2019年3月13日、ASUS JAPAN株式会社はMILスペックかつ狭額縁な15.6インチのゲーミングノート「ASUS TUF Gaming FX505GD」を発表しました。
CPU、メモリ、ストレージの違いで「FX505GD-I7G1050」と「FX505GD-I5G1050」の2モデルを用意しており、2019年3月15日以降に順次販売が開始されます。
※販売開始されました。
ASUS TUF Gaming FX505GD (FX505GD-I7G1050) – ASUS公式
ASUS TUF Gaming FX505GD (FX505GD-I5G1050) – ASUS公式
FX505GD-I7G1050 – ビックカメラ
FX505GD-I5G1050 – ビックカメラ
FX505GD-I7G1050 – TSUKUMO
FX505GD-I5G1050 – TSUKUMO
「FX505GD」は”GOLD STEEL”、”RED MATTER”、”RED FUSION”の3つのカラーバリエーションがありますが、 国内販売されるのは”GOLD STEEL”となるようです。
以下では画像の都合上、”GOLD STEEL”以外のカラーの画像も登場します。
スペック
比較のため、前世代となる「FX504GD」のスペックを併記します。
メーカー | ASUS | ASUS |
名称 | FX505GD | FX504GD |
発売日 | ||
定価 | 154,500円(i7) 119,500円(i5) | 139,800円(i7) 119,800円(i5) |
実売価格 | ||
価格条件 | ||
CPU | Core i7-8750H Core i5-8300H | |
チップセット | HM370 | |
メモリ | 8GB/16GB | 8GB |
メモリ規格 | DDR4-2666 | |
メモリ増設 | 最大32GB | |
2.5inch | 1TB HDD | |
M.2 | 128GB(PCIe)(i7) 16GB(optane)(i5) | 128GB(PCIe) |
画面 | 15.6インチ | |
解像度 | 1920*1080 | |
ベゼル幅 | 6.5mm | 太 |
表面 | ||
タッチ対応 | × | |
グラフィック | GeForce GTX 1050(4GB) | GeForce GTX 1050(4GB)(i7) GeForce GTX 1050(2GB)(i5) |
光学ドライブ | – | |
USB2.0 | 1 | |
USB3.0 | 2(Gen1) | |
USB3 Type-C | – | |
USB PD | × | |
HDMI | 2.0 | 1.4 |
LANポート | 1GbE | |
wi-fi | 802.11ac wave2 | |
Bluetooth | 5.0 | 4.1 |
office | × | |
カードリーダー | × | |
Webカメラ | 92万画素 | |
赤外線カメラ | × | |
NFC | × | |
指紋センサー | × | |
Windows Hello | × | |
オーディオジャック | ○ | |
マイク | ○ | |
スピーカー | 2W + 2W | 1.5W+1.5W(i7) 2W+2W(i5) |
スピーカー位置 | ||
サウンド | DTS Headphone:X | |
キーピッチ | ||
キーストローク | 1.8mm | |
キーボードバックライト | RGB | |
バッテリー | 48WHr | |
稼働時間 | 7.0Hr(i7) | 4.3Hr(i7) 5.9Hr(i5) |
ACアダプタ | 120W 180W | 120W |
充電時間 | 2.1Hr | 2.2Hr |
急速充電 | ||
幅 | 360.4mm | 384mm |
奥行き | 262mm | 262mm |
高さ | 26.8mm | 25mm |
重量 | 2.2kg | 2.3kg |
開口角度 | ||
カラー | ||
その他特徴 | MIL-STD-810G TFT液晶 |
特徴
冒頭にも記載したとおり、「FX505GD」はMILスペックかつ狭額縁という、矛盾したような特徴を持っています。
MIL-STD-810は、米国防衛装備品のための温度、湿度、高度、振動、衝撃、耐水などの過酷な環境条件に即した試験規格です。
すべての項目に対しての試験を実施する必要は無く、使用される製品に要求される環境仕様によって、試験項目/試験内容を選択できます。
