2019年9月5日、SBCメーカーのFriendlyElecが40mm角でギガビットイーサを搭載した小型SBC(シングルボードコンピューター)「ZeroPi」を発売しました。
スペック
| model | ZeroPi |
| メーカー | FriendlyElec |
| 発売日 | 2019/09 |
| 価格 | 12.99ドル |
| 価格(日本円) | |
| CPU | Allwinner H3 (4コア) (1.2GHz A7 x4) |
| GPU | × |
| NPU | × |
| メモリー | 512MB DDR3 |
| サポートOS | Ubuntu Core OpenWrt Armbian |
| 有線LAN | 1GbE x 1 |
| Wi-fi | × |
| Bluetooth | × |
| チップ | RTL8211E |
| ストレージ | microSD(〜128GB) |
| USB | 2.0 x 1 |
| GPIO | × |
| 映像 | × |
| カメラ | × |
| オーディオジャック | × |
| その他インターフェース | serial(4pin) |
| 消費電力 | |
| 電源 | microUSB DC 5V/2A |
| 幅 | 40mm |
| 奥行き | 40mm |
| 高さ | |
| その他 | 重さ:14.86g |
特徴
「ZeroPi」の特徴はギガビットイーサを搭載している点です。
40mm角前後のSBCは、FriendlyElec「NanoPi NEO」シリーズをはじめ、「Orange Pi Zero」「Rock Pi S」などがありますが、基本的に100MbEまでとなっています。
1GbEを搭載しているのは「NanoPi NEO Core2」くらいで、それもピンホールでの実装です。
RJ45端子としてギガビットイーサが提供された40mm角サイズのSBCは、多分初めてだと思います。
ただし、代償というか、ギガビットイーサを追加した代わりに削減されたものもあります。

上のインターフェースを見れば一目瞭然ですが、SBCにつきもののGPIOピンがありません。というか、USB2.0が1ポート、シリアルポート(4pin)が1ポート付いているくらいで、何かを接続してどうこうということが難しいです。
・・・GPIOピンのないSBCとか、結構使い方が限られそうな気がしますが・・・
幸い、メモリは512MBあるので、256MBに比べれば自由が効きます。
ぱっと思いつくのはGbEを活かして、VPNの踏み台にするとか、監視サーバーの構築、USBカメラを接続して簡易的な監視カメラの構築などでしょうか。
GPIOがないと、ネットワーク経由で云々くらいしかできないので、結構悩みますね。
ただ、このGPIOがないという弱点も、裸で運用する場合は、という条件が付きます。
「ZeroPi」はボード単体での販売もされていますが、ヒートシンクとメタルケースが付属するオプションが用意されています。

性能そのものが低い(=低発熱)ので、ヒートシンクも一応凹凸はあるものの、薄型です。

メタルケースにはヒートシンクごと収めることができます。
ケースと密着しているので、ケース自体が放熱板の役割を果たします。

蓋をしたあとの前後はこんな感じです。
見ての通り、GPIOからケーブルを伸ばすような隙間はありません。
ケースに入れて運用することが前提で設計されたのであれば、GPIOがないことも一応納得は行きます。

メタルケースのサイズは55×46×30mmで、スマホ購入時についてくる充電器を一回り大きくしたくらいです。
PoE対応とは書いていないので、運用するときはUSB充電器の先にUSB充電器がくっついているような見た目になりそうです。
・・・いっそ、コンセントに直挿しできるオプションがあっても良さそうな・・・
まとめ
ギガビットイーサという一点特化な「ZeroPi」の価格は12.99ドル(約1400円)です。
メタルケースはうんと安く、3ドルです(ヒートシンク単体は0.99ドル)。
オプションで用意されているUSB電源アダプタ(5V/3A)が8.97ドルなので、こっちが割高ですね。
同じFriendlyElec製で同じSoC(Allwinner H3)を搭載する40mm角のSBCに「NanoPi Neo v1.4」がありますが、こちらはGPIOを搭載する代わりに100MbEです。
メタルケースに入れるとGPIOが使えない点は同じなので、ケースに入れて運用する分にはGbEな「ZeroPi」の方がいいということになります。
新しい物が出たぞ! というよりは、運用スタイルに合わせた選択肢が増えた、といったところですね。


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