【レビュー】 CHUWI UBook Pro:縦広ディスプレイがうれしいWindowsタブレット

レビュー
※当ブログの記事にはプロモーション/アフィリエイト広告が含まれます

がじぇっとりっぷでは一通りのCPUを触ってみることを目標にしていますが、いまだに触れていないのがCeleron N4100とCore m3-8100Yだったりします。
どちらも旧世代品で、新製品が出てくることがなくなっているので、なかなかレビューの意欲がわかないんですよね。

とはいえ、新世代品との比較のためにもデータは必要なので、中古ながら購入したのがCeleron N4100を搭載したCHUWI「UBook Pro」です。
2019年後半の製品で、がじぇっとりっぷでも記事にしたことのある機種ですね。

コスパ良し。 CHUWI「UBook Pro」は12.3インチの3:2ディスプレイで499ドルから
2019年10月8日、PCメーカーのCHUWIは、Core m3-8100Y搭載でアスペクト比3:2のディスプレイを備えたSurfaceタイプタブレットPC「UBook Pro」のファンディングを、クラウドファンディングサイトのIndieg

なお、現在は後継機種でディスプレイ解像度が2160×1440となった「UBook X」が販売されています。

スポンサーリンク

CHUWI UBook Pro

CPU Celeron N4100
メモリ 8GB DDR4-2133
ストレージ 256GB SSD
画面 12.3インチ IPS WUXGA+(1920×1280)
インターフェース USB Type-C(Gen1)×1
USB 3.0×2
microSDXC
オーディオジャック
カメラ 前面:200万画素
背面:500万画素
wi-fi 802.11ac+BT5.0
サイズ 290.4×179.3×9.0mm
バッテリー 26.6Wh (7.6V@3500mAh)
重さ 0.76kg

GoodPoint
4コアで軽作業ならこなせる
スタンド付きで自立する
Type-C給電対応
ディスプレイが見やすい

BadPoint
両手縦持ち時に右手の位置が熱くなる
音量ボタンの反応がシビア
スピーカーの音がスカスカ

CHUWI UBook X 12.0インチ 2in1 タブレットPC windows10 N4100搭載 8GB+256GB SSD QHD/2160×1440 2K IPS Celeronプロセッサー搭載 デュアルWi-Fi/BT5.0 キーボード接続可能 USB3.0 Type-C
CHUWI

「UBook Pro」のインターフェース

■右サイド
・USB Type-C
・USB 3.0
・microHDMI
・電源ジャック
■左サイド
・オーディオジャック
・USB 3.0

ボロボロなのは中古ゆえではなく、USBメモリを外す際に爪でひっかいてしまったらあっさり剥がれてしまいました。側面の塗装は剥がれやすいです。

Celeron N4100はGemini Lake世代(2017年登場)なので最新規格には対応しておらず、インターフェースはUSB3.0となっています。
逆に、USB2.0がない点はいいんじゃないかと。

「UBook Pro」のディスプレイ

Windowsタブレットなので、ベゼルは太目になっています。

ディスプレイパネルは「BOE075C」でした。残念ながら詳細情報は見つからず。というか、これ、11.6インチパネルのモデル名っぽいんですよね…
実際のところは「TV123WAM-ND0」か「TV123WAM-ND1」じゃないかなぁと。12.3インチパネルなんてそんなに種類ないですし。

参考 BOE TV123WAM-ND0
参考 BOE TV123WAM-ND1

グレアパネルなので発色はよく、コントラストも高めになっています。
その割にあまりぎらついた感じはなく、DELLノートのような柔らかな表示の印象を受けます。

3:2というアスペクト比も相まって、何かを表示しておくにはすごくいい感じのディスプレイです。

「UBook Pro」の内部

今回は分解まではしていないため、公式画像より内部を見てみます。

メモリはオンボードの8GBで、ストレージはM.2 SATA SSDが使われています。

「UBook Pro」のパフォーマンス

「UBook Pro」の搭載CPUはCeleron N4100で4コア4スレッドです。
とはいえ、ファンレスなためか全体的には低めです。

総合(PassMark)

