2021年11月11日、マウスコンピューターはCeleron N4000を搭載した10.1インチのタブレット型PC「mouse E10」を発売しました。
同型品に「MousePro-P101A0」があり、違いはスタイラス付属の有無です。
mouse E10:マウスコンピューター
MousePro-P101A0:マウスコンピューター
スペック
■ mouse E10 | |
CPU | Celeron N4000 |
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メモリ | 4GB LPDDR4-2400 |
ストレージ | 64GB eMMC |
画面 | 10.1インチ IPS HD(1280×800) |
インターフェース | USB Type-C(3.0)×1 microUSB(2.0)×1 microHDMI microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ac+BT5.0 |
サイズ | 279.5×200×31.2mm |
重さ | 0.98kg |
特徴
「mouse E10」はWindows 10 Proを搭載(Windows 11 へ無料アップグレード可能)する、教育向けの「GIGAスクール構想対応PC」です。
もとは4コアのCeleron N4100を搭載して2020年に発売され、その時は税別52,800円でしたが、Celeron N4000にスペックダウンした税別2万円のモデルが追加された形になります。
CPU
CPUは上にも書いたように、2コアのCeleron N4000です。
性能は見ての通り、最低限に使えるレベル(PassMarkスコア2000)を下回り、多分何をするにしてももっさりです。
ただ、画面解像度が1280×800と低く、その分必要な画面処理も少なくなるなので、多少はましかもしれません。
メモリとストレージ
メモリはオンボードの4GB LPDDR4-2400。ストレージは64GB eMMCです。
なんというか、Androidタブレットみたいな仕様ですね。
microSDスロットはありますが、この分だと速度は期待できないでしょう。
その他
無線LANは802.11ac(Wi-fi 5)に対応しています。
いつもだったら802.11ax(Wi-fi 6)でないことを嘆くところですが、この機種に関してはWi-fi 6にしても持て余しそうです…
バッテリーは3セル36WHr。動作時間は最大12時間です。
教育向けということもあり、1日充電を忘れても翌日の授業中までは持つくらいのイメージでしょうか。
外観
正面です。
ベゼルは厚く、MIL-STD-810G準拠の76cmからの落下テストをクリア(机の上から落ちたくらいを想定していますね)しています。
そして授業で使われることを想定してスピーカーが前面についています。
ディスプレイは静電容量方式の10点マルチタッチ対応、硬度6H、MPP準拠ペン対応です。
インターフェース部はカバーが付いていて、IP54の防水・防塵規格準拠となっています。
防水規格がもうちょっと高ければお風呂にも持ち込めるのですが、さすがに用途が違いますね。
背面にはスタイラスの収納スペース。
子供向けなので電源やWi-fiが分かりやすくなっています。
なお、上にも書いたようにスタイラスペンはMPP規格のため、MPP対応ペンであれば使えます。
スタンドは180度回転し、持ち運び時のハンドルにもなります。
着脱式キーボードカバーはタイルタイプ。
さすが国内メーカーだけあって変則キーがありません。
まとめ
「mouse E10」の価格は税込・送料込みで22,000円。
スタイラスとKINGSOFT WPS Office 2 Standard(3,190円相当)がない「MousePro-P101A0」の価格は税込19,800円ですが別途送料3,000円がかかります。
…普通に「mouse E10」を買った方がお得ですね。
Celeron N4100モデルは価格が見直され、マインクラフトを付属した「mouse E10 マインクラフトバンドルパッケージ」となり、こちらは税込・送料込みで43,780円です。
マインクラフトなしだとAmazonで39,800円ですね。
発売当初は高いなぁと思ってみていた「mouse E10」ですが、キーボード・スタイラス付き2万円なら多少の低性能は我慢できますし、この価格なら「買ってから使い道を考える」ができるので、ガジェット界隈で騒がれてもおかしくないなぁと。
関連リンク
mouse E10:マウスコンピューター
MousePro-P101A0:マウスコンピューター
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