を指定するためにプロジェクト化、新規にチャットを立ち上げます。

指示通りダークモードが追加されました。

このように、AIサービスを使う場合は日常用途レベルの性能があれば十分に作業をこなしてくれることが分かりました。
チャットだけならIntel N100/N150でもできますが、PC内作業を伴うような場合だと、最低でもRyzen 5 7430U以上の性能は欲しいところです。

外観

パッケージ

外箱は前モデルから変化なし。

裏側にはざっくり仕様と認証回り。技適番号は「217-230869」となっています。
これ、「A5-5800H」と同じ番号ですね。

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(217-230869)

IIA Lab Services, LLC.という認証局との相互認証となっていました。

パッケージ全体。

付属品

マニュアルとサンクスカード。

マニュアルは1枚ぺらの多言語冊子。

前モデルと全く同じ内容で、マニュアルの日本語にいわゆる中華フォントが使われている点も同じ。3年前からアップデートされていません。
「放置すると世界的にこれが”正しい日本語の漢字”と思われるようになる」という意見を見てからは、指摘することにしています。

VESAマウンタとマウント用ネジ。

電源アダプタ。
プラグは3ピンのミッキータイプ。

出力は19V/3.42A(=64.98W)。
「A5-5800H」の時は120W(119.7W)だったので、出力が半分ちょいになっています。

筐体

本体。

前後左右のインターンターフェース。
最近はどのメーカーもLANポートを注意書きでふさいでおくのがデフォルトになっていますね。
前面のオーディオジャックにまでシールが貼られているのは謎。

側面のSDカードリーダーは搭載している機種が少ないので、カメラをよく使う人にはありがたいかも。

底面には完全にふさがっています。

ラベル。
manufacturer(製造企業)のShenzhen Jiteng Network Technology Co., Ltd.は、GEEKOMをブランド展開する企業です。
GEEKOMは、創業地こそ台湾ですが、現在は本社・製造拠点が中国・深圳、研究開発(R&D)が台湾となります。

内部構造

内部にアクセスするにはゴム足の中のネジを外します。
ゴム足で隠してないので、アクセス性が高いです。

しかもねじは蓋から外れないので、無くす心配もなし。

内部全体。見づらいですが、筐体内側が金属フレームでおおわれています。
蓋に2.5インチベイが組み込まれています。

2.5インチSSD/HDDを固定するフレームはM.2 SSDの放熱を兼ねています。

メモリはLexar製の8GBが2枚。デュアルチャネルなのでグラフィック性能をしっかり(といっても上で見たようにスコアは控えめですが)発揮できます。

SSDはKINGSTON製の512GB。
下にWi-fiカードが隠れています。

システム

起動前

UEFIはAMIのBIOSタイプ。

恒例のバックアップ。
使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは39.66GBでした。

システム情報

セットアップは最初からローカルアカウントを作成できるモードになっていました。
これも最近のミニPCでは標準的ですね。

デスクトップ。
余計なものはありません。

ライセンスはRETAIL。なぜかOEM版じゃなくてパッケージ版です。

OSはWindows 11 Pro 25H2。

HWiNFO

CPUはTDPが15W、PL1が20W、PL2が25W。最大ジャンクション温度は100度です。

過去にレビューしたRyzen 7 7730U搭載機はTDP 15W、PL1 28W、PL2 35Wだったので、上限が10Wも抑えられていることが分かります。これがベンチマークスコアが低い原因ですね。

ゲームベンチマーク

[中量級] Street Fighter 6

2023年6月に発売し、全世界で460万本(2025年3月時点)を売り上げたストリートファイター6。
消費電力控えめ設定ですが、”LOW/FHD”だと30FPS、”LOWEST/HD”だとほぼ60FPSで動作。
さすがにプレイは難しそうです。

FF XIV 黄金の遺産

設定 スコア FPS 評価
1920×1080 最高品質 1638 10.83 fps 設定変更
1920×1080 高品質 3730 25.89 fps 設定変更
1920×1080 標準 4042 27.71 fps 普通
1280×720 高品質 5846 41.69 fps 普通
1280×720 標準 6335 44.68 fps やや快適
FF XIV 黄金の遺産
RTX 3060 14530 / 非常に快適
Ryzen AI Max+ 395 13627 / とても快適
RTX 3060 laptop 11182 / 非常に快適
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 4418 / 普通
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 3987 / 設定変更
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 3910 / 設定変更
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 3838 / 設定変更
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 3801 / 設定変更
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 3765 / 設定変更
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 3522 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2941 / 設定変更
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 2768 / 設定変更
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 2666 / 設定変更
Core i7-13700H(16GB×2) 2516 / 設定変更
Core i9-12900H(16GB×2) 2447 / 設定変更
Ryzen 7 7730U(16GB×2) 2065 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 2031 / 設定変更
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1977 / 設定変更
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1873 / 設定変更
Ryzen 7 7730U(8GB×2) 1638 / 設定変更
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 1636 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 1428 / 設定変更
Intel Intel N100(16GB×1) 700 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

