実質カラバリ追加。GEEKOM「AX8」はおしゃれカラーのRyzen 8000シリーズ搭載ミニPC

PC

2024年7月16日、ミニPCメーカーのGEEKOMはRyzen 9 8945HS/Ryzen 7 8845HSを搭載したミニPC「AX8」を発売しました。

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スペック

■ NUC AX8
CPU Ryzen 9 8945HS
Ryzen 7 8845HS
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1~2TB Gen4 NVMe SSD
インターフェース USB Type-C(USB4)×1
USB Type-C(Gen2)×1
USB 3.2 Gen2×3
USB 2.0×1
HDMI 2.0×2
2.5GbE 有線LAN
SDカードスロット
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 6E+BT5.2
サイズ 117×111×38.5mm

特徴

「AX8」を一言でいうと、先に紹介した「A8」「AE8」のデザイン違いです。
スペックやインターフェース配置を見る限りでは、中のボードは同じものと思われます。

どっちが好み?GEEKOM「NUC A8/AE8」はRyzen 8045HS搭載でデザイン違いの姉妹品
2024年5月15日、ミニPCメーカーのGEEKOMは、Ryzen 9 8945HS/Ryzen 7 8845HSを搭載したミニPC「NUC A8」を発売しました。また「A8」から遅れること約3週間、6月5日には同CPUを搭載したミニPC「

CPU

「NUC A8/AE8」のCPUはRyzen 8045HSシリーズからRyzen 9 8945HSまたはRyzen 7 8845HS

アーキテクチャは据え置き。モバイル向けRyzen 8000シリーズはAI強化に舵切り。2年半ぶりのAPUも登場
2023年12月7日、AMDは同日に開催した「AMD Advancing AI」内の基調講演にて、Ryzen 8000シリーズ(コードネーム:Hawk Point)を発表しました。また、2024年1月9日にはデスクトップ向けAPU、Ryze

Ryzen 8000シリーズは2023年12月に発表されたCPUですが、CPUおよびGPUアーキテクチャはRyzen 7040シリーズと同じZen4+RDNA3となっています。
Ryzen 8045HSシリーズはRyzen 7040HSシリーズとほぼ同じ内容で、違いといえるのはNPU(XDNA)が強化された点だけです。

CPU PassMark(Multi)
Core i9-14900HX(24C/32T) 45859
Core i9-13900HX(24C/32T) 44672
Core i9-13900H(14C/20T) 29399
Ryzen 9 8945HS(8C/16T) 29286
Ryzen 7 7840HS(8C/16T) 28992
Ryzen 7 8845HS(8C/16T) 28725
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 28670
Core i7-13700H(14C/20T) 27600
Core i7-12700H(14C/20T) 26850
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 24953
Ryzen 7 8840U(8C/16T) 24842
Core Ultra 7 155H(16C/22T) 24372
Ryzen 7 6800H(8C/16T) 23593
Core i5-13500H(12C/16T) 22840
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 22635
M2 Pro(10C/10T) 21541
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 21110
Core Ultra 5 125H(14C/18T) 21031
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 20644
Ryzen 7 7730U(8C/16T) 18833
Core Ultra 5 125U(12C/14T) 18752
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 18423
Ryzen 5 6600U(6C/12T) 16846
Ryzen 5 7530U(6C/12T) 16419
Core i5-1335U(10C/12T) 16296
Core Ultra 7 155U(12C/14T) 16140
Ryzen 5 5625U(6C/12T) 15029
Core i3-1315U(6C/8T) 12715
Core i7-1165G7(4C/8T) 10327
Core i5-1135G7(4C/8T) 9867
GPU FireStrike(Graphics)
RTX 3070 Mobile 26845
RTX 4060 Mobile 26304
Radeon RX 6600M 23121
RTX 3060 Mobile 20103
GTX 1660Ti Max-Q 13346
RTX 3050 Mobile 12437
GTX 1060 Max-Q 10765
VR Readyの壁
Intel Arc(185H) 8979
Intel Arc(155H) 8876
AMD 780M(8945HS) 8392
AMD 780M(8845HS) 8265
AMD 780M(7940HS) 8175
GTX 1650 Max-Q 7828
AMD 780M(7840U) 7824
Intel Arc(125H) 7806
GTX 1050 Max-Q 7285
AMD 680M(6800U) 6890
GeForce MX550 6199
Core i7-12700H 5641
GeForce MX450(30.5W) 5369
Core i7-1355U 5200
Core i7-1165G7 5102
Ryzen 5 6600U 4832
Core i7-1255U 4383
Intel Arc(155U) 4470
Ryzen 7 5800U 3933
Core i5-1135G7 3800
Core i5-1235U 3745
Ryzen 5 5625U 3453
Core i3-1215U 3378
Core i3-1115G4 2340

Ryzen 9 8945HSとRyzen 7 8845HSは同じ8コア16スレッド、同じAMD 780Mグラフィックということで、動作周波数の差くらいの性能差となります。
どちらもCPUとグラフィックの性能が高く、両方の性能で対抗できるのはCore Ultra 9 185Hくらいです。

メモリとストレージ

メモリは32GB DDR5-5600。SO-DIMM×2スロットで最大96GBまで換装できます。

ストレージはCPUによって違い、Ryzen 7モデルは1TB、Ryzen 9モデルは2TBとなっています。いずれもM.2 Gen4 SSDです。

その他

無線LANはWi-fi 6E。チップはAW-XB591NFで、Bluetoothはv5.2です。
有線LANは2.5GbE。チップはRTL8125BG-CGです。

電源は19V/6.32A(=120W)。「A7」での付属品を考えると、コンパクトな電源アダプタが付属するでしょう。

外観

本体です。
「A8」「AE8」がシルバーなのに対し、「AX8」はラベンダー色で、雰囲気が全く異なります。

インターフェースはUSB4×2となっていますが、実際はUSB4+USB3.2 Gen2です。

この通り、右のType-Cは10Gbps(=USB3.2 Gen2)となっています。

電源はType-CではなくDCバレルジャックです。

デュアルHDMIとデュアルType-Cでのクアッド4Kに対応します。

冷却はIceBlast 1.5。これは「A8」「AE8」と同じ冷却機構です。
また分かりにくいですが樹脂筐体+メタルフレーム構造のようです。

パッケージ内容。
内容的には「A8」「AE8」と変わりませんが、箱が横に細長くなっています。

まとめ

「AX8」の価格はRyzen 7モデルが109,000円Ryzen 9モデルが139,000円
8月1日まで21周年キャンペーンのコードが使え、それぞれ103,550円、132,050円となります。

クーポンコード:GEEKOM21ST
割引率:5%オフ

GEEKOMは同じ中身で色違い・デザイン違いの横展開をしていて、同じスペックでも使う場所に合ったデザイン・色を選ぶことができます。
白・黒・シルバーが多いミニPC界隈において、ポップカラーインテリアに溶け込む色合いというのは珍しく、ニッチながら一定の需要がありそうです。

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