2025年10月28日、LenovoはRyzen 8000シリーズを搭載した15.3インチノート「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)」を発売しました。
スペック

| ■ IdeaPad Slim 3 Gen 10 | |
| CPU | Ryzen 7 8840HS Ryzen 5 8640HS |
|---|---|
| メモリ | 16GB DDR5-4800 (うち8GBオンボード) |
| ストレージ | 512GB~1TB Gen4 SSD |
| 画面 | 15.3インチ IPS WUXGA |
| インターフェース | USB Type-C(Gen1)×1 USB 3.2 Gen1×2 HDMI 1.4 SDXC オーディオジャック |
| wi-fi | Wi-fi 6+BT5.3 |
| バッテリー | 50WHr |
| サイズ | 343.4×239.5×16.9mm |
| 重さ | 1.59kg |
特徴
「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)」は、名称的には「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (14型 AMD)」、「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (16型 AMD)」の兄弟モデルに当たります。

しかし、14型・16型がZen3+アーキテクチャのRyzen 7035HSシリーズなのに対し、15.3型はZen4アーキテクチャのRyzen 8040HSシリーズを搭載するため、兄弟モデルでありながらCPU世代を更新したモデルとなります。
CPU
「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)」のCPUは、Ryzen 7 8840HSおよびRyzen 5 8640HS。
HSとついていますがTDPが28W(20-30W)なので、Ryzen 8040Uシリーズ(TDP28W/15-30W)に近いCPUとなります。
Ryzen 7000シリーズのリフレッシュ版で、CPUおよびGPUアーキテクチャはRyzen 7040シリーズと同じZen4+RDNA3となっています。
違いといえるのはNPU(XDNA)が強化(10TOPS→16TOPS)された点だけです。
ちなみに名前的に前世代っぽい雰囲気のRyzen 7040HSシリーズの後継は、Ryzen 8045HSシリーズ。めちゃくちゃ紛らわしいです。
※GeekBenchと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています
性能面ではTDP通り、Ryzen 7 7840U/Ryzen 5 7640Uに近いスコアとなっています。
Zen3+世代と比べると、Ryzen 7 8840HSとRyzen 7 7735HSで1割ほどの差(グラフィックは2割差)がありますね。
対IntelだとおおむねCore Ultra 7 155H/Core Ultra 5 125Hが同等レベル。
グラフィックもRyzen 7 8840HSとCore Ultra 7 155Hが同等レベルですが、グラフィックコアの削減割合の低いCore Ultra 5 125Hが、Ryzen 5 8640HSを3割近く上回っています。
メモリとストレージ
メモリは16GBのDDR-4800。8GBオンボード+8GB SO-DIMMの組み合わせで、最大24GB(8GB+16GB)とされています。
増設した場合、デュアルチャネル効果が効くのは16GB(8GB+8GB)の範囲になります。
この辺りは14型、16型と共通です。
ストレージは512TBのGen4 SSD。2242サイズのQLC NAND SSDとされています。
内部的にはデュアル2242スロットとなっていて、2242サイズ限定ですがデュアルストレージに対応しています。
その他
無線LANはWi-Fi 6(802.11ax)に対応。Bluetoothはv5.3です。
有線LANは非搭載。
Lenovoは上から下までWi-fi 6E化しようとしていた時期がありましたが、最近では下位モデルはWi-fi 6止まりとなっています。
バッテリーは3セルの50WHr。
動作時間は動画再生時7.4時間、アイドル時11.9時間(JEITA3.0)、充電時間2.0時間とされています。
14・16型が動画再生時8.4時間、アイドル時14.6時間、充電3.5時間だったので、おそらく画面サイズ分だけ消費電力が増えています。
一方で充電は短縮されています。
外観


本体。
カラーはIdeaPadシリーズのスタンダードともいえるルナグレーです。
14型・16型に比べてベゼルが太くなっていて、下位機種感が強くなっています。
ディスプレイは15.3インチWUXGA(1920×1200)。
リフレッシュレートは60Hz、輝度は300nits、色域は45% NTSCと、下位モデルらしい低めのスペックです。
ちなみに海外モデルでは15.1インチWQXGA(2560×1600)の有機EL(輝度500nits)なんてラインナップもあるようですが、分かりやすくランク分けをしている日本国内向けにはカスタマイズでも用意されていません。

2.USB 3.2 Gen1 Type-A
3.HDMI
4.USB 3.2 Gen1 Type-C (PD対応、映像出力対応)
6.電源ボタン
7.4-in-1 メディアカードリーダー
8.USB 3.2 Gen1 Type-A
インターフェースは14型・16型と共通。
個人的にはくさび形ではなくMacbook Proのようなフラットなボディーは好みです。
2-in-1でもないのに電源ボタンが側面なので、外部ディスプレイに接続して、ディスプレイを閉じたまま立てて、バッテリー内蔵PCとして扱える(キーボード面からの冷却ができなくなるのであまり推奨はされない)のもポイント。
というかこれ、CPUの世代こそ違うものの、どちらもCPUソケットは共通(FP7)なので、14型・16型のボードを流用しているんじゃないかなぁ…

内部はこんな感じ。
メモリスロットが一つあります。

キーボード。こちらはIdeaPadシリーズ共通デザインですね。
左右が幅いっぱいまで来ているので、おそらくですがキーボード幅を確保した結果、ディスプレイのベゼルが太くならざるを得なかったのでしょう。
15.6インチだとFHDになってしまうし、これ設計担当者は悩んだんじゃないかなぁ…
まとめ
「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (15.3型 AMD)」のの価格は82,720円から。Ryzen 7 8840HSモデルは92,840円から。
14型が72,820円から、16型が78,870円からなので、やや値段は上がっていますが、ここ最近のメモリ・ストレージの高騰やCPU/GPUアーキテクチャが更新されていることを加味すれば、許容の範囲内でしょう。
USB4どころかUSB3.2 Gen2にも対応していない下位モデルではありますが、CPUは上位モデルと差はありませんし、Ryzen 7でも9万円台前半は頑張っています。
ヘビーユーザーには物足りないでしょうが、カジュアル層が使う分には十分な仕上がりになっていると思います。
関連リンク






コメント