2025年6月3日、LenovoはRyzen 200シリーズを搭載した15.6インチゲーミングノート「LOQ 15AHP10(15.6型 AMD)」を発売しました。
スペック

| ■ LOQ 15AHP10 | |
| CPU | Ryzen 7 250 Ryzen 5 220 |
|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5060(8GB) GeForce RTX 5050(6GB) |
| メモリ | 16~32GB DDR5-5600 |
| ストレージ | 512GB/1TB Gen4 SSD |
| 画面 | 15.6インチ IPS FHD/144Hz |
| インターフェース | USB Type-C(Gen2)×1 USB 3.2 Gen1×3 HDMI2.1 1GbE 有線LAN SDXCカードリーダー オーディオジャック |
| wi-fi | Wi-fi 6+BT5.3 |
| バッテリー | 60WHr |
| 電源アダプタ | 170W |
| サイズ | 359.86×258.7×23.9mm |
| 重さ | 2.4kg |
特徴
LenovoはゲーミングブランドとしてLegionを展開していましたが、2023年3月にPCゲーミングの入り口となる新ブランドLOQを発表しました。
コンセプトは「エントリーユーザーに快適なゲーミング環境」ということで、比較的低価格なエントリー~ミドルクラスの製品ラインナップとなっています。
記事執筆時点ではLOQブランドのゲーミングノートは
・最エントリーの「Essential Gen 9」
・RTX 3050/4060を搭載する旧機種「15IRX9 (Intel)/15AHP9 (AMD)」
・RTX 5050/5060を搭載する最新モデル「15IRX10 (Intel)/17IRX10 (Intel)/15AHP10 (AMD)」
の6機種が発売されています。
本記事で紹介するのは、現在販売されている中では最も新しい製品のAMDモデルとなります。
CPU
「LOQ 15AHP10」のCPUは、Ryzen 200 シリーズからRyzen 7 250またはRyzen 5 220。
Zen4/Zen4cアーキテクチャでTDP28WのCPUで、グラフィックはRadeon 780MおよびRadeon 740M。実質的にRyzen 7 8840UとRyzen 5 8540Uのリネーム品です。
その結果、一部製品において旧命名規則から新命名規則へのリネームが発生し、このようなことになっています。
GPUはGeForce RTX 5050(6GB GDDR7)またはGeForce RTX 5060(8GB GDDR7)。
どちらもTGPは100Wで、AI TOPSはそれぞれ440TOPS、572TOPSとされています。
CPU性能は、Ryzen 5 220でもPassMark 18000オーバー。Ryzen 7 250は24000近くになります。
それぞれ、RTX 5050、RTX 5060と組み合わせても違和感がない性能ですね。
また、Ryzen 7 250はTDP28Wながら、TDP45WのRyzen 9 5900HXと同等レベルのスコアで、世代間の差がよく分かります。
GPUは、「世代が一つ上がると旧世代の1ランク上に近い性能となる」の法則通り、RTX 5050 laptopはRTX 4060 laptopに近く(スコア差はメモリ容量の差の影響がありそう)、RTX 5060 laptopはRTX 4070 laptop、RTX 3080 laptopと同等のスコアとなっています。
それでいて消費電力は下がり、DLSS4(フレーム生成、超解像)があるのでゲームプレイではより高フレームレートで遊べ、最新世代のエンコーダー/デコーダーを持っています。
メモリとストレージ
メモリは16GBから32GBのDDDR5-4800。カスタマイズモデルによっては24GBも選べます。
「LOQ Essential Gen 9」はシングルスロットでしたが、「LOQ 15AHP10」はデュアルスロットなので、自己責任で128GB(64GB×2)も可能です(※CPU規格的には256GBまで対応しているものの、市販されているメモリが64GBまでしかない)。
ストレージは512GBまたは1TBのGen4 SSD。2242サイズでQLC NAND SSDになります。
内部的にはオーソドックスに2280×2のデュアルスロットとなっています。
その他
無線LANはWi-fi 6。チップは不明で、Bluetoothはv5.3。
有線LANは1GbE。こちらもチップは不明。
バッテリーは4セルの60WHr。30分50%の急速充電に対応しています。
動作時間は輝度150nitsでの動画再生で10.4時間。JEITA3.0に基づいた測定だと動画再生時が約6.8時間、アイドル時で約9.5時間。
電源アダプタは170Wです。
外観

本体。
画面は15.6インチFHD(1920×1080)で、リフレッシュレートは144Hz。
色域は100% sRGB、輝度は300nits、コントラスト比は1000:1、アンチグレアパネル。多分「LOQ Essential Gen 9」と同じパネルですね。
最近はWUXGA(1920×1200)が増えてきましたが、ゲームはいまだに1080pが中心で、WUXGA非対応なものもあるので、あくまでゲームを考えた解像度チョイスですね。

2.プライバシーシャッター(電子式)スイッチ
3.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
4.USB3.2 Gen1
5.USB3.2 Gen1
7.イーサネット・コネクター(RJ-45)
8.USB3.2 Gen1
9.電源コネクタ
LOQブランドはインターフェースにはUSB4/Thunderbolt4はありません。
Type-CこそUSB3.2 Gen2(10Gbps)に対応していますが、Type-AはUSB3.2 Gen1(5Gbps)のみです。
HDMIは8K@60Hz出力に対応。
また、Type-CはUSB PDおよびDisplayPort出力に対応。DisplayPort出力は5K@60Hzまでです。
USB PDは最大100Wで、ゲームプレイ時は消費電力を賄えないので、稼働時間を延長できる、くらいの扱いになります。

ちなみに左側面には何もありません。

キーボードはRGBバックライト…と見せかけて、国内モデルはホワイトバックライトとのこと。
電源ボタンはLegionシリーズと同じく、真ん中上部にあります。

「LOQ 15AHP10」はデュアルファンなので、底面側の吸気口は左右に開いています。

内部画像。限られたスペースにデュアルM.2スロットとデュアルメモリスロット、デュアルファンが押し込まれています。
まとめ
「LOQ 15AHP10」の価格は、141,405円からとなっていますが、カスタマイズでRyzen 5 220(RTX 5050との組み合わせのみ)を選択することで、130,515円からとなります。
Ryzen 7 250+RTX 5060の組み合わせは160,215円からです。
ゲームプレイだとRTX 5050でもフレーム生成を使えば、モンハンワイルズで60FPSオーバーを狙えます。
優先生産モデルであれば最短2営業日での出荷ですし、お盆のゲームデバイスとしてもいいんじゃないでしょうか。
しかし…RTX 3080 laptop(Ryzen 9 5900HXとの組み合わせが多かった)は2021年で、当時の価格は27~30万円程度。記事執筆現在でも中古で15万円前後はします。
それがCPU・GPUともに同等性能で、かつ最新世代・最新機能が使えて半額近いというのは、割ととんでもないですね。
RTX 30シリーズのゲーミングノートを買ったときは、これで5年は戦えると思っていたけれど、4年で戦えなくなりそうです…
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