2025年9月4日、ゲーミングUMPCメーカーのONE-NETBOOKは、グローバルストアにおいてCore Ultra 200Vシリーズを搭載した10.95インチゲーミングUMPC「OneXPlayer X1 Air」の予約販売を開始しました。
発送は9月25日からとなります。
OneXPlayer X1 Air:OneXPlayer Store
スペック

| ■ OneXPlayer X1 Air | |
| CPU | Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 228V |
|---|---|
| メモリ | 32GB LPDDR5x-8533 |
| ストレージ | 512GB~2TB M.2 SSD |
| 画面 | 10.95インチ WQXGA/120Hz |
| インターフェース | Type-C(USB4)×2 USB USB 3.2 Gen1×2 HDMI microSDXC MiniSSDスロット オーディオジャック |
| wi-fi | Wi-fi 7/BT5.2 |
| バッテリー | 72.77WHr |
| 重さ | 1.36kg (14″) 1.7kg (16″) |
| サイズ | 252×163.5×13.5mm |
特徴
「OneXPlayer X1」は、Core Ultra 100Hシリーズ(Meteor Lake-H)を搭載したものが最初で、2024年1月にクラウドファンディングに登場。
その後、2024年8月にRyzen 7 8840U搭載で8.8インチの 「OneXPlayer X1 mini」、2025年1月にはRyzen AI 9 HX 370を搭載した「OneXPlayer X1 Pro」が発売され、「OneXPlayer X1 Air」は 「OneXPlayer X1」シリーズ4機種目ということになります。

CPU
「OneXPlayer X1 Air」のCPUは、Core Ultra 7 258VまたはCore Ultra 5 228V。
コードネームはLunar Lakeで、ハイパースレッディング廃止、オンダイメモリ、Xe2アーキテクチャのグラフィック、CoPilot+に対応したNPUなど、これまでのCPU似ない要素が盛り込まれています。

MSI「Claw 7/8 AI+ A2VM」に次ぐ、2機種目のLunar Lake搭載ゲーミングUMPCですね。

※GeekBenchと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています.
8コア8スレッドなので、CPU性能はやや控えめ。控えめとはいってもPassMarkで18000~19000もあれば、普段使いで困ることはないし、もっさり感もありません。
控えめなCPU性能とは変わって、グラフィック性能は強め。
断トツというほどの差はないものの、「OneXPlayer X1」シリーズで採用されたCPUの中では最も高スコアとなります。
メモリとストレージ
メモリは32GB LPDDR5x-8653。CPUオンダイなので換装不可.
Lunar LakeのメモリはCPUオンダイ、つまりメモリとCPUが一つのダイの上に載っています。
そのため、CPUとメモリの距離は最短、遅延も少なく高速メモリの恩恵を最大限に受けることができます。グラフィックが強い理由の一つですね。
ストレージは512GBから2TBのM.2 SSD。
7,000MB/sクラスのM.2 2280 SSDと書いていますが、画像は2230っぽいし、仕様表でも2230って書かれているんですよね…

また、Mini SSDにも対応。Mini SSD対応は「GPD Win5」に次いで2機種目の対応デバイスとなります。
Mini SSDは中国のストレージメーカーBiwinが提唱した規格で、15mm×17mm×1.4mmのカードをmicroSDのように差し込んで使います。microSDと同じく、電源を入れたまま抜き差しできる(ホットスワップ)のがポイント。
microSDが11×15×1mm、今は亡きminiSDが21.5×20×1.4mmなので、その中間くらいの大きさですね。
接続はPCIe 4.0 x2で、転送速度は最大3,700MB/s。
一般的なmicroSD(UHS-I)が最大104MB/s、なかなか普及の進まないUHS-IIが最大312MB/s、Nitendo Switch2で話題になったmicroSD ExpressがPCIe 3.0 x1接続で最大985MB/s(理論値)なので、文字通り桁違いの速度です。
Mini SSDの速度なら内部ストレージとも変わらない感覚で使えそうですし、今後は対応デバイスも増えそう。問題は、登場したばかりの規格でモノが売ってないという点くらいです。
その他
無線LANはWi-fi 7(802.11be)に対応。Bluetoothはv5.2。…5.2?条件に当てはまるのはBroadcom BCM4398くらいかなぁ…
有線LANはありません。
バッテリーは72.77Whr。ゲーミングUMPCとしては大容量です。
条件は不明ですが動画再生時で最大17時間、オフィス用途で最大12.5時間とのこと。
電源アダプタと充電は記載がありませんが、過去の「OneXPlayer X1」シリーズはいずれも100W PD充電だったので、同じく100W PD充電対応だと思われます。
外観

