2020年4月17日、Lenovoは第10世代Core CPU(Ice Lake)または第3世代RyzenおよびAthlonを搭載した、15.6インチノート「IdeaPad S145」を発売しました。
※10月8日追記:Intelモデルの実機レビューを行いました。
スペック(Intel)
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
---|---|
メモリ | 4~8GB |
ストレージ | 128~512GB M.2 SSD |
network | 1GbE×1、802.11ac+BT5.0 |
USB | 3.0×2、2.0×1 |
映像出力 | HDMI×1 |
サイズ | 362.2×251.5×19.9mm |
重量 | 1.85kg |
価格 | 40,897円~ |
モデル一覧
CPU | メモリ | ストレージ | Office | 価格 |
---|---|---|---|---|
Core i3-1005G1 | 4GB | 128GB | 40,897円 | |
Core i3-1005G1 | 4GB | 128GB | H&B 2019 | 61,383円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 256GB | 57,935円 | |
Core i5-1035G1 | 8GB | 256GB | H&B 2019 | 80,067円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 512GB | 62,843円 | |
Core i5-1035G1 | 8GB | 512GB | H&B 2019 | 84,227円 |
Core i7-1065G7 | 8GB | 256GB | 69,795円 | |
Core i7-1065G7 | 8GB | 256GB | H&B 2019 | 89,348円 |
Core i7-1065G7 | 8GB | 512GB | 73,359円 | |
Core i7-1065G7 | 8GB | 512GB | H&B 2019 | 93,110円 |
スペック(AMD)
CPU | Ryzen 7 3700U Ryzen 5 3500U Ryzen3 3200U Athlon 300U |
---|---|
メモリ | 4~8GB |
ストレージ | 128~512GB M.2 SSD |
network | 1GbE×1、802.11ac+BT5.0 |
USB | 3.0×2、2.0×1 |
映像出力 | HDMI×1 |
サイズ | 362.2×251.5×19.9mm |
重量 | 1.85kg |
価格 | 40,897円~ |
モデル一覧
CPU | メモリ | ストレージ | Office | 価格 |
---|---|---|---|---|
Athlon 300U | 4GB | 128GB | 34,036円 | |
Athlon 300U | 4GB | 128GB | H&B 2019 | 53,413円 |
Ryzen 3 3200U | 4GB | 128GB | 38,075円 | |
Ryzen 3 3200U | 4GB | 128GB | H&B 2019 | 57,826円 |
Ryzen5 3500U | 8GB | 256GB | 46,837円 | |
Ryzen5 3500U | 8GB | 256GB | H&B 2019 | 67,995円 |
Ryzen5 3500U | 8GB | 512GB | 50,599円 | |
Ryzen5 3500U | 8GB | 512GB | H&B 2019 | 72,087円 |
Ryzen7 3700U | 8GB | 256GB | 55,944円 | |
Ryzen7 3700U | 8GB | 256GB | H&B 2019 | 75,838円 |
Ryzen7 3700U | 8GB | 512GB | 59,903円 | |
Ryzen7 3700U | 8GB | 512GB | H&B 2019 | 79,999円 |
特徴
「IdeaPad S145」は、外見やインターフェースは全く同じで、Intel CPUとAMD CPUの両方で展開する機種です。
内容的には「IdeaPad S340」を15.6インチにして、インターフェース周りのランクを落としたような感じです。
CPUの選択肢はIntelモデルがCore i7-1065G7、Core i5-1035G1、Core i3-1005G1、AMDモデルがRyzen 7 3700U、Ryzen 5 3500U、Ryzen 3 3200U、Athlon 300Uとなっています。
この組み合わせはLenovoでは一番多く、動作周波数高め・グラフィック性能高めのCore i5-1035G4などはあまり使われていません。
Ice LakeとRyzenの性能差は以下のようになります。
Ryzen 5 とCore i5を見比べると、第10世代>Ryzen>第8世代となっており、おおよその性能関係が分かります。
価格は各CPUにおける最安モデルの価格を記載していますが、だいたい性能に比例しています。
コストパフォーマンスがよさそうなのはRyzen 5 3500Uでしょうか。
メモリは4GBまたは8GB、ストレージは128GB~512GBのM.2 SSDとなっており、このあたりの組み合わせはモデル一覧に示した通りとなります。
メモリはオンボード4GB+1スロットとなっており、Core i3/Athlon/Ryzen 3モデルは仕様上ではオンボードのみで拡張不可となっています。
しかし、「IdeaPad S340(14)」では空きスロットが実装されていたので、「IdeaPad S145」でも同様となる可能性は高いです。
また構成から考えると、「IdeaPad S340(14)」と同じように2.5インチベイがあるんじゃないかと思うのですが、発売直後であり、検証・レビューした記事が見当たらないので、この点は不明です。
筐体はIntel/AMD共通で同じものが使われているので、まとめて説明します。
▲フロントから見ると、左右のベゼルは細めですが、高級モデルほどには細くありません。
ディスプレイは15.6インチのフルHDですが、TNパネルなので視野角は広くありません。
▲キーボードはテンキー付きタイプで、タッチパッドは左寄りです。
この辺りは他のIdeaPadシリーズと変わらない点ですが、指紋リーダーやキーボードバックライトは省かれています。
- 電源ジャック | 2. HDMI | 3. USB2.0 | 4. USB3.0 | 5. USB3.0 | 6. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 7. 4-in-1メディアカードリーダー
▲インターフェースはType-C端子がないせいか、数年前の機種っぽくなっています。
HDMIは4K/30HzとあったのでHDMI1.4bではないかと思われます。
まとめ
Lenovoに限らず、ノートPCはCPUの種類が限られているので、ディスプレイがTNかIPSかだったり、メモリ・ストレージの容量、ベゼル幅やインターフェース、キーボードバックライトなどで差別化するしかありません。
▼下はひとつ上のランクといえる「IdeaPad S340(14)」のインターフェースですが、USBはすべて3.0でType-C(USB PD非対応)が用意されていること、キーボードバックライトやThinkShutterがついていることくらいしか差はありません(CPU/メモリ/ストレージは一緒)。
- 電源ジャック | 2. HDMI | 3. USB3.0 Type-C | 4. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 5. Novoボタン | 6. 4-in-1メディアカードリーダー | 7. USB3.0 | 8. USB3.0 (Powered USB)
最安値モデル(Core i3/4GB RAM/128GB SSD)で比べると、「IdeaPad S145」は40,897円、「IdeaPad S340」は44,470円です(ただし、15.6インチと14.0インチという差もあります)。
「IdeaPad S100」シリーズはLenovoの中でも一番下のランクではありますが、前述のようにCPU・メモリ・ストレージについては上位と遜色ないですし、ディスプレイはフルHD、USB3.0も2ポートあるので通常利用の範囲で不足することもそうないでしょう。
エントリー機ゆえの割り切りは必要ですが、事務用やライトユースには十分です。
コストパフォーマンスは抜群に高いので、人気機種になりそうです。というか、記事執筆時点で下位モデルには売り切れが出ていますね…
Lenovoの場合、1週間もあれば復活するので、売り切れていても焦らず次の週末を待ちましょう。
関連リンク
IdeaPad S145 (15):Lenovo
IdeaPad S145 (15、AMD):Lenovo
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