カスタマイズし放題。Lenovo「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」は初のZen3搭載ThinkPad

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2021年7月6日、LenovoはZen3版Ryzen 5000Uシリーズを搭載した14インチのThinkPad「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」を発売いたしました。

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スペック

■ThinkPad T14 Gen2(AMD)
CPURyzen 7 PRO 5850U
Ryze™ 5 PRO 5650U
Ryzen 3 PRO 5450U
Ryzen 5 5600U
メモリ8~48GB DDR4-3200
ストレージ128GB~2TB NVMe SSD
画面14.0インチ IPS FHD
インターフェースUSB Type-C(Gen2)×2
USB 3.0×2
HDMI
1GbE 有線LAN
microSDXC
オーディオジャック
wi-fi802.11ax+BT5.0
サイズ329×227×17.9mm
重さ1.47kg

メーカーLenovo
名称ThinkPad T14 Gen2(AMD)
発売日2021/07
定価177,100円~
実売価格106,260円~
価格条件税込・送料込
CPURyzen 7 PRO 5850U
Ryzen 5 PRO 5650U
Ryzen 3 PRO 5450U
Ryzen 5 5600U
グラフィックRadeon Vega 8
Radeon Vega 7
Radeon Vega 6
メモリ8~148GB
メモリ規格DDR4-3200
メモリ増設最大48GB
2.5inch×
M.2128GB〜1TB
画面14.0インチ IPS
解像度3840×2160
1920×1080
ベゼル幅やや狭
表面グレア
ノングレア
タッチ対応
光学ドライブ
USB2.0
USB3.02(Gen1)
USB-C2(Gen2)
USB PD
HDMI
LANポート1GbE
wi-fi802.11ax
Bluetooth5
office
カードリーダーmicroSDXC
Webカメラ720p
ThinkShutter
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイクデジタルアレイ
スピーカー
スピーカー位置キーボード上部
サウンド
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト
バッテリー3セル 50WHr
稼働時間13.5~16.9Hr
ACアダプタ65W Type-C
充電時間2.29Hr
急速充電
329mm
奥行き227mm
高さ17.9mm
重量1.47kg
開口角度180°
カラーブラック
その他特徴ディスプレイカスタマイズ可能

特徴

「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」はミドルレンジクラスのThinkPadで、前述したように初のZen3搭載ThinkPadでもあります。

ThinkPadなのでカスタマイズ要素が強く、メモリやストレージは言うに及ばず、ディスプレイまでも変更できます。
また、「ThinkPad E」シリーズと同様、価格.com限定モデルも存在しています。

CPU

繰り返しになりますが、「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」はCPU(APU)にZen3版Ryzen 5000Uシリーズを搭載しています。
それも、「ThinkBook」や「Yoga」にはなかったRyzen PROシリーズもラインナップに入っています。

Ryzen PROシリーズとは
簡単に言ってしまうと、基本スペックは無印版と変わらず、法人向けにセキュリティ機能や管理機能を追加したモデルのことです。
セキュリティ機能には制御フロー攻撃などに対する保護機能の「AMD Shadow Stack」、メモリーデータをリアルタイム暗号化することでデータを保護する「AMD Memory Guard」、ブート保護の「Secure Boot」などがあります。

参考 AMD PROのセキュリティー

記事執筆時点で選択できるのはRyzen 7 PRO 5850U、Ryzen 5 PRO 5650U、Ryzen 3 PRO 5450Uに加えて、Ryzen 5 5600Uの4種類となっています。

メモリとストレージ

メモリはDDR4-3200のオンボード+1スロット構成で、オンボードは8GBまたは16GB、スロットは最大32GBまで搭載できるので、メモリの最大容量は48GBとなります。

ストレージは128GB~1TBまでのM.2 SSD。128GBはモデルによっては選択できません。デュアルストレージもないようです。

その他

前述したように「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」はディスプレイをカスタマイズすることができます
選択できるディスプレイは以下のようになっています。

14.0型 UHD IPS液晶、500nit、90% DCI-P3
14.0型 FHD IPS液晶、500nit、72%NTSC、非光沢マルチタッチ、Privacy Guard
14.0型 FHD IPS液晶、400nit、72%NTSC
14.0型 FHD IPS液晶、300nit、マルチタッチ
14.0型 FHD IPS液晶、300nit
※UHD(4K)は追加メモリ選択時のみ登場

Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応、カスタマイズで4G/LTE(Quectel EM120R-GL 4G LTE CAT12)を追加することができます

バッテリーは3セル50Wh。稼働時間はCPUによって13.5時間から16.9時間です。
急速充電に関する記載はありませんが、65Wアダプタ使用時の充電時間は2.29時間となっています。

そのほか、オプションでWindows Helloに使うIRカメラ、指紋リーダー、NFC、スマートカードリーダーなどを追加することができます。

筐体

正面から見る分にはいたって普通のThinkPadです。
ベゼルは極端に細くはなく、上下も太め。変わらないデザインなので買い替えても戸惑うことはなさそうです。

■左
1.スマートカードリーダー(オプション)
2.USB 3.2 Gen1
3.イーサネットコネクター
4.セキュリティキーホール

■背面
12.SIM カードスロット

■右
5.USB 3.2 Gen2 Type-C
6.USB 3.2 Gen2 Type-C
7.イーサネット拡張コネクター2
8.USB 3.2 Gen1
9.HDMI
10.オーディオジャック
11.microSDカードリーダー

インターフェースはType-C端子が2ポート。IntelモデルではThundebolt4×2ですが、AMDモデルは最大10GbpsのUSB3.2 Gen2となります。また、Type-Cは映像出力にも対応しています。
「ThinkPad T」シリーズはドッキングポートに対応しており、Type-C+イーサネットコネクタを使ってドッキングポートに接続することができます。

右サイドはUSBと有線LAN、そして排気口。
サイドの排気口って地味にマウスを持つ手が熱くなるんですよね…

キーボードは変わらずThinkPadスタイル。
なんだかんだで使いやすいキーボードです。

まとめ

「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」の価格は記事執筆時点で106,260円から。ストレージを128GBにしてアダプターを45Wにすることで99,000円と10万円を切ります

とはいえディスプレイも一番安いものだし、オプションも何もついていない状態なので、ある程度はカスタマイズした方がいいでしょう。特にオンボードメモリは16GBにしておいた方が無難です。
持ち歩きも想定しているのであれば、明るいパネルにするのもいいですし、デザイン系なら色域の広い4Kパネルを選択するのもありですね。

なお、価格.com限定モデルもあるものの極端に安くなるということはなく、メモリ16GB時に4,000円ほど安くなる程度です。

Zen3版Ryzenは結構強力なCPU(APU)ですし、GPU Boxでのグラフィック性能のブーストはできなくとも、使える場面は結構多いと思います。
1スロットとはいえメモリスロットもありますし、あとから大容量メモリを足してパワフルに使うのもいいでしょう。

値段と使い勝手と堅実さが釣り合った一台と言えますね。

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コメント

  1. 匿名 より:

    メモリスロット一個路線ですか…

    キーボードの↑↓キーの大きさ確保してるので気に入ってるのですが…

    他メーカーの↑↓キー詰め込みがどうにもイライラしてダメなんですよね。
    アレやられるくらいなら↑↓←→で横一列に並べてくれた方が良いです。

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