【実機レビュー】 MINISFORUM M1 Pro-125H:グラフィック強め、デュアルUSB4にOCuLinkも使える、隙のないIntel系ミニPC

レビュー
※当ブログの記事にはプロモーション/アフィリエイト広告が含まれます

MINISFORUM「M1 Pro-125H」は、ミニPCでは採用例の少ない、Core Ultra 5 125Hを採用したミニPCです。

Core Ultra CPUは、シリーズ2のCore Ultra 9 285Hは結構採用例が増えていますが、13~14万円の高級ハイエンドとなっています。
それに対して「M1 Pro-125H」は8万円台で購入できる、お手頃価格のミドルハイ~ハイエンド下位クラスとなります。

当レビューはメーカーより機材提供を受けたものですが、内容自由で書かせてもらっています。機材を提供いただいたMINISFORUM様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
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MINISFORUM M1 Pro-125H

CPU Core Ultra 5 125H
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1TB M.2 Gen4 SSD
インターフェース USB Type-C(USB4)×2
USB3.2 Gen2×2
USB2.0×1
HDMI 2.1
DisplayPort 1.4
OCuLink (M.2排他)
2.5GbE 有線LAN×1
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 7+BT5.4
電源 120W (19V / 6.32A)
サイズ 128×126×52mm
重さ 0.6kg

GoodPoint
“5”だけど高いグラフィック性能
デュアルUSB4にOCuLinkも対応
本格的な内蔵スピーカー
静音性高め

BadPoint
背面のUSB Type-AがUSB2.0×1のみ
スピーカーの音質はいまいち

パッケージ

内容物
・本体
・電源アダプタ
・電源ケーブル
・VESAマウンタ
・VESAねじ
・HDMIケーブル
・M.2 to OCuLink変換ボード
・マニュアル

「M1 Pro-125H」のインターフェース

■フロント
・マイク穴
・電源ボタン
・USB3.2 Gen2×2
・USB4(15Wまで)
・オーディオジャック
・リセットボタン
・マイク穴
■リア
・電源ジャック
・2.5GbE 有線LAN
・DisplayPort 1.4
・OCuLink (同梱のカードを使用)
・USB4 (100W PD入力/15W出力)
・HDMI 2.1
・USB2.0

「M1 Pro-125H」の内部

内部はメモリが2枚にM.2 SSD(2280)×2スロット、M.2スロットの下にWi-fiカードがあります。
最近のミニPCとしてはオーソドックスと言える構成です。

「M1 Pro-125H」のパフォーマンス

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Core Ultra 5 125H
グラフィック Intel Arc graphics
メモリ 32GB(16GB×2) DDR5-5600
ストレージ 1TB M.2 Gen4 SSD

ストレージ

ストレージはKingston OM8TAP41024K1-A00
1TBの産業向けQLC NAND SSDで、リード6,100MB/s、ライト5,300MB/sとされています。
メーカーサイトでは「データ書き込みが少ない産業用途」って書いてますが、ミニPCもデータ書き込みが少ない範疇になるんだろうか…?

参考 M.2 2280 QLC PCIe NVMe SSD:Kingston

実測値はリード6,133MB/s、ライト5,357MB/s。仕様通りの速度です。
ここまで仕様ぴったりなのも珍しいですね。

総合

CPU PassMark11 (CPU)
Core Ultra 9 185H 341063984
Ryzen 9 7940HS 310063942
Core i7-13700H 284583979
Core Ultra 5 125H 263903712
Core i9-13900H 258943720
Ryzen 9 6900HX 257963570
Ryzen 7 7840U 246513861
Ryzen 9 5900HX 245423354
Core i9-12900H 242263640
Ryzen 5 7640HS 234643788
Ryzen 7 5800H 220613169
Ryzen 7 6800U 214203347
Ryzen 7 5825U 181323053
Ryzen 7 5700U 177572687
Ryzen 5 6600U 170313134
Core i3-1220P 165523525
Ryzen 5 7430U 164083063
Core i5-1235U 150453359
Ryzen 5 5500U 148872534
Core i7-11390H 121173376
Intel N100 61222088

