【実機レビュー】 MINISFORUM MS-02 Ultra:性能良し、拡張性良し、遊び要素多し。玄人好みのミニワークステーション

レビュー

MINISFORUM「MS-02 Ultra」は、2025年11月に発表された、Core Ultra 200HXシリーズを搭載したハイエンドクラスのミニワークステーションです。

究極かつ圧倒的。 MINISFORUM「MS-02 Ultra」はCore Ultra 200HX搭載の高密度ミニワークステーション
2025年11月21日、MINISFORUMはCore Ultra 200HXシリーズを搭載したミニワークステーション「MS-02 Ultra」の予約受付を開始しました。スペック■ MS-02 UltraCPUCore Ultra 9 28

24コア24スレッドなCore Ultra 9 285HX/275HXは、CPU性能だけならば「MS-S1 Max」に搭載されるRyzen AI Max+ 395に匹敵する、最上級となるモバイル向けCPU。
「MS-S1 Max」はサイズの制限から思ったほどファンが静かではありませんでしたが、「MS-02 Ultra」は大口径ファンを搭載しており、「MS-S1 Max」より静かなことが期待できます。

【実機レビュー】 MINISFORUM MS-S1 Max:Ryzen AI Max+ 395にUSB4 v2に10GbEに…2025年最強のミニPC
2025年9月26日、MINISFORUMはRyzen AI Max+ 395(コードネーム:Strix Halo)を搭載したミニPC「MS-S1 Max」の日本語ページを公開、予約を開始しました。Ryzen AI Max+ 395は発表当
当レビューは自腹購入です。
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MINISFORUM MS-02 Ultra

■ MS-02 Ultra
CPU Core Ultra 9 285HX
Core Ultra 9 275HX
Core Ultra 5 235HX
メモリ 0~192GB DDR5-4800
ストレージ 0~2TB Gen4 SSD
インターフェース USB Type-C(USB4 V2)×2
USB Type-C(USB4)×1
USB 3.2 Gen2×4
HDMI 2.1
25GbE SFP+×2 (285HXのみ)
10GbE RJ45×1
2.5GbE RJ45×1
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 7+BT5.4
電源 内蔵(350W)
サイズ 221.5×97×225mm
重さ 3.45kg

GoodPoint
24コア24スレッドのハイエンド性能
グラフィックボード搭載可能
実はGen5 SSD対応
メモリが4スロット
専用25GbEボード搭載可能
デュアルUSB4V2
電源内蔵
10GbE+2.5gbE

BadPoint
静音性は限界あり
完成品は20万円オーバー

パッケージ

内容物
・本体
・電源ケーブル
・HDMIケーブル
・SSDヒートシンク
・PCIe取り外し金具
・ネジ類
・マニュアル
・保証案内

「MS-02 Ultra」のインターフェース

■フロント
・USB3.2 Gen2
・USB4v2 ×2
・オーディオジャック
・電源ボタン
■リア
・USB3.2 Gen2×3
・10GbE 有線LAN
・2.5GbE 有線LAN
・HDMI 2.1 FRL
・USB4
・専用ボードスロット
・電源ジャック

「MS-02 Ultra」の内部

「MS-02 Ultra」はCPU側にメモリが2スロット、裏面側にメモリが2スロットとM.2 SSDが2スロットとなっています。

「MS-02 Ultra」のパフォーマンス

レビュー機の搭載CPUはCore Ultra 9 275HX

24コア24スレッド(8P16E)で、グラフィックは4XeコアのIntel Graphocsです。
また、Core Ultra 200HXシリーズはデスクトップと同じようにサウスブリッジに相当するIntel 800チップセットと接続されており、モバイル向けCPUでありながらPCIeが60レーン(CPU側に24レーン、チップセット側に36レーン)というとんでもない拡張性を誇ります。
この点についてはRyzen AI Max+ 395を圧倒しています。

最上位となるCore Ultra 9 285HXモデルはECCメモリに対応し、25GbEカードが付属します。
Core Ultra 9 285HXも24コア24スレッドなので、性能面では大きな差はありません。

