2025年12月19日、ミニPCメーカーのBeelinkは公式ストアにてIntel N95/N150を搭載した2+4ベイNASの「ME Pro」をグローバル発売しました。
スペック

| ■ ME Pro | |
| CPU | Intel N95/N150 |
|---|---|
| メモリ | 12~16GB LPDDR5-4800 |
| ストレージ | 3.5/2.5インチ×2 M.2 2280×3 |
| インターフェース | USB Type-C(Gen2)×1 USB3.2 Gen2×1 USB2.0×2 HDMI 5GbE 有線LAN 2.5GbE 有線LAN |
| wi-fi | Wi-fi 6+BT5.4 |
| 電源 | 120Wアダプタ |
| サイズ | 166×121×112mm |
| 重さ | 2.1kg |
特徴
「ME Pro」は、2025年5月に発売された「ME mini」の上位モデルに当たります。

NAS COMPARESの本社訪問記事(2025年11月)が多分初出になります。



CPUは変わらずIntel N150(一部N95)ですが、ストレージ構成がM.2×6から3.5/2.5インチ×2+M.2×3に変更、ネットワークも2.5GbE×2から5GbE+2.5GbEにアップグレードされています。
CPU
「ME Pro」のCPUは、Intel N95またはN150。
Intel N150はIntel N100(Alder Lake-N世代)のリフレッシュ版で、動作周波数が3.4GHz→3.6GHz(グラフィックは750MHz→1GHz)に向上していますが、基本的な部分は同じです。
「ME Pro」の下位モデルに使われるIntel N95はIntel N100のグラフィックユニットが少ない版(24ユニット→16ユニット)で、TDPが15W(Intel N100/N150は6W)のCPUです。
※GeekBenchと3DMarkの集計値、および当ブログでのレビュー結果に基づいています
見ての通り、エントリークラスのCPUですが、2023年~2025年前半にかけてIntel N100/N150搭載ミニPCがヒットしたことからも分かるように、日常使用でもなんとか耐えられるくらいの性能は持っています。
NAS用としてであれば十分ですね。
メモリとストレージ
メモリは12GBまたは16GBのLPDDR5-4800。オンボードのため、増設・換装はできません。
ストレージは3.5/2.5インチが2ベイ、M.2 SSDは3スロット。
M.2 SSDはスロット1(システム兼用)がGen3 x2接続、スロット2とスロット3はGen3 x1接続です。なので、スロット2/3は800~900MB/sくらいが上限となります。
「ME mini」ではシステム用に64GB eMMCを搭載していましたが、「ME Pro」ではやめたようです。
その他
無線LANはWi-fi6+BT5.4。使用チップは不明。
…NASなのに普通に無線LANを搭載してくるんだ…?
有線LANは5GbE+2.5GbE。
5GbEがRealtek RTL8126、2.5GbEがintel i226-Vです。
OSはWindows 11 Home。
サポートするOSはWindows以外にLinux、NAS OSとしてFNOS、UNRAID、TrueNAS、仮想マシンとしてProxmox、ESXiを挙げています。
電源アダプタは120W。
かなり余裕があるというか、ミニPCで多いコンパクトな120Wアダプタが付属しそう。
何でか65Wや90Wの方が大きいんですよね、電源アダプタ。
そういえば「ME mini」は内蔵電源だったけど、「ME Pro」は内蔵じゃないのか。
外観

本体。
HDDベイを背面とすることで、全面はシンプルなデザインとしています。

インターフェース。
なんというか、雰囲気的には5GbEなのがちょっと珍しい、普通のミニPCですね…

内部。
HDDベイはホットスワップ非対応とすることで簡素化。
また、マザーボードも取り外せる構造となっています。

マザーボードはIntel版に加えて、AMD版、arm版も登場予定。
おそらくですが、この入れ替え可能構造のため、電源をアダプタにしたのでしょう。

冷却構造がちょっと面白くて、CPUファン一つで全体の冷却を賄えるようになっています。
通常は背面に大型ファンを置くところを、この構造とすることでコンパクト化を果たしています。
大きさはHDD3つ分って書くと、某キティーっぽい。

この構造でも冷えるように、HDDベイにはサーマルパッドが貼られています。

M.2 SSDは底面から装着。

底面の蓋をした状態。
蓋にはドライバーが組み込まれています。ドライバー付きは初めて見た…
まとめ
「ME Pro」の価格は369ドル(N95+12GB+128GB)から559ドル(N150+16GB+1TB)まで。
記事執筆時点では国内未発売ですが、「ME mini」ではレートが170~175円/ドルなので、国内で販売されるときは6.3万円~くらいになると思われます。
「ME mini」に比べて普通のNASっぽくなってしまった「ME Pro」ですが、166×121×112mmというコンパクトさ、左右・前面にスペースを必要としないこと、5GbE+2.5GbEなど、使い勝手は良さそうです。
ホットスワップ非対応な点も、家庭向けと考えればマイナスとも言えない程度です。
あとは、標準OSがWindowな点を、NASとして評価してもらえるかでしょう。かつてレビューしたSkybarium「R3」のように、3.5インチが入るミニPC扱いされるんじゃないかなぁ…

関連リンク
Beelink ME Pro 2-Bay Hybrid NAS Mini PC Intel® N95/N150:Beelink


コメント