2019年6月5日、大手パーツメーカーのGIGABYTEの製品ラインナップに、3.5インチHDDサイズでCeleron N4100を搭載したSBC(シングルボードコンピューター)「GA-SBC4100」が登場しました。
産業向けなのでプレスリリースなどはないものの、型番からしてSBCのくくりで大丈夫だと思います。
スペック
| model | GA-SBC4100 |
| メーカー | GIGABYTE |
| 発売日 | 2019/06 |
| 価格 | |
| 価格(日本円) | |
| CPU | Intel Celeron N4100 (2.4GHz x 4) |
| GPU | UHD 600 |
| NPU | – |
| メモリー | DDR4-2400 x 2 最大16GB |
| サポートOS | Windows |
| 有線LAN | 1GbE x 2 |
| Wi-fi | M.2 Key-E |
| Bluetooth | – |
| チップ | ALC255 RTL8111H |
| ストレージ | M.2 Key-M x 1 SATA x 1 mSATA x 1 |
| USB | 3.0 x 2 2.0 x 4(pin) |
| GPIO | 10pin x 1 |
| 映像 | HDMI(2.0) x 2 FPD x 1 |
| カメラ | – |
| オーディオジャック | 3.5mm x 1 2pin speaker |
| その他インターフェース | serial(pin) x 4 LVDS x 1 I2C x 1 |
| 消費電力 | |
| 電源 | DC 9〜36V(4pin) |
| 幅 | 146mm |
| 奥行き | 102mm |
| 高さ | |
| その他 |
特徴
「GA-SBC4100」はぶっちゃけてしまえば、3.5インチHDDサイズなオンボードCPUマザボに、申し訳程度のGPIOがついたものです。

CPUはApolloLak世代のCeleron N4100です。
性能的にはエントリークラス、と言いたいところですが、SBCとしてみた場合はそれなりに高くなります。
ベンチマークの一つであるgeekbench v4(Android)では、高性能SoCのRockchip RK3399が1117/2883(シングル/マルチ)、対してN4100は2095/6398(同)となります。マルチスレッド性能は2倍以上ですね。
また、メモリも大半のSBCが4GBまでなのに対し、「GA-SBC4100」は最大16GBまで搭載できます。
PCIeは2.0ながら6レーン持っており、M.2 SSDとmSATA(miniPCIe)の両方が実装されています。

インターフェースはシンプルに、USB3.0 x2、HDMI(2.0) x2、1GbE x2、オーディオジャックとなっています。
デュアルLAN、デュアルHDMIということで、なんとも使い勝手の良さそうな構成です。
HDMIは4K対応、有線LANはWOL(Wake on LAN)およびPXE(Preboot eXecution Environment)対応となっています。

ボードの画像です。
下に4つ並んだ10ピンコネクタはシリアルポートです。右の方には4ピンの電源コネクタがあります。
電源がこの形なので、使用環境はかなり制限されそうですね。
一番真ん中よりのシリアルポートの上に、10ピンのGPIOがあります。左はI2CとSMBUSです。
その上はM.2 key-EとKey-Mが2層になっています。これはマザーボードなどでもよく見かけます。
M.2スロットの上はmSATAスロットで、右にLVDS(Low voltage differential signaling)コネクタがあります。
最上部にはメモリスロットが2つ並んでいます。メモリの右にはFPD(Flat Panel Display)コネクタがあります。
産業向けだけあって、Web上ではあまり情報がないのですが、少なくともデュアルディスプレイは可能、もしかしたらトリプルディスプレイもできるかもしれません。

ヒートシンク(ヒートスプレッダ)はこんなイメージのようです。
熱放出より熱拡散が目的なので、結構薄型ですね。

プリント基板(PCB、Printed Circuit Board)はGIGABYTE独自の耐湿度Glass Fabric PCBを使っています。
これ自体は2011年に開発した技術みたいです。

また、静電気放電(ESD、Electro-Static Discharge)に強いICが使われています。
この辺りはいかにも産業向け・組み込み向けといった感じです。
まとめ
それなりの性能のミニPCを作るのによさ気なボードな「GA-SBC4100」ですが、残念ながら販売サイトは見つけられず、価格も分かりませんでした。
前世代に当たる、Atom x5-E3940搭載の「SBCAP3940」が154ユーロ(約18,600円)だったので、そう変わらない値段じゃないかと思われます。
GIGABYTEは地味にSBCとかCPUオンボードが多く、古いものも含めて一覧が用意されていたりします。
パーツショップで並んでいるものが全てではないということがよくわかるので、眺めているだけでも(好きな人は)楽しいと思います。
関連リンク
GA-SBC4100 (rev. 1.0):GIGABYTE


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