中量級タイトルでは、大体予想通りの位置ですね。
「A5-5800H」レビュー当時はこのベンチマークはなかったので、スコアはありません。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
1920×1080 高品質 1225 動作困難
1920×1080 標準品質 1691 動作困難
1920×1080 軽量品質 2268 重い
1280×720 標準品質 2851 やや重い
1280×720 軽量品質 3649 普通
FF XV
RTX 3060 9480 / とても快適
Ryzen AI Max+ 395 9427 / とても快適
RTX 3060 laptop 7685 / 快適
GTX 1060 laptop 4241 / 普通
RTX 1650 laptop 3891 / 普通
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 3164 / 普通
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2959 / やや重い
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2898 / やや快適
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 2733 / やや重い
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 2615 / やや重い
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2518 / やや重い
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2539 / やや重い
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2420 / 重い
Ryzen 7 8745HS(16GB×2) 2382 / 動作困難
Ryzen 5 7545U(16GB×2) 1858 / 設定変更
Ryzen 7 8745HS(16GB×1) 1647 / 動作困難
Core i7-13700H(16GB×2) 1676 / 動作困難
Ryzen 7 5800H(16GB×2) 1590 / 設定変更
Ryzen 7 7730U(16GB×2) 1489 / 設定変更
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1384 / 動作困難
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1286 / 設定変更
Ryzen 7 7730U(8GB×2) 1225 / 設定変更
Ryzen 5 7530U(8GB×2) 1090 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 951 / 動作困難
Intel Intel N100(16GB×1) 458 / 動作困難

1920×1080(高品質)での比較

重量級タイトルでも位置は変わらず。
まぁそもそもCPUの世代的にも、内蔵グラフィックでゲームをしようというのは厳しいです。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 4.4~5.7W
画面オフ時 4.5~4.8W
スリープ時 4.5~4.8W
CINEBENCH(S) 24.3-26.1W
CINEBENCH(M) 37.8W / 31.8W
FF14ベンチ時 28.9~31.1W
最大 40.8W / 29.6W

最大消費電力はCINEBENCH+FF14ベンチでCPUとGPUの両方に負荷をかけ、瞬間最大で40.8W。とはいえその後すぐに30W弱で横ばいとなりました。
FF14ベンチマーク時はおおむね30W以下で推移。

何か設定が悪かったのか、スリープ時の消費電力が高いというか、どうもスリープしてくれませんでした。

参考までに、平均30Wで30日/24時間稼働させた場合で、電気料金は約670円(1kWh=31円で計算)となります。

騒音

状況 音量
電源オフ 34.6dB
アイドル 34.7dB
FF14ベンチ 35.3dB
最大 40.7dB
最大(背面) 41.6dB
最大(側面) 40.7dB

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

騒音は本体から30cmの位置で計測。

騒音については、シングルコアベンチマーク時に最大となりました。
マルチコア動作時は、FF14ベンチと同じく35.3dBが最大で、なんかサラサラ音がしてるかも?くらいの感じです。

正直に言って特定の1コアにだけ負荷がかかり続けるなんて状況はベンチマークでもないとそうそう起こることではないので、普通に使う分には35~36dBくらいの、とても静かな状態と思っていいでしょう。

温度

HWiNFOのデータより、「A5-7730U」の最大ジャンクション温度は100℃、HTC温度制限は115.5℃、サーマルトリップ制限は125℃と、かなり高めに設定されています。

温度はHWMonitorとHWiNFOで測定。
CPUコア温度はHWMonitorは最大80.0℃でしたが、HWiNFOでは最大80.8℃を記録。

といっても特定のコアのみが突出していているので、シングルコアベンチマーク時に記録したことが分かります。
CPU消費電力を見ても、単コアで10Wを消費しているので、このくらいの温度になるわけです。シングルコアベンチマーク時だけうるさいというのも納得です。

マルチコアベンチ時は瞬間最大25Wを8コアで割るので、1コアあたりは3Wにも届かず、温度も瞬間的に70℃、その後は53~54℃で推移しました。

まとめ

「GEEKOM A5-7730U」は、うっかりシングルコア動作にならない限りは低温で静音で低消費電力な動作をします。
放熱性の高い金属フレームに、メモリやストレージにも名の知れたメーカーや産業グレードのものを採用し、製品ページで「24時間365日の連続稼働をサポート」を謳うだけの構成になっています。