今回はベアボーンモデルを購入したので、メモリ・ストレージ・OSは自前で用意しています。

総合

CPU PassMark11 (CPU)
Ryzen 9 9950X3D (170W) 701594739
Core Ultra 9 285K (125~250W) 674265092
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 630644348
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 623664956
Core Ultra 7 265K (125~250W) 587324926
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 582514205
Core i7-14700K (125~253W) 521694462
Ryzen 7 9800X3D (120W) 399714426
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 395834372
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 341063984
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 310063942
Core Ultra 7 255H(16C/16T) 286364398
Core i7-13700H(14C/20T) 284583979
Core Ultra 5 225H(14C/14T) 269004238
Core i9-13900H(14C/20T) 258943720
Ryzen 9 6900HX(8C/16T) 257963570
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 246513861
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 245423354
Core i9-12900H(14C/20T) 242263640
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 229023788
Core 7 240H(10C/16T) 227503860
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 220613169
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 214203347
Core 7 240H(10C/16T) 192813804
Core i5-1340P(12C/16T) 185053730
Core Ultra 5 225U(12C/14T) 184763722
Ryzen 7 5825U(8C/16T) 181323053
Intel N100(4C/4T) 61222088

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9)と新バージョン(v11)の両方を掲載。比較はv11で行っています。

マルチスレッド性能は62,000ポイントを超え、デスクトップを含めても最上位クラスのスコアを叩き出しています。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 6004319
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 5803340
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 5368312
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 3584320
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 2928251
Core i7-13700H(14C/20T) 2613288
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 2512288
Z1 Extreme(8C/16T) 2193277
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 2162243
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 2071270
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 2017265
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 1865233
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 1624236
Ryzen 7 5700U(8C/16T) 1468190
Core i5-1135G7(4C8T) 628160
Core i5-8250U(4C/8T) 547144
Intel N100(4C/4T) 386152

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Ryzen AI Max+ 395(16C/32T) 389592042
Core Ultra 9 275HX(24C/24T) 371902284
Ryzen 9 7945HX(16C/32T) 322981940
Ryzen AI 9 HX 470(12C/24T) 238752075
Core Ultra 9 185H(16C/22T) 192411743
Core i7-13700H(14C/20T) 169431925
Ryzen 9 7940HS(8C/16T) 161261820
Z1 Extreme(8C/16T) 140711770
Ryzen 5 7640HS(6C/12T) 128781704
Ryzen 9 5900HX(8C/16T) 128601490
Ryzen 7 7840U(8C/16T) 128151719
Ryzen 7 6800U(8C/16T) 105931500
Ryzen 7 5800H(8C/16T) 103881432
Ryzen 7 5700U(8C/16T) 88221262
Core i5-1135G7(4C8T) 40391279
Core i5-8250U(4C/8T) 3035906
Intel N100(4C/4T) 2481923

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPUのレンダリングパフォーマンスを調べるCINEBENCHでも、ぶっ飛んだ結果に。
マルチスレッドスコアはRyzen AI Max+ 395(パフォーマンスモード)に届きませんでしたが、Ryzen AI Max+ 395シングルスレッドスコアはRyzen AI Max+ 395を1割以上も上回っていますRyzen AI Max+ 395。

体感性能ではマルチスレッドよりシングルスレッドの方が効果が大きいので、見かけ的にはCore Ultra 275HXの方が早く感じることの方が多い…はず。
なお実際はどっちも早いので、全く差が分かりません。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 9456
GTX 1650 laptop 9264
Ryzen 9 7940HS(16GB×4) 8589
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 7928
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 7621
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 7158
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 6950
GTX 1050 6210
Core i9-12900H(16GB×2) 5749
Core i7-13700H(16GB×2) 5617
Ryzen AI 9 HX 470(32GB×1) 5263
Ryzen 5 7545U(4GB×4) 4813
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 4401
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 3350
Core i3-1220P(3GB×8) 2805
Intel N100(16GB×1) 1191

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 3811
GTX 1650 laptop 3495
Ryzen 9 7940HS(16GB×4) 2942
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2811
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2592
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2548
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2352
Ryzen AI 9 HX 470(32GB×1) 2042
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 2001
GTX 1050 1725
Core i7-13700H(16GB×2) 1689
Core i9-12900H(16GB×2) 1613
Ryzen 5 7545U(4GB×4) 1580
Core i7-11370H 1542
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Core i5-1135G7(8GB×2) 1188
Ryzen 5 5500U(4GB×2) 1078
Core i3-1220P(3GB×8) 854
Intel N100(16GB×1) 326

