これは期待。 Magic-Ben「MAG1」は狭額ベゼルな8.9インチUMPCでキーボードが良さげ

PC

2019年9月19日、中国の新興のPCメーカーMagic-Benが、8.9インチの狭額ベゼルUMPC「MAG1」を発表しました。

当時はいくつかのガジェット系ブログでも取り上げられましたが、この時点ではレンダリング画像っぽいものが多用されていて信ぴょう性に欠けていると感じ、記事にはしませんでした。
それが最近になって日本向けにも力を入れているショッピングサイトの geekbuying でも取り扱いが始まり、あちこちのブログで実機レビューが公開されて販売が確実となったので、記事にしました。

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スペック

メーカーMagic-Ben
名称MAG1
発売日2019/11
定価
実売価格70,546円(8GB)
88,910円(16GB)
価格条件
CPUCore m3-8100Y
グラフィックHD 615
メモリ8GB / 16GB
メモリ規格LPDDR3-1866
メモリ増設×
2.5inch×
M.2256 / 512GB(PCIe)
画面8.9インチ
解像度2560×1600
ベゼル幅
表面アンチグレア
タッチ対応10点マルチ
光学ドライブ
USB2.0
USB3.01(3.0)
USB3 Type-C1(3.0)
USB PD
HDMImicro(1.4)
LANポート
wi-fi802.11 ac
Bluetooth4.0
office×
カードリーダーmicroSD
Webカメラ×
赤外線カメラ×
NFC×
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイク×
スピーカーモノラル
スピーカー位置底面
サウンド
キーピッチ
キーストローク1.5mm
キーボードバックライト
バッテリー31.8WHr
稼働時間7Hr
ACアダプタ5V / 9V / 12V対応
充電時間
急速充電
207.2mm
奥行き146.5mm
高さ17.5mm
重量0.69kg
開口角度135度程度
カラーブラック
その他特徴M.2 key-M(2242、SATA) x 1

特徴

「MAG1」の特徴はなんといっても、UMPCとしては細めのベゼルでしょう。
これまでのUMPCというと、キーボート分の幅を確保するためか、左右のベゼルがやたらと太いものばかりでした。
細くなったなぁと感じたのは同じ8.9インチのGPD「P2 MAX」でしょうか。「MAG1」とはサイズ的にも近く、このくらいの大きさが新しいスタンダードになる可能性を感じさせます。

UMPCからUltrabookへ。GPD「P2 Max」は8.9インチでWQXGAなモバイルノート

CPUは、Core m3-8100Yです。
第8世代のAmberLake-Yの最下位に位置し、2コア4スレッドでTDP5W、前述の「GPD P2 Max」やCHUWI「MiniBook」、その他メジャーなUMPCで採用実績のあるCPUです。

コスパ抜群。CHUWI「MiniBook」はCore m3-8100Yモデルでも524ドルな8インチUMPC

性能的にはPassmarkスコアで見ると、Core i5-4200UとCore i5-5200Uの間くらいです。

CPUPassmarkスコア(マルチスレッド)
Core i5-8250U7652
Core i5-7200U4563
Core i5-5300U3840
Core m3-8100Y3593
Core i5-4200U3280
Core m-6Y303061
Celeron N41002270
Atom x7-Z87001890
Atom x5-Z83501274

「Thinkpad X240」くらいには動き、グラフィック面は新しくなっている、くらいのイメージになるでしょうか。

メモリ、ストレージは8GB RAM/256GB SSDまたは16GB RAM/512GB SSDです。
SSDはPCIe接続で、実機レビューではリード1400MB/s弱となっていました。ただこれは開発版での計測ということで、製品版では別のモデルになる可能性もあります。

また、「MAG1」には空きのM.2 SATAスロットがあります。これは「GPD Win2」などにもあって、評判の良かった仕様です(「MAG1」の場合はSATA接続となりますが)。
増設用のスロットはなく、一度分解することにはなりますが、microSD以外にもストレージ増強の手段があるというのは嬉しいですね。

外観

フロントです。
ベゼルがだいぶ細くなっていますが、実機より心持ち細く表現しているようにも見えます(特に下部)。

キーボードの配列はOne-Netbook「OneMix 3S」と同じで、「OneMix 3S」では光学マウスポインタなところ、「MAG1」では50×23mmのタッチパッドになっています。

個人的には右シフトキーがある点、変則的ながら6列にしてキーを減らさなかった点、小さくてもタッチパッドにした点は評価できます。
この3点がないと、ほんとつらいんです・・・

ちなみにカメラはありません。
変なところに詰め込まれるより、いっそのことなくしてしまってその分ベゼルを細く、筐体を薄く作るというのは、カメラを使わない人間からすれば英断だと思います。

右上には指紋リーダーが付いています。
指紋認証を多用する人にはありがたいですね。

インターフェースはUSB3.0とUSB Type-C(電源兼用)、microSD、microHDMIが各1ポートづつとなっています。
これまでの経験から言うと、Type-Cは電源をつないでいる状態が長いので、Type-AとType-Cは逆のほうが使い勝手は良かったと思います。
また、左側にもUSBがもう1ポートあると拡張性はかなり上がったんじゃないでしょうか。

電源はUSB Type-Cを使うことから想像がつきますが、USB PDに対応しています。対応電圧は5V / 9V / 12Vで、モバイルバッテリーからの充電も可能です。
これは地味に便利ですね。

まとめ

「MAG1」は最初、中国ECの「京東商城(JD.com)」で販売されていましたが、前述の通り geekbuying でも販売が開始されています。

価格は8GB RAM/256GBが70,251円、16GB RAM/512GBが88,539円となっています。
価格的には「GPD P2 MAX」とほぼ同等なので、あとはキーボード配置の好みとかで決めればいいんじゃないかと。

あと、geekbuyingを含む中国ECサイトでは11月11日にシングルデーという、年に一度の大セールを行います。
「MAG1」もセール対象となるようなので、購入するならその日を狙うといいでしょう。

関連リンク


GPD P2 MAX

Magic-Ben MAG1:geekbuying
Magic-Ben:メーカーサイト

コメント

  1. 匿名 より:

    geekbuyingで買っちゃ駄目。
    注文から一ヶ月とか平気で待たせるよ。

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