日常用途としても不足はありませんが、物流などの24時間止まらない現場での管理端末や、レビュー内でやったように常時稼働のAI用PCなど、過酷な条件(ただし粉塵環境を除く)での利用の方が、他メーカー製品との差が分かりやすいでしょう。

GEEKOM製品は他社よりちょっと高めな価格設定なのですが、過酷な条件を想定した上で3年保証を付けるのだから、まぁ納得です。タフブックが高いのと同じ原理ですね。

一方でCPUの世代が古く、SSDはGen3、メモリはDDR4となるので、5年前のPCからの買い替え…というのには向きません。
あくまでもタフな業務用とか、サブデスクトップとかに向いた製品なので、買い替えを検討している場合は値段は高くなりますが「A9 Max」とか「IT13 U7-356H」とか最新世代CPUを搭載した製品を選んだ方がいいでしょう。

レビュー公開にあたり、GEEKOM様よりクーポンをいただきました!

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有効期間:11月20日まで

関連リンク

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー GEEKOM
モデル名 A5-7730U
CPU Ryzen 7 7730U
GPU Vega
メモリ 8GB×2
DDR4-3200
ストレージ 512GB Gen3
PassMark 9 Total 5220.8
CPU Single 2988
CPU Multi 17434.5
2D 874
3D 2919.6
Memory 1923.7
Disk 27686.7
PassMark 11 Total 4061.9
CPU Single 3260
CPU Multi 18682.4
2D 674.2
3D 2733.4
Memory 2449.5
Disk 28521.1
3DMark TimeSpy 1319
Graphics 1158
CPU 6273
FireStrike 3357
Graphics 3716
Phisics 17438
Combined 1144
NightRaid 14050
Grapihics 15107
CPU 10063
WildLife 6455
Graphics 38.66 fps
SteelNomad 198
Graphics 1.99 fps
SteelNomadLight 1185
Graphics 8.78 fps
CINEBENCH R15 OpenGL 97.98 fps
CPU(M) 1377 vb
CPU(S) 221 cb
CINEBENCH R20 CPU(M) 3347 pts
CPU(S) 568 pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 8526 pts
CPU(S) 1453 pts
CINEBENCH 2024 CPU(M) 429 pts
CPU(S) 84 pts
CINEBENCH 2026 GPU –
CPU(M) 1930 pts
CPU(S Core) 410 pts
CPU(S Thread) 329 pts
CrystalMark Mark 674567
ALU 276035
FPU 135894
MEM 130602
HDD 83684
GDI 21817
D2D 7381
OGL 19154
CrystalMark Retro All 14802
CPU-Single 10334
CPU-Multi 75017
2D-text 9502
2D-square 14021
2D-circle 13466
2D-image 13197
3D-scene1 31825
3D-scene2 12421
3D-scene1-CPU 7290
3D-scene2-CPU 3416
CrystalMark Retro2 All 14763
CPU-Single 10404
CPU-Multi 74068
2D-text 8576
2D-square 14027
2D-circle 13329
2D-image 12854
3D-scene1 100
3D-scene2 100
3D-scene1-CPU 30785
3D-scene2-CPU 12590
GeekBench5 Single 1497
Multi 7186
OpenCL 15048
OpenCL(dGPU) –
GeekBench6 Single 1983
Multi 7692
OpenCL 16334
OpenCL(dGPU) –
GeekBench7 Single 1912
Multi 8323
OpenCL 12626
OpenCL(dGPU) –
PCMark ALL 6237
Essensial 8640
Productivity 14073
DigitalContent 5415
VR Mark 1984
DQ(DX9) 1920・最高 9400
とても快適
1280・標準 15693
すごく快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 2997
設定変更
20.49 fps
1920・高 4195
普通
28.86 fps
1920・標準 5470
普通
38.12 fps
1280・高 7064
やや快適
49.89 fps
1280・標準 8570
快適
61.21 fps
FF XIV(DX11)
黄金の遺産
1920・最高 1638
設定変更
10.83 fps
1920・高 3730
設定変更
25.89 fps
1920・標準 4042
普通
27.71 fps
1280・高 5846
普通
41.69 fps
1280・標準 6335
やや快適
44.68 fps
FF XV(DX11) 1920・高 1225
動作困難
1920・標準 1691
動作困難
1920・軽量 2268
重い
1280・標準 2851
やや重い
1280・軽量 3649
普通
StreetFighter6
Fifgting Ground
Highest エラー
High 15.34 fps
Normal 18.96 fps
Low 29.92 fps
Lowest 59.50 fps
ブラウザ BaseMark 1698
jetstream2 336.798
MotionMark 2347.27
Octane 81649
Octane Multi 664986
SpeedMeter2 417
SpeedMeter3 26.6
WebXPRT4 306
WebXPRT5 89

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