グラフィック性能は4Xeコアということでかなり控えめ。
グラフが見にくくなるので外していますが、Ryzen AI Max+ 395はFire Strikeが31519ポイント、Time Spyが11815ポイントです。

ストレージ

ストレージはWD SN7100の4TBモデルをメインSSDとして使用。

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WD(Western Digital)は、言わずと知れたストレージの老舗メーカーです。WDはストレージのクラスを、フラグシップはBlack、NAS向けはRed、エンタープライズ向けはGoldといった具合に、色で分けています。がじぇっとりっぷ

仕様上ではリード7,000MB/s、ライト6,700MB/sで、実測ではリード7,288MB/s、ライト6,945MB/sをたたき出した、優秀なSSDです。
Intel環境だからか、ランダムリードが結構早いです。

実測値はリード7,125MB/s、ライト6,865MB/sで、レビューほどではないものの、仕様をやや上回る速度を出しました。

また、スペック表には書かれていませんが、ブロックダイアグラム図ではSSDスロットの片方がCPUのPCIe Gen5レーンとの接続となっています。

参考 MS-02-Ultra block.drawio:github

そのため、試験的にKIOXIA EXCERIA PLUS G4を挿してみたところ…

この通り、Gen5 SSDの速度が出ました

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外観

パッケージ

外箱は「MS-S1 Max」と同じ系統の化粧箱。

ベアボーンなのでメモリとストレージが0GBとなっています。

再掲ですがパッケージ全体。

付属品

電源内蔵なのでアダプタはなく、ケーブルだけ。

マニュアルはサポートの案内、注意事項などが書かれた付録の2種類。

SSD用のシリコンシートとヒートシンクは2枚分。

グラフィックボード取り付け時に使うシート。
インストールガイドを見るに、グラフィックボードが筐体とこすれて傷つくのを防ぐためのシートのようです。

PCIeスロットのロックを引き抜く器具(Pullerという名前のよう)。
チュートリアルビデオでも使っていません。

筐体

前後インターフェース。

背面インターフェースのアップ。
有線LANは10GbE+2.5GbEの組み合わせなので、油断したら間違えそう。
Type-C(USB4/USB4v2)がDP出力を持っているので、映像出力はHDMIが1ポートのみ。これは「MS-S1 Max」と同じです。

ゴム足は縦置きと横置きの両方に対応しています。
グラフィックボードの吸気用に、縦置き時天面になる面にもパンチ穴が開けられています。

縦置き時底面になる部分にラベル類。
技適番号は「003-230203」となっています。Intel BE200NGWの技適認証ですね。

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(003-230203):総務省

個人的に良かったのがここ。
「MS-S1 Max」にはなかった電源スイッチが用意されています
使う機会はそう多くないとはいえ、あると嬉しいですね。

なお、重量オーバーで重さは測れず。

比較

「MS-S1 Max」と、ミニPCとして標準的なサイズの「M1 Pro-125H」(128×126×52mm)との大きさ比較。
こうして並べると、「MS-02 Ultra」はかなり大きいです。

幅は「MS-S1 Max」と同じですが、厚みは2~3割くらい違います。

あと何気に奥行きが結構違っています。

【実機レビュー】 MINISFORUM M1 Pro-125H:グラフィック強め、デュアルUSB4にOCuLinkも使える、隙のないIntel系ミニPC
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内部構造

内部にアクセスするにはネジを二つ外すだけでOK。
アクセス性が良いのはいいですね。

内部は真ん中に巨大な冷却機構。
後で少し言及しますが、右の電源ユニットには吸気口が見えています。

真ん中のPCIeスロットはロックレバーなし。まぁあっても困りますが。

ちなみにこのPCIeスロット、ストレージの項でも引用したブロックダイアグラムによると、CPUからPCIe 5.0 x4(Gen4 x4相当として扱う)、チップセット側からGen4 x4を2組持ってくるという、「技術的には可能です」をやってのけた変態スロットです。

マニュアルによると、専用カード以外はx4カードなら動くとされています。

参考 製品サポートページ:MINISFORUM

上のPCIeスロットはGen5 x16+Gen4 x4の組み合わせ。
また、金属フレームがカバーと直接接しないように、プラスチックフレームが取り付けられています。

中央カバーを外すと、ファンがお目見え。
奥の台形っぽいカバーの中にもファンがあり、ヒートシンクを前後ファンで挟む、デスクトップPCのヒートシンクでもよく見る構造を取っています。

