2019年7月2日、Lenovoは15.6型モバイルワークステーション「ThinkPad P1(Gen 2)」を発売いたしました。
スペック
| メーカー | Lenovo |
| 名称 | ThinkPad P1(Gen2) |
| 発売日 | 2019/07 |
| 定価 | 343,440円〜 |
| 実売価格 | |
| 価格条件 | |
| CPU | Core i7-9850H Core i7-9750H |
| グラフィック | NVIDIA Quadro T2000 (4GB GDDR5) NVIDIA Quadro T1000 (4GB GDDR5) |
| チップセット | |
| メモリ | 8 / 16GB |
| メモリ規格 | DDR4-2666 |
| メモリ増設 | 最大64GB |
| 2.5inch | × |
| M.2 | 256 / 512GB(NVMe) |
| 画面 | 15.6インチ |
| 解像度 | 1920×1080(300/500nit) 3840×2160(500nit) |
| ベゼル幅 | 狭 |
| 表面 | ノングレア |
| タッチ対応 | × |
| 光学ドライブ | × |
| USB2.0 | |
| USB3.0 | 2(Gen1) |
| USB3 Type-C | 2(TB3) |
| USB PD | |
| HDMI | ○ |
| DisplayPort | |
| LANポート | 1GbE |
| wi-fi | 802.11 ax(2×2) Intel AX200 |
| Bluetooth | 5.1 |
| office | △ |
| カードリーダー | 4in1 スマートカード(オプション) |
| Webカメラ | 720p |
| 赤外線カメラ | △ |
| NFC | |
| 指紋センサー | ○ |
| Windows Hello | ○ |
| オーディオジャック | ○ |
| マイク | |
| スピーカー | |
| スピーカー位置 | |
| サウンド | |
| キーピッチ | |
| キーストローク | |
| キーボードバックライト | ○ |
| バッテリー | 80WHr |
| 稼働時間 | 16.6Hr |
| ACアダプタ | 135W |
| 充電時間 | |
| 急速充電 | |
| 幅 | 361.8mm |
| 奥行き | 245.7mm |
| 高さ | 18.4mm |
| 重量 | 1.7kg |
| 開口角度 | 180° |
| カラー | ブラック |
| その他特徴 | M.2 x 2(RAID可能) |
特徴
「ThinkPad P1(Gen2)」は、重量と性能のバランスがいいなぁと思える、モバイルワークステーションです。
CPUにはIntel第9世代の”Core i7-9850H”もしくは”Core i7-9750H”を搭載します。
ラインナップ的には第9世代のミドルクラスにあたります。
参考:Core i-9000Hシリーズ(Coffee Lake Refresh-H)
Core i9-9980HK 8コア/16スレッド 2.40GHz/TB 5.00GHz L3=16MB TDP45W
Core i9-9880H 8コア/16スレッド 2.30GHz/TB 4.80GHz L3=16MB TDP45W
Core i7-9850H 6コア/12スレッド 2.60GHz/TB 4.60GHz L3=12MB TDP45W
Core i7-9750H 6コア/12スレッド 2.60GHz/TB 4.50GHz L3=12MB TDP45W
Core i5-9400H 4コア/8スレッド 2.50GHz/TB 4.30GHz L3=8MB TDP45W
Core i5-9300H 4コア/8スレッド 2.40GHz/TB 4.10GHz L3=8MB TDP45W
GPUは”NVIDIA Quadro T2000 (4GB GDDR5)”もしくは”NVIDIA Quadro T1000 (4GB GDDR5)”です。
こちらもミドルクラスであり、性能的にはモバイル向けの”GeForce GTX1660″”GeForce GTX1650″に近いものとなります。
| T1000 | T2000 | GTX 1650 Mobile | GTX 1660 Mobile | |
| GPU | TU117 | TU116B | ||
| アーキテクチャ | Turing | |||
| メモリー | 4GB GDDR5 | 6GB GDDR5 | ||
| メモリー動作周波数 | 2000MHz | |||
| メモリーインターフェース | 128bit | 192bit | ||
| メモリー帯域幅 | 128 GB/s | 192 GB/s | ||
| CUDAコア数 | 768 | 1024 | 896 | 1280 |
| 動作周波数 | 1395MHz | 1575MHz | 1395MHz | 1455MHz |
| 最大周波数 | 1455MHz | 1785MHz | 1560MHz | 1590MHz |
| 単精度小数点演算 | 2.235 TFLOPS | 3.656 TFLOPS | 2.796 TFLOPS | 4.070 TFLOPS |
| 倍精度小数点演算 | 69.84 GFLOPS | 114.2 GFLOPS | 87.36 GFLOPS | 127.2 GFLOPS |
| ピクセルレート | 46.56 GPixel/s | 57.12 GPixel/s | 49.92 GPixel/s | 76.32 GPixel/s |
| テクスチャレート | 69.84 Gtexel/s | 114.2 Gtexel/s | 87.36 Gtexel/s | 127.2 Gtexel/s |
| 消費電力 | 50W | 60W | 50W | 不明 |
性能的には近いですが、GeForceは3Dゲーム(DirectX)に最適化され、QuadroはCAD(OpenGL)に最適化されているという違いがあります。
| T1000 | T2000 | P3000 | P1000 | |
| GPU | TU117 | GP104 | GP107 | |
| アーキテクチャ | Turing | Pascal | ||
| メモリー | 4GB GDDR5 | 6GB GDDR5 | 4GB GDDR5 | |
| メモリー動作周波数 | 2000MHz | 1753 MHz | 1502 MHz | |
| メモリーインターフェース | 128bit | 192 bit | 128 bit | |
| メモリー帯域幅 | 128 GB/s | 168.3 GB/s | 96.13 GB/s | |
| CUDAコア数 | 768 | 1024 | 1280 | 512 |
| 動作周波数 | 1395MHz | 1575MHz | 1088 MHz | 1303 MHz |
| 最大周波数 | 1455MHz | 1785MHz | 1215 MHz | 1493 MHz |
| 単精度小数点演算 | 2.235 TFLOPS | 3.656 TFLOPS | 3.11 TFLOPS | 1.529 TFLOPS |
| 倍精度小数点演算 | 69.84 GFLOPS | 114.2 GFLOPS | 97.2 GFLOPS | 47.78 GFLOPS |
| ピクセルレート | 46.56 GPixel/s | 57.12 GPixel/s | 58.32 GPixel/s | 23.89 GPixel/s |
| テクスチャレート | 69.84 Gtexel/s | 114.2 Gtexel/s | 97.2 Gtexel/s | 47.78 Gtexel/s |
| 消費電力 | 50W | 60W | 75W | 40W |
同じQuadroと比較すると、”Quadro T2000″は”Quadro P3000″の15%増し、”Quadro T1000″は”Quadro P1000″の1.5倍弱と言った性能となります。
“Quadro T2000″は”Quadro P3000″に比べてメモリー周りはかなり劣っているのに、周波数の高さで補っている感じですね。
大雑把に言ってしまうと、ハイエンドスペックの中でのミドルクラス、ということですね(分かりづらい)。
ちなみに、同世代の上位には”Quadro RTX 3000/4000/5000″があります。

