地味によさげ。 Lenovo「Yoga 7i Gen8 (14″)」は第13世代+有機ELで13万円台から

PC

2023年4月4日、LenovoはIntel第13世代Core CPU(コードネーム:Raptor Lake)を搭載した14インチ有機EL 2-in-1ノート「Yoga 7i Gen8 (14″)」を発売しました。

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スペック

■ Yoga 7i Gen8 (14″)
CPUCore i7-1360P
Core i5-1340P
メモリ16GB LPDDR5-5200
ストレージ512GB~1TB NVMe Gen4 SSD
画面14.0インチ 有機EL WUXGA/2.8K
インターフェースUSB Type-C(TB4)×2
USB 3.0×1
HDMI
microSDXC
オーディオジャック
wi-fiWi-fi 6E+BT5.1
バッテリー4セル 71WHr
サイズ317.87×222.5×17.5mm
重さ1.49kg

特徴

「Yoga 7i Gen8 (14″)」は「Yoga 770i (14″)」の後継にあたります。今回からモデル名がグローバル型番と同じになりました。

「Yoga 770i」ではCPUが第12世代Alder Lakeだったものが、第13世代Raptor Lakeに更新され、ディスプレイが2.2K液晶/2.8K有機ELからWUXGA有機EL/2.8K有機ELに変更されました。

中身的には順当なアップデートというか、筐体そのものは変わっていないのでマイナーアップデートに近いところですが、価格が旧モデルと同程度に維持されたため、ノートPCの価格相場が上昇している現在においては「仕様の割に価格が抑えられている」という評価になります。

CPUとGPU

「Yoga 7i Gen8 (14″)」のCPUは前述の通り、Raptor Lake世代のCore i7-1360P、Core i5-1340Pです。

最大24コア! Intelの第13世代Core CPU「Raptor Lake」は劇的変化はないけど順当にパワーアップ
CPUPassMark(Multi)
Core i9-13900H(14C/20T)32844
Core i7-13700H(14C/20T)30966
Core i9-12900H(14C/20T)29049
Core i7-12700H(14C/20T)26834
Ryzen 9 6900HX(8C/16T)25004
Ryzen 7 7735HS(8C/16T)24497
Ryzen 7 6800H(8C/16T)23503
Core i9-11980HK(8C/16T)23463
Ryzen 9 5900HX(8C/16T)23014
M1 Pro(10C/10T)22060
Core i5-12500H(12C/16T)21617
Ryzen 7 5800H(8C/16T)21349
Core i7-1360P(12C/16T)21021
Core i5-1340P(12C/16T)20717
Ryzen 7 6800U(8C/16T)20631
Ryzen 7 4800H(8C/16T)18947
Ryzen 7 5825U(8C/16T)18499
Core i5-12450H(8C/12T)18375
Ryzen 5 6600U(6C/12T)17804
Core i5-1240P(12C/16T)17407
Core i7-1260P(12C/16T)17066
Ryzen 5 5625U(6C/12T)14969
Core i5-1235U(10C/12T)13516
Core i7-1255U(10C/12T)13443
Core i7-11370H(4C/8T)11937
Core i3-1215U(6C/8T)11618
Core i7-1165G7(4C/8T)10487
Core i5-1135G7(4C/8T)10058
GPUFireStrike(Graphics)
RTX 3070 Mobile26845
RTX 4060 Mobile26304
Radeon RX 6600M23121
RTX 3060 Mobile20103
Radeon RX 6500M13865
GTX 1660Ti Max-Q13346
RTX 3050 Mobile12001
GTX 1060 Max-Q10765
VR Readyの壁
GTX 1650 Max-Q7785
GTX 1050 Max-Q7285
Ryzen 7 6800U6890
GeForce MX5506199
Core i7-12700H5641
GeForce MX450(30.5W)5369
Core i7-1165G75102
Ryzen 5 6600H5075
Core i7-1260P4960
Ryzen 5 6600U4832
Core i5-12500H4580
GeForce MX450(25W)4435
Core i7-1255U4383
Core i5-1240P4195
Ryzen 7 5800U3933
Core i5-1135G73800
Core i5-1235U3745
Ryzen 5 5625U3453
Core i3-1215U3378
Core i3-1115G42340

PassMark3DMarkの集計値に基づいています

CPU性能は第12世代比で2割程度の向上、グラフィックは公開ベンチマークデータが少ないですが、1割弱の向上のようです。

特にCPUはゲーミングノートでよく採用されているRyzen 7 5800Hに近いスコアを叩き出していて、グラフィックを伴わないヘビーユースであれば十分に対応できるだけの性能ということになります。

メモリとストレージ

「Yoga 7i Gen8 (14″)」のメモリは16GB LPDDR5-5200。残念ながら32GBへのカスタマイズはできません。
旧モデル「Yoga 770i (14″)」では8GB/16GB LPDDR5-4800だったので、全モデル16GBになり、速度も向上したことになります。

ストレージは512GBまたは1TBのGen4 SSD
旧モデルはおそらくGen3 SSD(リード3,600MB/s、ライト3,000MB/s程度)だったので、ここもアップデートされていますね。

内部図を見ると、ストレージは2242サイズのようです。

参考 ユーザーガイド:Lenovo Support

その他

無線LANはWi-fi 6E(802.11ax)、Bluetoothは5.1です。

バッテリーは4セルの71WHr
14インチクラスとしてはかなりの大容量で、稼働時間も約17.5時間と長く、実使用でも10時間前後は持ちそうです。
4セルなので充電が早く、大容量にもかかわらず満充電まで2時間とされています。

また、地味にミルスペック(MIL-STD-810H)に準拠した耐久性を持ち合わせているので、持ち歩きにも向いています。

外観

正面です。
キーボードはIdeaPad系で、見にくいですが左右にはスピーカーが配置されています。

ディスプレイは60HzのWUXGA(1920×1200)または90Hzの2.8K(2880×1800)で、どちらも有機ELパネル、HDR500対応です。
また、2-in1な「Yoga」なので、10点マルチタッチおよびスタイラスペンに対応しています。

カメラは1080pで、IRカメラ・プライバシーシャッターも備えています。
この辺りはさすが上位機種といえますね。

■左
・HDMI 1.4
・Thunderbolt4×2
・オーディオジャック
■右
・電源ボタン
・microSDカードリーダー
・USB 3.2 Gen1

インターフェースは堂々のThunderbolt4×2
これが1ポートしかないとTB4デバイス使用時が電源と排他になるので、2ポートあるのはうれしいですね。

HDMIがいまだに1.4(4K/30Hzまで)なのが気になるところですが、TB4経由で映像出力すれば問題ないでしょう。

「Yoga 7i Gen8 (14″)」はペン(Lenovo デジタル・ペン)が同梱されます。

まとめ

「Yoga 7i Gen8 (14″)」の価格はCore i5-1340P/16GB/512GB/WUXGAで134,376円から。
Core i7-1360P/16GB/512GB/2.8Kだと156,633円からです。

デュアルTB4にメモリ16GBにGen4 SSDに有機ELディスプレイにペン対応(ペン同梱)で13万円台半ばというのは、現在の相場からすると安めかなぁと。

TB4/USB4も、有機ELディスプレイもペンも必要ないというのであれば、「IdeaPad Slim 5i Gen 8」が全モデルメモリ16GBながら10万円切りなので、そちらを選べばいいでしょう。
TB4だけは欲しいかなという場合は、(CPUがUシリーズですが)「ThinkBook 14 Gen5」があります。

上位構成のスタンダードとしては、「Yoga 7i Gen8 (14″)」はありだと思います。

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