あと、GPU側(縦置き時の天面側)はほぼフレームだけで吸気を邪魔しないようになっていることが分かります。

メモリはファンの横にあり、ヒートシンクでおおわれています。

外したメモリ用ヒートシンク。
おまけで何かのチップまで冷やしているようです。

見づらいですが、ヒートシンクは6本のヒートパイプが通っています。

正面から見ると、左右に金属アンテナが設置されています。
ただこのフロントパネル、開口率が50~60%くらいに見えますね。
この上にカバーのパネルもかかるので、実際の隙間はさらに小さくなります。ファンのある部分はもっと大きく開けても良かったんじゃないかなぁと。

裏面はメモリとSSDスロット。

ヒートシンク横のメモリスロットと合わせて、裏表で最大4枚のメモリを搭載できます
とはいっても4枚搭載時は速度がDDR5-4800に制限されるうえ、1R/2Rの違いなどで動作したりしなかったりなので、確実な動作を求めるのであれば2枚にした方が無難です。

64GB×4枚で256GBとするのもロマンはあるんですけどね。

SSDは、KIOXIAを入れている方がファーストスロット、SN7100を入れている方がセカンドスロットになります。
ファーストスロットのみGen5 SSD対応です。

他のレビューでも見ないのが、縦置き時の底面部分。電源の吸気口が開いています。

しかし、筐体側(カバー)は底面部分には開口部がないので、わずかな隙間を縫って吸気することになります。
上でも触れたように、筐体内部側にも吸気口はあるので、吸気が足りないということにはならなさそうですが。

システム

起動前

UEFIはいつものMINISFORUM。

動作モードはなくて、mW単位で制限をかける仕様。
ある程度分かっている中級者向けですね。

標準では100W/140Wですが、グラフィックボードを追加すると90W/110Wに下がります

ファンはCPUヒートシンクを挟む二つのファンと、裏面のメモリ横にあったシロッコファンの三つが見えています。
ファンモードは3つから選べるほか…

ひとつづつ手動で設定も可能。
4段階で設定できるので、これもうまく設定すれば結構静音で使えそう。

ベアボーン機なので、今回はバックアップはありません。

システム情報

OSをインストールすると、これだけのドライバが足りていません。自作PCではよく見る光景です。
ドライバー類はサポートページからダウンロード可能。

参考 製品サポートページ:MINISFORUM

HWiNFO。

特に設定していない状態だと、CPUはTDPが55W、PL1が100W(32秒)、PL2が140W(2.44ミリ秒)

ゲームベンチマーク

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Core Ultra 9 275HX
グラフィック Xe2 (4Xe)
メモリ 64GB(32GB××2)
ストレージ 4TB Gen4 SSD

比較対象

[中量級] Street Fighter 6

2023年6月に発売し、全世界で460万本(2025年3月時点)を売り上げたストリートファイター6。
”LOW/FHD”ではほぼ30FPS張り付き

グラフィックはしょぼいと言っても、最低限レベルはあるようです。

[中量級] FF XIV 黄金の遺産

設定 スコア FPS 評価
1920×1080 最高品質 2768 19.44 fps 設定変更
1920×1080 高品質 5659 39.51 fps 普通
1920×1080 標準 6125 42.23 fps やや快適
1280×720 高品質 8813 61.73 fps 快適
1280×720 標準 9602 66.2 fps 快適
FF XIV 黄金の遺産
RTX 3060 14530 / 非常に快適
Ryzen AI Max+ 395 13627 / とても快適
RTX 3060 laptop 11182 / 非常に快適
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 4418 / 普通
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 3987 / 設定変更
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 3910 / 設定変更
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 3838 / 設定変更
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 3801 / 設定変更
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 3765 / 設定変更
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 3522 / 設定変更
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 2768 / 設定変更
Core i7-13700H(16GB×2) 2516 / 設定変更
Core i9-12900H(16GB×2) 2447 / 設定変更
Ryzen AI 9 HX 470(32GB×1) 2298 / 設定変更
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1977 / 設定変更
Ryzen 5 7430U(16GB×2) 1873 / 設定変更
Core i3-1220P(3GB×8) 1428 / 設定変更
Intel Intel N100(16GB×1) 700 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