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9)と新バージョン(v11)の両方を掲載。比較はv11で行っています。

Core Ultra 5 125Hは”5″なのにさらっとCore i7-13700HとかCore i9-13900Hと肩を並べています。強い。

PassMarkの公式スコアの分布表と比べても右端付近になるので、「M1 Pro-125H」はCore Ultra 5 125Hの性能を十全に引き出せていると言っても良さそうです。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Core Ultra 9 185H 2928251
Core i7-13700H 2613278
Ryzen 9 7940HS 2521288
Ryzen 9 6900HX 2238249
Core Ultra 5 125H 2234243
Ryzen 9 5900HX 2162243
Ryzen 5 7640HS 2071270
Ryzen 7 7840U 2017265
Core i9-12900H 2005248
Ryzen 7 6800U 1624236
Core i5-11400H 1524221
Ryzen 7 5700U 1468190
Core i3-1220P 1346214
Ryzen 5 7430U 1285219
Ryzen 5 5500U 1231177
Core i5-1235U 1113223
Core i7-11390H 948232
Core i7-1165G7 859227
Core i5-1135G7 628160
Intel N100 386152

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Core Ultra 9 185H 192411743
Core i7-13700H 169431925
Ryzen 9 7940HS 161261820
Core Ultra 5 125H 147491681
Ryzen 9 6900HX 135961599
Core i9-12900H 131541730
Ryzen 5 7640HS 128781704
Ryzen 9 5900HX 128601490
Ryzen 7 7840U 128151719
Ryzen 7 6800U 105931500
Core i5-11400H 99791474
Core i3-1220P 89641543
Ryzen 7 5700U 88221262
Ryzen 5 7430U 75841380
Core i5-1235U 75111568
Ryzen 5 5500U 72901186
Core i7-11390H 58561516
Core i7-1165G7 54451522
Core i5-1135G7 40391279
Intel N100 2481923

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPUのレンダリングパフォーマンスを調べるCINEBENCHでも、傾向としてはPassMarkと同じです。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
GTX 1650 9264
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 8589
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 7928
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 7621
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 7253
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 7158
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 6950
GTX 1050 6210
Core i9-12900H(16GB×2) 5749
Core i7-13700H(16GB×2) 5617
Core i7-11370H 4937
Ryzen 7 5700U(16GB×2) 4155
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 3930
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 3350
Core i3-1220P(3GB×8) 2805
Intel N100(16GB×1) 1191

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
GTX 1650 3495
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 3205
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2942
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2811
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2592
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2548
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2352
GTX 1050 1725
Core i7-13700H(16GB×2) 1689
Core i9-12900H(16GB×2) 1613
Core i7-11370H 1542
Ryzen 7 5700U(16GB×2) 1312
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1200
Core i5-1135G7(8GB×2) 1188
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 1078
Core i3-1220P(3GB×8) 854
Intel N100(16GB×1) 326

Core Ultra 5 125HのグラフィックはIntel Arc graphics。Xeコアは7コアで、Core Ultra 7 155H(8コア)やCore Ultra 9 185H(8コア)よりわずかに低くなるものの、”5″とは思えないスコアをたたき出します。

UMPCで採用例の多いRyzen 7 7840Uとは抜きつ抜かれつで、TDPの高いHシリーズ(TDP28W)ということで計算能力は上回っています。
世代が一つ違うとはいえ、普通にRyzen 7と張り合えるのか…

外観

パッケージ

外箱は茶箱。
MINISFORUMはシリーズによって茶箱だったり化粧箱だったりと、あまり統一感はありません。

同じ茶箱だった「UM690L Slim」と比べると、開封防止シールが小さくなっています。

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側面のラベル。

梱包材も緩衝材も紙でできていて、全部リサイクルできるようになっている点は「UM690L Slim」と同じですね。

パッケージ全体。

付属品

M.2 to OCuLinkボード
OCuLinkは言ってしまえばPCIe x4の外出しなので、同じPCIe x4のM.2スロットから簡単に変換できます。

マニュアルは多言語だけど大判タイプ。

マニュアルの日本語は「NAB8 Plus」以降、日本語フォントになっています
とはいえ、文言の一部が日本語としておかしくなっている点は修正されていないので、あと一歩ですね。

