がじぇっとりっぷで4月に発売予定と書いていた「ThinkPad E585」が、2ヶ月遅れの2018年6月14日、発売開始しました。
スペック
メーカー | Lenovo |
名称 | ThinkPad E585 |
発売日 | 2018/6 |
定価 | 129,060円〜 |
実売価格 | 83,889円〜 |
価格条件 | 35%オフ |
CPU | Ryzen 7 2700U Ryzen 5 2500U Ryzen 3 2200U |
メモリ | 8GB |
メモリ規格 | DDR4-2400 |
メモリ増設 | 最大32GB |
2.5inch | 500GB〜1TB HDD |
M.2 | 128〜512GB(NVMe) |
画面 | 15.6インチ |
解像度 | 1366*768 1920*1080 |
ベゼル幅 | やや太 |
表面 | – |
タッチ対応 | – |
グラフィック | Radeon Vega 10 Radeon Vega 8 Radeon Vega 3 |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | 1 |
USB3.0 | 2(3.0) |
USB3 type-c | 1 |
USB PD | ○ |
HDMI | ○ |
LANポート | 1GbE x 1 |
wi-fi | 802.11ac(1×1) |
Bluetooth | 4.1 |
office | △ |
カードリーダー | microSD |
Webカメラ | 720p |
赤外線カメラ | × |
NFC | × |
指紋センサー | × |
Windows Hello | × |
オーディオジャック | ○ |
マイク | デュアル |
スピーカー | |
スピーカー位置 | 底面手前 |
サウンド | Dolby Advanced Audio |
キーピッチ | |
キーストローク | |
キーボードバックライト | |
バッテリー | 45WHr |
稼働時間 | 8.62Hr |
ACアダプタ | 45W(Type-C) 65W(Type-C) |
充電時間 | |
急速充電 | 60分80%(65W) |
幅 | 369mm |
奥行き | 252mm |
高さ | 19.95mm |
重量 | 2.1kg |
開口角度 | 180° |
カラー | ブラック |
特徴
「ThinkPad E585」はビジネスノートと位置づけられており、AMDのRyzen mobileを搭載したミドルクラスのノートとなっています。
構成自体はCPUを除けばごくごく平凡なビジネスノートです。
15.6インチの大きな筐体を活かして、2.5インチHDDとM.2 SSDのデュアルストレージ構成にできる点が良ポイントですが、15.6インチクラスだと結構多いので尖った特徴とまでは言えません。
正面から見た図です。なぜかRyzen mobile機はベゼルが太い傾向にあるのですが、「ThinkPad E585」はIntelモデルの「ThinkPad E580」と同じ筐体を用いているようで、比較的ベゼルが細いです。
カメラ部分を見ればわかりますが、赤外線カメラらしきレンズはありません。左右の小さな穴はデュアルアレイマイクとなっています。
天板はシンプルにロゴだけです。エンジニアはここにIT企業のロゴステッカーを張ることが多く、このシンプルな天板は好まれています。
底面もシンプルで、メモリ換装用の穴とかそういうものはありません。とはいえThinkpadはメンテマニュアルが公開されることが多く、内部も簡単にアクセスできる設計になっているので問題はありません。
左右の手前よりのところにスピーカーの穴も見えます。
インターフェースは「ThinkPad E580」と変わりありません。
電源がUSB type-C給電のため、電源ポートがありません。USB Type-Cポートを使用する際は注意が必要になります。
また、USB type-Cポートは”USB-C”となっているため、おそらくはUSB 3.0です。
高さが少しあるので、フルサイズのLANポートが搭載されています。最近はギミック式のものも増えていますが、固定されたポートというのは心強いものがありますね。
キーボードです。英語キーボードですが雰囲気は伝わってきます。最近のLenovoのトレンドなのか、真ん中が少し凹むようにカーブしています。オーソドックスなThinkPadのキーボードなので、日本語キーボードも過去のモデルと同じキー配列になるでしょう。
「ThinkPad E580」と違う点は、指紋リーダーがないところでしょうか。オプションのカスタマイズ項目でも用意されていない点はちょっと残念なところです。
最近では珍しくなくなりましたが、「ThinkPad E585」の開口角は180度となっています。Lenovo製品は他のメーカーに比べてフラット(180度)あるいは2-in-1(360度)なモデルが多い印象です。
まとめ
Lenovoではこれまでに「ideapad 720S(AMD)」など、他のブランドではRyzen mobile搭載ノートを発売していますが、ThinkPadブランドでは「ThinkPad E585」が初となります。
過去の記事では11万円台後半ではないかと予想していましたが、そんな事前予想を大幅に裏切る8万円台で出してきました。
現在公開されている構成は以下の2モデルです。
Ryzen 5 2500U/8GB mem/500GB HDD/FHDディスプレイ/Win10 Pro:83,889円
Ryzen 5 2500U/8GB mem/256GB M.2 SSD/FHDディスプレイ/Win10 Home:86,751円(300台限定)
上のモデルは定価が129,060円なので、35%オフですね。なかなかに太っ腹なスタート価格設定だと思います。
インターフェースや無線LANなど完全にミドルクラスな構成ですが、CPUについてはそこそこいいもの(Core i5-8250Uと同等クラス)なので、この値段は結構お買い得かなと感じます。
とはいえ、しばらくすればハイエンド構成でも出てきそうな気もする(さらに言えば14インチモデルの「ThinkPad E485」は発売されてない)ので、気長に待つのもひとつの手だとは思いますが。
関連リンク
ThinkPad E585 – Lenovo
Lenovoがポートフォリオを更新。Ryzen搭載「ThinkPad E485/E585」が4月登場予定 – がじぇっとりっぷ
コメント
Ryzen搭載ThinkPad、12.5インチのA285も控えてますね
https://www3.lenovo.com/us/en/laptops/thinkpad/thinkpad-a-series/A285/p/22TP2TAA285