中量級タイトルでは、FHD/標準で平均40FPSを超え、”やや快適”評価を獲得。

Core Ultra 9 275HXのグラフィックは最近のモバイル向けCPUとしては弱いものですが、アーキテクチャの更新もあってCore i7-13700Hを上回る程度の性能は確保できています。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
1920×1080 高品質 1792 動作困難
1920×1080 標準品質 2529 やや重い
1920×1080 軽量品質 3397 普通
1280×720 標準品質 4038 普通
1280×720 軽量品質 5159 やや快適
FF XV
RTX 3060 9480 / とても快適
Ryzen AI Max+ 395 9427 / とても快適
RTX 3060 laptop 7685 / 快適
GTX 1060 laptop 4241 / 普通
RTX 1650 laptop 3891 / 普通
Ryzen AI 9 HX 470(16GB×2) 3164 / 普通
Ryzen 9 7940HS(16GB×2) 2959 / やや重い
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2898 / やや重い
Ryzen 7 8740HS(16GB×2) 2733 / やや重い
Core Ultra 5 125H(16GB×2) 2615 / やや重い
Ryzen 9 6900HX(8GB×4) 2518 / やや重い
Ryzen 5 7640HS(16GB×2) 2539 / やや重い
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2420 / 重い
Core Ultra 9 275HX(32GB×2) 1792 / 動作困難
Core i7-13700H(16GB×2) 1676 / 動作困難
Ryzen AI 9 HX 470(32GB×1) 1665 / 動作困難
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 1384 / 動作困難
Core i3-1220P(3GB×8) 951 / 動作困難
Intel Intel N100(16GB×1) 458 / 動作困難

1920×1080(高品質)での比較

重量級タイトルのFF XIでもほぼ同じ評価です。

[重量級] Monster Hunter Wilds

ちょっと驚いたのがこれ。

全世界で1070万本を売り上げた(2025年9月時点)、モンスターハンターワイルズ。
ベンチマークでは“動作困難”評価ながら”FHD/高”でも完走しました。

絶対に失敗すると思ってた…

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 22.5~23.5W
画面オフ時 19.6~20.5W
スリープ時 3.0~3.7W
CINEBENCH(S) 51.0-54.6W
CINEBENCH(M) 197W
FF14ベンチ時 56.3-74.9W
最大 208W

消費電力は瞬間最大で208W。電源容量(350W)に比べれば余裕がありますが、RTX 5060などのグラフィックボードを搭載したらかつかつになりますね。

ミニPCとしてみるとアイドル時の消費電力が結構高め。
ドキュメントでは25GbEカードなしの場合は9.8~12/13W(ネット接続なし)とあるので、何かしらの設定を入れれば下がりそう。

騒音

状況 音量
電源オフ 34.9dB
アイドル 35.1dB
FF14 35.7dB
最大 49.5dB
最大(背面) 49.9dB
最大(側面) 51.6dB

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

「MS-02 Ultra」はCPUファンが二つにメモリ/SSDファンの、三つのファンを内蔵しています。
24コアもあるので、CINEBENCHのように全コアに負荷をかけると、すぐに温度が上がってファンも反応します。

音としては、回転数が低いうちは、夜中の水道が流れる音。
高負荷時はハンディファンの一番早いモードくらいの音量で、もっと低音にした感じ。

ほぼ50dBということでうるさいはうるさいのですが、高周波成分がないので耳に障るような音ではありません

温度

「MS-02 Ultra」の最大ジャンクション温度は105℃。

温度はHWMonitorとHWiNFOで測定。
最大温度は94度。そこそこ熱くなっていますが、まだ余裕が残っています。

それよりも…なんか電力制限(PL1/PL2)を普通に超えていますね?
この辺りがきっちりできれば、発熱が下がり、消費電力が下がり、ついでにファンもゆるく回るようになりそう。

まとめ

「MS-02 Ultra」の価格は、メモリ・ストレージ・OSなしのベアボーン(Core Ultra 9 275HX)が143,999円、32GB+1TBの完成品が212,799円。
Core Ultra 9 285HXモデルは25GbEカードが最初から組み込まれるので、ベアボーンで193,999円、完成品で268,799円、192GB(ECCメモリ)+2TBが624,999円です。

安く済ませたい場合はCore Ultra 5 235HX(6P8Eの14コア14スレッド)モデルがベアボーンで103,999円、完成品はAmazonで216,999円。