PassMarkではシングルスレッドが803、マルチスレッドが1970となりました。PassMark公式平均は2460なので、2割くらい低いですね。
これは前述の通りファンレスであることが原因と思われます。

参考 PassMark – Intel Celeron N4100

CPU

CPU CINEBENCH R20
Core i3-1005G1 1022380
Ryzen 3 3200U 681299
Celeron J4115 543156
本機 386151
Pentium 4425Y 370140
Pentium 4405Y 312134
Celeron N4000 204140

見ての通り、CPU性能は高くありません。

2コア2スレッドなCeleron N4000比では1.9倍で、同じGeminiLake世代の最エントリー機よりは格段によくなっているものの、絶対性能の面では足りているとは言い難いです。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
Core i3-1005G1(4GB) 1048
Ryzen 3 3200U(4GB) 983
Core i5-7200U 962
Pentium 4425Y 870
Celeron J4115 442
Pentium 4405Y 426
Celeron N4000 394
本機 306

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
Core i5-7200U 321
Ryzen 3 3200U(4GB) 297
Pentium 4425Y 286
Pentium 4405Y 129
Celeron J4115 119
Celeron N4000 110
本機 101

排熱の関係か(「UBook Pro」はファンレス)、グラフィック性能はCeleron N4000にも及ばず、かなり低い数値となっています。
普通にブラウザでwebを見るとか、Youtubeを見るくらいなら問題ありませんが、ゲームに関しては軽量タイトルでも無理と思った方がいいでしょう。

ストレージ

「UBook Pro」はタブレット形状ですが、前述のようにeMMCではなくM.2 SATA SSDを搭載しています。

中古購入でしたが使用時間も少なく、”当たり”だったようです。

速度はSATAの限界(約550MB/s)には及ばず260~280MB/sといったところ。
eMMCやHDDに比べれば早いですが、SSDとしてみたら遅めです。

アプリの起動はワンテンポ遅いですが、そもそもCPUが早くないので高速化を試みようという気も起こらず、まぁこんなもんかなぁという感想しか出ません。

SDカード

期待していなかったのですが、SDカードの転送速度が思った以上に速く、実用的と言えるものでした。

CHUWI UBook X 12.0インチ 2in1 タブレットPC windows10 N4100搭載 8GB+256GB SSD QHD/2160×1440 2K IPS Celeronプロセッサー搭載 デュアルWi-Fi/BT5.0 キーボード接続可能 USB3.0 Type-C
CHUWI

外観

パッケージ

▲中古購入なので箱はなく、本体と電源アダプタのみでした。

付属品

▲電源アダプタは2A@12V出力

USB PDにも対応しているので必須というわけではありませんが、電源アダプタを使うことでUSBが1ポート空くというメリットがあります。

筐体

▲左右です。

下半分はスタンドがあるため、インターフェースは上部に集まっています。

▲上部には電源ボタンと音量ボタン、microSDカードスロット

下部にはキーボード接続ピンがあります。

▲斜めに見るとこんな感じ

矢印部分にマイクが付いています。
マイクは左右にあって、ステレオマイクとなっています。

▲カメラはタブレットらしく、前面が200万画素、背面が500万画素

この頃はまだ、”出っ張らないカメラ”が主流ですね。

▲背面全体

オーディオジャックと間違えやすい電源ジャック(左上)だけマークがついています。

▲ロゴの下には技適番号もしっかり書かれていました。

書かれてはいますが、CWI535が対象に見当たらないのですが…どういうこと?

調べたら、208-160181で登録されていました。
詰めが甘いというか、いい加減というか…

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(208-160180):総務省
参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(208-160181):総務省

▲スタンドを最大に開いたところ。

スタンドは約145度くらいまで開きます。このとき、ディスプレイ面の角度は17~8度とタッチしやすい角度になります。

▲スタンドを開いた下にねじが隠されています。

▲スタンドの下にスピーカーが設置されています。

▲アップにすると、ちゃんとメッシュが入っています。

▲スタンドは一部を削ってスピーカーをふさがないようになっています。

スピーカーは通常のノートPC以上に小型のため、とにかく音がスカスカです。
低音は全くなく、最大音量でようやく多少まともな音量といった程度で音楽鑑賞できるまでにも至りません。

