2019年2月20日、SBC(シングルボードコンピューター)メーカーのFriendlyElec(FriendlyARM)が、デュアルLANポートとWi-fiを持った、IoTゲートウェイ向けSBC「NanoPi R1」を発売しました。
スペック
| model | NanoPi R1 |
| メーカー | FriendlyElec |
| 発売日 | 2019/02 |
| 価格 | 29ドル(512MB) 39ドル(1GB) |
| 価格(日本円) | |
| CPU |
Allwinner H3 (4コア) (1.2GHz A7 x4) |
| GPU | × |
| メモリー | 512MB/1GB DDR3 |
| サポートOS | Friendry Core OpenWrt |
| 有線LAN | 1GbE x 1 100MbE x 1 |
| Wi-fi | 802.11b/g/n |
| Bluetooth | 4.0 |
| チップ | AP6212 RTL8211E |
| ストレージ |
0/8GB eMMC microSD(〜128GB) |
| USB | 2.0 x 2 2.0 x 1(micro) |
| GPIO | × |
| 映像 | × |
| カメラ | × |
| オーディオジャック | × |
| その他インターフェース | serial(pin) UART |
| 消費電力 | |
| 電源 | microUSB DC 5V/2A |
| 幅 | 60mm |
| 奥行き | 50.5mm |
| 高さ | |
| その他 | 33g |
特徴
「NanoPi R1」はIoTゲートウェイ向けに設計されたSBCとなります。
映像出力は持たず、ミニPCというよりルーターに近い位置づけとなります。
IoTゲートウェイとはIoT(Internet of Things、モノのインターネット)において、センサーやカメラ、計測器などのIoTデバイスとインターネットを中継するルーターのようなものです。

IoTゲートウェイの役割はいくつかあります。
・IoTデバイスから送られてくるデータの処理
IoTデバイスはセンサーやカメラ、計測器など多種多様であり、生成されるデータも膨大かつ多様なものとなります。
IoTゲートウェイはそれらのデータを取りまとめたり、解析・加工してサーバー(クラウド)側に送信します。
IoTゲートウェイでデータの解析・加工をしてしまうことでサーバー側の負荷を減らし、また通信量の削減にもつながります。
・IoTデバイスの管理、監視、制御
IoTゲートウェイは配下のIoTデバイスの状態を監視し、故障を検知したり動作を制御したりします。
・Wi-fiの到達範囲の拡張
Wi-fiを持つIoTゲートウェイは、無線メッシュを構築して広範囲のIoTデバイスを管理したり、そこまでの機能は持っていなくてもWi-fi中継器としてルーターのWi-fiが届かないエリアにあるIoTデバイスにWi-fiが届くようにします。
「NanoPi R1」のCPU(SoC)は”Allwinner H3″で、アーキテクチャはCortex-A7、1.2GHzのクアッドコアとなっています。
Cortex-A7はSnapdragon 200やMediaTek MT6589に使われた、ローエンドクラスのCPUとなりますが、低消費電力を特徴としています。
今時のCPUと比べると絶対性能は低いですが、データ処理とかIoTデバイスの管理・制御を行う程度の処理には十分と言えます。

「NanoPi R1」のインターフェースです。
デュアルLANポートとなっていますが、片方は1GbE、もう片方は100MbEとなっています。
両方1GbEでもいいんじゃないかと思ったのですが、接続するのがIoTデバイスであるならそこまで高速にする必要はないということでしょう。
Wi-fiは802.11b/g/nです。アンテナは1本なので、最大150Mbpsでしょうか。

パッケージにはヒートシンク、組み立て式のメタルケース、電源用のmicroUSBケーブルが同梱されています。
本体とアンテナだけでヒートシンクすら別売のの場合が多いSBCとしては珍しいですね。

組み立てるとこんな感じです。
内部にはヒートシンクが挟まっています。
まとめ
IoTゲートウェイ向け製品は様々なメーカーが製品を発売しており、SBC系では「Orange Pi R1」などがあります。
「Orange Pi R1」はAllwinner H2に512MBメモリ、100MbE×2、ストレージなしで13.9ドルでしたが、「NanoPi R1」はCPUの性能が上がった分ちょっと値段も上がって、512MBメモリ/eMMCなしで29ドル、1GBメモリ/8GB eMMCで39ドルとなっています。
用途の限定された機器ではありますが、これからのIoT時代に向けての学習用としても使えるんじゃないでしょうか。
関連リンク
NanoPi R1:AliExpress
NanoPi R1 – FriendlyARM
NanoPi R1 – FriendlyARM WiKi


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