25GbE+デュアルM.2 SSDの変態カード「MINISFORUM ENPBA」は単品販売もされていて、28,798円。

意外と手頃な価格でスタートできますが、メモリ・ストレージ・OSまで含めると、235HXモデルでも15万円から、275HXモデルだと20万円コースになってしまいます。
しかしながら、実際に使ってみるとミニワークステーションの呼び名にふさわしく、この価格でも納得できるだけの性能と拡張性を持っており、むしろコスパがいいとまで感じます。

フルロード時はちょっとうるさいので、ピーク性能を追求しないのであれば、運用時はPL1/PL2の値を下げておくのがいいかもしれません。
ゲーミングUMPCのような、TDP変更アプリがあると便利そうなんだけどなぁ…

関連リンク

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー MINISFORUM
モデル名 MS-02 Ultra
CPU Core Ultra 9 275HX
GPU Intel Graphics 4Xe
メモリ 32GB×2
ストレージ 4TB Gen4
PassMark 9 Total 7951.8
CPU Single 4535
CPU Multi 54553.3
2D 1178.7
3D 3684.2
Memory 2906.1
Disk 48543.3
PassMark 11 Total 6090.2
CPU Single 4956
CPU Multi 62366.8
2D 800
3D 3819.7
Memory 3028.5
Disk 52148.3
3DMark TimeSpy 2289
Graphics 2001
CPU 12438
FireStrike 4269
Graphics 4401
Phisics 45547
Combined 1652
NightRaid 23249
Grapihics 23244
CPU 23278
WildLife 11492
Graphics 68.82 fps
SteelNomad 370
Graphics 3.71 fps
SteelNomadLight 1676
Graphics 12.42 fps
CINEBENCH R15 OpenGL 125.16 fps
CPU(M) 5803 cb
CPU(S) 340 cb
CINEBENCH R20 CPU(M) 14612 pts
CPU(S) 876 pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 37190 pts
CPU(S) 2284 pts
CINEBENCH 2024 CPU(M) 1995 pts
CPU(S) 134 pts
CrystalMark Mark 1986922
ALU 715078
FPU 392929
MEM 687126
HDD 123356
GDI 29012
D2D 8338
OGL 31083
CrystalMark Retro All 14941
CPU-Single 12280
CPU-Multi 246782
2D-text 11606
2D-square 19884
2D-circle 14599
2D-image 25507
3D-scene1 2338
3D-scene2 1495
3D-scene1-CPU 253
3D-scene2-CPU 255
CrystalMark Retro2 All 14650
CPU-Single 12243
CPU-Multi 246183
2D-text 11584
2D-square 20004
2D-circle 14605
2D-image 25522
3D-scene1 100
3D-scene2 100
3D-scene1-CPU 2245
3D-scene2-CPU 1383
GeekBench5 Single 2200
Multi 23078
OpenCL 18757
OpenCL(dGPU)
GeekBench6 Single 3040
Multi 18876
OpenCL 18907
OpenCL(dGPU)
PCMark ALL 8565
Essensial 11034
Productivity 15380
DigitalContent 10050
VR Mark 2509
DQ(DX9) 1920・最高 15935
すごく快適
1280・標準 20501
すごく快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 4202
設定変更
29.00 fps
1920・高 5775
普通
39.78 fps
1920・標準 8486
快適
58.27 fps
1280・高 10221
快適
70.79 fps
1280・標準 13751
とても快適
95.41 fps
FF XIV(DX11)
黄金の遺産
1920・最高 2768
設定変更
19.44 fps
1920・高 5659
普通
39.51 fps
1920・標準 6125
やや快適
42.23 fps
1280・高 8813
快適
61.73 fps
1280・標準 9602
快適
66.2 fps
FF XV(DX11) 1920・高 1792
動作困難
1920・標準 2529
やや重い
1920・軽量 3397
普通
1280・標準 4038
普通
1280・軽量 5159
やや快適
StreetFighter6
Fifgting Ground
Highest
High
Normal 20.74 fps
Low 30.23 fps
Lowest 59.97 fps
モンハンWilds ウルトラ(生成あり)
ウルトラ(生成なし)
高(生成あり)
高(生成なし)
ブラウザ jetstream2 474.099
BaseMark 1507
WebXPRT4 423
MotionMark 2644.87
SpeedMeter2.0 699
SpeedMeter3.0 43.1
Octane 117005
Octane Multi 1128063

ベンチマーク結果画像

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