2025年11月21日、MINISFORUMはCore Ultra 200HXシリーズを搭載したミニワークステーション「MS-02 Ultra」の予約受付を開始しました。
スペック

| ■ MS-02 Ultra | |
| CPU | Core Ultra 9 285HX Core Ultra 9 275HX Core Ultra 5 235HX |
|---|---|
| メモリ | 0~192GB DDR5-4800 |
| ストレージ | 0~2TB Gen4 SSD |
| インターフェース | USB Type-C(USB4 V2)×2 USB Type-C(USB4)×1 USB 3.2 Gen2×4 HDMI 2.1 25GbE SFP+×2 (285HXのみ) 10GbE RJ45×1 2.5GbE RJ45×1 オーディオジャック |
| wi-fi | Wi-fi 7+BT5.4 |
| 電源 | 内蔵(350W) |
| サイズ | 221.5×97×225mm |
| 重さ | 3.45kg |
特徴
これまでのMSシリーズは、196×189×48mmの、Lenovo「ThinkCentre」シリーズなどの薄型ミニPCサイズでしたが、「MS-S1 MAX」の登場でSFF(スモールフォームファクタ)に近いサイズまで手掛けるようになりました。

「MS-02 Ultra」(221.5×97×225mm)も、サイズだけで言うなら「MS-S1 MAX」(222×77×206mm)に近く、ボードに対して垂直にロープロファイルカードが入るだけの幅を確保した形になっています。
CPU
「MS-02 Ultra」のCPUは、Intel Core Ultra 200HXシリーズ(コードネーム:Arrow Lake-HX)から、Core Ultra 9 285HX、Core Ultra 9 275HX、およびCore Ultra 5 235HX。
Core Ultra 9 285HX/275HXは24コア24スレッド(8P16E)、Core Ultra 5 235HXは14コア14スレッド(6P8E)です。LP Eコアはありません。
CPU本体にGen5 x16(GPU)+Gen5 x4+Gen4 x4の計24のPCIeレーン、チップセット(Intel 800)側にもGen4を24レーン、Gen3を12レーン持っていて、モバイル向けCPUとしては圧倒的な拡張性を持っています。

※PassMarkと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています
性能面ではデスクトップ向けCPUと同等クラスの計算性能を発揮しています。いやちょっとぶっ飛びすぎでは?
Core Ultra 5 235HXですら4万オーバーで、Ryzen 7 9800X3Dと同等は驚きです。
一方でグラフィックは4Xeコアなので、おとなしめ。基本的にdGPUとセットで使うCPUなので、表示には困らない程度の性能です。
メモリとストレージ
メモリ・ストレージはベアボーン(0GB+0GB)、または32GB+1TB。
Core Ultra 9 285HXモデルのみ、192GB ECCメモリ+2TBを選択できます。
メモリは4スロットでDDR5-4800(シングルランク)またはDDR5-4400(デュアルランク)に対応。最大容量は256GB、ECCメモリだと192GBまで。
ストレージは本体にM.2 Gen4 SSDが2スロット。
Core Ultra 9 285HXモデルは25GbE NIC上に追加で2スロットの合計4スロットとなります。
その他
無線LANはWi-Fi 7(802.11ax)に対応。チップはIntel BE200で、Bluetoothはv5.4です。
有線LANは10GbE+2.5GbE。チップはRealtek RTL8127+Intel I226-V。Core Ultra 9 285HXモデルはIntel vProに対応したIntel I226-LMに変更されます。
また、上にも書いたようにCore Ultra 9 285HXモデルはPCIeスロットにデュアル25GbE NIC(チップはIntel E810)を装着しています。
電源については1U用の350W電源を内蔵。
外観

本体。
見た目的にはコンパクトデスクトップです。

インターフェース。
Core Ultra 9 275HX/Core Ultra 5 235HXモデルは電源上の25GbEカードがなく、2.5GbEのチップがI226-Vとなる以外の違いはありません。
フロントにある80GbpsのUSB4 V2×2ポートが印象的です。

内部イメージ。
CPUを挟んで上下にPCIeスロットがあります。上側はx16+x4なので、合計で3スロットです。
正直こんなデザインは見たことがありませんが、高密度デザインを考えると、合理的です。
ちなみにグラフィックボードは150Wまで供給できるそう。
んで、うっすらと映っている25GbE NIC上に、M.2 SSDを2枚装着できるのですが…こんな変態ボード、一発で検索できると思ったのに出てこないんですよね…

冷却イメージ。
CPU部は前後のファンを使った、ストレートな前面吸気・後方排気。25GbE NICもCPUのエアフローからおすそ分けしてもらう形ですね。
上部PCIeスロットにはロープロファイル版のGPUを搭載でき、その場合は天面吸気・側面排気となります。
まとめ
「MS-02 Ultra」の価格は以下の通り。Core Ultra 5 235HXモデルは未発売です。
■ベアボーン(OSもなし)
Core Ultra 9 285HX:259,999円 → 207,999円
Core Ultra 9 275HX:204,999円 → 163,999円
■32GB+1TB
Core Ultra 9 285HX:321,999円 → 257,999円
Core Ultra 9 275HX:265,999円 → 212,799円
■192GB ECC+2TB
Core Ultra 9 285HX:609,999円 → 487,999円
こんな圧倒的な内容、32GB+1TBで30万円コースだと思っていたので、予想していたよりは高くないなぁというのが感想ですね。
というか、M.2 SSD×2スロットが乗ったデュアル25GbEなんて変態カードが実質5万円しないってのは明らかに安いです。この変態NICの部品取りで注文する人も出る気がするんですけど。
さすがに全要素が刺さる人は多くはなさそうですが、CPU性能もハイエンドだし、ロープロファイル限定だけどGPUも積めるし、それでいて完成品が21万円からってのは、興味を惹かれる人は結構いそうですね。



コメント
メモリが DDR5-4800 なのは遅いですね……。
285HX は DDR5ー6400 に対応しているはずなので2枚差しなら6400イケるかな?
コメントありがとうございます。
コスト的な問題と、高速だと安定しにくいというDDR5の特性を考えた、4枚刺しを意識したチョイスなのだと思われます。