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VESAマウンタとマウント用ネジ。

電源アダプタとHDMIケーブル。
プラグは3ピンのミッキータイプ。

出力は19V/6.32A(=120.00W)
それよりメーカーロゴを見てください。あのFSPです。FSPは1993年創業の電源メーカーで、BTO PCでよく採用されています。

電源アダプタはその時その時で調達費用の安いところを選んでいるのでしょうが、「UN1290」の時のような純正電源はもう出ないんですかね…

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筐体

本体。
天面のロゴはマークのない文字だけのパターンです。

インターフェースは前後のみ。背面だけ黒い旧Mac Miniスタイルです。
OCuLinkは標準ではボード未装着なので、ふさがれています。
また、全面左右にはマイク穴が開いています。

左右は吸気口が大きく開いています。
これだけ大きく開いているとCPUファンに吸引時の負荷がかからないので、比較的静かに動作します。

底面にも吸気口。
気付いた方もいると思いますが、ネジがゴム足で隠されていません
MINISFORUM製品は、通常はそうそう開けることはないものとしてネジをゴム足で隠していますが、「M1 Pro-125H」はOCuLinkボードがあるので、ネジを隠さないことにしたのでしょう。

開けやすいように爪をひっかけるところが用意され、蓋の方向も書かれています。
ほぼ正方形だと、時々向きに悩むことがあるので、これはうれしい配慮。

技適番号は「003-230203」となっています。Intel BE200NGWの技適認証ですね。

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(003-230203):総務省

本体重量は666.0g。

比較

「UM760 Slim」との比較。
実はサイズ的にはほぼ同じです。

縦に並べるとインターフェース位置もだいたい同じ。

角の丸みは全然違います。
丸みの差しかないのに、「M1 Pro-125H」はずいぶんとコンパクトに感じるので、デザインって重要だなぁと。

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内部構造

前述したように「M1 Pro-125H」はネジが隠されていないので、内部にアクセスしやすいです。
開けるときは底面蓋と線が2本つながっているので注意

熱伝導シリコンシートがめっちゃ分厚い…

SSDファン。
プレートを冷やしつつ、メモリなど内部にも風を送れるようになっています。

SSDファンの下にはもう一つモジュールが。
あと、SSDファンはネジのところにばねが入っていて、振動を抑えるようになっていました。

モジュールの正体はスピーカーボックスでした。大きさはメモリよりちょっと大きいくらい。
見た目的にノートPCで使われる長方形スピーカーと同じくらいのものと思われますが、エンクロージャの容積はノートPCより大きくなっています。

本体側に話を戻して、再掲ですが内部全体。

メモリは16GB×2構成。

SSDは片面実装。

SSDの下にWi-fiカード。
前述の通り、Wi-fi 7対応のIntel BE200NGWです。

ちょっと珍しかったのが、アンテナ位置。他のコンポーネントの邪魔になりにくく、かつ電波がさえぎられにくい、いい位置ですね、

OCuLinkポートを反対側から見たところ。

セカンドM.2スロットにボードを差し込みます。

完全体となりました。

システム

起動前

UEFIはいつもと同じ。

CPUファンとSSDファン、それぞれに回転数を取得できています。

恒例のバックアップ。
使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは48.08GBでした。

システム情報

セットアップは最初からローカルアカウントを作成できるモードになっていました。

デスクトップ。
余計なものはありません。

ライセンスはOEM_DM。正規ライセンスですね。

OSはWindows 11 Pro 24H2。

HWiNFO

CPUはTDPが28W、PL1が45W、PL2が65W。最大ジャンクション温度は110度です。

Intel謹製のグラフィック管理アプリ。
表示の色味やコントラストの調整、結構細かなパフォーマンスモニターなども用意されています。

ゲームベンチマーク

[中量級] Street Fighter 6

2023年6月に発売し、全世界で460万本(2025年3月時点)を売り上げたストリートファイター6。
思ったより動作し、”LOW/FHD”でも58FPSで動作。
カジュアルプレイであればギリギリレベルながらプレイできなくもないといったところです。