スピーカー位置がディスプレイ裏側になるため音もこもり気味でノビもなく、人の声もぼそぼそして聞き取りづらいです。
Youtubeで1080pの動画再生はできているのに、音が付いてこないため、動画鑑賞にも耐えられないですね。

総じて、エラー音を鳴らすためのスピーカーと言ったところでしょう。

ディスプレイ

▲ベゼル幅は16.0mm

タブレットは無理にベゼルを細くする必要がないので、こんなものでしょう。

▲タッチ対応なのでグレアパネルです。

MPP(Microsoft Pen Protcol)対応ペンが使えます。

視差の少ないフルラミネーションディスプレイですが、ペンを傾けるとそれなりにずれます。

がじぇっとりっぷが使っているのは、充電式の安いペンですが、CHUWI公式のペン(充電式)も販売されています。

重量

▲重量は本体のみで772g、電源アダプタ込みで979gでした。

仕様では780gとされているので、ほぼ仕様通りですね。

システム

起動前

▲UEFIは旧BIOSスタイル

▲恒例のバックアップです。

使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは20.96GBでした。

システム情報

▲デスクトップはカスタマイズなしの素のWindowsのようです。

1920×1280の解像度なので、縦が広めです。

▲システム情報

▲HWiNFO

理由は不明ですが(オンボードだから?)、メモリ情報が取れていません。

▲マザーボード情報

▲再起動直後のメモリ使用量は1.4GBとかなり少なめ

▲スタートアップ

▲デバイスマネージャ

▲バッテリー

ゲームベンチマーク

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Celeron N4100
グラフィック Intel UHD
メモリ 8GB
ストレージ 256GB

[軽量級] DQベンチマーク

設定 スコア 評価
1920×1080
最高品質
954 動作困難
1280×720
標準品質
1587 重い
DQベンチマーク
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 6043 / 快適
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 4241 / 普通
Ryzen 3 4300U(4GB) 3767 / 普通
Core i5-7200U 3701 / 普通
Core i3-1005G1(4GB) 3349 / 普通
Ryzen 3 3200U(4GB) 3183 / 普通
Pentium 4425Y 3019 / 普通
Pentium 4405Y 1332 / 重い
Pentium J4115 1239 / 重い
本機 954 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

Celeron N4100では軽量級のDQ Xですら、プレイ不可でした。

[中量級] FF XIV 漆黒のヴィランズ

設定 スコア 評価
1920×1080
最高品質
333 動作困難
1920×1080
高品質(ノート)
481 動作困難
1920×1080
標準(ノート)
734 動作困難
1280×720
高品質(ノート)
837 動作困難
FF XIV 漆黒のヴィランズ
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 1859 / 設定変更
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 1152 / 設定変更
Ryzen 3 4300U(4GB) 1104 / 設定変更
Ryzen 3 3200U(4GB) 882 / 動作困難
Pentium 4425Y 817 / 動作困難
Core i3-1005G1(4GB) 785 / 動作困難
Pentium J4115 476 / 動作困難
Pentium 4405Y 406 / 動作困難
本機 333 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

当然ながら中量級タイトルも「動作困難」
まぁ見ての通り、中量級をプレイするにはCore i3/Ryzen 3でも力不足で、最低でもTigerLake世代のCore i5以上が必要となります。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
1920×1080
軽量
193 動作困難
1280×720
標準
258 動作困難
FF XV
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 1914 / 設定変更
Ryzen 3 4300U(4GB) 1271 / 設定変更
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 1011 / 設定変更
Core i5-7200U 867 / 動作困難
Core i3-1005G1(4GB) 865 / 動作困難
Ryzen 3 3200U(4GB) 819 / 動作困難
Celeron N4000 439 / 動作困難
Pentium 4405Y 392 / 動作困難
Pentium J4115 375 / 動作困難
本機 258 / 動作困難

