大画面! Lenovo「IdeaPad Slim 360 (17)」はRyzen 5000にIPS液晶で6.1万円から

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2021年3月16日、LenovoはRyzen 5000シリーズを搭載した17インチノート「IdeaPad Slim 360 (17)」を発表、3月19日より販売を開始いたしました。

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スペック

■IdeaPad Slim 360 (17)
CPURyzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
メモリ8GB DDR4-3200(内4GBオンボード)
ストレージ256~512GB NVMe SSD
画面17.3インチ IPS FHD
インターフェースUSB Type-C(3.0)×1
USB 3.0×1
USB 2.0×1
HDMI
SDXC
オーディオジャック
wi-fi802.11ac+BT4.2
サイズ399×274×19.9mm
重さ2.2kg
詳細スペックを見る
メーカーLenovo
名称IdeaPad Slim 360(17)
発売日2021/03
定価111,100円~
実売価格61,105円~
価格条件税込・送料込
CPURyzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
グラフィックRadeon Vega 8
Radeon Vega 7
メモリ8GB
メモリ規格DDR4-3200
メモリ増設最大20GB
2.5inch×
M.2256〜512GB(PCIe)
画面17.3インチ IPS
解像度1920×1080
ベゼル幅
表面ノングレア
タッチ対応
光学ドライブ
USB2.01
USB3.01(Gen1)
USB3 Type-C1(Gen1)
USB PD
HDMI
LANポート
wi-fi802.11ac
Bluetooth5
office
カードリーダーSDXC
Webカメラ100万画素
ThinkShutter
赤外線カメラ×
NFC×
指紋センサー×
Windows Hello×
オーディオジャック
マイクデュアル
スピーカーステレオ
スピーカー位置底面左右
サウンド
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト×
バッテリー2セル
稼働時間8.0Hr
ACアダプタ65W
充電時間3.5Hr
急速充電なし
399mm
奥行き274mm
高さ19.9mm
重量2.2kg
開口角度
カラーアークティックグレー
その他特徴

特徴

「IdeaPad Slim 360 (17)」は「IdeaPad Slim 350 (17)」の後継機種で、数少ない17.3インチノートとなります。
「IdeaPad Slim 350 (17)」は在庫切れ≒販売終了なので、今後は「IdeaPad Slim 360 (17)」に移行すると思われます。

Lenovoの17.3インチノートは他にゲーミング向けの「Legion Y540」「Legion 550i」やワークステーションの「ThinkPad P17」がありますが、一般向けはこの機種だけとなりますね。
まぁ、17.3インチはそれほど需要が高くないので、一応ラインナップしている程度の扱いになるのは仕方ないのですが。

CPUはCES 2021で発表されたRyzen 5000シリーズから、Zen2アーキテクチャなRyzen 7 5700UまたはRyzen 5 5500Uとなります。

電力効率アップ! モバイル向けRyzen 5000シリーズまとめ

Zen3アーキテクチャではありませんが、SMT(Intelでのハイパースレッディング)に対応し、8コア16スレッド/6コア12スレッドとなりました。

CPUPassMark
Ryzen 7 5800U(8C/16T)191662906
Ryzen 7 5700U(8C/16T)166992433
Ryzen 7 4700U(8C/8T)139802594
Ryzen 5 5500U(6C/12T)134782534
Core i7-1165G7(4C/8T)116123090
Ryzen 5 4500U(6C/6T)112382475
Core i7-1065G7(4C/8T)89922504
Core i7-8559U(4C/8T)88462556
Core i5-1035G4(4C/8T)82412360
Core i5-1035G1(4C/8T)79642390
Ryzen 3 4300U(4C/4T)78912370
Ryzen 7 3700U(4C/8T)74252062
Ryzen 5 3500U(4C/8T)71411991
Core i7-10510U(4C/8T)70982440
Core i5-10210U(4C/8T)64852262
Core i3-1115G4(4C/8T)64352760
Core i5-8265U(4C/8T)62782188
Core i5-8250U(4C/8T)60661984
Core i3-1005G1(2C/4T)52472306
Ryzen 3 3200U(2C/4T)42311976
Core i3-10010U(2C/4T)41992427
Core i5-7200U(2C/4T)33801789

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

サンプル数が少ないのであまり言及はしませんが、Ryzen 5 5500UでもRyzen 7 4700Uに近いスコアが出るようです。

メモリは8GB DDR4-3200で、うち4GBがオンボードとなります。
16GBモジュールまではいけると思うので最大20GBといったところでしょう(もしかすると32GBモジュールも使えるかも)。

ストレージは256GB(Ryzen 5)または512GB(Ryzen 7)のM.2 SSDです。
前世代の「Slim 350 17」はデュアルストレージ不可だったので、「Slim 360(17)」も同様と思われます。
というか、中身は15.6インチ用の基板をそのまま流用しているっぽく、開けるとスカスカになっているようです。

Wi-fiは残念ながら802.11ac(Wi-fi 5)止まりです。この辺りはエントリークラスの悲しいところです。

▲正面です。

“300”番台のモデルなのでベゼルはそこまで細くないはずですが、画面が大きいのでだいぶ細く見えます。

そして”300″番台なのにIPSパネルを使用しています。
IPSパネルかTNパネルかというのは目への負担がだいぶ違うので、これはうれしいポイントです。

あと、地味にカメラ部にThinkShutterが付いています。

■右
1. 4-in-1メディアカードリーダー
2. USB2.0
■左
3. 電源コネクタ
4. USB3.0
5. HDMI
6. USB3.0 Type-C
7. オーディオジャック

インターフェースは左に偏っています。
これは右にマウスを置くことを前提とした配置で、2019年頃から増えてきたスタイルです。

右はマウス用のUSBなので、USB2.0ですね。

左はType-A+Type-Cとなっています。
「Slim 350 17」では左側にUSB3.0×2+USB2.0(すべてType-A)だったので、だいぶ変更されています。

▲これが「Slim 350 17」のインターフェース。全然違いますね。

とはいえ、USB PDやType-Cからの映像出力については言及されていないので、純粋にUSB3.0としての機能しかないものと思われます。

というか、IPS液晶ですし、Type-C端子が入ったことで、内容的にはだいぶ”500″番台寄りになっています。

▲ベゼル上部には指をひっかける部分がありますが、ブランドの刻印はありません。

まとめ

「IdeaPad Slim 360 (17)」は数の少ない一般向けの17.3インチノートであり、エントリークラスの”300″番台でありながらIPSパネルだったりType-C端子があったりと、内容的には”500″番台に近いものになっています。
USB2.0が残っていたり、USB PDや映像出力に非対応な辺りに”300″番台っぽさが残っています。

価格はRyzen 5 5500Uモデルで61,105円、Ryzen 7 5700Uモデルは68,640円と、割と差が小さいです。
前世代では47,300円のRyzen 3モデル(ただしメモリは4GB)があっただけに、廉価モデルがないのはちょっと残念なところです。

17.3インチは大きいですが、逆に言うと画面が見やすいということでもあります。

還暦を過ぎた母が15.6インチでもテキストサイズ100%だと見づらいと文句を言っていたので(そして150%にすると今度は画面が狭いと文句を言う)、試しにこれを買ってみようかなと思っています。

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