[中量級] FF XIV 黄金の遺産

設定 スコア FPS 評価
1920×1080 最高品質 3987 28.45 fps 設定変更
1920×1080 高品質 7153 49.73 fps やや快適
1920×1080 標準 7653 52.50 fps やや快適
1280×720 高品質 9352 68.11 fps 快適
1280×720 標準 9994 72.60 fps 快適
FF XIV 暁月の終焉
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 3987 / 設定変更
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 3838 / 設定変更
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 3801 / 設定変更
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 3765 / 設定変更
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 3522 / 設定変更
Core i7-12800H(16GB×2) 2629 / 設定変更
Core i9-12900HK(16GB×2) 2447 / 設定変更
Core i5-1335U(8GB×2) 2315 / 設定変更
Ryzen 7 5700U(8GB×2) 1977 / 設定変更
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1873 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 1428 / 設定変更
Intel N100(16GB×1) 700 / 動作困難

中量級タイトルのベンチマークとなる「FF14 黄金の遺産」では、CPU内蔵グラフィックとしては頑張っているレベル。
何気にRyzen 9 7940HSを上回っています
”1920×1080 最高品質”はさすがに厳しいものの、”1920×1080 高品質”でほぼ50fps(最低フレームレートは30fps)と、最低限の30fpsをクリアしています。

多少のパラパラ漫画感はありますし、ガチプレイ向けというよりは、サブ垢を軽く動かす程度の使い方になりますが、グラフィックボードなしでここまでできれば、文句は付けにくいですね。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
1920×1080 高品質 2615 重い
1920×1080 標準品質 3540 普通
1920×1080 軽量品質 4498 普通
1280×720 標準品質 5363 やや快適
1280×720 軽量品質 6587 快適
FF XV
GTX 1650 8162 / 快適
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 6231 / 快適
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 5994 / やや快適
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 5913 / やや快適
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 5659 / やや快適
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 5363 / やや快適
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 5250 / 普通
Core i9-13900H(16GB×2) 3757 / 普通
Core i7-13700H(16GB×2) 3629 / 普通
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 3138 / 普通
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 2957 / やや重い
Core i5-1135G7(8GB×2) 2733 / やや重い
Core i7-1165G7(8GB×2) 2702 / やや重い
Ryzen 5 5600U(8GB×2) 2634 / やや重い
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 2606 / やや重い
Core i5-1235U(8GB×2) 2591 / やや重い
Core i7-11390H(8GB×2) 2585 / やや重い
Core i5-1135G7(8GB×1) 2001 / 重い
Core i3-1115G4(4GB×2) 1961 / 動作困難
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 1914 / 動作困難
Ryzen 5 3500U(4GB×2) 1823 / 動作困難
Ryzen 5 4500U(8GB×1) 1724 / 動作困難
Core i5-1035G7(8GB×2) 1543 / 動作困難
Core i5-10210U(8GB×2) 1012 / 動作困難
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 1011 / 動作困難
Core i5-8250U(8GB×1) 890 / 動作困難
Core i5-7200U(4GB×2) 867 / 動作困難

1280×720(標準品質)での比較

重量級タイトルのFF15だと、Ryzen系に水を開けられていますが、FHD/標準品質でも”普通”評価を得ています。
同じIntel系だと第12・13世代とは比べ物にならないほど高スコアです。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 5.5~6.3W
画面オフ時 1.6~4.9W
スリープ時 0.06~4.2W
CINEBENCH(S) 17.8~29.4W
CINEBENCH(M) 84.7W
FF14 49.9~59.9W
最大 90.8W