1280×720(標準品質)での比較

重量級タイトルのFF XVは…よく完走できたなぁと。そのくらいしか感想が出ないですね。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 7.4W
画面オフ時 3.8W
スリープ時 1.5W
充電(アイドル) 25.2W
充電(電源オフ) 18.8W
CINEBENCH(S) 10.6W
CINEBENCH(M) 12.5W
最大 13.5W
最大(充電中) 27.2W

Celeron N4100はTDP6Wのため消費電力は低く、フルロード時でも13.5Wで、24Wの電源アダプタでも十分に賄えています。

騒音

「UBook Pro」はファンレスのため、騒音はありません。

温度

「UBook Pro」はファンレスのためか、仕様上限よりかなり手前で温度を抑えているようで、最高温度は77℃でした。

まとめ

「UBook Pro」は、エントリークラスなCPUをファンレスで動かすのでさらに性能が絞られていて、CPUは軽作業をこなせる程度、グラフィックはゲームプレイ不可という、まさにエントリークラスのタブレットだったわけで、さすがにこれをメインPCにするには無理がありました。

一方でディスプレイは縦に広く、見やすくので、メインPCの横に置いて情報端末とする分には割と使えます

Androidではかゆいところに手が届かないという用途でもWindowsならどうにでもできますし(特にSSH接続系)、何よりUSBが多いのであれこれつなぎやすい点がいいですね。

ただやっぱり絶対性能が低いのでおすすめはできず…正直なところ、この系統のWindowsタブレットを購入するならHP「Elite x2」のG2以降を中古で探した方が幸せになれるでしょう。

関連リンク

CHUWI UBook X 12.0インチ 2in1 タブレットPC windows10 N4100搭載 8GB+256GB SSD QHD/2160×1440 2K IPS Celeronプロセッサー搭載 デュアルWi-Fi/BT5.0 キーボード接続可能 USB3.0 Type-C
CHUWI

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー CHUWI
モデル名 UBook
CPU Celeron N4100
GPU UHD 605
メモリ 8GB
ストレージ 256GB
PassMark Total 1083.6
CPU Single 803
CPU Multi 1970.9
2D 260.5
3D 319.3
Memory 906.1
Disk 2313
CPU-Z Single 175.4
Multi 585.6
GeekBench4 Single 176262
Multi 5176
OpenCL 6507
OpenCL(dGPU)
GeekBench5 Single 401
Multi 1108
OpenCL 1255
OpenCL(dGPU)
CrystalMark Mark 118660
ALU 35335
FPU 18115
MEM 21877
HDD 30845
GDI 6153
D2D 2090
OGL 4245
CINEBENCH R15 OpenGL 11.48fps
CPU(M) 178cd
CPU(S) 65cd
CINEBENCH R20 CPU(M) 386pts
CPU(S) 151pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 990pts
CPU(S) 394pts
PCMark ALL 1553
Essensial 4380
Productivity 2631
DigitalContent 883
3DMark TimeSpy 101
Graphics 88
CPU 706
FireStrike 306
Graphics 329
Phisics 2582
Combined 108
NightRaid 1292
Grapihics 1485
CPU 746
SkyDiver 1013
Graphic 946
Phisics 2139
Combined 811
CloudGate 2467
Graphics 2762
Phisics 1797
IceStorm 17820
Graphics 17581
Phisics 18714
IceStormEX 12128
Graphics 11046
Phisics 18456
IceStormUnlimited 20756
Graphics 20521
Phisics 21624
VR Mark 112
DQ(DX9) 1280・標準 1587
重い
1920・最高 954
動作困難
FF XIV(DX11)
紅蓮
1280・標準 761
動作困難
1920・最高 324
動作困難
1920・標準 483
動作困難
1920・低 735
動作困難
FF XIV(DX11)
漆黒の反逆者
1280・標準 837
動作困難
1920・最高 333
動作困難
1920・標準 481
動作困難
1920・低 734
動作困難
FF XV(DX11) 1280・標準 258
動作困難
1920・最高
1920・低
MHF(DX10)
大討伐
1280 1157
1920 620
ブラウザ jetstream2 50.149
BaseMark 255.25
WebXPRT 80
MotionMark 141.22
SpeedMeter2.0 46.5
octane 15913

ベンチマーク結果画像

コメント

タイトルとURLをコピーしました