新型コロナウィルス騒動により外出自粛が呼びかけられ、ニンテンドースイッチは完売し、ビリーズブートキャンプが再燃している現在、読者の皆様はどうお過ごしでしょうか。
企業の活動も鈍り、がじぇっとりっぷにおいても紹介したくなるような製品発表が少なく(特にSBC!)、記事のテーマに悩んでいるわけですが、今回はゲーミングデスクトップをテーマにすることにしました。
ゲーミングPC○選と冠する記事は結構ありますが(検索したら思ったより多かった…)、他の記事とはちょっと違うラインナップになっています。
容量順の掲載としていますが、今後の参考にと、最後に未発売の製品も掲載しています。
パソコン工房 LEVEL-IN7 (1.2L)
CPU | Core i7-8809G Core i7-8705G |
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GPU | Radeon RX Vega M GH Radeon RX Vega M GL |
メモリ | 8~32GB |
ストレージ | 250GB~1TB M.2 SSD |
network | 1GbE×2、802.11ac+BT4.2 |
映像出力 | HDMI×2、miniDP×2 |
サイズ | 221×142×39mm |
電源 | 230W |
価格 | 129,980円~ |
Intelの高性能ベアボーン「Hades Canyon」をベースとした完成品PCです。
内部にはM.2 KeyMスロットが二つあり、デュアルストレージやRAIDを組むことができるようになっています。
CPUはIntelコア+Radeonという異色の組み合わせなKabyLake-Gで、KabyLake-Gを搭載した製品としてはmouse「G-Tune P3」などがあります。
一応CPU一体型GPUに分類されますが、その性能はCore i7-8809Gの下位であるCore i7-8709GでもGeForce GTX 1650を上回り、VR ready一歩手前となります。
▼販売サイト
パソコン工房
ZOTAC ZBOX EN52060V (2.65L)
CPU | Core i5-9300H |
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GPU | GeForce RTX 2060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
network | 2.5GbE×1、1GbE×1 802.11ax+BT5.0 |
映像出力 | HDMI×1、DP×2、DVI-D×1 |
サイズ | 210×203×62.2mm |
電源 | 330W |
価格 | 178,000円 |
がじぇっとりっぷで以前に記事にしたことのあるZOTACのゲーミングPCが「EN52060V」です。
GPUはMXMカードのため、PCIeボードタイプよりも動作周波数が抑えられており、性能的には一段劣るものとなっていますが、サイズ感を考えれば十分であるといえるでしょう。
有線LANに2.5GbEを搭載している点も見逃せません。
コンパクトながら2.5インチベイやOptane Memory用スロットもあります。
これが公式で17.8万円は悪くないと思います。
▼販売サイト
ZOTAC公式ショップ
MSI Trident 3 (4.72L)
CPU | Core i7-9700F Core i5-9400F |
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GPU | GeForce RTX 2060 GeForce GTX 1660 Ti/1660 SUPER |
メモリ | 16GB(最大32GB) |
ストレージ | 128~512GB M.2 SSD 1TB HDD |
network | 1GbE×1、802.11ac+BT4.2 |
映像出力 | GPUによる |
サイズ | 353.73×251.35×97.56mm |
電源 | 230/330W |
価格 | 179,800円~ |
MSI「Trident 3」は実容量が4.72Lと、かなりコンパクトなゲーミングPCです。
このサイズでありながら、一般的なGPUボード(ただし奥行き200mm前後まで)を搭載することができるようになっています。
また、背面にはVR Linkと名付けられたHDMI-IN端子があり、フロントまで回しています。
ひし形な筐体のため、縦置きする際は専用スタンド必須となりますが、このスタンドも底面から吸気するためのスペースを作る役割があります。
第9世代CPU搭載製品はまだ国内での流通が少なく、同じシリーズで第8世代CPU搭載のものが現行で出回っています。
型落ち品になるためかものによっては比較的安価なものもあり、狙うならこちらの方がいいかもしれません。
ZOTAC MEK MINI (9.18L)
CPU | Core i7-8700 |
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GPU | GeForce RTX 2070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 240GB M.2 SSD 2TB HDD |
network | 1GbE×2、802.11ac+BT5.0 |
映像出力 | HDMI×1、DP×2、DVI-D×1 |
サイズ | 136×260.8×258.8mm |
電源 | 460W(230W×2) |
価格 | 248,000円 |
ZOTACは多くのミニPCを手掛けており、「MEK MINI」もそのひとつです。
「EN52060V」はMXMカードでしたが、「MEK MINI」ではPCIeカードタイプのGPUを搭載しているので、性能的にはこちらの方が高くなります。
容量面では「EN52060V」よりだいぶ大きくなりますが、それでも10Lを切るサイズは十分コンパクトな部類といえるでしょう。
▼販売サイト
ZOTAC公式ショップ
amazon
ASUS Mini PC ProArt PA90 (11.3L)
CPU | Core i9-9900K |
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GPU | GeForce RTX 2060 Quadro P2000 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
network | 1GbE×1、802.11ac+BT5.0 |
映像出力 | DP×4 |