消費電力は、アイドル時は5.5~6.3WとミニPCとしては低め。LP Eコアを持つMeteor Lakeの強みを活かせています。
CINEBENCHのシングルスレッドではどうもEコア動作とPコア動作が混じるようで(Meteor Lakeは負荷に応じてLP E→E→Pと動作コアを移動させる)、結構ばらつきが出ました。

CINEBENCHとFF14ベンチを同時に回してCPUとGPU両方に負荷をかけると、瞬間最大で90.8W。CPUのみだと84.7W。
この数字は、Ryzen 9 7940HS搭載のGEEKOM「A7」とほぼ同じ消費電力です。

Ryzen 9 7940HSとはCPU性能でちょっと負けて、GPU性能でちょっと勝っている感じなので、納得のいくところです。

今回より新たに追加したFF14ベンチ時は、戦闘メインのシーンでもおおむね54~56Wで推移。

騒音

状況 音量
電源オフ 34.9dB
アイドル 35.2dB
FF14ベンチ時 36.5dB
最大 40.2dB→37.3dB
最大(背面) 41.9dB→39.2dB

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

騒音については、SSDファンが常時回転しているため、アイドル時でもかすかに音がします
高負荷時のCPUファンの音はやや高め。代わりに減衰しやすく、最大騒音時でも3mも離れたら気にならない程度になります。

また、FF14ベンチをループしていると、最大負荷が10数秒続くとサーマルスロットリングが発生するようになり、ファン速度も低下、騒音がかなり抑えられます。
ベンチマークスコアは数%落ち込みますが、騒音低下と引き換えに払うには惜しくない程度の落ち込みです。

スピーカーについて

内部構造で見たように、「M1 Pro-125H」はスピーカーを搭載しています。

音に関しては、総合的な音質はノートPCには及ばない程度。
ミニPCにスピーカーを搭載するという試み自体まだ始まったばかりなので、チューニングまで手が回っていない感があります。

またスピーカーが底面を向いている関係上、こもった音になります
縦置きにして音がこもらないようにすれば割とすっきりとした音が出ますが、低音・中音・高音のバランスがいまいちです。
とりあえず縦置きの方が音はいいので、縦置きスタンドがあったらよかったですね。

ゲーム中のBGMを流す程度なら十分ですが、音楽鑑賞にはやや厳しいですね。web会議は…マイクと干渉しそう。

確認したらがっつりスピーカーの音を拾ってました。

前述したようにミニPC内蔵スピーカーはこれからの分野。ノートPCに搭載するより自由が利く以上、今後は配置や形状が研究されていくでしょう。

温度

HWiNFOのデータより、「M1 Pro-125H」の最大ジャンクション温度は110℃、かなり高めに設定されています。

温度はHWMonitorとHWiNFOで測定。最大温度は88~89℃となりました。
PL2(65W)の制限をぶっちぎって瞬間的に73W近くまで出ていますし、サーマルスロットリングが発生していることも読み取れますが、温度自体は意外と低め。

実使用時を想定して、FF14ベンチをループさせたところ、最大でも72度と、現実的な数字に落ち着きます。
この温度だと前述したようにファン速度も抑えられ、長時間使っていても騒音が気にかかることはありません。

まとめ

「M1 Pro-125H」に搭載されるCore Ulta 5 125Hは、Core Ulta下位(Core Ultra 3はない)にもかかわらず、総合性能ではRyzen 9 7940HSと張り合える、ハイレベルなCPUです。

インターフェースもデュアルUSB4に、必要ならOCuLinkも追加でき、隙のない構成となっています(強いて言えばType-Aポートが少なめということくらい)。
見た目にも美しく、騒音も低め、それでいて瞬間的にはハイエンド並みの性能を出せるということで、正直文句の付け所がほぼありません