ディスプレイは15.6インチですが、4K(3840×2160)を選択可能です。
4Kの場合、画素密度は282dpiに達します。これは7.8インチフルHDと同じなので、だいたい8インチタブレットを見ているくらいの密度ということになります。
ノートPCの距離だと倍率100%では文字なんかは見えないかもですね。

なお、4Kディスプレイを選択する場合、天板は「カーボン柄」となります。

- 電源コネクター
- USB3.1 Type-C(Thunderbolt™ 3対応)
- HDMI
- イーサネット拡張コネクター
- マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
- スマートカードリーダー(カスタマイズによる選択)
- 4 in 1メディアカードリーダー
- USB3.1 Gen 1
- USB3.1 Gen 1(Powered USB)
- セキュリティケーブルスロット
インターフェースです。まず、Thunderbolt3が2ポートあるのが目を引きますね。
「ThinkPad P1(Gen2)」の用途を考えると、高速な外部ストレージを接続してレンダリングとかもありうるので、高速なインターフェースは作業の助けになるでしょう。
ゲーミングノートではThunderbolt3どころか、USB3.1 Gen2すら稀で、USB2.0が残っていたりすることを考えると、破格の差です。
LANポートはRJ45ではなくミニポートとなっているので、変換アダプタが必要です。

WEBカメラ部には”ThinkShutter”がデフォルトで付いています。
単なる物理的な蓋なのですが、登場当初は「おおっ」となったものでした。今ではThinkPad標準装備くらいになってしまいましたが。

キーボードはテンキー無しとなっています。
ここは評価が別れるところですが、15.6インチサイズでテンキー無しはあまりなく、これだけで購入候補に入れる人も居るくらいなので、ありなんだと思います。

ディスプレイは180度開きます。
ワークステーションに180度開く必要がある場面の想像がつきませんが、開かないより開いたほうがいいことは確かです。

頑張っているなぁと思うのが、バッテリーです。
ゲーミングノートは薄くても20mmを切るモデルは少なく、20mm前後の薄型のモデルはせいぜい50WHr程度、稼働時間も長くて7時間くらいです。
それに対して「ThinkPad P1(Gen2)」は18.4mmの厚さに80WHrのバッテリー、稼働時間は最長16.6時間となんだか別次元となっています。
「ThinkPad P1(Gen2)」は詳細は書かれていませんが、MIL-SPEC(米国国防省調達基準)の12のテストをクリアしています。
落下テストや気温・気圧の変化などと書かれているので、他社のノートでもよくあるMIL-STD-810Gかと思われます。
あと、地味にWi-fiが802.11ax(Wi-fi 6)なのも見逃せません。
別に802.11ac(Wi-fi 5)までの対応でもWi-fiカードを入れ替えればいいだけの話なのですが、デフォルトで802.11axというのは高評価です。
まとめ
「ThinkPad P1(Gen2)」は現在スペック別で3モデルが用意されています。
| スタンダード | 医療系 デジタルイメージング エントリー |
製造・建築3次元CAD & 解析/CAE向け パフォーマンス |
|
| 価格 | 343,440円 | 383,400円 | 481,680円 |
| Windows | Pro | Home | |
| CPU | Core i7-9750H | Core i7-9850H | |
| GPU | T1000 | T2000 | |
| メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 256GB | 512GB | 512GB |
| ディスプレイ | 1920×1080(300nit) | 1920×1080(500nit) | 4K(500nit) |
値段的には決してお手頃とは言えませんが、15.6インチながら1.7kgという軽量さ、4Kディスプレイ、大容量バッテリー、2ポートのTB3と、仕事を”モバイル”するには最適じゃないでしょうか。



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