サイズ | 176×176×365mm |
電源 | 180+230W |
価格 | 336,182円~ |
パッと見は空気清浄機みたいな見た目なのがASUS「Mini PC ProArt PA90」です。人によってはかつての「ゴミ箱PC」を思い出した人もいるんじゃないでしょうか。
正確にはゲーミングではなくクリエイター向けではありますが、普通にゲームもできそうなのでここに掲載することにしました。
176mm四方という低面積ながら結構大型の(ただし1スロットタイプの)GPUを内蔵できるようで、仕様ではQuadro P2000またはGeForce RTX 2060を搭載することができます。
背面にはThunderbolt3が2ポートあるほか、映像出力はDisplayPort×4となっています。
▼販売サイト
ASUS ストア
CORSAIR ONE (12L)
CPU | Core i9-9920X Core i9-9900K Core i7-9700F Core i7-9700K |
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GPU | GeForce RTX 2080/2080Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 960GB M.2 SSD 2TB HDD |
network | 1GbE×1、802.11ac+BT4.2 |
映像出力 | DP×3 |
サイズ | 200×172.5×380mm |
電源 | 600W |
価格 | 395,780円~ |
最高スペックをコンパクトな筐体に押し込んできたのが「CORSAIR ONE」です。
マザーボードはMini-ITXですが、CPUとGPUそれぞれ独立した水冷ユニットを持ち、容量12Lというコンパクトさと性能、冷却と静音性を兼ね備えることに成功しています。
ちょっと変わっているのが、フロントにVR機器と接続することを想定したHDMIがあることでしょうか。
現行モデルは4モデルあり、Core i7とGeForce RTX 2080、またはCore i9とGeForceRTX 2080 Tiの組み合わせとなっています。
TSUKUMO G-GEAR mini (21.4L)
CPU | 第9世代Core CPU 第3世代 Ryzen |
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GPU | GeForce RTX 2070 SUPER GeForce RTX 2060 GeForce GTX 1660 GeForce GTX 1050 Ti |
メモリ | 8GB(最大32GB) |
ストレージ | 240GB 2.5″SSD |
network | 1GbE×1、802.11ac+BT4.2 |
映像出力 | HDMI×1、DP×1、miniDP×1 |
サイズ | 183×390×300mm |
電源 | 220W |
価格 | 74,800円~ |
TSUKUMOのラインナップにはASRockの「DeskMini GTX 1060(Z370)」をベースにしたTSUKUMOの「G-GEAR alpha」というもっと小型なモデルもあるのですが、発売されたのが一年半前で、ステータスが完売となっています。
次点で小型なモデルが「G-GEAR mini」で、IntelモデルはASRock「H310CM-ITX/ac」、AMDモデルはASUS「ROG STRIX B450-I GAMING」をベースに構成されています。
要はコンパクトなMini-ITXゲーミングPCですね。なので、上で紹介してきものより大柄で、容量は20Lを超えています。
その分、内部には3.5インチベイが一つと2.5インチベイが3つあり、ストレージ拡張性がやたら高いです。
▼販売サイト
TSUKUMO
【参考】Intel NUC 9 Extreme Kit (4.9L)
CPU | Core i9-9980HK Core i7-9750H Core i5-9300H |
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GPU | GeForce RTX 2070 GeForce RTX 2060 GeForce GTX 1660 |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | M.2 SSD×2 22110可 |
network | 1GbE×2、802.11ax+BT5.0 |
映像出力 | HDMI×1、GPU |
サイズ | 238×216×96mm |
電源 | 500W |
価格 | 911ポンド~ |
がじぇっとりっぷでも以前に記事にし、CES 2020で正式発表された「Ghost Canyon」は、ミニPC専門ショップのSimply NUCのラインナップに登場しています。
GPUは奥行きの短いものであれば市販のものを組み込めるため、メーカー側でも「NUC 9 Extreme Kit」に組み込むことを想定したGPUを出しています。
例えばASUS「DUAL-RTX2070-O8G-MINI」などはそのひとつとなっています。
記事執筆時点では発売情報はないのですが、数日前から海外のニュースサイトにレビュー記事が相次いで投稿されているので、グローバルな発売も近いものと思われます。
【参考】Razer Tomahawk
CPU | ~Core i9-9980HK |
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GPU | GeForce RTX 20シリーズ |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | M.2 SSD×2 |
network | 1GbE×2、802.11+BT |
映像出力 | GPUによる |
サイズ | 不明 |
電源 | 不明 |
価格 | 未発売 |
CES 2020で発表された、Razerの超小型ゲーミングデスクトップです。
IntelのGhost Canyonにも使われているPCIeモジュール型のメインボードを採用しており、Ghost Canyonよりも奥行きのある筐体にすることで大型のGPUも搭載できるようにしています。
記事執筆時点ではCES 2020以降の情報はなく、発売日も価格も不明ですが、「NUC 9 Extreme Kit」が正式発売されれば何らかの動きがあるのではないかとみています。
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