コスパ良し。 CHUWI「UBook Pro」は12.3インチの3:2ディスプレイで499ドルから

クラウドファンディング

2019年10月8日、PCメーカーのCHUWIは、Core m3-8100Y搭載でアスペクト比3:2のディスプレイを備えたSurfaceタイプタブレットPC「UBook Pro」のファンディングを、クラウドファンディングサイトのIndiegogoで開始しました。

2019年10月31日追記:30万ドルのファンディングを達成し、スタイラスペンが4096段階の「HiPen H5」になりました。
2019年10月31日追記:ファンディングをSNSなどで紹介した人の中から限定1名に無料の企業訪問・工場見学ツアーが当たるキャンペーンも行われています。

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スペック

※既発売の姉妹品「UBook」のスペックを併記しています。

メーカーUbook ProUbook
名称CHUWI
発売日2019/102019/01
定価641ドル469ドル
実売価格499ドル375ドル
価格条件22%オフ20%オフ
292.2mm290.4mm
奥行き207.9m179.3mm
高さ9mm
重量780g760g
CPUCore m3-8100Y
Celeron N4100
Core M3-6Y30
メモリ8GB
メモリ規格LPDDR3(8100Y)
LPDDR4(N4100)
LPDDR3
グラフィックUHD 615(8100Y)
UHD600(N4100)
HD 515
ストレージ256GB SSD
(M.2 SATA)
128GB / 1TB SSD
(M.2 SATA)
画面12.3インチ IPS11.6インチ IPS
解像度1920×12801920×1080
ベゼル幅
表面Fully laminated
10点マルチ
筆圧階調20481024
USB2.0
USB3.02(3.0)
USB type-c1(3.0)
USB PD
wi-fi802.11 ac
Bluetooth4.24.0
office×
カードリーダーmicroSD
Webカメラ200万画素(フロント)
500万画素(リア)
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイク
スピーカーステレオ(側面)
サウンド
バッテリー38WHr30.4WHr
稼働時間8.0Hr9.5Hr
ACアダプタ24W@12V
充電時間
急速充電
カラー
その他特徴microHDMI(1.4)
ファンレス
microHDMI
ファンレス
付属品英語配列キーボード
(バックライト有)
2048段階スタイラスペン
英語配列キーボード
(バックライト有)
1024段階スタイラスペン

特徴

「UBook Pro」はスタンドの付いたタブレット、いわゆるSurfaceタイプになるPCです。
CHUWIは2019年1月にもKickstarterにて11.6インチの無印「UBook」をファンディングしており、その姉妹品というか、上位版のような位置づけとなります。

Surfaceは板状のスタンドでしたが、「UBook Pro」はU字状になっているため、スタンドの占める割合が少なく、薄型と内部構造の充実を両立しています。
実のところCHUWIは2017年に「SurBook」という、そのままな名前の製品も出しているのですが、このときはSurfaceと同じ板状スタンドでした。

使い方はSurfaceと変わらず、角度を好きに調整したり、スタンドをたたんでタブレットとして使ったりできます。

厚さは9mm、重量は780gです。
厚さは無印「UBook」と変わらず、重さは20g増です。ディスプレイサイズの大型化・バッテリーの大容量化を考えると、この程度で済んでいるのは企業努力の賜物と言えるでしょう。

ディスプレイは12.3インチの1920×1280、アスペクト比は3:2となっています。
無印「UBook」の16:9フルHDから縦に200ピクセル広がり、Surfaceシリーズと同じ、印刷用紙のアスペクト比(1:√2=1:1.41)に近いアスペクト比となりました。
ただし、「SurBook」では「Surface Pro4」に合わせて12.3インチの2736×1824(アスペクト比3:2)だったので、実際のところはちょっと退化している感があります。まぁ、表示が細かすぎても逆に使いにくいというのも事実ですが。

タブレットなのでタッチパネルに対応しているのですが、「Fully Laminated Technology」というものでディスプレイ表面のレイヤー数を削減(=薄さに繋がる)しています。副次的な効果として反射を減らし輝度と鮮やかさが低下しない、(厚みがない分)ペン先とのズレが小さくなるなど、いいことづくめの技術です。

タッチパネル対応ということで、スタイラスペンにも対応しています。
付属ペンは筆圧2048レベル対応の「HiPen H5」です。
CHUWIは液晶の品質に定評があるので、イラスト制作などに十分使えそうです。

標準モデルのCPUはUMPC界隈ではおなじみとなったCore m3-8100Y、メモリは8GB LPDDR3、ストレージは256GB M.2 SSD(SATA)です。Wi-fiは802.11ac(867Mbps対応)、Bluetoothは4.2です。
下位モデルではCeleron N4100、8GB LDDDR4となっています。ストレージとWi-fiは同じですがBluetoothは5.0です。

CPU性能以外は上位と下位が逆転していますが、アーキテクチャの世代によるものなので、ここは仕方がないです。
なお、ストレージは普通のM.2 SSDのようですが、FAQでは交換不可と書かれています。

インターフェースはUSB3.0が2ポート、USB3.0 Type-Cが1ポート、ヘッドホンジャック、microHDMI(1.4)、DCポートとなっています。
DCポートがありますが、USB PDにも対応しているのであまり使う機会はないかもしれません。そもそも、同梱物に電源アダプタが入っていませんし。それでいいのかCHUWI・・・

画像は左右だけですが、上部には電源・音量ボタンとmicroSDスロットがあります。

また、画像には写っていませんが、スタンドに隠れる部分にスピーカーがあります(出力不明)。スタンドが一部凹んでいるのはスピーカー部分を塞がないようになっているからですね。

オプションですが、バックライト付きのキーボードも用意されています。
配列は英語配列のみなので、キー数が少ないことに注意が必要です。

まとめ

スペックや特徴に飛び抜けた部分のない「UBook Pro」ですが、綺麗にまとまっていると言い換えることもできます。
16GB RAM版が欲しいとか、大容量ストレージが欲しいとか、そういった要望は出るでしょうが、インターフェースだとかバッテリーだとか容易に変更できない部分について不満が出ることは少なそうです。

その「UBook Pro」の価格は以下のようになっています。

・本体のみ(定価579ドル): 449ドル(22%オフ)
・キーボード・ペン付き(定価639ドル): 499ドル(22%オフ)
・Celeronモデル、キーボード・ペン付き(定価449ドル): 399ドル(12%オフ)

また、事前登録していた場合はキーボード・ペン付きモデルが25%オフの479ドルとなっていますが、記事執筆時点で残り6台なので、この価格での入手は困難でしょう。
22%オフも個数限定で、売り切れると割引率が下がります。

CHUWIは日本市場に力を入れているので「MiniBook」のように日本語キーボード化した上で国内クラウドファンディングに登場する可能性もありますが、その場合は消費税・関税が上乗せされることが予想されます。

割安・・・かなぁ。 Makuakeに登場したCHUWI「MiniBook」はレザーカバー付き

気になった人はIndiegogoで買ってしまうのが一番いいでしょう。

関連リンク


CHUWI LapBook Plus(4K解像度)

UBook Pro-Typing, Drawing. Unleash Your Creativity – Indiegogo

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