本体。
画面は10.95インチWQXGA(2560×1600)。
リフレッシュレートは120Hzで、色域は138% sRGB、輝度は最大540nits。屋外はちょっと厳しいかもしれませんが、屋内であれば十分な明るさです。
サイズは252×163.5×13.5mm。11インチタブレットと同程度のフットプリントで、厚みが2倍と考えればいいかと。

Surfaceスタイルのスタンドが組み込まれています。
「OneXPlayer X1」ではカバースタンドだったので、組み込みとなったのは素直に評価できます。

インターフェースはデュアルUSB4にType-Aが1ポート。Intel CPUなのにThunderbolt4じゃなく、USB4なのか…
スピーカーは左右下部にあります。そのまま持つと手のひらで隠れますが、コントローラーを装着した時にちょうど隠れない位置となります。
Mini SSDは上部にスロットがあります。
「OneXPlayer X1」ではOCuLinkがあった位置で、Mini SSDと引き換えにOCuLinkがなくなっています。
そこはmicroSDスロットを犠牲にして欲しかったなぁと思わなくもないですが、そもそもLunar LakeはPCIeレーンが8レーンしかなく、内蔵SSD(4レーン)とMini SSD(2レーン)でいっぱいいっぱい。OCuLink(4レーン)は入れたくても入りません。

そのコントローラーは左右分離型。
本体にセットしている間は本体から給電、別売りの1,200mAhのバッテリーを内蔵したコネクタを使えば、独立したコントローラーとして使うこともできます。

コントローラーの背面にはカスタムキーがあります(カスタムキーの上の突起は取り外しボタン)。

冷却はデュアルパイプ+デュアルファン。
8500RPMで風量は3.47CFM、フィンの放熱表面積は21,000mm2とされています。
ちなみに「OneXPlayer X1」は4300RPM/5.9CFMのシングルファンに、フィンの放熱表面積が15,400mm2。

大き目のシングルファンの方が騒音面では有利そうですが、小型ファンにすることでスペースを節約し、バッテリーを大きくできる(65.2WHr→72.77WHr)というメリットがあります。
まとめ
「OneXPlayer X1 Air」の価格は以下の通り。
・Core Ultra 5 228V/512GB:1,099ドル (約16.2万円)
・Core Ultra 7 258V/1TB:1,299ドル (約19.1万円)
・Core Ultra 7 258V/2TB:1,399ドル (約20.6万円)
・512GB Mini SSD:+59ドル (約8,600円)
・1TB Mini SSD:+89ドル (約1.3万円)
・OneXGPU2(Radeon 7800M):+990ドル
・コントローラーコネクタ:39ドル
おそらくは予約特典として磁石接続のキーボードを同梱。
キーボードはキーピッチ17.5mmで、ちょっと狭いけれど入力には不自由しない程度(ただし英語配列)のようです。
記事執筆時点ではグローバルストアのみの販売で、日本公式ストアでは未発売です。
最近ではそれほど遅れることはないので、9月中くらいには国内発表もあるんじゃないかと。
本気で買おうと思うと20万円コースになってしまいますが、ミニノートとWindowsタブレットとゲーミングUMPCを兼ねる3-in-1というのは大きな強みです。
現時点では入手ルートの限られるMini SSDは付けておきたいところ。
問題は、これに心惹かれる層はすでに「OneXPlayer X1」か「OneXPlayer X1 Pro」を買っているんじゃないかなぁというのが。
このクラスになるとOCuLinkがなくなったことも結構影響しそうですし、今の時期からだとThunderbolt5とかUSB4 v2とかの新規格搭載待ちとかも結構多そうですし…どうなるんだろうなぁ…
関連リンク
OneXPlayer X1 Air:OneXPlayer Store



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