そんな「M1 Pro-125H」の価格は、ベアボーン(メモリ・ストレージ・OSなし)で60,790円、今回レビューした完成品が87,990円
Amazonだとクーポン込みでそれぞれ60,792円、89,983円です。

上位となるCore Ulta 9 285H搭載モデルだと、ベアボーンが111,990円64GB+2TBで167,990円となります。

Core Ultra機は価格相場が比較的高めで、ミドル~ハイエンド下位クラスではどうしてもRyzen機(特にRyzen 7 7840HS機)に押されているのですが、8万円台なら何とか勝負になります。
これならIntel派の人も納得でしょう。

関連リンク

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー MINISFORUM
モデル名 M1 Pro
CPU Core Ultra 5 125H
GPU Intel Arc graphics
メモリ 16GB×2
DDR5-5600
ストレージ 1TB Gen4
PassMark 9 Total 6919
CPU Single 3846
CPU Multi 27579.5
2D 944.4
3D 5924.2
Memory 2620.3
Disk 42598.7
PassMark 11 Total 6952.6
CPU Single 3712
CPU Multi 26390.4
2D 790
3D 6135.1
Memory 2722.3
Disk 43807.9
3DMark TimeSpy 3560
Graphics 3205
CPU 9601
FireStrike 6742
Graphics 7253
Phisics 24659
Combined 2576
NightRaid 27188
Grapihics 33825
CPU 12874
WildLife 17434
Graphics 104.40 fps
SteelNomad 606
Graphics 6.07 fps
SteelNomadLight 2480
Graphics 18.38 fps
CINEBENCH R15 OpenGL 125.51 fps
CPU(M) 2234 cb
CPU(S) 243 cb
CINEBENCH R20 CPU(M) 5676 pts
CPU(S) 643 pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 14749 pts
CPU(S) 1681 pts
CINEBENCH 2024 CPU(M) 771 pts
CPU(S) 98 pts
CrystalMark Mark 951718
ALU 338834
FPU 179148
MEM 267163
HDD 108155
GDI 24408
D2D 9568
OGL 24442
CrystalMark Retro All 10604
CPU-Single 10849
CPU-Multi 109287
2D-text 11103
2D-square 15568
2D-circle 10470
2D-image 18623
3D-scene1 1758
3D-scene2 1003
3D-scene1-CPU 202
3D-scene2-CPU 169
CrystalMark Retro2 All 10619
CPU-Single 10843
CPU-Multi 108175
2D-text 10938
2D-square 15809
2D-circle 11175
2D-image 18442
3D-scene1 100
3D-scene2 100
3D-scene1-CPU 1677
3D-scene2-CPU 1031
GeekBench5 Single 1622
Multi 10722
OpenCL 33222
OpenCL(dGPU)
GeekBench6 Single 2220
Multi 11383
OpenCL 33384
OpenCL(dGPU)
PCMark ALL 6094
Essensial 9120
Productivity 7253
DigitalContent 9286
VR Mark 3723
DQ(DX9) 1920・最高 14076
すごく快適
1280・標準 14448
すごく快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 6036
やや快適
41.93 fps
1920・高 7710
やや快適
53.39 fps
1920・標準 9906
快適
69.39 fps
1280・高 12121
とても快適
86.47 fps
1280・標準 14103
とても快適
102.19 fps
FF XIV(DX11)
黄金の遺産
1920・最高 3987
設定変更
28.45 fps
1920・高 7153
やや快適
49.73 fps
1920・標準 7653
やや快適
52.50 fps
1280・高 9352
快適
68.11 fps
1280・標準 9994
快適
72.60 fps
FF XV(DX11) 1920・高 2615
重い
1920・標準 3540
普通
1920・軽量 4498
普通
1280・標準 5363
やや快適
1280・軽量 6587
快適
ブラウザ jetstream2 332.557
BaseMark 1862
WebXPRT4 290
MotionMark 1934.7
SpeedMeter2.0 478
SpeedMeter3.0 28.2
Octane 92110
Octane Multi 797907

ベンチマーク結果画像

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