最初のリビジョンは1964年6月に発行され、B、C、とリビジョンを重ね、現在は2008年10月に発行されたMIL-STD-810Gとなっています。
MIL-STD-810Gでは冷凍/融解や船舶振動などが追加されました。
そんなMILスペックですが、「FX505GD」取得した項目は振動、衝撃(落下)、高温、多湿、低圧、耐日射となります。
さらに本来の試験内容より2倍の衝撃を与えたり、36倍の時間、振動を与えたりとより過酷な条件でのテストを行っています。
こうしたMILスペックを取得するノートPCは比較的ごつい見た目をすることが多く、同じくMIL-STD-810Gを取得し、かつ薄型軽量なdynabookでもベゼルはかなり太めになっています。
それに対し「FX505GD」はベゼル幅がわずか6.5mmと、いまどきの狭額縁ノートと同じ水準になっています。
他に変わった特徴として、「FX505GD」はホコリを排出するダストホールを備えています。
ゲーミングノートらしくキーボードにもこだわっており、2000万回の押下試験を行い、0.25mmのキーキャップカーブ、通常の2/3程度の浅いストロークでも認識するオーバーストローク技術などを備えています。
キーボードレイアウトもちょっと変わっていて、矢印キーが1段下になっています。
スペースキーもちょっと縦に広がっています。
基本スペック自体はエントリークラスのゲーミングノートです。
GPUは共通で、GeForce GTX 1050(4GB)です。「FX504GD」のときは同じGeForce GTX 1050でもCore i5モデルはメモリ2GBだったのですが、
「FX505GD」はCore i5、Core i7ともにメモリ4GBとなりました。
スペックの違う点は、「FX505GD-I7G1050」はCore i7-8750H、16GBメモリ、256GB M.2 SSD(PCIe3.0 x2接続)+1TB HDD、
「FX505GD-I5G1050」はCore i5-8300H、8GBメモリ、16GB Optaneメモリ+1TB HDDとなっています。
インターフェースは片側に集中していて、1GbEやHDMI2.0、USB×3などがあります。
エントリーモデルだからかUSB Type-Cはなく、ゲーミングノートに多いmini DisplayPortもありません。
ちなみに反対側は排気口となっています。
無線LANは802.11ac wave2対応で、対応ルーター(現状はNETGEAR R7800のみ)と合わせると最大1.73Gbpsでの接続が可能です。
バッテリーでの稼働時間は約7時間で、「FX504GD」の4.3時間(Core i7)/5.9時間(Core i5)からかなり伸びました。
ディスプレイは海外では144Hz IPSディスプレイとなっているのですが、国内モデルはTFT液晶となっています。
ちなみに、冒頭で書いたカラーバリエーションの”RED FUSION”は下のようなちょっとかっこいいデザインになっていますが、日本に来るかは不明です。
まとめ
エントリークラスながら狭額縁でMILスペックな「FX505GD」は、前述の通り3月15日からの販売となり、現在は各ショップで予約を受け付けている状況です。
メーカー希望小売価格は「FX505GD-I7G1050」が154,500円(税別)、「FX505GD-I5G1050」が119,500円(税別)となっており、各ショップでの価格もこれに準じたものとなっていました。
また、スペック自体はそう変わらないものの、MILスペックではなくベゼルも太い、前世代の「FX504GD」は84,800円(税別、Core i5モデル)で販売され、最安値クラスとなっています。
少しGPUの性能が高いGeForce GTX 1050 Tiを搭載する「FX504GE」も94,800円(税別)となっており、こちらもお得感が高くなっています。
販売ページ:
【OUTLET】ASUS TUF Gaming FX504GD(FX504GD-I5H1OP)
【OUTLET】ASUS TUF Gaming FX504GE(FX504GE-I5H1)
関連リンク
ASUS TUF Gaming FX505GD (FX505GD-I7G1050)
ASUS TUF Gaming FX505 ※英語
ニュースリリース
ASUS TUF Gaming FX505GD (FX505GD-I7G1050) – ASUS公式
ASUS TUF Gaming FX505GD (FX505GD-I5G1050) – ASUS公式
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