2019年9月18日、Lenovoは14インチのエントリーノート「IdeaPad S340(14)」に、”Ice Lake”モデルを追加しました。
販売サイト:Lenovo
モデル一覧
※”Whisky Lake”モデルは記載していません
CPU | メモリ | ストレージ | office | 販売価格 |
Pentium 5405U ※最安値モデル、参考 | 4GB | 128GB | × | 36,608円 |
Core i3-1005G1 | 4GB | 128GB | × | 44,770円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 256GB | × | 59,290円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 512GB | × | 70,002円 |
Core i7-1065G7 | 8GB | 256GB | × | 68,794円 |
Core i7-1065G7 | 8GB | 512GB | × | 80,256円 |
Core i3-1005G1 | 4GB | 128GB | ○ | 64,251円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 256GB | ○ | 81,180円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 512GB | ○ | 92,169円 |
Core i7-1065G7 | 8GB | 256GB | ○ | 91,234円 |
Core i7-1065G7 | 8GB | 512GB | ○ | 102,663円 |
スペック
メーカー | Lenovo |
名称 | ideapad S340(14) |
発売日 | 2019/09 |
定価 | 81,400円〜 |
実売価格 | 44,770円〜 |
価格条件 | |
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
グラフィック | Iris Plus UHD |
メモリ | 4 / 8GB |
メモリ規格 | DDR4-2666 |
メモリ増設 | 1スロット (オンボード4GB) |
2.5inch | |
M.2 | 128〜512GB(NVMe) |
画面 | 14.0インチ TN |
解像度 | 1920×1080 |
ベゼル幅 | 狭 |
表面 | |
タッチ対応 | × |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | – |
USB3.0 | 2 |
USB3 type-c | 1(3.0) |
USB PD | – |
HDMI | ○ |
DisplayPort | – |
LANポート | ○ |
wi-fi | 802.11ac |
Bluetooth | 4.2 |
office | △ |
カードリーダー | SDXC |
Webカメラ | 720p |
赤外線カメラ | |
NFC | |
指紋センサー | |
Windows Hello | |
オーディオジャック | |
マイク | ○ |
スピーカー | ステレオ |
スピーカー位置 | |
サウンド | |
キーピッチ | |
キーストローク | |
キーボードバックライト | ○ |
バッテリー | 3セル |
稼働時間 | 10Hr |
ACアダプタ | 65W |
充電時間 | 3.5Hr |
急速充電 | |
幅 | 322.7mm |
奥行き | 230.5mm |
高さ | 17.9mm |
重量 | 1.55kg |
開口角度 | |
カラー | プラチナグレー |
その他特徴 |
特徴
「IdeaPad S340」には”Comet Lake”搭載の13インチモデル、AMD APU搭載の14インチモデル、そして”Ice Lake”搭載の14インチモデルがあるため、表記上は「IdeaPad S340(14)」のようにして区別します。
Lenovoの「Yoga」および「IdeaPad」シリーズは3桁のモデル名の1桁目がグレードを表しています。
100番台はCeleronモデルのみとなるので、Intel Core CPUを搭載するモデルとしては、300番台が最下位となります。
「IdeaPad S340(14)」はもともとは2019年5月に”Whisky Lake”を搭載したモデルで発売されていたのですが、9月に”Ice Lake”が加わった形となり、記事執筆現在では両者が併売されています。
CPUはCore i3-1005G1、Core i5-1035G1、Core i7-1065G7と、最下位2モデルと(TDP28WのCore i7-1068G7を除いた中での)最上位モデルという、ちょっといびつな選択肢となっています。
このいびつさはグラフィック面で顕著で、GPUのEU数がi3/i5は「UHD Graphics」で32、i7は「Iris Plus」で64と2倍差になっており、ベンチマークスコアでは1.6倍以上の差となっています。
「IdeaPad S340」は下位モデルだけあって、仕様面はかなり貧弱な部類となります。
USBは3.0のみですし、Wi-fiだって802.11ac(Wi-fi 5)のままです。
“Ice Lake”の新機能はほとんど活かされていないと言ってもよく、ポイントになるのがグラフィック性能の向上ぐらいしかありません。
・・・まぁ、コストをかけず”Ice Lake”のベンチマークをやりたいという場合にはいいかもしれませんが。
ついでに言うと、指紋リーダー、赤外線カメラもないようなので、Windows Hello非対応となります。
長所を挙げるとすれば、Core i5/i7モデルではメモリスロットを備えている点でしょうか。
オンボード4GB+メモリスロット×1という構成になっており、おそらくは20GB(4GB+16GB)が可能です。最近出始めた32GBメモリを使えば、36GBとかできるかもしれません。
Core i3モデルでは仕様書上のメモリスロット数が0になっているので、実装されていない可能性が高いです。
筐体
フロント画像です。
下部のみ太い狭額ベゼルはLenovoでは2017年に登場し、「IdeaPad 300」シリーズでも2017年後半の「IdeaPad 320S」から使われています(2017年前半の「IdeaPad 310」は太いベゼルです)。
最近のハイエンドモデルは下部も細くなっていますが、「IdeaPad S340」では太いままです。
カメラにプライバシーシャッターがつくなど細かい修正は入っているのでしょうが、設計を流用することでコストを抑えているものと思われます。
1.電源ジャック
2.HDMI
3.USB3.0 Type-C
4.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
5.Novoボタン
6.4-in-1メディアカードリーダー
7.USB3.0
8.USB3.0 (Powered USB)
前述の通り、インターフェースはあまり豪華ではありません。USBはType-C端子含めてすべて3.0です。
充電についてもUSB PDについてはまったく触れられていないので、期待できないでしょう。
CPUがコントローラーを内蔵しているのだから、USB 3.1 Gen2くらいなら実装できそうな気がしますが・・・
流石にThunderbolt 3は電力周りで大幅な設計変更が必要となるので無理そうですが。
小さいですがキーボード画面(英語は配列)です。
ディスプレイは180度まで開きます。
この辺りはいつもの「IdeaPad」といえます。
同じ14インチノートの「Yoga S740(14)」とは違ってスピーカーはキーボード面ではなくサイドに来ています(上のインターフェース画像に写っているメッシュ部分です)。
ロゴは入っていませんが、音質面ではDolby Audio対応となっています。
背面は「Lenovo」ロゴが小さく入っています。
キーボード面にも入っているのでどちらかだけでいいと思うのですが・・・
まとめ
モデル一覧にもあるように、「IdeaPad S340」は4万円台から購入できる”Ice Lake”ノートです。
最上位のCore i7搭載モデルでも7万円を切っていて、価格面だけ見れば文句なしに安いです。
USB3.0やHDMIはあるので、旧ノートと同じ程度の拡張性は確保していますし、フルサイズのSDカードスロットもありますし、ビジネス用途とかの新規格を必要としない層にはいいんじゃないでしょうか。
ただし、メモリ増設を考えている場合は、Core i5/i7モデルを選ぶ必要がある点に注意です。
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